4719プライム

アルファシステムズ

ALPHA SYSTEMS INC.

最終更新日: 2026年3月28日

ROE7.5%
BPS3096.6円
自己資本比率83.4%
FY2025/3 有報データ

通信技術で社会インフラを支える、創業50年超の独立系SIer

最先端のソフトウェア技術を通じて社会の発展に貢献し、全てのステークホルダーから信頼される価値創造パートナーであり続けることを目指します。

この会社ってなに?

あなたがスマートフォンで友人とメッセージを送り合ったり、動画をスムーズに視聴したりするとき、その通信を裏側で支える複雑なシステムの一部は、アルファシステムズが開発したものかもしれません。また、銀行のATMでお金を引き出したり、官公庁のオンライン手続きを利用したりする際に使われるシステムの安定稼働にも、同社の技術が貢献しています。普段は目にすることのない「当たり前の便利さ」の裏側で、アルファシステムズは社会を動かす重要な役割を担っているのです。

アルファシステムズは、通信系ソフトウェア開発を主力とする独立系SIerの老舗です。FY2025は売上高384.8億円、営業利益44.22億円と堅調に推移し、FY2026も売上高400.0億円、営業利益48.00億円と連続増収増益を見込みます。富士通やNTTグループといった安定した顧客基盤を背景に、3.6%を超える高い配当利回りを維持しており、株主還元への意識も高い企業です。今後は既存の通信分野での強みを活かしつつ、非通信分野のシステム開発強化が成長の鍵を握ります。

情報・通信業プライム市場

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
3月
本社
神奈川県川崎市中原区上小田中6丁目6番1号
公式
www.alpha.co.jp

社長プロフィール

齋藤 潔
齋藤 潔
代表取締役社長
堅実派
当社は1972年の創業以来、通信をはじめとする社会インフラを支えるソフトウェア開発で成長を続けてまいりました。事業環境が変化する中でも、お客様の価値創造に貢献する「Your Value Partner」として、技術革新に挑戦し続け、持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。

この会社のストーリー

1972
株式会社アルファシステムズ設立

神奈川県川崎市にて、通信分野のソフトウェア開発を主事業として創業。日本の情報通信の黎明期からその発展を支え始める。

1999
株式を店頭登録(現・JASDAQ)

創業から約27年、着実な成長を遂げ、株式を公開。社会的な信用を高め、さらなる事業拡大への基盤を築いた。

2000
東京証券取引所市場第一部に上場

店頭登録からわずか1年で東証一部(現・プライム市場)へステップアップ。独立系SIerとしての地位を確固たるものにした。

2010
事業領域の拡大

通信分野で培った技術力を活かし、金融、流通、官公庁など非通信分野へのシステム開発を本格化。多角化により経営基盤を強化。

2020
新技術への挑戦

クラウド型授業支援サービス「alpha Vclass Cloud」やVR実習支援システム「alpha V-Reality」などをリリース。時代のニーズに応える新サービス開発に注力する。

2024
中期経営戦略の推進

中期経営戦略「Your Value Partner 2025」を推進し、持続的な成長を目指す。資本コストや株価を意識した経営にも取り組み、株主還元の強化を図る。

2026
さらなる成長へ

通期業績予想で売上高400億円、営業利益48億円と増収増益を見込む。安定した財務基盤のもと、社会の変化に対応し続ける企業として未来を切り拓く。

注目ポイント

安定した財務と高い株主還元意識

実質無借金経営で自己資本比率は80%超と財務は盤石。配当利回りは3%を超え、安定した株主還元が魅力です。(2026年3月時点)

通信を基盤とした確かな技術力

創業以来50年以上にわたり、通信という社会インフラを支えてきた高い技術力が強み。富士通やNTTグループといった大手企業からの信頼も厚いです。

非通信分野への事業拡大

通信分野で培ったノウハウを金融、流通、公共分野などへ展開し、事業ポートフォリオを多様化。安定成長を続ける基盤を築いています。

サービスの実績は?

1,316万円
従業員一人当たり売上高
FY2025実績
+4.1% YoY
125
1株当たり配当金
FY2025実績
+25% YoY
5.8%
売上高成長率
FY2025実績
1.7%
営業利益成長率
FY2025実績
54.6%
配当性向
FY2025実績
2,924
従業員数
2025年6月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 125円
安全性
安定
自己資本比率 83.4%
稼ぐ力
普通
ROE 7.5%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
125
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2016/34029.4%
FY2017/36051.2%
FY2018/35037.2%
FY2019/35034.5%
FY2020/37042.8%
FY2021/35030.8%
FY2022/38040.3%
FY2023/37033.7%
FY2024/310046.1%
FY2025/312554.6%
2期連続増配
株主優待
あり
自社オリジナルカレンダー
必要株数100株以上(約34万円)
金額相当非売品
権利確定月9月

配当方針として安定的な利益還元を重視しており、収益の成長に合わせて配当額を引き上げる傾向があります。直近では配当性向が50%を超える水準に達しており、株主還元に対する積極的な姿勢が明確です。今後も財務の健全性を維持しつつ、業績の拡大に応じた継続的な利益還元が期待されます。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
7.5%
業界平均
11.1%
営業利益率下回る
この会社
11.5%
業界平均
28.6%
自己資本比率上回る
この会社
83.4%
業界平均
55.0%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3339億円
FY2023/3355億円
FY2024/3364億円
FY2025/3385億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/343.5億円
FY2025/344.2億円

アルファシステムズは、通信系システム開発を軸に堅調な成長を維持しており、売上高はFY2021/3の約313億円からFY2025/3には約385億円まで継続的に拡大しています。独立系SIerとして富士通やNTTグループなどの主要顧客との強固な関係を背景に、安定した案件を獲得しています。FY2026/3予想では売上高400億円を目指すなど、デジタル化需要を取り込みながら着実な増収増益基調を辿っています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
7.5%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
6.2%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
11.5%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/36.4%5.2%-
FY2022/37.5%6.0%-
FY2023/37.5%6.1%-
FY2024/37.5%6.0%12.0%
FY2025/37.5%6.2%11.5%

収益性指標は非常に安定しており、営業利益率は11%台後半から12%前後で推移しており、高いコスト管理能力と技術付加価値を証明しています。ROE(自己資本利益率)は7%台を維持し、限られた資産効率の中でも着実に利益を積み上げています。情報・通信業において、高水準かつ安定的な収益性を維持できている点は同社の大きな強みといえます。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率83.4%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
435億円

財務健全性は極めて高く、自己資本比率は80%超という強固な水準を維持しています。有利子負債はゼロであり、無借金経営を継続しているため、極めて安定した財務基盤を有しています。豊富な純資産を背景に、将来の成長投資や株主還元を柔軟に実行できる財務的な余力が十分に確保されています。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+15.7億円
営業CF
投資に使ったお金
-30.9億円
投資CF
借入・返済など
-16.1億円
財務CF
手元に残ったお金
-15.2億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/322.4億円3.4億円-9.8億円25.8億円
FY2022/329.3億円-5,800万円-7.0億円28.7億円
FY2023/329.5億円-13.4億円-12.6億円16.1億円
FY2024/347.1億円-11.4億円-9.8億円35.7億円
FY2025/315.7億円-30.9億円-16.1億円-15.2億円

営業キャッシュフローは本業の好調さから長年プラスで推移してきましたが、FY2025/3は一時的に減少しました。一方で、積極的な投資キャッシュフローの支出が続いており、将来に向けたインフラ整備やソフトウェア開発への投資が優先されています。無借金経営であるため、財務キャッシュフローにおける配当等の株主還元は強固な収益を原資として安定的に実施されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13【事業等のリスク】 当社が認識している経営成績、財政状態及び株価等に影響を及ぼす可能性のある主なリスクは、次のとおりであります
2なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります
3<当社の事業環境に関するリスク> 当社の主力事業は、情報システムの開発であることから、お客様である通信事業者、メーカー、サービス企業等の設備投資動向及び経営成績の影響を受けることが予想されます
4当社は、定常的にお客様等の動向を把握し、成長分野への展開を図ることで、安定した事業基盤の構築に努めております
5また、厳しい経済環境においてもお客様から選ばれ続ける企業であるべく、競争優位性の強化を図ることで、リスクの低減に努めております

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/334.3億円11.5億円33.4%
FY2022/340.9億円13.0億円31.7%
FY2023/342.8億円13.6億円31.8%
FY2024/344.2億円13.8億円31.1%
FY2025/345.4億円13.3億円29.3%

法人税等の支払額は、業績の拡大に伴い年々増加しており、FY2026/3予想では約15億円の納税を見込んでいます。実効税率は概ね30%前後で安定的に推移しており、会計上の税務処理は適正に行われています。特別利益や税務上の優遇措置の影響により、期によって税率が軽微な変動を見せることはありますが、概ね法人税率の標準的な範囲内に収まっています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
635万円
従業員数
2,924
平均年齢
38.9歳
平均年収従業員数前年比
当期635万円2,924-

従業員の平均年収は635万円となっており、SIer業界の平均水準と比較して堅調です。これは高度な技術力を必要とする基幹系通信システム開発を主力とし、安定した収益基盤を持つことで継続的な高待遇を維持できていることが背景にあります。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主27.8%
浮動株72.2%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関16.4%
事業法人等11.4%
外国法人等15.4%
個人その他56.1%
証券会社0.7%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はアルファシステムズ従業員持株会・オルビック・シー・アール・シー。

石川 義昭(4,802,000株)34.2%
CGML PB CLIENT ACCOUNT / COLLATERAL (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)(1,390,000株)9.9%
アルファシステムズ従業員持株会(1,311,000株)9.33%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(931,000株)6.63%
株式会社オルビック(895,000株)6.38%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(749,000株)5.33%
株式会社シー・アール・シー(530,000株)3.77%
石川 有子(396,000株)2.82%
NORTHERN TRUST CO. (AVFC)RE IEDU UCITS CLIENTS NON LENDING 15 PCT TREATY ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店)(205,000株)1.46%
株式会社きらぼし銀行(158,000株)1.12%
三菱UFJ信託銀行株式会社(158,000株)1.12%

筆頭株主である石川義昭氏が34.2%の株式を保有しており、創業家による非常に強固な経営支配力が維持されています。また、従業員持株会が9.33%を保有しており、従業員と利益を共有する体制が整っている一方、浮動株比率は比較的限られる傾向にあります。

会社の公式開示情報

役員報酬

4億8,900万円
取締役7名の合計

主な事業は通信系システム開発ですが、非通信系へのシフトも進めています。有価証券報告書では、特定の主要顧客への依存リスクや、技術革新のスピードが速いIT業界における人材確保の難しさが重要な事業リスクとして開示されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 14名)
女性 1名(7.1% 男性 13
7%
93%
設備投資額
1.9億円
平均勤続年数(従業員)
15.6

女性役員比率は7.1%と改善の余地があるものの、ガバナンス体制の強化が進められています。経営の透明性を高めるための監査体制や、資本効率(ROE等)を意識した経営指針の策定など、東証プライム上場企業としてステークホルダーとの対話を重視した経営を行っています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
期初予想を堅実に上回る実績を継続しており、計画達成能力は高い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

FY2026 会社業績予想
FY2026
売上高: 目標 400.0億円 順調 (384.8億円)
96.2%
営業利益: 目標 48.00億円 順調 (44.22億円)
92.1%
当期純利益: 目標 33.00億円 順調 (32.11億円)
97.3%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025375億円385億円+2.6%
FY2024360億円364億円+1.1%
FY2023350億円356億円+1.6%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202544億円44億円+0.5%
FY202443億円43億円+1.1%
FY202342億円42億円+0.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は具体的な中期経営計画の数値目標を開示していませんが、毎期の業績予想を堅実に達成しています。過去3期にわたり、売上高・営業利益ともに期初予想を上回る着地を続けており、保守的かつ精度の高い計画策定能力がうかがえます。FY2026も増収増益予想と、安定成長への自信が示されています。投資家としては、この堅実な計画達成力を評価する一方、より高い成長を目指すための具体的な成長戦略の開示が待たれます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

直近5年間のTSR(株主総利回り)を見ると、FY2022を除きTOPIXのパフォーマンスを下回る(アンダーパフォーム)結果となっています。これは、同社の安定成長・高配当という特性が、市場全体の成長期待が高い局面では相対的に評価されにくかったことが背景にあると考えられます。一方で、株価が安定しているため、配当によるリターンがTSRの主要な構成要素となっています。今後は、株価上昇を通じたキャピタルゲインがTSR向上の鍵となります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+27.4%
100万円 →127.4万円
27.4万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021126.5万円+26.5万円26.5%
FY2022150.4万円+50.4万円50.4%
FY2023148.0万円+48.0万円48.0%
FY2024123.9万円+23.9万円23.9%
FY2025127.4万円+27.4万円27.4%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残11,400株
売り残1,200株
信用倍率9.50倍
2026年3月13日時点
今後の予定
FY2026 第1四半期決算発表2026年8月上旬
FY2026 第2四半期決算発表2026年11月上旬
定時株主総会2026年6月下旬

業界平均と比較してPER・PBRともに割安な水準にあり、バリュエーション面での魅力が考えられます。特に配当利回りは3.65%と業界平均を大きく上回っており、インカムゲインを重視する投資家からの注目が集まりやすい状況です。信用倍率は9.50倍とやや高めで、将来の売り圧力には注意が必要ですが、貸借銘柄であるため一定の流動性は確保されています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +5.2%
メディア数
14
日本経済新聞, 株探, PR TIMES, Yahoo!ファイナンス, 日経会社情報
業界内ランキング
上位 35%
情報・通信業 480社中 168位
報道のトーン
65%
好意的
30%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績50%
経営戦略25%
新サービス15%
人事・組織10%

最近の出来事

2026年3月執行役員異動

経営体制の強化を図るため、執行役員の異動を実施。

2026年2月3Q決算

第3四半期累計で売上高298.68億円を達成し、増収増益の堅調な業績を維持。

2025年5月通期決算

2025年3月期は売上高384.8億円、営業利益44.22億円を計上し、成長基調を継続。

アルファシステムズ まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 125円
安全性
安定
自己資本比率 83.4%
稼ぐ力
普通
ROE 7.5%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「『通信インフラの黒子』として半世紀、堅実経営と高配当で安定成長を続ける独立系SIerの老舗」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU