創業ストーリー
2000年10月1日、KDD(国際電信電話・1953年前身設立)・DDI(第二電電・1984年設立)・IDO(日本移動通信・1987年設立)の3社合併でKDDI株式会社が発足。国際通信・長距離通信・地域通信・移動通信を統合した総合通信事業者として、NTTグループに次ぐ業界2位の地位を確立しました。
2005年、移動通信ブランドを「au」に統一。それまで地域ごとに別々のブランド・周波数で展開していた移動通信事業を「au」ブランドで一本化し、全国統一のサービス品質と顧客体験を実現。以降、「au」はKDDIの主力ブランドとして、現在の「au」「UQ mobile」「povo」マルチブランド体系の核を成しています。
2018年6月、髙橋誠氏が代表取締役社長に就任。1961年生まれの生え抜き経営者で、モバイル多様化(マルチブランド戦略・「povo」立ち上げ)、5G通信網拡大、金融事業(au PAY)強化、ローソン買収など、KDDIの事業領域拡大を主導しました。
2024年8月にローソン株式取得をクロージング(同年9月共同経営体制開始)、株式会社ローソンを三菱商事と共同で取得(KDDIは50%・約4,970億円出資)し、持分法適用共同支配企業化。コンビニ店舗ネットワークと通信・金融(au PAY)・LX(ライフトランスフォーメーション)サービスを融合させ、リアル店舗を起点とした顧客接点拡大とサテライトグロース戦略を加速。2026/03期の総資産・有利子負債大幅拡大の要因の一つです。
2025年4月1日付で松田浩路氏が代表取締役社長CEOに就任(前任髙橋誠氏は代表取締役会長へ昇格)。1971年生まれ・京都大学大学院工学研究科修士・1996年KDD入社の生え抜き技術者で、CDO/先端技術統括も兼務。同日付で1:2株式分割を実施し、個人投資家アクセスを大幅改善。2025年8月にはau衛星通信「Starlink Direct to Cell」を日本初提供開始し、技術畑出身の松田CEO主導で差別化サービスを強化しました。
2026年5月12日、新中期経営戦略「Power-to-Connect 2028」を発表(旧サテライトグロース戦略を完了)。「Infrastructure Fusion(通信基盤とAI基盤の融合)」「Real-Tech Fusion(テクノロジーとリアルの融合)」「HR Fusion(多様なスキル・経験の融合)」の3つの融合戦略でAI前提社会への対応を打ち出しました。同日の2026/03期本決算は売上6兆719億円(+4.1%)・営業利益1兆991億円(+1.1%)・純利益7,071億円(+7.9%)・基本EPS 183.59円と過去最高益で着地、新中計の起点として強固な業績基盤を示しました。
新中計Power-to-Connect 2028(2027/03期〜2029/03期)達成に向け、3つの融合戦略(Infrastructure Fusion・Real-Tech Fusion・HR Fusion)で通信基盤とAI基盤の融合・テクノロジーとリアルの融合・人材の多様化を推進。テレコム事業の安定成長とグロース領域(IoT・データセンター・AI・宇宙ビジネス)の拡大を両立し、資本効率を重視した経営を通じて持続的な企業価値向上と24期連続増配を超える株主還元の継続を実現します。