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東邦システムサイエンス

TOHO SYSTEM SCIENCE CO., LTD.

最終更新日: 2026年3月27日

ROE13.1%
BPS509.1円
自己資本比率65.3%
FY2025/3 有報データ

金融ITの老舗、積極的な株主還元と成長戦略で新たなステージへ

「TSS Economic Vision500」を掲げ、売上収益500億円規模の企業グループを目指します。これにより、東証プライム市場における存在感を高め、社会に貢献する企業としての責任を果たしていきます。

この会社ってなに?

あなたが銀行のATMでお金をおろしたり、スマートフォンのアプリで残高を確認したりするとき、その裏側では巨大で複雑なシステムが24時間365日動いています。東邦システムサイエンスは、まさにそうした金融機関の「心臓部」とも言えるシステムを、50年以上にわたって開発・保守してきた縁の下の力持ちです。他にも、皆さんがお店で使うキャッシュレス決済の仕組みや、企業の会計・人事を管理する基幹システムなど、社会の様々な場面で同社の技術が活躍しています。目には見えなくても、私たちの便利で安全な生活を支えている会社の一つなのです。

東邦システムサイエンスは、金融機関向けを主力とする独立系システムインテグレーターです。FY2025は売上高173.4億円、営業利益16.58億円と増収増益を達成し、安定した成長を継続しています。2026年4月に予定されているランドコンピュータとの経営統合や、売上収益500億円を目指す新中期経営計画「TSS Economic Vision500」を掲げ、事業規模の拡大とサービス領域の多角化を加速させています。株主還元にも積極的で、安定配当と株主優待が魅力です。

市場

会社概要

決算期
3月
本社
東京都文京区小石川1丁目12番14号 日本生命小石川ビル5F
公式
www.tss.co.jp

社長プロフィール

小坂 友康
小坂 友康
代表取締役社長
ビジョナリー
当社は「お客様と共に」という不変のスローガンを掲げ、50年以上の歴史で培った技術と信頼を基盤に事業を展開しています。長期経営ビジョン「TSS Economic Vision500」の実現に向け、持続的な成長と企業価値の向上に全力を尽くしてまいります。

この会社のストーリー

1971
東邦生命保険の電算部門から独立・創業

東邦生命保険相互会社の電子計算業務を受託する子会社「株式会社東邦計算センター」として設立。金融・保険業界のシステム開発の歴史が始まる。

1989
「東邦システムサイエンス」へ商号変更

事業領域の拡大に伴い、現社名である「株式会社東邦システムサイエンス」へと商号を変更。総合情報サービス企業としての歩みを本格化させる。

2001
ジャスダック市場へ上場

事業の成長と社会的な信用の向上を目指し、ジャスダック市場(当時)への上場を果たす。これにより、企業としての透明性と成長性が市場に認められる。

2013
東京証券取引所市場第二部へ市場変更

継続的な業績拡大と経営基盤の強化が評価され、東証二部へとステップアップ。さらなる飛躍への土台を固める。

2015
東京証券取引所市場第一部へ指定

東証一部銘柄へと昇格。日本を代表する企業の一つとして、より大きな社会的責任を担う存在となる。

2023
日鉄ソリューションズとの資本業務提携

大手SIerである日鉄ソリューションズとの資本業務提携を発表。技術力や顧客基盤の強化を図り、新たな事業機会の創出を目指す。

2025
新中期経営計画「Vision500」を策定

長期経営ビジョン「TSS Economic Vision500」と新中期経営計画を発表。売上収益500億円を目指すという明確な目標を掲げ、成長を加速させる。

2026
ランドコンピュータと経営統合へ

同じく独立系SIerのランドコンピュータと共同持株会社を設立し、経営統合することを発表。両社の強みを融合し、事業規模の拡大と競争力強化を図る。

注目ポイント

積極的な株主還元姿勢

2期連続の増配を発表し、配当利回りは高水準を維持しています。さらに、100株保有で2,000円分のクオカードがもらえる株主優待も魅力です。総還元性向50%を目標としており、株主を重視する姿勢が明確です。 (2025年3月期情報等に基づく)

成長戦略「Vision500」と経営統合

売上収益500億円を目指す長期経営ビジョン「TSS Economic Vision500」を策定。さらに、2026年4月にはランドコンピュータとの経営統合を予定しており、事業規模の拡大とサービス領域の拡充による大きな成長が期待されます。

50年超の歴史を持つ金融ITのスペシャリスト

旧東邦生命系のSIerとして創業以来、50年以上にわたり金融・保険業界向けシステム開発で豊富な実績を誇ります。安定した顧客基盤と高い技術力で、社会インフラを支える堅実な事業を展開しています。

サービスの実績は?

173.4億円
売上高
FY2025実績
+6.5% YoY
16.58億円
営業利益
FY2025実績
+5.3% YoY
45
年間配当金(1株あたり)
FY2025実績
+12.5% YoY
2,000円相当
株主優待(クオカード)
100株以上保有/年
継続
90.26億円
純資産
2026年3月期 3Q末
+2.3% vs FYE
500億円
長期ビジョン目標売上収益
TSS Economic Vision500
目標

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 45円
安全性
安定
自己資本比率 65.3%
稼ぐ力
高い
ROE 13.1%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
45
方針: 配当性向および総還元性向を重視し、安定的な配当と自社株買いを組み合わせた還元を実施。
1株配当配当性向
FY2016/313.329.0%
FY2017/313.330.0%
FY2018/313.339.6%
FY2019/316.746.7%
FY2020/316.748.1%
FY2021/323.356.5%
FY2022/32038.5%
FY2023/326.743.5%
FY2024/34067.4%
FY2025/34568.9%
3期連続増配
株主優待
あり
権利確定月9月

同社は利益成長に応じた配当を重視しており、総還元性向50%を目標に掲げるなど株主還元に積極的です。近年は業績の向上に伴い増配基調を維持しており、株主へ利益を積極的に分配する方針です。今後も安定した収益基盤を背景に、持続的な配当実施が期待されます。

同業比較(収益性)

の同業他社平均と比べると…

ROE
この会社: 13.1%業界平均: N/A
営業利益率
この会社: 9.6%業界平均: N/A
自己資本比率
この会社: 65.3%業界平均: N/A

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3142億円
FY2023/3154億円
FY2024/3163億円
FY2025/3173億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/315.8億円
FY2025/316.6億円

東邦システムサイエンスは、金融機関向けのシステム開発を中心として安定的な成長を継続しており、売上高はFY2021/3の122億円からFY2025/3には173億円まで着実に拡大しています。積極的な受注獲得とプロジェクト管理の効率化が奏功し、営業利益も堅調に推移しています。FY2026/3予想では売上高190億円を見込んでおり、今後も安定的な増収基調が続く見通しです。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
13.1%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
9.2%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
9.6%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/310.2%6.6%-
FY2022/312.0%7.8%-
FY2023/313.2%8.7%-
FY2024/311.9%8.0%9.7%
FY2025/313.1%9.2%9.6%

収益性は非常に高く、営業利益率は概ね10%前後の高水準を維持しており、同社が提供する金融システム開発の収益性の高さがうかがえます。ROE(自己資本利益率)も10%超の水準を安定的に確保しており、資本を効率的に活用した経営が実現されています。売上高の拡大に伴い、ROA(総資産利益率)も上昇傾向にあり、資産効率の改善も着実です。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率65.3%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
88.2億円

同社は実質無借金経営を継続しており、財務体質は非常に強固です。自己資本比率は約68%と高い水準で安定しており、急激な事業環境の変化にも耐えうる健全な財務基盤を築いています。潤沢な自己資本を背景に、将来的な成長投資や株主還元を機動的に実施できる態勢が整っています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+13.6億円
営業CF
投資に使ったお金
-2,300万円
投資CF
借入・返済など
-19.2億円
財務CF
手元に残ったお金
+13.4億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/39.8億円-2,900万円-3.6億円9.6億円
FY2022/39.4億円-4,000万円-4.8億円9.0億円
FY2023/311.9億円-6,800万円-4.2億円11.2億円
FY2024/312.5億円-1,700万円-6.2億円12.3億円
FY2025/313.6億円-2,300万円-19.2億円13.4億円

事業活動による営業キャッシュフローは毎期10億円を超えており、本業による稼ぐ力が非常に強いことが特徴です。投資キャッシュフローは軽微にとどまり、強固なフリーキャッシュフローを生み出す体質を維持しています。潤沢な資金は配当支払いや自己株式取得などの株主還元に積極的に充てられています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が経営成績や財政状況等に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります
2当社の経営成績、株価及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあります
3なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります
4(1) 人財の採用、育成、働きがいの創出「人財」は当社の成長の源泉であります
5「人財」の採用、育成、及び働きがいの創出をすることにより、競争力の高い企業になることができます

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/310.9億円3.4億円31.0%
FY2022/313.4億円3.9億円29.5%
FY2023/315.2億円4.0億円26.6%
FY2024/315.8億円5.0億円31.6%
FY2025/316.3億円4.3億円26.6%

法人税等の支払額は税引前当期純利益の推移と連動しており、適正に納税が行われています。実効税率は概ね30%前後で推移しており、大きな特異点は見られません。安定した利益計上により、国や地方公共団体に対して継続的な税負担を行っています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
641万円
従業員数
633
平均年齢
36.9歳
平均年収従業員数前年比
当期641万円633-

平均年収641万円は、ソフトウェア開発業界の中でも標準的からやや高い水準に位置しています。これは金融系システム開発を主軸とした安定した収益基盤と、長期的なキャリア形成を重視する企業風土が反映されていると考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主36.3%
浮動株63.7%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関7.7%
事業法人等28.7%
外国法人等0.6%
個人その他62.2%
証券会社0.9%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はUH Partners 3・東邦システムサイエンス従業員持株会・UH Partners 2。

株式会社UH Partners 3(1,712,000株)9.88%
東邦システムサイエンス従業員持株会(1,598,000株)9.23%
株式会社UH Partners 2(1,264,000株)7.3%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,072,000株)6.19%
BIPROGY株式会社(877,000株)5.07%
日鉄ソリューションズ株式会社(584,000株)3.37%
渡邉一彦(539,000株)3.11%
光通信株式会社(533,000株)3.08%
篠原誠司(373,000株)2.15%
株式会社野村総合研究所(368,000株)2.12%

大株主には株式会社UH Partnersをはじめとする事業会社や投資会社が名を連ねており、安定株主の存在感と創業・資本関係による経営の安定性が特徴です。従業員持株会が9.23%を保有しており、従業員との利益共有意識が高い一方で、浮動株比率は一定程度制限されている可能性があります。

会社の公式開示情報

役員報酬

9,579万円
取締役4名の合計

金融分野に強みを持つソフトウェア開発を主軸に、安定的なストック型ビジネスと新規先端技術への投資を両立させています。主なリスク要因には、特定の顧客への依存度やIT人材の確保競争、およびシステム開発プロジェクトの採算性悪化が挙げられます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 1名(10.0% 男性 9
10%
90%
設備投資額
2,305万円
平均勤続年数(従業員)
13

女性役員比率は10.0%と改善の余地がありますが、「新中期経営計画2027」において総還元性向50%を掲げるなど、株主重視のガバナンスを強化しています。監査体制の整備や、プライム市場上場企業として持続的な成長に向けた経営の透明性向上を図っています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
業績予想はやや未達傾向だが、中計の定性目標達成に向けた施策は着実に進行中。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

新中期経営計画2027
FY2025〜FY2027
総還元性向: 目標 50% 順調 (50%目標)
100%
営業利益: 目標 17.10億円 順調 (16.58億円)
96.9%
売上高: 目標 190.0億円 順調 (173.4億円)
91.2%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025178億円173億円-2.6%
FY2024165億円163億円-1.3%
FY2023150億円155億円+3.0%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202517億円17億円-2.5%
FY202416億円16億円+1.5%
FY202314億円15億円+10.5%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

新中期経営計画では、ランドコンピュータとの経営統合を軸に、売上収益500億円を目指す長期ビジョン「TSS Economic Vision500」の達成に向けた第2ステップと位置づけています。具体的な数値目標よりも、総還元性向50%といった株主還元方針や、事業ポートフォリオ変革に向けた戦略が中心です。過去の業績予想は数%の範囲で未達となる期も見られますが、安定した事業基盤の上で大きな計画未達は回避しており、堅実な経営姿勢がうかがえます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。FY2021からFY2025までの5年間、東邦システムサイエンスのTSRは一貫してTOPIXを大幅に上回っており、株主に対して優れたリターンを提供してきました。これは、継続的な増配政策と、安定した業績成長を背景とした株価の上昇が両輪となって実現されています。特にFY2024には1000%を超える驚異的なリターンを記録しており、資本効率と株主還元を重視する経営姿勢が投資家から高く評価されていることを示しています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+671.3%
100万円 →771.3万円
671.3万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021164.8万円+64.8万円64.8%
FY2022240.4万円+140.4万円140.4%
FY2023451.2万円+351.2万円351.2%
FY20241090.6万円+990.6万円990.6%
FY2025771.3万円+671.3万円671.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残41,700株
売り残199,700株
信用倍率0.21倍
2025年8月22日時点
今後の予定
2026年3月期 第3四半期決算発表2026年2月5日
個人投資家向けIRセミナー2026年3月中旬

同業他社と比較してPER・PBRはやや割安な水準にあり、配当利回りが高い点が特徴です。時価総額は業界平均に比べて小規模ですが、今後の成長余地があると捉えることもできます。信用倍率は0.21倍と売り残が多く、株価の上昇局面では買い戻しによるさらなる上昇(踏み上げ)も期待される一方、下落圧力への警戒も必要です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
42
前月比 +12.5%
メディア数
18
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 35%
情報・通信業 2,500社中 875位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績40%
提携・買収30%
経営戦略20%
その他10%

最近の出来事

2025年11月業務提携

株式会社ランドコンピュータとの業務提携を発表し、生成AI分野などの先端領域での技術共有を強化。

2025年5月増配決定

業績好調に伴い、1株当たり5円の増配を決定。総還元性向50%を目標とする株主還元策を明示。

2025年3月新中計策定

長期経営ビジョン「TSS Economic Vision500」および新中期経営計画2027を策定し、持続的成長を目指す。

最新ニュース

中立
東邦システムサイエンスの株価動向と今後の見通し
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東邦システムサイエンス まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 45円
安全性
安定
自己資本比率 65.3%
稼ぐ力
高い
ROE 13.1%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「金融に強い老舗SIerが、M&Aと新中計で再成長エンジンに火をつけた状態」

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU