光通信9435
HIKARI TSUSHIN,INC.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが自宅で使うウォーターサーバーや、毎月の電気・ガスの契約、スマートフォンの通信プラン。こうしたサービスの多くに、光通信の事業が関わっています。光通信は、これらのサービスを企業や個人に販売する強力な営業網を持っています。普段、お店や電話で「もっとお得なプランがありますよ」と提案される、その裏側で光通信が活躍しているかもしれません。彼らはそこで得た利益を、さらに他の会社の株に投資することで、会社全体を大きく成長させているのです。
光通信は、2025期に売上高6865.5億円、営業利益1050.36億円を達成しました。主力の法人向けサービスやショップ事業で安定したストック収益を確保しつつ、その潤沢なキャッシュを原資とした上場株投資も利益成長を牽引しています。2026期には売上高7600億円、営業利益1150億円と連続での最高益更新を目指しており、15期連続増配を予定するなど積極的な株主還元姿勢も投資家から評価されています。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都豊島区西池袋1-4-10 光ウエストゲートビル
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
FY2025/3実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 13.9% | 4.3% | - |
| 2022/03期 | 20.3% | 6.5% | - |
| 2023/03期 | 17.6% | 5.8% | - |
| 2024/03期 | 18.0% | 6.5% | 15.7% |
| 2025/03期 | 13.8% | 5.3% | 15.3% |
| 3Q FY2026/3 | 11.0%(累計) | 4.4%(累計) | 16.3% |
同社は高い営業利益率を維持しており、直近数年間は13%から15%台という高い収益性を安定的に記録しています。ROE(自己資本利益率)は12%〜17%の範囲で推移しており、資本効率を重視した経営が数字に表れています。効率的な営業組織とコスト管理が、高い利益率を実現する原動力となっています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 5,594億円 | — | 546億円 | 1190.3円 | — |
| 2022/03期 | 5,730億円 | — | 875億円 | 1927.1円 | +2.4% |
| 2023/03期 | 6,440億円 | — | 913億円 | 2037.7円 | +12.4% |
| 2024/03期 | 6,019億円 | 945億円 | 1,222億円 | 2753.5円 | -6.5% |
| 2025/03期 | 6,866億円 | 1,050億円 | 1,175億円 | 2671.2円 | +14.1% |
光通信は電力・ガスや通信回線などのストック型ビジネスを主軸に成長を続けており、2025/03期には売上高が約6,866億円、営業利益が約1,050億円と過去最高水準の利益を達成しました。積極的なM&Aや投資事業の収益も寄与しており、2026/03期も増益基調が継続する見込みです。強固な顧客基盤からの安定収益を背景に、強気な事業拡大を続けています。 【3Q 2026/03期実績】売上5425億円(通期予想比71%)、営業利益885億円(同77%)、純利益1127億円(同113%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
光通信は情報通信サービスを軸に、電力・ガス、宅配水など継続利用可能な商材の販売で強固な収益基盤を築いています。また、潤沢なキャッシュフローを背景に上場有価証券への積極的な投資を行っている点が大きな特徴であり、財務面ではリスク分散を図りつつ高い資本効率を追求しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 1,000億円 | — | 1,050億円 | +5.0% |
| 2024期 | 930億円 | — | 945億円 | +1.7% |
| 2023期 | 770億円 | — | 866億円 | +12.5% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 6,200億円 | — | 6,866億円 | +10.7% |
| 2024期 | 6,250億円 | — | 6,020億円 | -3.7% |
| 2023期 | 6,000億円 | — | 6,440億円 | +7.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
光通信は具体的な中期経営計画を公表していませんが、毎期の業績予想が実質的な経営目標となります。直近3年間を見ると、売上高・営業利益ともに期初予想を上回る達成が多く、特に利益面での上振れが目立ちます。これは、主力のストックビジネスが安定成長を続ける中で、投資事業が市況に応じて柔軟に利益貢献していることを示唆しています。2026期予想も増収増益を見込んでおり、規律ある経営が継続されていると評価できます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2026年3月期中間決算において税引前損益882.01億円を記録し、高い収益性を改めて証明した。
中古端末市場の拡大に向けたパシフィックネットとの資本業務提携を強化し、事業領域を拡大。
ドリコムとの業務提携を通じて、中小企業向け新サービスの開発・提供を開始。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q FY2026/3末時点
財務健全性の面では、資産総額が2兆3,710億円まで拡大しており、自己資本比率は約38%を確保しつつ着実に向上しています。以前は無借金経営でしたが、近年の積極的な投資戦略に伴い有利子負債を活用する体制へ移行しました。盤石な資産背景を活かして、更なる成長投資が可能な財務基盤を築いています。 【3Q 2026/03期】総資産2.7兆円、純資産1.2兆円、自己資本比率41.7%、有利子負債1.0兆円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 2022/03期 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 2023/03期 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 2024/03期 | 1,302億円 | ▲947億円 | 553億円 | 355億円 |
| 2025/03期 | 848億円 | ▲1,773億円 | 667億円 | ▲924億円 |
営業キャッシュフローは本業のストックビジネスから安定的に創出されており、2024/03期には1,302億円を記録するなど高い収益力を示しています。投資キャッシュフローのマイナス幅は拡大傾向にありますが、これは将来の成長に向けた積極的なM&Aや有価証券への投資によるものです。手元資金と借入を最適に配分しながら、継続的な事業成長を支えるキャッシュフロー構造を維持しています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は25.0%と、日本企業としては比較的高い水準で多様性の確保が進められています。強固な内部統制と独立した監査体制を構築しつつ、創業者のリーダーシップの下で迅速な投資判断を行う経営体制を維持しており、規模の拡大とガバナンスの適正化を両立させています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 2,409万円 | 3,939人 | - |
従業員平均年収は2,409万円と、国内上場企業の中でも極めて高い水準にあります。ストック型ビジネスである通信回線や宅配水事業での高い収益性に加え、成果主義に基づく人事制度が浸透していることが、この高待遇を支える背景にあると考えられます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)を見ると、2024期まではTOPIXをアンダーパフォームする年が目立ちましたが、2025期には228%とTOPIX(213.4%)を上回り、アウトパフォームに転じました。これは、継続的な増配と自社株買いによる株主還元に加え、好調な業績を背景とした株価上昇が複合的に作用した結果です。特に15期連続増配という実績は、安定した株主還元を重視する投資家から高く評価されており、今後のTSR向上にも寄与すると考えられます。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 186円 | 34.6% |
| 2017/03期 | 240円 | 28.6% |
| 2018/03期 | 300円 | 33.2% |
| 2019/03期 | 351円 | 32.6% |
| 2020/03期 | 402円 | 35.7% |
| 2021/03期 | 456円 | 38.3% |
| 2022/03期 | 491円 | 25.5% |
| 2023/03期 | 545円 | 26.7% |
| 2024/03期 | 638円 | 23.2% |
| 2025/03期 | 661円 | 24.7% |
現在、同社は株主優待制度を実施していません。
光通信は株主還元を重視しており、15期連続の増配予想を掲げるなど非常に高い還元意識を持っています。配当方針として安定的な配当の継続と、成長に応じた利益還元を目標としています。潤沢な営業キャッシュフローを背景に、今後も株主に対する積極的な還元姿勢が期待されます。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 125.4万円 | 25.4万円 | 25.4% |
| 2022期 | 82.3万円 | ▲17.7万円 | -17.7% |
| 2023期 | 110.7万円 | 10.7万円 | 10.7% |
| 2024期 | 167.7万円 | 67.7万円 | 67.7% |
| 2025期 | 228.0万円 | 128.0万円 | 128.0% |
※ 株価と配当をもとに配当込みで試算したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。直近期は有価証券報告書が未提出のため株価から試算しています。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
同社のPERは18.0倍と、情報・通信業の業界平均(24.9倍)と比較して割安な水準にあります。一方で信用倍率は23.27倍と高水準で、将来の株価上昇を見込んだ信用買い残が多い状況です。これは市場からの期待が高いことの表れですが、将来的な売り圧力となる可能性も内包しています。配当利回りは業界平均とほぼ同水準であり、バリュエーション面では魅力的な水準と言えるでしょう。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 822億円 | 276億円 | 33.5% |
| 2022/03期 | 1,085億円 | 210億円 | 19.3% |
| 2023/03期 | 1,185億円 | 271億円 | 22.9% |
| 2024/03期 | 1,680億円 | 458億円 | 27.2% |
| 2025/03期 | 1,507億円 | 332億円 | 22.0% |
過去の税引前利益に対する法人税等の支払いは、連結納税制度や過去の繰越欠損金の活用、組織再編に伴う税務上の処理によりゼロとなる期が続いていました。2026/03期予想では約150億円の納税を見込んでおり、実効税率は13.0%と正常化しつつあります。将来的な税務負担については事業計画や持株会社としての構成に依存する形となっています。
もっと知る
まとめと、関連情報・似た会社へ
光通信 まとめ
「営業の猛者が稼ぐストック収益を、株式市場で再投資し続ける異色のバリュー投資会社」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。