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カプコン

CAPCOM CO., LTD.

最終更新日: 2026年3月20日

ROE17.0%(累計)
BPS570.5円
自己資本比率82.1%
3Q FY2026/3 決算短信

世界を熱狂させるIPを生み出す「遊文化」クリエイター

オリジナルコンテンツを通じて、世界中の人々の心を豊かにするエンターテインメントを提供する。

この会社ってなに?

あなたが遊んだことのある『モンスターハンター』や『バイオハザード』、ゲームセンターで見かける対戦台の『ストリートファイター』、映画館で観た『バイオハザード』のハリウッド映画 -- これらはすべてカプコンが生み出したIPです。スマホゲームやeSportsイベント、テーマパークのアトラクションまで、ゲームの枠を超えて日常のさまざまなエンターテインメントに関わっている企業です。

カプコンは『バイオハザード』『モンスターハンター』『ストリートファイター』など世界的な自社IPを多数保有し、デジタル販売比率の向上で高い利益率を実現しています。FY2025/3期は売上高1,696億円(前期比+11.3%)、営業利益657億円と過去最高益を更新。第3四半期累計では営業利益が前年同期比75.1%増と急回復し、FY2026/3期も売上高1,900億円・営業利益730億円の増収増益を計画しています。時価総額は約1.9兆円、PER29.0倍と成長プレミアムを維持しています。

情報・通信業プライム市場

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
3月
本社
大阪市中央区内平野町三丁目1番3号
公式
www.capcom.co.jp

社長プロフィール

辻本春弘
代表取締役社長 最高執行責任者 (COO)
グローバル・ビジョナリー
私たちは「遊文化をクリエイトする感性開発企業」として、世界中の人々に笑顔と感動をお届けしています。デジタル化の進展を追い風に、継続的なIP創出への投資とグローバルでのブランド認知拡大を進め、毎期営業増益を達成する安定成長を目指します。

この会社のストーリー

1979
カプコンの誕生

大阪にて、アーケードゲーム機の開発・販売を目的として創業。ここから世界に向けた挑戦が始まりました。

1990
株式上場と成長の加速

1990年10月に株式を上場。コンシューマーゲーム市場の拡大とともに、数々の大ヒットタイトルを生み出す基盤を固めました。

2000年代
ハリウッド進出とグローバル化

自社IPであるゲームタイトルがハリウッドで映画化されるなど、ゲームの枠を超えたグローバルなエンターテインメント企業へ飛躍しました。

2016
モバイル・デジタル領域への挑戦

モバイル事業統括を新設し、社内体制を統合。急速に変化するデジタル市場への対応力を強化しました。

2020
eスポーツと新たな収益モデルの確立

ストリートファイターリーグなどのeスポーツ事業を強化。さらにデジタル販売比率の大幅な向上により、高い利益率を実現しました。

2024
継続的な最高益更新の軌跡

グローバルでの販売強化が実を結び、長期にわたる営業増益と最高益の更新を達成。「毎期営業増益10%」の目標を力強く牽引しています。

2025
年間販売1億本を目指す未来

世界最高峰の開発環境であるRE ENGINEなどを武器に、長期目標である「年間販売1億本」に向けて世界中のファンへ新作を届け続けています。

注目ポイント

世界で愛される強力な自社IP

「バイオハザード」「モンスターハンター」「ストリートファイター」など、世界中でミリオンセールスを記録する強力なオリジナルブランドを多数保有しています。

デジタル販売の拡大による高利益率

パッケージ販売からダウンロード販売への移行をいち早く進め、PC向けや海外市場での販売を大きく伸ばすことで、毎期営業増益10%を目標とする安定した高収益体質を実現しています。

業績に裏打ちされた着実な株主還元

安定した業績成長を背景に、配当金による利益還元を基本方針として掲げ、長期的な企業価値の向上と株主還元の両立を目指しています。

サービスの実績は?

1,696億円
売上高
FY2025/3 通期実績
過去最高更新
38.8%
営業利益率
FY2025/3 通期実績
高水準維持
449.7%
TSR(株主総利回り)
5年間累計 vs TOPIX 213%
大幅アウトパフォーム

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 40円
安全性
安定
自己資本比率 82.1%
稼ぐ力
高い
ROE 17.0%(累計)
話題性
好評
ポジティブ 55%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
40
方針: 配当金による利益還元を基本方針
1株配当配当性向
FY2016/34029.0%
FY2017/35031.2%
FY2018/315.259.9%
FY2019/33530.3%
FY2020/34530.1%
FY2021/336.160.8%
FY2022/34630.2%
FY2023/36336.1%
FY2024/37067.5%
FY2025/34034.5%
株主優待
なし

株主優待制度なし。配当金による利益還元を基本方針としており、外国人株主比率が高いことを考慮した方針。

カプコンは配当金による利益還元を基本方針としており、株主優待制度は実施していません。FY2024/3には1株70円(株式分割前換算)と増配しましたが、2024年10月の株式5分割後のFY2025/3は1株40円。配当利回りは1.13%と控えめですが、成長投資と株主還元のバランスを重視した方針です。外国人持株比率が高いため、優待より配当で還元する合理的な判断がなされています。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
17.0%(累計)
業界平均
14.5%
営業利益率上回る
この会社
47.1%
業界平均
13.0%
自己資本比率上回る
この会社
82.1%
業界平均
48.0%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/31,101億円
FY2023/31,259億円
FY2024/31,524億円
FY2025/31,696億円
営業利益
FY2022/3データなし
FY2023/3データなし
FY2024/3571億円
FY2025/3658億円

カプコンは5期連続で売上高・営業利益ともに過去最高を更新し続けています。FY2021/3の売上高953億円から FY2025/3には1,696億円へと約1.8倍に成長。営業利益率も36%台から39%近くまで上昇しており、デジタル販売比率の向上とリピート販売(過去作品のカタログ販売)の伸長が高い利益率と安定成長の源泉となっています。FY2026/3期も売上高1,900億円・営業利益730億円と毎期10%以上の営業増益を計画しています。 【3Q FY2026/3実績】売上1153億円(通期予想比61%)、営業利益543億円(同74%)、純利益389億円(同76%)。

事業ごとの売上・利益

デジタルコンテンツ事業
1,524億円89.9%)
アミューズメント施設事業
110億円6.5%)
アミューズメント機器事業
36億円2.1%)
その他事業
26億円1.5%)
デジタルコンテンツ事業1,524億円
利益: 614億円利益率: 40.3%

家庭用ゲームソフト(パッケージ・ダウンロード)、PC向けゲーム販売が主力。バイオハザード、モンスターハンター、ストリートファイター等の大型IPが収益の柱。

アミューズメント施設事業110億円
利益: 15億円利益率: 13.6%

直営アミューズメント施設の運営。プラザカプコンを中心に全国展開。

アミューズメント機器事業36億円
利益: 6億円利益率: 16.7%

パチスロ等のアミューズメント機器の開発・販売。

その他事業26億円
利益: 23億円利益率: 88.5%

キャラクターライセンス・eスポーツ関連等。IPの二次利用による高利益率ビジネス。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
17.0%(累計)
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
12.9%(累計)
会社全体の資産の活用度
営業利益率
47.1%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/320.6%15.2%-
FY2022/324.4%18.5%-
FY2023/323.9%18.2%-
FY2024/324.4%18.8%37.5%
FY2025/323.0%17.4%38.8%
3Q FY2026/317.0%(累計)12.9%(累計)47.1%

ROEは5期連続で20%超を維持しており、日本企業の平均(約9%)を大きく上回る水準です。営業利益率は36〜40%台とゲーム業界でもトップクラスの高収益体質。デジタル販売比率の向上により製造・流通コストが削減され、利益率の構造的な改善が進んでいます。ROAも15%前後と資産効率が極めて高い経営を実現しています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率82.1%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
2,502億円

総資産はFY2021/3の1,637億円からFY2025/3には3,130億円へと約1.9倍に拡大。自己資本比率は72〜80%台と極めて健全な水準を維持しています。FY2024/3に約498億円の有利子負債が発生しましたが、これは株式分割と自己株式取得に関連するもので、FY2025/3にはBPSが540.7円まで回復。実質無借金に近い強固な財務基盤を持っています。 【3Q FY2026/3】総資産2909億円、純資産2502億円、自己資本比率82.1%。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+676億円
営業CF
投資に使ったお金
-72.7億円
投資CF
借入・返済など
-187億円
財務CF
手元に残ったお金
+603億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3146億円-42.3億円-69.7億円104億円
FY2022/3469億円-74.3億円-99.8億円395億円
FY2023/3218億円-76.8億円-225億円141億円
FY2024/3369億円-59.6億円-160億円310億円
FY2025/3676億円-72.7億円-187億円603億円

営業CFはFY2025/3に676億円と過去最高を記録。FCF(フリーキャッシュフロー)も603億円と潤沢なキャッシュを創出しています。投資CFは年間60〜77億円程度とゲーム開発への堅実な投資を継続しつつ、財務CFでは株主還元(配当・自己株式取得)に充当。デジタル販売主体のビジネスモデルにより、設備投資負担が小さく高いキャッシュ転換率を実現しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1家庭用ゲームソフトのヒットの有無や販売本数の多寡による業績変動リスク
2ゲームソフト開発の進捗遅延・品質問題による発売延期リスク
3海外売上比率の高さに伴う為替変動リスク
4不正アクセス・情報漏洩等のサイバーセキュリティリスク
5ゲーム業界における技術革新(AI・クラウド等)への対応リスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3348億円99.2億円28.5%
FY2022/3443億円118億円26.6%
FY2023/3514億円146億円28.5%
FY2024/3594億円160億円27.0%
FY2025/3656億円172億円26.2%

税引前利益は5期連続で増加し、FY2025/3には656億円に到達。実効税率は26〜29%台で安定的に推移しており、税務上の特殊要因は少ないクリーンな会計処理が特徴です。FY2026/3期は予想ベースで税額220億円を見込んでおり、業績拡大に伴い社会貢献度の高い納税額となっています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
919万円
従業員数
3,766
平均年齢
38歳
平均年収従業員数前年比
当期919万円3,766-

平均年収は4年間で約207万円(+29%)の大幅増加。FY2025/3は919万円と前年比10%超の昇給を実施。2025年4月には新卒初任給を月額30万円に引き上げるなど、人材獲得競争に極めて積極的。従業員数も毎年増加し3,766名に到達。ゲーム業界トップクラスの待遇水準を維持しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主29.5%
浮動株70.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関19.5%
事業法人等9.9%
外国法人等37%
個人その他32.5%
証券会社1.1%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 外国人投資家の保有比率が高く、グローバルな投資家からの評価が反映されやすい銘柄です。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(61,020,000株)14.32%
株式会社クロスロード(43,734,000株)10.26%
ジェーピー モルガン チェース バンク 380815(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(35,188,000株)8.26%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(26,110,000株)6.13%
辻 本 美 之(15,927,000株)3.74%
ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(13,683,000株)3.21%
辻 本 春 弘(10,052,000株)2.36%
辻 本 良 三(9,937,000株)2.33%
辻 本 憲 三(8,079,000株)1.9%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(株式付与ESOP信託口・76744口)(7,953,000株)1.87%

筆頭株主は日本マスタートラスト信託銀行(14.3%)で、国内外の機関投資家の受託資産。第2位は辻本家の資産管理会社クロスロード(10.3%)で、辻本美之・春弘・良三・憲三の4名を合わせると辻本家全体で約20%超を保有。JPモルガンやステート・ストリートなど外国人投資家の持株比率も高く、グローバルなゲーム企業としての評価の高さが株主構成に反映されています。

会社の公式開示情報

役員報酬

12億7,100万円
取締役7名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
デジタルコンテンツ事業1,524億円614億円40.3%
アミューズメント施設事業110億円15億円13.6%
アミューズメント機器事業36億円6億円16.7%
その他事業26億円23億円88.5%

研究開発費

79.0億円
売上比 4.7%

売上の約90%をデジタルコンテンツ事業が占め、営業利益率40%超の高収益セグメントです。その他事業は売上規模こそ小さいものの、キャラクターライセンス収入により利益率88%と驚異的な収益性を示しています。事業リスクとしては、大型タイトルのヒット依存や開発遅延リスクが挙げられますが、リピート販売の安定収益が業績のフロアを形成しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 14名)
女性 3名(21.4% 男性 11
21%
79%
監査報酬
5,900万円
連結子会社数
15
設備投資額
79.0億円
平均勤続年数(従業員)
11.2
臨時従業員数
605

取締役14名中女性3名(女性比率21.4%)と、日本のゲーム企業としては比較的高い水準を達成。指名・報酬委員会を設置し、2024年5月には業績連動型株式報酬制度を導入するなどガバナンス強化を推進しています。連結子会社は15社で、平均勤続年数11.2年は適度な人材の流動性を示しています。

会社の計画は順調?

S
総合評価
デジタル販売へのシフトが奏功し、毎期10%増益目標を継続的に達成中

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

FY2022/3からFY2025/3まで4期連続で当初予想を上回る着地を実現しており、計画達成の信頼性は極めて高い。
中期経営目標
継続的
営業増益率: 目標 10%以上 前倒し達成 (15.2%(FY2025/3実績))
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025年3月期165,000百万円169,604百万円169,604百万円+2.8%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2024年3月期50,000百万円57,182百万円+14.3%
2023年3月期48,000百万円50,812百万円+5.9%
2022年3月期42,000百万円42,909百万円+2.2%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

カプコンの中期経営目標は「毎期営業増益10%」という極めてシンプルかつ野心的なものです。FY2022/3以降の4期連続で当初予想を上回る実績を叩き出しており、営業利益の予想乖離率は+2.2%〜+14.3%とすべて上振れ。これを可能にしているのは、過去のカタログタイトルの継続的なデジタル販売(リピート販売)の伸長と、自社IPを活用したワンコンテンツ・マルチユース展開の成功です。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残833,600株
売り残227,700株
信用倍率12.58倍
2026/03/14時点
今後の予定
2026年3月期 本決算発表2026年5月(予定)
定時株主総会2026年6月(予定)

信用倍率は12.58倍と買い残が売り残を大きく上回る状態で、個人投資家の先高期待が強いことを示しています。PERは29.0倍でセクター平均(23.9倍)をやや上回りますが、毎期10%以上の増益を続ける成長力を考慮すれば妥当な成長プレミアムといえます。PBR 6.54倍は自社IP資産の価値が反映されたものです。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
482
前月比 +12.5%
メディア数
85
株探, 日経電子版, gamebiz, Yahoo!ファイナンス ほか
業界内ランキング
上位 15%
情報・通信業 2,500社中 370位
報道のトーン
55%
好意的
35%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績40%
新作ゲーム30%
株主還元20%
その他10%

最近の出来事

2025年1月業績上方修正

前期経常利益を4%上方修正し、最高益予想を上乗せする発表を行いました。

2024年6月特許提携

バンダイナムコエンターテインメントとオンラインマッチング技術の特許クロスライセンス契約を締結しました。

2024年5月制度改革

取締役の報酬制度を改定し、業績連動型株式報酬制度を導入することを決定しました。

最新ニュース

ポジティブ
カプコン、前期経常を4%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4円増額
1/29 · 株探
ネガティブ
カプコン、4-12月期(3Q累計)経常が36%減益で着地
1/27 · 株探
中立
取締役の報酬制度の改定および業績連動型株式報酬の導入について
5/15 · カプコンIR
中立
2025年3月期連結業績予想の修正に関するお知らせ
4/24 · カプコンIR
ポジティブ
カプコンとバンナム、オンラインマッチングに関する特許クロスライセンス契約を締結
6/19 · gamebiz

カプコン まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 40円
安全性
安定
自己資本比率 82.1%
稼ぐ力
高い
ROE 17.0%(累計)
話題性
好評
ポジティブ 55%

『モンハンワイルズ』大ヒットで最高益更新、デジタル販売拡大とIPマルチユースで持続成長する世界的ゲームパブリッシャー

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/30 / データ提供: OSHIKABU