クレスコ
CRESCO LTD.
最終更新日: 2026年3月28日
技術力で社会を支え、14期連続最高益を更新し続ける安定成長の独立系SIer
IT技術を核に、顧客と共に新しい価値を創造し、安心で便利な社会の実現に貢献することを目指しています。
この会社ってなに?
あなたが銀行のATMでお金を引き出したり、スマートフォンで最新のアプリを使ったりするとき、その裏側でクレスコの技術が活躍しているかもしれません。同社は、社会に不可欠なシステムの設計や開発を手がける「縁の下の力持ち」のような存在です。例えば、金融機関の勘定系システムや、自動車に搭載されるソフトウェアなど、私たちの生活の安全性や利便性を支える重要な部分を担っています。普段、意識することはないかもしれませんが、クレスコの仕事は、現代社会の様々なサービスをスムーズに動かすために欠かせない役割を果たしているのです。
クレスコは、金融機関向けシステム開発や組込みソフトウェアを主力とする独立系SIerです。FY2025は売上高587.6億円(前期比11.4%増)、営業利益59.83億円(同16.8%増)と14期連続の増収増益を見込むなど、安定した成長を継続しています。現在は中期経営計画「Cresbo Ambition 2026」を推進中で、M&Aも活用しながら2026年度の売上高700億円、営業利益率11.5%達成を目指しており、成長と収益性の両立を追求しています。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟32階
- 公式
- www.cresco.co.jp
社長プロフィール

私たちは、IT基盤系と組込みソフトウエア開発の技術を融合させ、創業以来の経営理念『クレスコ憲章』を大切にしています。技術力と人間力の両輪で、お客様や社会の期待を超える価値を提供し、持続的な成長を目指します。
この会社のストーリー
コア・グループから分離独立し、株式会社クレスコを設立。ソフトウェア開発事業を開始し、社会のIT化の波に乗って第一歩を踏み出す。
創業から約9年で株式を店頭公開。企業としての信頼性を高め、さらなる事業拡大に向けた基盤を築く。
JASDAQから東証二部へとステップアップ。より多くの投資家から認知され、企業としてのステージを一段上げる。
東証一部(現プライム市場)に指定替え。日本を代表する企業の一つとして、社会的責任と期待を背負い新たな成長を目指す。
エス・アイ・サービスを子会社化するなど、M&Aを加速。グループ全体の技術力と事業領域を拡大し、総合力を強化する。
生成AIを活用し、高品質な設計書を自動生成する技術を発表。最先端技術を取り入れ、開発の生産性と品質向上に挑戦する。
「連結売上高700億円」「連結営業利益率10%以上」を目標とする中期経営計画をスタート。持続的な成長への強い意志を示す。
注目ポイント
安定した事業基盤と継続的な成長により、14期連続で経常利益の最高益を更新中。株主への安定した利益還元が期待できます。
M&Aを通じて新たな技術や顧客基盤を獲得し、事業領域を拡大。グループシナジーを創出し、企業価値の向上を図っています。
業績向上に伴い、継続的に配当を増額する方針を掲げています。安定したキャッシュフローを背景に、株主への利益還元に積極的です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 14.3円 | 32.9% |
| FY2017/3 | 15.7円 | 30.5% |
| FY2018/3 | 20.6円 | 36.0% |
| FY2019/3 | 18.9円 | 31.7% |
| FY2021/3 | 20.8円 | 30.3% |
| FY2022/3 | 24.1円 | 28.6% |
| FY2023/3 | 27.4円 | 31.6% |
| FY2024/3 | 27.2円 | 28.8% |
| FY2025/3 | 42円 | 39.3% |
現在、株主優待制度は実施しておりません。
配当については、原則として連結経常利益をベースに算出される親会社株主に帰属する当期純利益の30%以上を目標とした安定かつ継続的な株主還元を方針としています。利益の成長に応じた配当増加を基本としており、過去の実績からも株主重視の姿勢が伺えます。今後は、さらなる資本効率の向上とともに、配当性向の目標を軸とした安定的な利益配分が期待されます。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
クレスコは、情報・通信業界において受託ソフト開発を主軸に成長を続けており、FY2025/3には売上高587.6億円、当期純利益44億円と順調に拡大しました。DX需要の取り込みや積極的なM&Aによる事業領域の拡大が功を奏し、増収増益基調を維持しています。FY2026/3も売上高640億円、純利益49億円を見込んでおり、強固な顧客基盤を背景に安定的な成長が継続する見通しです。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 14.7% | 8.7% | - |
| FY2022/3 | 14.6% | 9.8% | - |
| FY2023/3 | 12.0% | 9.9% | - |
| FY2024/3 | 13.8% | 9.4% | 9.7% |
| FY2025/3 | 14.9% | 10.2% | 10.2% |
収益性は非常に高く、営業利益率は概ね10%前後で安定的に推移しており、高い技術力と業務効率化によって高収益体質を実現しています。自己資本利益率(ROE)も13%から14%台の高い水準を維持しており、株主資本を効率的に活用した経営が行われています。DX市場の拡大に伴う単価上昇や付加価値の高いソリューション提供が、この高い収益性の源泉となっています。
財務は安全?
財務健全性は極めて高く、自己資本比率は70%を超えて推移しており、自己資本による厚い資本基盤が構築されています。有利子負債は極めて限定的、またはゼロの期が続いており、実質無借金経営に近い財務状況といえます。潤沢な手元資金を背景に、将来的な成長投資やM&Aを機動的に行える強固な財務体質を維持しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 31.6億円 | -4,700万円 | -14.8億円 | 31.1億円 |
| FY2022/3 | 32.2億円 | -11.6億円 | -13.5億円 | 20.7億円 |
| FY2023/3 | 16.8億円 | -8.8億円 | -16.3億円 | 8.1億円 |
| FY2024/3 | 32.1億円 | 14.5億円 | -7.2億円 | 46.7億円 |
| FY2025/3 | 47.6億円 | -22.9億円 | -20.9億円 | 24.7億円 |
営業キャッシュフローは本業の安定的な収益力を反映し、毎期安定してプラスを維持しています。投資キャッシュフローは成長戦略としてのM&Aや設備投資により支出が続いていますが、本業で稼いだキャッシュの範囲内で投資を行う健全な循環が確立されています。余剰資金は配当支払いや自己株式取得などの株主還元にも積極的に活用されており、全体としてキャッシュバランスは非常に良好です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 41.0億円 | 14.7億円 | 35.8% |
| FY2022/3 | 47.8億円 | 15.5億円 | 32.3% |
| FY2023/3 | 51.4億円 | 18.1億円 | 35.2% |
| FY2024/3 | 56.6億円 | 19.3億円 | 34.1% |
| FY2025/3 | 62.9億円 | 18.9億円 | 30.0% |
法人税等の支払額は、税引前利益の拡大に伴い増加傾向にあります。実効税率は概ね30%から35%の範囲で推移しており、日本の標準的な法人税率に準じた適切な納税状況となっています。特段の大きな税務上の特典や非経常的な税負担の影響は見られず、利益成長に応じて安定的な納税が継続しています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 662万円 | 2,999人 | - |
従業員平均年収は662万円となっており、システムインテグレーター(SIer)業界の中でも安定した水準を維持しています。人材獲得競争が激化する中で、充実した研修制度や福利厚生、スキルアップを支援する環境が年収の安定感に寄与していると考えられます。
誰がこの会社の株を持ってる?
外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 主な安定株主はクレスコ従業員持株会。
大株主には創業関連の有限会社イワサキコーポレーション(17.6%)が筆頭株主に名を連ねており、創業家や役員による安定した経営支配体制が構築されています。また、日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行などの信託口が上位を占め、機関投資家の保有比率も一定水準あるため、市場との対話を通じたガバナンスも重視されている構成と言えます。
会社の公式開示情報
役員報酬
独立系SIerとして運輸・金融・製造など幅広い業種向けのコンサルティング・開発・保守を主力としています。有価証券報告書では、顧客先のIT投資動向や情報セキュリティリスクが主要な経営課題として挙げられており、生成AIの活用による開発効率化など、技術競争力を維持するための戦略的な投資を継続しています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が22.2%と一定水準を確保しており、多様性を重視した経営体制への移行を進めています。監査等委員会設置会社として監督機能の強化と迅速な意思決定を両立させており、12社の連結子会社を抱えるグループ経営においても適切なガバナンス体制が維持されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 585億円 | 587億円 | 588億円 | +0.4% |
| FY2024 | 525億円 | — | 528億円 | +0.5% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 59億円 | — | 60億円 | +1.4% |
| FY2024 | 53億円 | — | 51億円 | -2.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の中期経営計画「Cresbo Ambition 2026」では、最終年度(2026年度)に連結売上高700億円、営業利益80.5億円を目標に掲げています。直近のFY2025実績は売上高587.6億円、営業利益59.83億円であり、進捗率はおおむね75%〜85%と順調に推移しています。期初予想に対する乖離も小さく、安定した業績管理能力が伺えます。目標達成にはM&Aによる上乗せと既存事業のオーガニックな成長が鍵となります。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫して市場平均であるTOPIXを下回る(アンダーパフォーム)状況が続いています。これは、安定的な増配や株価上昇はあったものの、それ以上にTOPIX全体の上昇ペースが速かったことを意味します。特にFY2024はTOPIXが216.8%と大きく伸長したのに対し、自社TSRは162.1%にとどまりました。株価が業界内で割安に評価されていることが、TSRが市場平均に追いつけていない一因と考えられます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 115.9万円 | +15.9万円 | 15.9% |
| FY2022 | 143.8万円 | +43.8万円 | 43.8% |
| FY2023 | 128.5万円 | +28.5万円 | 28.5% |
| FY2024 | 162.1万円 | +62.1万円 | 62.1% |
| FY2025 | 185.3万円 | +85.3万円 | 85.3% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
情報・通信業の平均PERが約24.9倍であるのに対し、クレスコのPERは12.4倍と業界平均に比べて割安な水準にあります。PBRも同様に割安感が見られます。一方で配当利回りは2.86%と業界平均より高く、株主還元への意識が伺えます。信用倍率は7.7倍と買い残が多く、将来の株価上昇を期待する投資家が多いことを示唆していますが、需給面での重さも意識されます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
2026年3月期第3四半期累計で経常利益10.6%増を達成し、連続最高益更新に向け堅調に推移。
生成AIを活用し、設計書の完成度90%を自動生成するソリューションを発表しDX支援を強化。
グループ内組織再編により高木システムを吸収合併し、経営資源の効率化と生産性向上を図る。
最新ニュース
クレスコ まとめ
ひとめ診断
「創業36年の独立系SIerが、金融・組込みの技術力を武器に企業のDX化を支える黒子役」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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