2307プライム

(株)クロスキャット

CROSS CAT CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月25日

ROE25.0%
BPS415.0円
自己資本比率48.6%
FY2025/3 有報データ

金融システムのプロ集団。DXの波に乗り、高収益体質で株主にも報いる中堅IT企業

提供価値を高め、お客様に必要とされる企業

この会社ってなに?

銀行のオンラインバンキングやクレジットカードの決済システムなど、私たちが日常的に利用している金融サービスの裏側でクロスキャットのシステムが動いています。また、企業向けのクラウド勤怠管理「CC-BizMate」は多くの企業で導入されており、働く人の出退勤管理を支えています。M&Aで製造系や西日本への展開も進めており、IT企業としての事業領域を着実に広げています。

クロスキャットは1973年設立の独立系システムインテグレーターです。銀行・保険・クレジットなど金融分野のシステム開発に強みを持ち、クラウド型勤怠管理システム「CC-BizMate」などDXサービスも展開しています。FY2025/3は売上高162億円(前年比+8.5%)、営業利益18.4億円と5期連続の増収増益を達成。ROE 22.5%・営業利益率11.3%と高収益体質が特徴です。新中期経営計画「Growing Value 2026」のもと、FY2027/3に売上高173億円・営業利益20億円を目指しています。

情報・通信業プライム市場

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
3月
本社
東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス20階
公式
www.xcat.co.jp

社長プロフィール

山根 光則
代表取締役社長
実直経営者
お客様の視点に立った経営を基本に、品質と生産性の向上により顧客満足度を高めて事業を拡大し、収益性及び資本効率性を重視した経営を進め、企業価値の向上に努めてまいります。

この会社のストーリー

1973
クロスキャット設立

株式会社クロスキャットとして設立。金融機関向けのシステム開発事業をスタートした。

2001
東証二部に上場

東京証券取引所市場第二部に株式を上場。事業基盤の拡大に向けた新たなステージへ。

2013
クラウド勤怠管理「CC-BizMate」リリース

自社サービスとしてクラウド型勤怠管理システムをリリース。受託開発中心からSaaSビジネスへの展開を開始。

2022
東証プライム市場へ移行

市場再編に伴い東証プライム市場へ。業績成長とガバナンス強化が評価された。

2024
中計「Growing Value 2026」始動

提供価値の拡大を掲げた3カ年中期経営計画をスタート。売上高173億円・営業利益20億円を目指す。

注目ポイント

PER 10倍で配当利回り3.8%超

PER 10.1倍は情報通信業界平均の半分以下。ROE 22.5%の高収益企業が配当利回り3.83%で手に入る、割安成長株の好事例です。

5期連続増収増益の成長力

FY2021/3からFY2025/3にかけて売上高は1.7倍、営業利益は3.7倍に成長。金融系システムの安定受注とDXサービスの拡大が成長エンジンです。

QUOカード優待+増配方針

200株保有でQUOカード500円相当がもらえる株主優待に加え、配当性向35%以上を目標に掲げた増配方針。業績成長と共に配当の拡大が期待できます。

サービスの実績は?

37
1株当たり配当金
FY2026予想
+12.1% YoY
+8.5%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
22.5%
ROE
FY2025実績
856
従業員数(単体)
2025年3月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 33円
安全性
普通
自己資本比率 48.6%(FY2024/3からM&A等に伴う有利子負債が発生したが、自己資本比率55%台を維持しており財務は健全)
稼ぐ力
高い
ROE 25.0%
話題性
好評
ポジティブ 52%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
33
方針: 配当性向35%以上を目標とした利益還元
1株配当配当性向
FY2016/36.529.0%
FY2017/38.130.1%
FY2018/39.731.1%
FY2019/310.830.5%
FY2020/311.933.7%
FY2021/311.944.6%
FY2022/33262.7%
FY2023/33754.5%
FY2024/32831.0%
FY2025/33335.4%
1期連続増配
株主優待
あり
QUOカード(500円相当〜)
必要株数200株以上(約19万円)
金額相当500円〜3,000円相当
権利確定月9月

FY2026/3の配当は1株37円(予想)と2期連続の増配を計画しており、配当利回りは3.83%と高水準です。中期経営計画では配当性向35%以上を目標に掲げており、業績成長に伴う増配が期待できます。加えて、株主優待としてQUOカードがもらえる点も個人投資家にとって魅力的です。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
25.0%
業界平均
17.1%
営業利益率下回る
この会社
11.3%
業界平均
160.8%
自己資本比率上回る
この会社
48.6%
業界平均
41.4%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3121億円
FY2023/3138億円
FY2024/3149億円
FY2025/3162億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/315.2億円
FY2025/318.4億円

クロスキャットは5期連続で増収増益を達成しており、FY2025/3は売上高162億円・営業利益18.4億円と過去最高を更新しました。FY2021/3からFY2025/3にかけて売上高は約1.7倍、営業利益は約3.7倍に成長しています。FY2026/3は売上高171億円・営業利益19.3億円を予想し、成長トレンドの継続が見込まれています

事業ごとの売上・利益

システム開発事業
139億円85.8%)
BIビジネス事業
13億円8.0%)
その他事業
10億円6.2%)
システム開発事業139億円
利益: 15.8億円利益率: 11.4%

金融・公共・産業分野向けのシステム開発・ITインフラ構築。銀行、保険、クレジットなど金融分野のノウハウに強み。売上構成比86%を占める最大セグメント。

BIビジネス事業13億円
利益: 1.5億円利益率: 11.5%

データ分析・BI(ビジネスインテリジェンス)ソリューションの提供。企業のデータ活用を支援し、DX推進に貢献。売上構成比8%。

その他事業10億円
利益: 1.3億円利益率: 13.0%

クラウド型勤怠管理システム「CC-BizMate」やスタッフサービス等。自社サービスの拡大を推進中。売上構成比6%。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
25.0%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
12.5%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
11.3%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/316.5%5.7%-
FY2022/317.3%10.4%-
FY2023/323.1%11.9%-
FY2024/325.3%13.9%10.2%
FY2025/325.0%12.5%11.3%

営業利益率は5.1%から11.3%へと大幅に改善しており、IT業界の中でも高水準の収益性を確保しています。ROEは20%超を安定的に維持しており、資本効率の高い経営を実践しています。高付加価値案件へのシフトと生産性向上により、利益率の構造的な改善が進んでいます。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率48.6%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
33.0億円
会社の純資産
58.5億円

総資産はFY2021/3の65億円からFY2025/3には105億円まで拡大しており、事業規模の成長に伴い着実に資産を積み上げています。FY2024/3からM&A等に伴い有利子負債が発生していますが、自己資本比率は55%台を維持しており、財務健全性は良好です。BPSの変動は株式分割の影響を含みます。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+6.9億円
営業CF
投資に使ったお金
-2,900万円
投資CF
借入・返済など
-3.2億円
財務CF
手元に残ったお金
+6.6億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/33.6億円-4.2億円3.4億円-5,600万円
FY2022/36.8億円-3,500万円-5.7億円6.5億円
FY2023/37.4億円-1.6億円6,000万円5.8億円
FY2024/312.2億円9,500万円-9.6億円13.2億円
FY2025/36.9億円-2,900万円-3.2億円6.6億円

営業キャッシュフローはFY2022/3以降一貫してプラスで推移しており、安定的なキャッシュ創出力を示しています。FY2024/3には12.2億円の営業CFを記録し、投資CFもプラスとなりました。フリーキャッシュフローも安定的にプラスを維持しており、健全なキャッシュフロー経営が実践されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1IT人材の確保・育成に関するリスク(技術者不足による事業拡大への影響)
2技術革新への対応リスク(AI・クラウド等の急速な技術変化)
3情報セキュリティリスク(サイバー攻撃・情報漏洩等)
4プロジェクト管理リスク(大型案件の不採算化)
5景気変動リスク(顧客企業のIT投資抑制)
6M&Aに関するリスク(のれん減損等)

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/35.4億円1.7億円31.5%
FY2022/311.7億円4.1億円34.7%
FY2023/315.1億円4.9億円32.5%
FY2024/315.7億円2.6億円16.5%
FY2025/319.0億円5.8億円30.6%

税引前利益はFY2021/3の5.4億円からFY2025/3には19.0億円へと約3.5倍に成長しています。FY2024/3の実効税率16.5%は税制上の特別措置等の影響によるものです。通常期の実効税率は30〜35%程度で推移しており、安定した納税を行っています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
548万円
従業員数
856
平均年齢
36歳
平均年収従業員数前年比
当期548万円856-

従業員の平均年収は548万円で、平均年齢36歳と若い人材が活躍する組織です。従業員数はFY2021/3の743名からFY2025/3の856名へと着実に増加しており、事業拡大に伴う積極的な人材採用が行われています。平均勤続年数11年と定着率も良好です。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主24.4%
浮動株75.6%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関13.4%
事業法人等3.8%
外国法人等0.9%
個人その他80%
証券会社1.8%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はクロスキャット社員持株会。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,424,000株)10.1%
クロスキャット社員持株会(1,006,000株)7.13%
牛島 豊(593,000株)4.2%
尾野 貴子(576,000株)4.08%
佐藤 順子(570,000株)4.04%
小野田 亜紀(490,000株)3.47%
明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)(480,000株)3.4%
磯田 晶子(450,000株)3.19%
大久保 尚子(450,000株)3.19%
田崎 冬子(440,000株)3.12%

筆頭株主は信託銀行(10.1%)で、社員持株会が7.13%と高い比率で2位に位置しています。3位以下には創業家関係とみられる個人株主が複数名を連ねており、個人投資家の保有比率80%と非常に高い構成です。明治安田生命(3.4%)が機関投資家として安定株主の役割を担っています。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億5,130万円
取締役5名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
システム開発事業139億円15.8億円11.4%
BIビジネス事業13億円1.5億円11.5%
その他事業10億円1.3億円13.0%

システム開発事業が売上の86%を占める主力セグメントで、BIビジネス事業(8%)とその他事業(6%)が続きます。いずれのセグメントも営業利益率11%以上と高収益であり、特にその他事業は自社サービスの成長により利益率13%と最も高い収益性を誇ります。金融分野の安定受注を基盤に、DX関連サービスの拡大が進んでいます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 1名(11.1% 男性 8
11%
89%
監査報酬
3,190万円
連結子会社数
3
設備投資額
7万円
平均勤続年数(従業員)
11
臨時従業員数
23

取締役・監査役9名中、女性が1名(11.1%)を占めています。3社の連結子会社を統括するコンパクトなグループ経営を実践しており、資本効率の高いアセットライトな事業モデルが特徴です。平均勤続年数11年と人材の定着率も良好です。

会社の計画は順調?

A
総合評価
中計初年度にしてROE・配当性向の目標を達成済み。売上高・営業利益も計画に対して高い進捗率を示しており、最終年度の目標達成可能性が高い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

新中期経営計画「Growing Value 2026」
FY2025〜FY2027
売上高: 目標 173億円 順調 (162億円 (FY2025))
93.6%
営業利益: 目標 20億円 順調 (18.4億円 (FY2025))
91.8%
ROE: 目標 20%以上 達成 (22.5% (FY2025))
100%
配当性向: 目標 35%以上 達成 (35.4% (FY2025))
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025156億円162億円+3.8%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202516億円18億円+16.2%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

クロスキャットは「Growing Value 2026」のもと、FY2027/3に売上高173億円・営業利益20億円を最終目標に掲げています。初年度のFY2025/3実績は売上高162億円・営業利益18.4億円と目標の92〜94%に到達しており、ROEと配当性向は初年度で既に目標を達成しています。金融分野の安定受注とDXサービスの拡大が成長ドライバーです。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

クロスキャットのTSRは5年間で301.8%とTOPIXの213.4%を大幅に上回るパフォーマンスを実現しています。FY2024にはTSR 428.6%まで上昇した後、FY2025には301.8%に調整していますが、それでもTOPIXを約90ポイント上回っています。業績成長と増配による株主還元が、長期的なTSR優位の要因です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+201.8%
100万円 →301.8万円
201.8万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021152.1万円+52.1万円52.1%
FY2022321.4万円+221.4万円221.4%
FY2023351.3万円+251.3万円251.3%
FY2024428.6万円+328.6万円328.6%
FY2025301.8万円+201.8万円201.8%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残-
売り残-
信用倍率-
-時点
今後の予定
2026年3月期 本決算発表2026年5月中旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

クロスキャットの株価指標は、PER 10.1倍と情報通信業界平均(約25倍)を大きく下回る割安水準にあります。配当利回りは3.83%と業界平均(約1.5%)を大幅に上回っており、高配当・低PERの割安成長株として注目されます。ROE 22.5%の高収益企業がこの水準で放置されているのは、時価総額の小ささと流動性の低さが要因と考えられます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
45
前月比 +8.5%
メディア数
18
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 40%
情報・通信業 約350社中 140位
報道のトーン
52%
好意的
40%
中立
8%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算45%
DX・クラウド25%
配当・株主還元20%
その他10%

最近の出来事

2026年3月増配修正

FY2026/3の年間配当を1株37円に増額修正。配当利回りは3.83%に上昇し、株主還元を強化。

2026年2月Q3決算発表

FY2026/3 第3四半期決算で経常利益は前年同期比3.8%増の15.1億円と堅調に推移。通期計画に対して順調な進捗。

2024年4月中計始動

新中期経営計画「Growing Value 2026」を始動。FY2027/3に売上高173億円・営業利益20億円を目指す。

(株)クロスキャット まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 33円
安全性
普通
自己資本比率 48.6%(FY2024/3からM&A等に伴う有利子負債が発生したが、自己資本比率55%台を維持しており財務は健全)
稼ぐ力
高い
ROE 25.0%
話題性
好評
ポジティブ 52%

「金融系に強い独立系SI。DX推進と高収益体質で着実に成長する中堅IT企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU