クオンタムソリューションズ(株)
Quantum Solutions Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月25日
AI×Web3×デジタル資産。東証スタンダードから世界を目指す、ボーダレスなテックベンチャー
最先端のAIソリューションでよりよい明日の実現を
この会社ってなに?
クオンタムソリューションズは、企業向けにAIを活用した業務効率化ソリューションを提供しています。また、ゲーム業界向けにはWemadeと提携し、著名IPゲームのアイテムをトークン化するEコマースプラットフォーム「GLMMO」を共同開発。さらに、暗号資産(特にイーサリアム)の大量保有戦略は、日本における機関投資家レベルのデジタル資産運用のパイオニアとして注目されています。
クオンタムソリューションズは2000年設立、2002年東証上場のIT企業です。祖業の携帯システム構築から転換し、現在はAI統合ソリューション、次世代データセンター(AIDC)、Web3アプリケーション、デジタル資産戦略を主軸に展開。日本上場企業でイーサリアム(ETH)保有量No.1を達成し、暗号資産を活用したトレジャリー戦略でも注目を集めています。FY2025/3は売上高6.9億円(前年比+240.5%)と大幅増収ですが、営業赤字が継続中。PBR 59.44倍と将来の成長期待を織り込んだバリュエーションとなっています。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 2月
- 本社
- 東京都千代田区丸の内1丁目9番2号 グラントウキョウサウスタワー
- 公式
- www.quantum-s.co.jp
社長プロフィール
クオンタムソリューションズは、AI技術とデジタル資産を融合し、次世代のビジネスインフラを構築します。日本上場企業としてイーサリアム保有量No.1を達成した実績を武器に、グローバルなデジタル経済圏の創出に挑み続けます。
この会社のストーリー
クオンタムソリューションズ株式会社として設立。携帯電話向けシステム構築を祖業として事業を開始した。
東証マザーズ(現グロース・スタンダード)に上場。資本市場へのアクセスを確保し、成長資金を調達。
従来の携帯システム事業からAI・テクノロジー事業へと大胆な事業転換を開始。グローバル展開を加速。
WemadeやJP GAMESとの戦略提携を締結。AIデータセンター事業やデジタル資産戦略を本格化させた。
イーサリアムの大量取得戦略が実を結び、日本の上場企業として最大のETH保有者に。デジタル資産トレジャリーのパイオニアとなった。
次世代AIデータセンター(AIDC)インフラの構築を推進。AI×Web3の融合による新たな成長ステージを目指す。
注目ポイント
AIソリューション、Web3アプリケーション、デジタル資産運用の3つを組み合わせた独自のビジネスモデル。日本の上場企業では稀有な存在です。
香港・シンガポール等に8つの連結子会社を有し、アジア太平洋地域でのビジネス展開を推進。経営陣のグローバルネットワークが強みです。
イーサリアムの大量保有戦略により、暗号資産市場の上昇局面で大きなアップサイドが期待できます。ただしボラティリティの高さにはご注意を。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2022/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2023/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2025/3 | 0円 | 0.0% |
株主優待制度はありません。
設立以来、無配が継続しています。営業赤字が続いており、配当原資となる利益が確保できていないためです。今後の黒字転換と安定的な利益計上が配当開始の前提条件となります。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
売上高はFY2024/3に2億円台まで落ち込みましたが、FY2025/3には6.9億円と前年比+240.5%の大幅増収を達成しました。AI事業やデジタル資産関連の収益が寄与しています。ただし、営業赤字は継続しており、FY2026/3も5.4億円の営業損失を予想。事業構造の転換期にあり、収益化には時間を要する見通しです。
事業ごとの売上・利益
企業向けAI統合ソリューションの提供。CPUサーバーの販売代理や、次世代データセンター(AIDC)インフラの構築を推進。売上の大部分を占める主力事業。
イーサリアム等の暗号資産を活用したトレジャリー戦略、Web3アプリケーション開発、ゲームIPのトークン化プラットフォーム「GLMMO」の共同開発。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -58.2% | -38.8% | -154.3% |
| FY2022/3 | -27.7% | -25.9% | -140.6% |
| FY2023/3 | -240.9% | -203.8% | -149.2% |
| FY2024/3 | - | - | -459.5% |
| FY2025/3 | -133.8% | -97.8% | -68.3% |
全期間を通じて営業利益率・ROE・ROAともにマイナスが続いています。ただし、FY2025/3の営業利益率は-68.3%とFY2024/3の-459.5%から大幅に改善しており、売上拡大に伴う赤字幅の縮小傾向が見られます。黒字転換が最大の経営課題です。
財務は安全?
財務体質は大きく変動しています。FY2024/3には自己資本比率が-13.2%と債務超過に陥りましたが、新株予約権の行使や転換社債による資金調達により、FY2025/3には自己資本比率34.9%まで回復しました。BPSは2.5円と低水準であり、株価148円に対してPBR 59.44倍と極めて高い水準にあります。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -2.7億円 | -1.1億円 | 3.0億円 | -3.8億円 |
| FY2022/3 | -2.8億円 | -2.2億円 | 1.9億円 | -5.0億円 |
| FY2023/3 | -3.8億円 | -4.8億円 | 5.8億円 | -8.6億円 |
| FY2024/3 | -6.6億円 | -1.3億円 | 6.8億円 | -7.8億円 |
| FY2025/3 | -5.2億円 | -1,100万円 | 5.3億円 | -5.3億円 |
営業キャッシュフローは全期間でマイナスが継続しており、事業単体での資金創出力はまだ確立されていません。一方、財務キャッシュフローは毎期プラスで、新株予約権や転換社債によるエクイティファイナンスで資金を調達しています。フリーキャッシュフローもマイナスが続いており、外部資金に依存した経営が続いています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -3.8億円 | 0円 | - |
| FY2022/3 | -3.1億円 | 0円 | - |
| FY2023/3 | -1.6億円 | 0円 | - |
| FY2024/3 | -7.8億円 | 0円 | - |
| FY2025/3 | -4.6億円 | 0円 | - |
全期間を通じて税引前損失が継続しており、法人税等の納付はゼロです。繰越欠損金が蓄積されており、将来黒字転換した際に税制上の恩恵を受ける可能性があります。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 526万円 | 53人 | - |
従業員数は53名の小規模企業で、平均年収は526万円です。平均勤続年数が1.4年と極めて短く、事業転換に伴う人材の入れ替わりが激しいことを示しています。IT業界の中では給与水準はやや低めです。
誰がこの会社の株を持ってる?
浮動株比率が高く、株式の流動性が高い反面、株価変動が大きくなりやすい傾向があります。 外国人投資家の保有比率が高く、グローバルな投資家からの評価が反映されやすい銘柄です。
株主構成は海外投資家が80.1%を占める極めて特異な構造です。筆頭株主のKGI ASIA(24.7%)を筆頭に、岡三インターナショナル(20.6%)、FUTU SECURITIES(9.2%)と上位株主はすべてアジア系の海外証券口座です。国内金融機関の保有は0.2%とほぼゼロで、グローバルな投機的資金が株価を形成している状況です。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| AIソリューション事業 | 3.9億円 | -2.8億円 | - |
| デジタル資産・Web3事業 | 3.0億円 | -1.9億円 | - |
AIソリューション事業とデジタル資産・Web3事業の2本柱で構成されています。どちらのセグメントも赤字ですが、AI事業ではサーバーメーカーとの販売代理店契約やAIDCインフラの構築が進行中。Web3事業ではWemadeとの戦略提携やJP GAMESとの資本業務提携により、ゲーム・コンテンツ領域でのトークン経済圏の構築を目指しています。
この会社のガバナンスは?
取締役7名中、女性は1名(14.2%)です。連結子会社8社を有し、香港・シンガポール等のアジア拠点を通じてグローバルに事業を展開しています。平均勤続年数1.4年は事業転換期の人材流動性を反映しています。設備投資額は21万円とほぼゼロで、アセットライト戦略を採用していることがわかります。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSRは5年間で820.7%とTOPIX(177.5%)を大幅にアウトパフォームしています。ただし、これは2020年前後の超低水準からの反発を含んでおり、直近1年間では株価が大幅に下落しています。長期的には大きなリターンを生んでいますが、短期的なボラティリティが極めて高い点に注意が必要です。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 228.7万円 | +128.7万円 | 128.7% |
| FY2022 | 386.1万円 | +286.1万円 | 286.1% |
| FY2023 | 380.7万円 | +280.7万円 | 280.7% |
| FY2024 | 492.4万円 | +392.4万円 | 392.4% |
| FY2025 | 820.7万円 | +720.7万円 | 720.7% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PBR 59.44倍は業界平均(約3.2倍)を大幅に上回る超高バリュエーションです。BPSが2.5円と極めて低いため、PBRが跳ね上がっています。信用買残が329,100株とやや積み上がっており、売残はゼロのため信用倍率は算出不能(買い一方)の状態です。配当利回りは0%で、インカムゲインは期待できません。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
次世代データセンター(AIDC)事業に関する現状のアップデートを発表。AI向けインフラ事業の進捗を報告。
FY2026/2期第3四半期累計で最終損益12.3億円の赤字。事業構造転換の投資が先行している状況。
日本上場企業でイーサリアム保有量No.1を達成。機関投資家向けデジタル資産トレジャリーモデルの先駆者として注目。
最新ニュース
クオンタムソリューションズ(株) まとめ
ひとめ診断
「AI・Web3・デジタル資産で未来を切り拓く。日本上場企業ETH保有量No.1のテック企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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