4385プライム

メルカリ

Mercari, Inc.

最終更新日: 2026年4月30日

ROE26.2%
BPS603.3円
自己資本比率18.3%
FY2025/3 有報データ

誰もがかんたんにモノを売り買いできる世界を実現する、日本発のマーケットプレイス

新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る

この会社ってなに?

家に眠っている不要品をスマートフォンで撮影して出品するだけで、全国の誰かに売れるフリマアプリ「メルカリ」。子ども服やゲーム、家電から限定グッズまで、毎日数十万品が出品されています。売上金は「メルペイ」を通じてコンビニやスーパーでの支払いに使えるほか、電子マネーとしてiDやSuicaと連携した決済も可能です。「捨てるのはもったいない」という気持ちを、誰でも簡単にお金に変えられる仕組みを提供しています。

メルカリは国内最大級のフリマアプリ「メルカリ」を運営するプラットフォーム企業です。累計出品数は40億品を超え、月間利用者数2,300万人以上を誇ります。2025年6月期は売上高1,926億円、営業利益278億円と過去最高益を更新しました。スマホ決済サービス「メルペイ」や暗号資産取引の「メルコイン」などフィンテック領域への拡張を推進し、駿河屋との資本業務提携で中古品市場のエコシステム強化も図っています。2026年6月期はUS事業の戦略的見直しにより減益予想ですが、国内事業は引き続き高い成長力を維持しています。

情報・通信業プライム市場

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
6月
本社
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー
公式
about.mercari.com

社長プロフィール

山田 進太郎
代表取締役CEO
挑戦する起業家
メルカリは、あらゆる人が価値あるモノを簡単に売り買いでき、限りある資源が循環する社会の実現を目指しています。テクノロジーの力で個人間取引のハードルを下げ、新たな消費のかたちを創り出すことで、世界中の人々の暮らしをもっと豊かにしていきたいと考えています。

この会社のストーリー

2013
山田進太郎がメルカリを創業

世界一周旅行で新興国の消費実態を目にした山田進太郎が、個人間でモノを売り買いできるフリマアプリ「メルカリ」を構想し、起業した。

2014
ダウンロード数1,000万突破

サービス開始からわずか1年半でアプリダウンロード数が1,000万を突破。テレビCMの展開で一気に国民的アプリへと成長した。

2018
東証マザーズに上場

2018年6月に東証マザーズ(現グロース)に上場。時価総額は上場初日に7,000億円を超え、当時のマザーズ最大のIPOとなった。

2019
メルペイのサービス開始

スマホ決済サービス「メルペイ」を開始し、フリマの売上金を日常の買い物に使える経済圏を構築。NTTドコモとの提携も実現した。

2022
東証プライム市場へ移行

東証の市場再編に伴いプライム市場へ移行。国内フリマ市場での圧倒的な地位を背景に、グロースからバリューへの転換を進めた。

2025
過去最高益と駿河屋提携

FY2025/6に営業利益278億円の過去最高益を達成。駿河屋との資本業務提携により中古品市場のエコシステムをさらに強化した。

2026
次の成長ステージへ

US事業の戦略的見直しを進めつつ、国内メルカリJPの更なる収益力強化とフィンテック事業の拡大で次の成長を模索する転換期。

注目ポイント

国内フリマ市場で圧倒的No.1

月間利用者2,300万人超、累計出品数40億品超のフリマアプリ「メルカリ」。個人間取引のインフラとして日本の消費スタイルを変革した国民的プラットフォームです。

循環型社会への貢献

メルカリを通じて不要品が必要な人に届く循環型消費を実現。2025年には累計CO2排出削減量が100万トンを超え、サステナビリティ経営を実践しています。

フィンテック経済圏の構築

メルペイやメルコインなどフィンテック事業を展開し、売買からお金の管理までをワンストップで提供。プラットフォームの付加価値を高め、収益多角化を進めています。

サービスの実績は?

2,300万+
月間利用者数
メルカリアプリ
40億+
累計出品数
サービス開始以来
14.5%
売上高営業利益率
FY2025/6実績
1,926億円
連結売上高
FY2025/6実績(過去最高)
+2.8% YoY
約2,200
連結従業員数
2025年6月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
なし
配当なし
安全性
注意
自己資本比率 18.3%
稼ぐ力
高い
ROE 26.2%
話題性
好評
ポジティブ 60%

配当・優待はもらえる?

もらえません
1株配当(最新期)
0
方針: 無配(成長投資優先)
1株配当配当性向
FY2018/300.0%
FY2019/300.0%
FY2020/300.0%
FY2021/300.0%
FY2022/300.0%
FY2023/300.0%
FY2024/300.0%
FY2025/300.0%
株主優待
なし

株主優待制度は実施していません。

メルカリは創業以来、配当を実施しておらず、得られた利益を事業拡大や新サービス開発に再投資する方針を取っています。FY2025/6には過去最高益を記録しましたが、US事業やフィンテック分野への成長投資を優先しており、当面は無配が続く見通しです。株主還元としては自社株買いを実施した実績があります。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
26.2%
業界平均
14.3%
営業利益率上回る
この会社
14.5%
業界平均
14.5%
自己資本比率下回る
この会社
18.3%
業界平均
50.8%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/31,470億円
FY2023/31,721億円
FY2024/31,874億円
FY2025/31,926億円
営業利益
FY2022/3-37.1億円
FY2023/3170億円
FY2024/3175億円
FY2025/3278億円

売上高はFY2021/6の1,061億円からFY2025/6には1,926億円へと約82%成長し、国内フリマ市場の拡大を牽引しています。FY2022/6にはUS事業やメルペイへの先行投資で営業赤字に転落しましたが、FY2023/6以降は黒字に転換し、FY2025/6には営業利益278億円と過去最高益を記録しました。FY2026/6予想が減益なのは、US事業の戦略的見直しに伴う一時的な費用計上が見込まれるためで、国内事業は引き続き堅調です。

事業ごとの売上・利益

メルカリJP
1,480億円76.9%)
メルペイ・フィンテック
280億円14.5%)
メルカリUS
165億円8.6%)
メルカリJP1,480億円
利益: 480億円利益率: 32.4%

国内フリマアプリ「メルカリ」の運営。月間利用者2,300万人超。手数料収入(販売価格の10%)が主な収益源。利益率は極めて高い。

メルペイ・フィンテック280億円
利益: 30億円利益率: 10.7%

スマホ決済「メルペイ」、メルカリ内での後払い「メルペイスマート払い」、暗号資産取引「メルコイン」を展開。黒字化が進む。

メルカリUS165億円
利益: -230億円

米国フリマアプリ「Mercari」の運営。累計ダウンロード数は伸びているが、競争激化により収益化に苦戦。戦略的見直し中。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
26.2%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
4.8%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
14.5%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2018/3-12.9%-6.0%-12.4%
FY2019/3-27.0%-8.4%-23.5%
FY2020/3-64.4%-11.5%-25.3%
FY2021/314.3%2.2%4.9%
FY2022/3-19.9%-2.2%-2.5%
FY2023/323.7%3.1%9.9%
FY2024/318.7%2.7%9.3%
FY2025/326.2%4.8%14.5%

FY2022/6にはUS事業やメルペイへの先行投資で一時的に営業赤字となりましたが、FY2023/6以降は急速に改善し、FY2025/6にはROE26.2%、営業利益率14.5%と高い収益性を実現しています。プラットフォーム型のビジネスモデルにより、売上規模の拡大が直接的に利益率の改善につながる構造で、今後も国内事業の効率化が進む見通しです。

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率18.3%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
996億円

自己資本比率は10〜18%台と一般的な製造業と比べて低い水準ですが、これはメルペイの預り金(顧客からの預かり資金)が総資産を大きく膨らませているためで、決済事業を営むフィンテック企業としては一般的な構造です。純資産はFY2021/6の400億円からFY2025/6には996億円へと約2.5倍に拡大しており、利益蓄積による自己資本の充実が着実に進んでいます。

お金の流れは?

本業で稼げていません
本業で稼いだお金
-119億円
営業CF
投資に使ったお金
-314億円
投資CF
借入・返済など
+5.0億円
財務CF
手元に残ったお金
-433億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2018/3-34.4億円-19.4億円636億円-53.8億円
FY2019/3-72.9億円-28.1億円322億円-101億円
FY2020/3125億円-26.5億円4.7億円98.8億円
FY2021/333.7億円69.1億円198億円103億円
FY2022/3-262億円-6.7億円621億円-269億円
FY2023/3-369億円-6.3億円268億円-375億円
FY2024/3-433億円-8.8億円321億円-442億円
FY2025/3-119億円-314億円5.0億円-433億円

営業キャッシュフローがマイナスで推移しているのは、メルペイの顧客預り金の増加が営業CFの計算に影響しているためであり、本業の赤字を意味するものではありません。実際にはFY2025/6の営業利益は278億円と過去最高を記録しています。投資キャッシュフローはFY2025/6に拡大していますが、駿河屋への出資などの戦略投資が含まれています。財務活動では借入と自社株買いの動きが見られます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1US事業の継続的な赤字拡大と撤退・縮小リスク
2フリマ市場における競合(ラクマ、Yahoo!オークション等)との競争激化リスク
3メルペイの不正利用・決済トラブルによる信頼毀損リスク
4規制環境の変化(古物営業法、資金決済法等)による事業制約リスク
5個人情報の漏洩やサイバー攻撃によるセキュリティリスク
6プラットフォーム上での違法出品・詐欺行為の増加によるブランド毀損リスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2018/3-47.4億円0円-
FY2019/3-122億円0円-
FY2020/3-194億円0円-
FY2021/349.8億円0円0.0%
FY2022/3-39.0億円0円-
FY2023/3174億円43.8億円25.1%

実効税率が年度によって大きく変動しているのは、繰延税金資産の計上・取り崩しや海外子会社(特にUS事業)の損失の影響を受けているためです。FY2025/6の実効税率が6.7%と低いのは、過去の損失に対する繰延税金資産の取り崩しなどが影響しています。事業が安定的に黒字化する中で、今後は正常化していく見通しです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
1,176万円
従業員数
1,543
平均年齢
36.3歳
平均年収従業員数前年比
FY2022/6968万円1,232+5.2%
FY2023/61,035万円1,315+6.9%
FY2024/61,166万円1,417+12.7%
FY2025/61,176万円1,543+0.9%

平均年収は4年間で約208万円上昇し、IT業界でもトップクラスの1,176万円に到達。FY2024で+12.7%の大幅昇給を実施した後、FY2025は微増に落ち着きました。従業員数は毎年100名超のペースで増加しており、積極採用と高待遇を両立するIT企業の代表格です。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主55%
浮動株45%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関15%
事業法人等3%
外国法人等35%
個人その他45%
証券会社2%

創業者である山田進太郎氏が筆頭株主として約28%を保有しており、創業者主導の安定した経営基盤を持っています。

山田進太郎(創業者・代表取締役CEO)21.47%
日本マスタートラスト信託銀行(信託口)19.29%
日本カストディ銀行(信託口)6.54%
suadd(山田氏資産管理会社)6.28%
その他(機関投資家・個人)46.42%

創業者の山田進太郎氏が約28%を保有するオーナー経営企業です。外国人投資家比率も約35%と高く、グロース銘柄として海外機関投資家からの関心も強いです。個人投資家比率が約45%と高いのは、知名度の高い消費者向けサービスを手がけるIT企業ならではの特徴です。

会社の公式開示情報

役員報酬

7億1,400万円
取締役5名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
メルカリJP1,480億円480億円32.4%
メルペイ・フィンテック280億円30億円10.7%
メルカリUS165億円-230億円-

メルカリJPが売上の約77%、利益の大半を稼ぐ圧倒的な収益の柱です。営業利益率32.4%はプラットフォーム企業ならではの高水準です。フィンテック事業は黒字化が進みつつある一方、US事業は依然として赤字が続いており、FY2026/6に戦略的見直しの費用計上が見込まれています。国内事業の強さとUS事業の不確実性が共存する構造です。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

メルカリのTSRは5年間で117.3%となり、TOPIXの213.4%を約96ポイント大幅に下回りました。FY2022にUS事業の赤字拡大で株価が急落し、TSRは51.2%まで落ち込みました。FY2025には業績回復を受けて117.3%まで回復しましたが、TOPIX対比では依然として大きく劣後しています。今後のUS事業の行方と国内収益の持続的成長がTSR改善の鍵となります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+17.3%
100万円 →117.3万円
17.3万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021142.0万円+42.0万円42.0%
FY202251.2万円-48.8万円-48.8%
FY202360.5万円-39.5万円-39.5%
FY202455.8万円-44.2万円-44.2%
FY2025117.3万円+17.3万円17.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残3,450,000株
売り残1,820,000株
信用倍率1.90倍
2026年3月28日時点
今後の予定
2026年6月期 第3四半期決算発表2026年5月上旬(予定)
2026年6月期 本決算発表2026年8月上旬(予定)

PER53.8倍、PBR6.57倍とセクター平均を大幅に上回る高い成長期待を織り込んだバリュエーションです。フリマ市場の拡大余地やフィンテック事業の将来性が評価されている一方、US事業の戦略的見直しに伴う一時的な減益が予想されているため、業績の回復スピードが株価の方向性を左右する局面にあります。信用倍率1.90倍と売り方も一定程度おり、短期的にはボラティリティの高い銘柄です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
135
前月比 +18.5%
メディア数
55
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, ITmedia, TechCrunch Japan
業界内ランキング
上位 3%
情報・通信業 480社中 12位
報道のトーン
60%
好意的
28%
中立
12%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・過去最高益28%
メルペイ・フィンテック22%
US事業・海外戦略20%
駿河屋提携・エコシステム18%
サステナビリティ・循環経済12%

最近の出来事

2026年2月2Q好決算

26年6月期上期の最終利益が前年同期比43.4%増の105億円と大幅増益。通期売上予想の上方修正も発表しました。

2025年12月駿河屋提携

中古品販売大手の駿河屋と資本業務提携を締結。メルカリのプラットフォームと駿河屋の鑑定ノウハウの融合で中古市場を拡大します。

2025年8月本決算発表

FY2025/6の営業利益が278億円と過去最高を更新。メルカリJP事業の収益性改善が大幅に進みました。

2025年5月3Q決算好調

第3四半期の営業利益が前年同期比58.9%増と大幅増益。株価は2,400円台を回復しました。

2025年3月米系証券目標UP

米系大手証券が目標株価を4,300円に引き上げ。国内事業の収益力を高く評価するレポートが注目を集めました。

最新ニュース

ポジティブ
米系大手証券がメルカリのレーティング強気継続、目標株価4,300円に引き上げ
3/31 · 株予報Pro
ポジティブ
メルカリ、上期最終利益43.4%増の105億円で着地 通期売上予想を上方修正
2/09 · 松井証券
ポジティブ
メルカリ、駿河屋と資本業務提携 中古品市場のエコシステムを強化
12/17 · メルカリ公式
ポジティブ
メルカリ、FY2025/6は営業利益278億円と過去最高益を更新
8/05 · 株探
ポジティブ
メルカリ3Q営業利益58.9%増、出直り強める 2,400円台回復
5/08 · 株式新聞

メルカリ まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
なし
配当なし
安全性
注意
自己資本比率 18.3%
稼ぐ力
高い
ROE 26.2%
話題性
好評
ポジティブ 60%

「捨てるを売るに変えた国民的フリマアプリ、決済・フィンテックで新たな経済圏を構築中」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/30 / データ提供: OSHIKABU