9416プライム

ビジョン

VISION INC.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE21.2%
BPS41.8円
自己資本比率69.2%
FY2025/3 有報データ

「世界と日本をつなぐ」通信インフラで、旅とビジネスを支える成長企業

私たちは、情報通信サービスのディストリビューターとして、トップクラスの地位を確立し、お客様に最も価値あるサービスを提供し続けることを目指します。

この会社ってなに?

あなたが海外旅行や出張に行くとき、空港のカウンターでポケットWiFiを借りた経験はありませんか?そのお馴染みの「グローバルWiFi」サービスを提供しているのが、このビジョンという会社です。海外でもスマホを安心して使うための心強い味方ですね。また、普段あなたがオフィスで目にするビジネスフォンやコピー機、インターネット回線の手配といった、会社の通信環境を裏側で支えるサービスも展開しています。縁の下の力持ちとして、旅行の楽しみとビジネスの効率化の両方をサポートしている企業です。

海外用WiFiレンタル「グローバルWiFi」を主力とする通信事業者。コロナ禍の打撃からV字回復を遂げ、FY2025は売上高390.1億円、営業利益64.65億円と過去最高益を更新する見込みです。今後はインバウンド・アウトバウンド双方の需要を取り込みつつ、法人向けDX支援サービスやM&Aを通じて事業領域を拡大。配当性向50%またはDOE8%という高い株主還元方針も掲げ、成長と還元の両立を目指しています。

情報・通信業プライム市場

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
12月
本社
東京都新宿区西新宿六丁目5番1号 新宿アイランドタワー5階
公式
www.vision-net.co.jp

社長プロフィール

佐野 健一
佐野 健一
代表取締役会長CEO
挑戦者
私たちは「世の中の情報通信産業革命に貢献します」という経営理念のもと、お客様のニーズに応えるサービスを提供し続けてきました。今後も既存事業の成長と積極的なM&Aを通じて事業領域を拡大し、2028年の営業利益100億円達成という目標に向けて挑戦を続けます。

この会社のストーリー

1995
創業ものがたり

光通信でトップ営業マンとして活躍した佐野健一氏が独立。新幹線の車窓から見た富士山に惹かれ、静岡県で有限会社ビジョンを設立。

2001
株式会社ビジョン設立

BtoBの情報通信サービス仲介事業を本格化させるため、現在の株式会社ビジョンを設立。コピー機やビジネスフォンなどのOA機器販売から事業を拡大していく。

2012
「グローバルWiFi」事業開始

海外渡航者向けのWi-Fiルーターレンタルサービス「グローバルWiFi」を開始。これが後の主力事業へと成長する大きな転換点となる。

2015
東証マザーズ上場

創業から20年、社会的な信用と成長資金を獲得するため東京証券取引所マザーズに上場。公募価格2,000円に対し、初値は2,213円を記録した。

2016
東証一部へ市場変更

マザーズ上場からわずか1年で東京証券取引所市場第一部(現:プライム市場)へ市場変更。企業の急成長を市場に証明した。

2020
コロナ禍という最大の試練

世界的なパンデミックにより海外渡航が激減し、主力事業のグローバルWiFiが大きな打撃を受ける。株価も一時大きく下落し、会社として大きな試練に直面した。

2023
M&Aによる事業領域の拡大

コロナ禍を乗り越え、回復基調へ。仙台のITベンチャーZORSEを子会社化するなど、M&Aを積極的に活用し、事業ポートフォリオの強化と新たな成長戦略を加速させる。

2028
未来へのビジョン

中期経営計画の最終年度として営業利益100億円の達成を目指す。既存事業の深化と新規事業の創出により、さらなる飛躍を目指す。

注目ポイント

復活と成長を遂げる「グローバルWiFi」事業

コロナ禍で大打撃を受けた海外渡航者向けWi-Fiレンタル事業が、人流回復と共にV字回復。国内外の主要空港に無人受け取りロッカーを設置するなど、利便性を高めシェアを拡大しています。

株主への感謝を忘れない!高水準の株主還元

中期経営計画期間中(〜2028年)は、配当性向50%またはDOE8%の高い方を採用するという驚きの株主還元方針を掲げています。安定的な配当が期待できるのは大きな魅力です。

M&Aによるダイナミックな事業拡大

BtoBの情報通信サービスで培った基盤を活かし、IT、DX支援、グランピング事業などへM&Aを通じて積極的に進出。既存事業とのシナジーで、企業価値の向上を目指しています。

サービスの実績は?

9.8%
売上高成長率 (YoY)
FY2025予想
+9.8% YoY
20.5%
営業利益成長率 (YoY)
FY2025予想
+20.5% YoY
50
1株当たり配当金
FY2025予想
+85.2% YoY
593
従業員数
2026年3月30日時点
6,578万円
従業員一人当たり売上高
FY2025予想ベース
+8.4% YoY

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 50円
安全性
安定
自己資本比率 69.2%
稼ぐ力
高い
ROE 21.2%
話題性
普通
ポジティブ 45%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
50
方針: 配当性向50%目標またはDOE8%基準
1株配当配当性向
FY2021/300.0%
FY2022/300.0%
FY2023/300.0%
FY2024/32738.8%
FY2025/35054.3%
1期連続増配
株主優待
あり
権利確定月6月・12月

同社は株主還元を重視しており、2028年までの中期経営計画期間中は配当性向50%またはDOE(株主資本配当率)8%のいずれか高い方を目標とする方針を掲げています。この方針に基づき、直近では配当金額を大幅に引き上げており、株主への利益還元姿勢を鮮明にしています。安定した業績成長を背景に、持続的な配当拡充が期待できる仕組みとなっています。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
21.2%
業界平均
11.1%
営業利益率下回る
この会社
16.6%
業界平均
28.6%
自己資本比率上回る
この会社
69.2%
業界平均
55.0%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3255億円
FY2023/3318億円
FY2024/3355億円
FY2025/3390億円
営業利益
FY2022/324.1億円
FY2023/342.8億円
FY2024/353.6億円
FY2025/364.7億円

ビジョンは、グローバルWiFi事業と情報通信サービス事業の着実な成長により、FY2021/3からFY2025/3にかけて売上高を約181億円から約390億円へと大きく拡大させました。営業利益においても同様の成長トレンドが続き、効率的な事業運営を通じて利益を積み上げることで過去最高益の更新を継続しています。FY2026/3期もさらなる増収増益を見込んでおり、堅調なビジネスモデルが業績を下支えしています。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
21.2%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
15.0%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
16.6%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/37.2%4.9%6.1%
FY2022/312.9%8.6%9.5%
FY2023/320.7%14.2%13.5%
FY2024/318.9%13.4%15.1%
FY2025/321.2%15.0%16.6%

売上高の拡大に伴い収益性指標も着実に向上しており、営業利益率はFY2021/3の6.1%からFY2025/3には16.6%まで改善しました。資本効率を示すROE(自己資本利益率)も20%を超える高水準を維持しており、限られた資本で効率的に利益を生み出す体質が強化されています。グローバルWiFi事業等の高利益率事業が収益全体を牽引することで、極めて高い収益性を確保しています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率69.2%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
6.0億円
会社の純資産
213億円

財務健全性は非常に高く、自己資本比率はFY2025/3時点で約69.2%と安定した水準を維持しています。近年は成長投資のための借入が発生していますが、有利子負債は6億円程度に留まり、実質無借金経営に近い強固な財務基盤を有しています。潤沢な自己資本を背景に、将来の成長に向けた機動的な投資が可能な状態を保っています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+35.4億円
営業CF
投資に使ったお金
-21.2億円
投資CF
借入・返済など
+1.4億円
財務CF
手元に残ったお金
+14.2億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/314.1億円-5.5億円3,000万円8.6億円
FY2022/315.4億円-12.0億円1.4億円3.4億円
FY2023/350.5億円-18.4億円-10.4億円32.1億円
FY2024/331.2億円-11.6億円-4.8億円19.5億円
FY2025/335.4億円-21.2億円1.4億円14.2億円

本業の稼ぐ力を示す営業キャッシュフローは、事業規模の拡大に応じて安定してプラスを維持しており、潤沢なキャッシュ創出能力を示しています。創出したキャッシュを積極的に投資活動へ充当する一方で、FCF(フリーキャッシュフロー)も継続的に黒字を確保しています。この盤石なキャッシュフロー体質が、配当の支払いと将来成長に向けた投資の両立を可能にしています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1その他新株予約権の行使による株式価値の希薄化について当社グループは、業績向上への意欲を高めることを目的として、当社グループの役員及び従業員に対して、ストック・オプションによる新株予約権の発行を行っております
2新株予約権等の状況」に記載のとおりですが、これらの新株予約権が行使された場合、発行済株式総数が増加し、1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/311.4億円4.1億円36.2%
FY2022/324.2億円8.7億円36.1%
FY2023/343.4億円13.1億円30.3%
FY2024/354.2億円20.5億円37.8%
FY2025/364.7億円19.4億円30.1%

法人税等の支払額は税引前利益の拡大とともに増加傾向にあり、業績に応じた適切な納税を行っています。実効税率は概ね30%から38%の間で推移しており、法的な税率水準に準拠した算定が行われています。安定した利益計上に伴い、年間で約20億円規模の法人税等を納付する財務体質となっています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
558万円
従業員数
789
平均年齢
36.4歳
平均年収従業員数前年比
当期558万円789-

平均年収は572万円であり、同業界の平均的な水準に位置しています。売上高や利益の成長に応じて一定の待遇を確保しつつ、成長投資を優先する経営スタンスが見受けられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主40.8%
浮動株59.2%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関37.8%
事業法人等3%
外国法人等15.7%
個人その他37%
証券会社6.5%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(6,581,000株)13.02%
みずほ信託銀行株式会社有価証券管理信託(佐野健一口0730078号)(4,051,000株)8.01%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(2,877,000株)5.69%
株式会社SBI証券(2,814,000株)5.57%
佐野健一(2,727,000株)5.4%
NORTHERN TRUSTCO. (AVFC) RE WS WALES PENSION PARTNERSHIP  (WALESPP) ASSET POOLING ACS UMBRELLA(常任代理人 香港上海銀行東京支店)(1,674,000株)3.31%
みずほ信託銀行株式会社有価証券管理信託(佐野健一口0730079号)(1,350,000株)2.67%
みずほ信託銀行株式会社有価証券管理信託(佐野健一口0730080号)(1,350,000株)2.67%
みずほ信託銀行株式会社有価証券管理信託(佐野健一口0730081号)(1,350,000株)2.67%
株式会社日本カストディ銀行(信託E口)(1,340,000株)2.65%

大株主には創業者の佐野健一氏および同氏の資産管理会社が名を連ねており、強力なオーナーシップが維持されています。信託銀行等の機関投資家が上位を占める一方で、創業者による安定的な支配権が経営方針の意思決定を支えている構造です。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億4,077万円
取締役3名の合計

グローバルWiFi事業および情報通信サービス事業を主軸に展開しています。為替変動や渡航者数の増減が業績に直結するという事業特性があり、リスク要因として国際情勢や通信インフラの変化が常に監視対象となっています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 2名(18.2% 男性 9
18%
82%
監査報酬
4,400万円
連結子会社数
23
設備投資額
7.0億円
平均勤続年数(従業員)
8.1
臨時従業員数
133

女性役員比率は18.2%で、経営の多様性向上に取り組んでいます。監査報酬4,000万円を投じた強固な監査体制を構築し、連結子会社24社を抱える企業グループとしてのガバナンス管理を強化しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
コロナ禍後の回復が予想を上回り、利益目標は前倒し達成の可能性も。ただし、直近予想はやや慎重。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画
〜FY2028
営業利益: 目標 100億円 やや遅れ (64.65億円 (FY2025予想))
64.7%
配当性向: 目標 50% 順調 (54.2% (FY2025予想))
108.4%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202575億円65億円65億円-13.8%
FY202453億円54億円+2.1%
FY202330億円43億円+42.7%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025420億円390億円390億円-7.1%
FY2024361億円355億円-1.7%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現在進行中の中期経営計画では、最終年度である2028年12月期に営業利益100億円の達成を掲げています。FY2025予想時点での実績は64.65億円で、進捗率は64.7%と順調に進んでいます。コロナ禍からの回復期には業績予想を大幅に上回る実績を叩き出しましたが、直近のFY2025予想は期初から下方修正されるなど、外部環境の変化を慎重に見極めている姿勢がうかがえます。高い株主還元方針を維持しつつ、目標達成に向けたM&A等の成長投資が今後の鍵となります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、全ての年でTOPIXのパフォーマンスを下回る「アンダーパフォーム」という結果になっています。これは、コロナ禍で主力のグローバルWiFi事業が大きな影響を受け、株価が長期にわたり低迷したことが主な要因です。業績がV字回復し、配当も再開・増額しているものの、株価がコロナ前の水準まで回復するには至っておらず、資本利得(キャピタルゲイン)がTSRを押し下げる形となりました。今後の株価回復がTOPIXを上回るリターンを生み出すための課題です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合-27.9%
100万円 →72.1万円
-27.9万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202157.2万円-42.8万円-42.8%
FY202264.0万円-36.0万円-36.0%
FY202377.4万円-22.6万円-22.6%
FY202467.9万円-32.1万円-32.1%
FY202572.1万円-27.9万円-27.9%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残3,480,800株
売り残53,000株
信用倍率65.68倍
2026年3月20日時点
今後の予定
2026年12月期 第1四半期決算発表2026年5月14日ごろ
定時株主総会2027年3月30日

PERは11.3倍と、情報・通信業の業界平均である24.9倍と比較して割安な水準にあります。一方で、信用買い残が売り残を大幅に上回る65.68倍となっており、将来的な株価上昇を見込む買い需要が強いものの、需給面での重さも意識される状況です。今後の決算発表で示される業績動向が、現在の割安感を是正するきっかけになるか注目されます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +8.5%
メディア数
86
株探, Yahoo!ファイナンス, 日本経済新聞, PR TIMES
業界内ランキング
上位 15%
情報・通信業 2,100社中 315位
報道のトーン
45%
好意的
40%
中立
15%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績40%
株主還元・優待30%
M&A・事業提携20%
新サービス・その他10%

最近の出来事

2025年2月優待改悪

株主優待の内容変更を発表し、投資家から注目を集めました。

2025年11月3Q決算発表

第3四半期累計の経常損益が4,752百万円となる堅調な業績を達成しました。

2023年6月子会社化

ZORSE株式会社の株式を取得し、グローバルWiFi事業の周辺領域を強化しました。

ビジョン まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 50円
安全性
安定
自己資本比率 69.2%
稼ぐ力
高い
ROE 21.2%
話題性
普通
ポジティブ 45%

「海外旅行の復活で『グローバルWiFi』が完全復活、法人向けDX支援と積極M&Aで成長を再加速させる通信の総合商社」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU