システムサポートホールディングス
System Support Holdings Inc.
最終更新日: 2026年3月27日
クラウド技術と積極M&Aで未来を拓く、頼れるDXパートナー
先進的なIT技術とソリューションでお客様と社会の未来を創造し、すべての人が豊かさを実感できる社会の実現を目指します。
この会社ってなに?
あなたが普段何気なく利用しているネット通販サイトや銀行のオンラインサービス。これらのシステムが24時間安定して動く裏側では、システムサポートのような会社が活躍しているかもしれません。同社は、企業の重要なデータやシステムを最新のクラウド環境へ安全に移行させたり、会計や人事といった会社の根幹を支える「基幹システム(ERP)」の導入を手伝うプロ集団です。普段私たちが目にすることはないですが、快適で便利な社会をITの力で支える、まさに縁の下の力持ちと言える存在なのです。
システムサポートホールディングスは、石川県金沢市に本社を置く独立系SIerで、クラウド基盤構築やERP導入支援を主力事業としています。FY2025は売上高269.4億円、営業利益22.18億円と10期以上の連続増収増益を見込むなど、安定した成長を継続。技術力の高い人材確保・育成に加え、広島のソフト会社買収など積極的なM&Aを通じて事業規模と提供エリアを拡大中です。累進配当を掲げ、株主還元への意識も高い企業です。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 6月
- 本社
- 石川県金沢市本町1丁目5番2号
- 公式
- www.sts-hd.co.jp
社長プロフィール

私たちは、業界トップクラスの技術力を核として、お客様のデジタルトランスフォーメーションを力強く支援します。優秀なエンジニアの育成こそが持続的成長の基盤であると考え、変化の激しい時代においても、社会に必要とされる価値を提供し続けます。
この会社のストーリー
石川県金沢市にて、ソフトウェア開発を主事業として株式会社システムサポートを設立。地域社会のIT化を支える企業としてスタートした。
東京本社を開設し、首都圏での事業を本格化。Oracleデータベース関連の技術支援サービスを開始し、事業の柱を築いた。
クラウドインテグレーション事業を開始。AWSやAzureなどパブリッククラウドの導入支援で、時代のニーズを捉え新たな成長軌道に乗る。
持株会社体制へ移行し、システムサポートホールディングスとして東証マザーズに上場。公開価格の2倍を超える初値をつけ、市場から高い期待を集めた。
上場からわずか2年で東証一部(現:プライム市場)へ市場変更。企業の信頼性と成長性が認められた。
企業向けソフトウェア開発会社のエコー・システムを子会社化するなど、積極的なM&Aにより事業領域と提供価値を拡大し続けている。
好調な業績を背景に通期業績予想を上方修正。11期連続の増益を見込むなど、安定した成長力を見せつけている。
2028年6月期に売上高500億円、営業利益50億円を目指す中期業績目標を策定。オーガニック成長とM&Aの両輪でさらなる高みを目指す。
注目ポイント
クラウド需要を追い風に、11期連続の増益を見込むなど、安定した成長を続けています。中期業績目標も上方修正しており、今後の成長にも期待が持てます。
技術力のある企業を積極的にM&Aすることで、サービス領域を拡大し、成長を加速させています。シナジー効果による新たな価値創造が魅力です。
業績向上に合わせて増配を続ける「累進配当」を基本方針としており、株主への利益還元に積極的です。2024年6月期には前期比25%増の配当を予想しています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2018/3 | 0.3円 | 2.9% |
| FY2019/3 | 0.7円 | 4.1% |
| FY2020/3 | 4.8円 | 22.1% |
| FY2021/3 | 10.5円 | 32.2% |
| FY2022/3 | 12.5円 | 33.0% |
| FY2023/3 | 16円 | 32.9% |
| FY2024/3 | 20円 | 33.9% |
| FY2025/3 | 25円 | 35.4% |
現在、株主優待制度は実施していません。
配当方針として「累進配当」を掲げており、業績や利益水準に応じて配当額を着実に引き上げています。過去5年間で配当額は21円から50円へと増配を続けており、株主への利益還元を経営の重要事項として重視しています。今後も業績成長に合わせた持続的な配当水準の向上を目指す方針です。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
システムサポートホールディングスは、クラウドインテグレーション事業やERP導入支援の好調により、直近5年間で売上高と利益を大幅に伸長させてきました。FY2021/3期に約144億円だった売上高は、FY2025/3期には約269億円へと飛躍的に拡大しています。成長基調は今後も継続する見通しであり、FY2026/3期には売上高約320億円、営業利益約26.9億円の達成を目指す強固な経営体制を構築しています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2018/3 | 39.1% | 5.2% | 4.0% |
| FY2019/3 | 17.5% | 6.4% | 4.5% |
| FY2020/3 | 18.7% | 7.6% | 5.6% |
| FY2021/3 | 22.5% | 10.1% | 6.5% |
| FY2022/3 | 22.9% | 10.0% | 7.4% |
| FY2023/3 | 24.5% | 11.4% | 7.6% |
| FY2024/3 | 24.2% | 12.3% | 7.6% |
| FY2025/3 | 24.2% | 10.7% | 8.2% |
収益性指標は極めて安定しており、高い水準を維持しています。ROE(自己資本利益率)は一貫して24%前後の高水準をマークしており、限られた資本を効率的に活用して利益を生み出しています。営業利益率も6%台から直近では8%台へ向上しており、付加価値の高いサービス提供によって収益体質の強化が着実に進んでいます。
財務は安全?
財務基盤は非常に強固であり、有利子負債ゼロの「実質無借金経営」を継続しています。自己資本比率は40%〜50%台と健全な水準を保ちつつ、総資産はFY2021/3期の約67億円からFY2025/3期には約136億円へと倍増しました。豊富な内部留保を背景に、さらなる成長投資に向けた高い財務柔軟性を備えています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2018/3 | 6.4億円 | -2.6億円 | -9,700万円 | 3.8億円 |
| FY2019/3 | 7,200万円 | -2.3億円 | 6.1億円 | -1.6億円 |
| FY2020/3 | 10.6億円 | -3.1億円 | -3.2億円 | 7.5億円 |
| FY2021/3 | 7.1億円 | -2.8億円 | -1.6億円 | 4.3億円 |
| FY2022/3 | 10.1億円 | -2.7億円 | -2.4億円 | 7.3億円 |
| FY2023/3 | 10.7億円 | -3.2億円 | -4.6億円 | 7.4億円 |
| FY2024/3 | 14.7億円 | -4.2億円 | -5.1億円 | 10.5億円 |
| FY2025/3 | 23.8億円 | -7.9億円 | -400万円 | 15.8億円 |
営業キャッシュフローは増益を反映して力強い拡大基調にあり、安定した本業の稼ぐ力を証明しています。創出されたキャッシュは、将来の成長に向けた積極的な投資や配当等の株主還元に充てられています。借入金に頼らない投資活動を行っているため、財務的な安全性は極めて高い状態です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2018/3 | 3.7億円 | 1.5億円 | 40.8% |
| FY2019/3 | 5.0億円 | 1.6億円 | 31.5% |
| FY2020/3 | 7.1億円 | 2.6億円 | 36.8% |
| FY2021/3 | 9.5億円 | 2.8億円 | 29.4% |
| FY2022/3 | 11.9億円 | 4.0億円 | 34.0% |
| FY2023/3 | 14.7億円 | 4.6億円 | 31.1% |
| FY2024/3 | 17.4億円 | 5.2億円 | 29.8% |
| FY2025/3 | 22.4億円 | 7.9億円 | 35.1% |
各期の法人税等は税引前利益の増加に連動して増加しており、適切な納税が行われています。実効税率は概ね30%から35%の範囲で推移しており、税務上の大きな特異点は見当たりません。今後も業績拡大に伴い納税額は増加する見込みですが、安定した収益基盤により十分な支払能力を有しています。
会社の公式開示情報
クラウドインテグレーション事業を柱とし、ERP導入支援やシステム開発など、ITインフラの根幹を支える事業セグメントに強みを持っています。有価証券報告書では、特定顧客への依存リスクや、IT人材不足に伴う人件費高騰が主要な経営リスク要因として開示されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 218億円 | 220億円 | 220億円 | +1.1% |
| FY2023 | 181億円 | — | 193億円 | +6.5% |
| FY2022 | 160億円 | — | 162億円 | +1.5% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 18億円 | 17億円 | 17億円 | -5.3% |
| FY2023 | 15億円 | — | 15億円 | ±0.0% |
| FY2022 | 11億円 | — | 12億円 | +10.7% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は1年前に策定した中期目標を上方修正し、2028年6月期に売上高400億円、営業利益34億円を目指す新計画を発表しました。FY2025見込み時点での進捗率は売上・利益ともに65%を超えており、順調な滑り出しと言えます。過去の業績予想は売上高は堅調に達成する一方、利益は小幅な未達も見られますが、総じて精度は高く、計画達成への信頼性は高いと評価できます。
株の売買状況と今後の予定
PERは12.6倍と情報・通信業の業界平均(24.9倍)を大幅に下回っており、株価は割安と判断される可能性があります。一方でPBRは3.64倍と平均より高く、資本効率の良さが評価されていると考えられます。特筆すべきは4.73%という高い配当利回りで、累進配当政策と合わせてインカムゲインを重視する投資家にとって魅力的です。信用倍率は8倍台と比較的高水準で、将来の株価上昇を見込んだ買いが多い一方、需給の緩みを懸念する見方もあります。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
2026年6月期の上期経常利益を13%上方修正し、配当の増額も併せて発表しました。
投資単位の引き下げによる投資家層の拡大を目的として、1株を2株に分割しました。
西日本の営業力強化を目的として、エコー・システムを完全子会社化しました。
最新ニュース
システムサポートホールディングス まとめ
ひとめ診断
「北陸の雄が、クラウドとM&Aを両輪に、企業のDX化を全国規模で請け負う黒子企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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