(株)クロスキャット2307
CROSS CAT CO.,LTD.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
銀行のオンラインバンキングやクレジットカードの決済システムなど、私たちが日常的に利用している金融サービスの裏側でクロスキャットのシステムが動いています。また、企業向けのクラウド勤怠管理「CC-BizMate」は多くの企業で導入されており、働く人の出退勤管理を支えています。M&Aで製造系や西日本への展開も進めており、IT企業としての事業領域を着実に広げています。
クロスキャットは1973年設立の独立系システムインテグレーターです。銀行・保険・クレジットなど金融分野のシステム開発に強みを持ち、クラウド型勤怠管理システム「CC-BizMate」などDXサービスも展開しています。2025/03期は売上高162億円(前年比+8.5%)、営業利益18.4億円と5期連続の増収増益を達成。ROE 22.5%・営業利益率11.3%と高収益体質が特徴です。新中期経営計画「Growing Value 2026」のもと、2027/03期に売上高173億円・営業利益20億円を目指しています。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス20階
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
金融・公共・産業分野向けのシステム開発・ITインフラ構築。銀行、保険、クレジットなど金融分野のノウハウに強み。売上構成比86%を占める最大セグメント。
データ分析・BI(ビジネスインテリジェンス)ソリューションの提供。企業のデータ活用を支援し、DX推進に貢献。売上構成比8%。
クラウド型勤怠管理システム「CC-BizMate」やスタッフサービス等。自社サービスの拡大を推進中。売上構成比6%。
稼ぐ力はどのくらい?
FY2025/3実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 10.2% | 5.7% | - |
| 2022/03期 | 19.5% | 11.0% | - |
| 2023/03期 | 21.9% | 12.8% | - |
| 2024/03期 | 25.8% | 14.5% | 10.2% |
| 2025/03期 | 24.1% | 13.2% | 11.3% |
| 3Q FY2026/3 | 19.9%(累計) | 10.3%(累計) | 11.5% |
営業利益率は5.1%から11.3%へと大幅に改善しており、IT業界の中でも高水準の収益性を確保しています。ROEは20%超を安定的に維持しており、資本効率の高い経営を実践しています。高付加価値案件へのシフトと生産性向上により、利益率の構造的な改善が進んでいます。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 96.3億円 | — | 3.7億円 | 24.6円 | — |
| 2022/03期 | 121億円 | 11.1億円 | 7.7億円 | 51.0円 | +25.9% |
| 2023/03期 | 138億円 | 14.6億円 | 10.2億円 | 67.9円 | +14.2% |
| 2024/03期 | 149億円 | 15.2億円 | 13.1億円 | 90.3円 | +7.9% |
| 2025/03期 | 162億円 | 18.4億円 | 13.2億円 | 93.2円 | +8.5% |
クロスキャットは5期連続で増収増益を達成しており、2025/03期は売上高162億円・営業利益18.4億円と過去最高を更新しました。2021/03期から2025/03期にかけて売上高は約1.7倍、営業利益は約3.7倍に成長しています。2026/03期は売上高171億円・営業利益19.3億円を予想し、成長トレンドの継続が見込まれています。 【3Q 2026/03期実績】売上126億円(通期予想比74%)、営業利益15億円(同75%)、純利益11億円(同79%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| システム開発事業 | 139億円 | 15.8億円 | 11.4% |
| BIビジネス事業 | 13億円 | 1.5億円 | 11.5% |
| その他事業 | 10億円 | 1.3億円 | 13.0% |
システム開発事業が売上の86%を占める主力セグメントで、BIビジネス事業(8%)とその他事業(6%)が続きます。いずれのセグメントも営業利益率11%以上と高収益であり、特にその他事業は自社サービスの成長により利益率13%と最も高い収益性を誇ります。金融分野の安定受注を基盤に、DX関連サービスの拡大が進んでいます。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 156億円 | — | 162億円 | +3.8% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 16億円 | — | 18億円 | +16.2% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
クロスキャットは「Growing Value 2026」のもと、2027/03期に売上高173億円・営業利益20億円を最終目標に掲げています。初年度の2025/03期実績は売上高162億円・営業利益18.4億円と目標の92〜94%に到達しており、ROEと配当性向は初年度で既に目標を達成しています。金融分野の安定受注とDXサービスの拡大が成長ドライバーです。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2026/03期の年間配当を1株37円に増額修正。配当利回りは3.83%に上昇し、株主還元を強化。
2026/03期 第3四半期決算で経常利益は前年同期比3.8%増の15.1億円と堅調に推移。通期計画に対して順調な進捗。
新中期経営計画「Growing Value 2026」を始動。2027/03期に売上高173億円・営業利益20億円を目指す。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q FY2026/3末時点
総資産は2021/03期の65億円から2025/03期には105億円まで拡大しており、事業規模の成長に伴い着実に資産を積み上げています。2024/03期からM&A等に伴い有利子負債が発生していますが、自己資本比率は55%台を維持しており、財務健全性は良好です。BPSの変動は株式分割の影響を含みます。 【3Q 2026/03期】総資産101億円、純資産64億円、自己資本比率55.4%、有利子負債7.0億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 3.6億円 | ▲4.2億円 | 3.4億円 | ▲5,600万円 |
| 2022/03期 | 6.8億円 | ▲3,500万円 | ▲5.7億円 | 6.5億円 |
| 2023/03期 | 7.4億円 | ▲1.6億円 | 6,000万円 | 5.8億円 |
| 2024/03期 | 12.2億円 | 9,500万円 | ▲9.6億円 | 13.2億円 |
| 2025/03期 | 6.9億円 | ▲2,900万円 | ▲3.2億円 | 6.6億円 |
営業キャッシュフローは2022/03期以降一貫してプラスで推移しており、安定的なキャッシュ創出力を示しています。2024/03期には12.2億円の営業CFを記録し、投資CFもプラスとなりました。フリーキャッシュフローも安定的にプラスを維持しており、健全なキャッシュフロー経営が実践されています。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役9名中、女性が1名(11.1%)を占めています。3社の連結子会社を統括するコンパクトなグループ経営を実践しており、資本効率の高いアセットライトな事業モデルが特徴です。平均勤続年数11年と人材の定着率も良好です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 548万円 | 856人 | - |
従業員の平均年収は548万円で、平均年齢36歳と若い人材が活躍する組織です。従業員数は2021/03期の743名から2025/03期の856名へと着実に増加しており、事業拡大に伴う積極的な人材採用が行われています。平均勤続年数11年と定着率も良好です。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
クロスキャットのTSRは5年間で301.8%とTOPIXの213.4%を大幅に上回るパフォーマンスを実現しています。2024期にはTSR 428.6%まで上昇した後、2025期には301.8%に調整していますが、それでもTOPIXを約90ポイント上回っています。業績成長と増配による株主還元が、長期的なTSR優位の要因です。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 12円 | 29.0% |
| 2017/03期 | 15円 | 30.2% |
| 2018/03期 | 18円 | 31.3% |
| 2019/03期 | 20円 | 30.6% |
| 2020/03期 | 22円 | 33.8% |
| 2021/03期 | 22円 | 44.7% |
| 2022/03期 | 32円 | 62.7% |
| 2023/03期 | 37円 | 54.5% |
| 2024/03期 | 28円 | 31.0% |
| 2025/03期 | 33円 | 35.4% |
| 必要株数 | 200株以上(約19万円) |
| 金額相当 | 500円〜3,000円相当 |
| 権利確定月 | 9月 |
2026/03期の配当は1株37円(予想)と2期連続の増配を計画しており、配当利回りは3.83%と高水準です。中期経営計画では配当性向35%以上を目標に掲げており、業績成長に伴う増配が期待できます。加えて、株主優待としてQUOカードがもらえる点も個人投資家にとって魅力的です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 152.1万円 | 52.1万円 | 52.1% |
| 2022期 | 321.4万円 | 221.4万円 | 221.4% |
| 2023期 | 351.3万円 | 251.3万円 | 251.3% |
| 2024期 | 428.6万円 | 328.6万円 | 328.6% |
| 2025期 | 301.8万円 | 201.8万円 | 201.8% |
※ 株価と配当をもとに配当込みで試算したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。直近期は有価証券報告書が未提出のため株価から試算しています。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
クロスキャットの株価指標は、PER 10.1倍と情報通信業界平均(約25倍)を大きく下回る割安水準にあります。配当利回りは3.83%と業界平均(約1.5%)を大幅に上回っており、高配当・低PERの割安成長株として注目されます。ROE 22.5%の高収益企業がこの水準で放置されているのは、時価総額の小ささと流動性の低さが要因と考えられます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 5.4億円 | 1.7億円 | 31.5% |
| 2022/03期 | 11.7億円 | 4.1億円 | 34.7% |
| 2023/03期 | 15.1億円 | 4.9億円 | 32.5% |
| 2024/03期 | 15.7億円 | 2.6億円 | 16.5% |
| 2025/03期 | 19.0億円 | 5.8億円 | 30.6% |
税引前利益は2021/03期の5.4億円から2025/03期には19.0億円へと約3.5倍に成長しています。2024/03期の実効税率16.5%は税制上の特別措置等の影響によるものです。通常期の実効税率は30〜35%程度で推移しており、安定した納税を行っています。
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(株)クロスキャット まとめ
「金融系に強い独立系SI。DX推進と高収益体質で着実に成長する中堅IT企業」
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