ウイングアーク1st4432
WingArc1st Inc.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが普段受け取る携帯電話の請求書や、ネットショッピングの明細書、その裏側ではウイングアーク1stの技術が活躍しているかもしれません。同社は、企業が大量の請求書や帳票を正確に作成し、電子データとして配信するシステムを提供しています。また、コンビニやスーパーが「どの商品がよく売れているか」を分析し、最適な品揃えを考える際に使う、売上データをグラフなどで可視化するツールも手掛けています。私たちの目に直接触れることは少なくても、社会の様々な企業の活動をデータという側面から支えている、縁の下の力持ちのような存在です。
帳票・データ活用SaaSの国内大手。2025年2月期は売上高287.1億円(前期比11.5%増)、営業利益82.16億円(同12.4%増)と安定成長を継続しています。特に、請求書発行や文書管理といった企業のバックオフィス業務を効率化するソリューションが収益の柱であり、28%を超える高い営業利益率を誇ります。近年はM&Aや提携も積極化しており、既存事業の深耕と新規領域への進出で、企業のデータ活用パートナーとしての地位を固めつつあります。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 2月
- 本社
- 東京都港区六本木3丁目2番1号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/02期 | 9.5% | 4.4% | 17.5% |
| 2022/02期 | 15.5% | 7.6% | 30.2% |
| 2023/02期 | 13.5% | 7.2% | 26.6% |
| 2024/02期 | 14.7% | 8.4% | 28.4% |
| 2025/02期 | 14.6% | 8.8% | 28.6% |
| 2026/02期 | 14.6% | 9.2% | 29.1% |
収益性は極めて高く、営業利益率は2022/03期以降、25%を超える安定した水準を維持しています。効率的な運営体制の構築とソフトウェアビジネス特有の利益率の高さにより、ROE(自己資本利益率)は14%前後で推移しており、資本を効率的に活用して利益を生み出す能力が証明されています。これは、高いシェアを誇る製品群が安定的な収益基盤となっている成果といえます。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/02期 | 183億円 | 32.1億円 | 24.5億円 | 79.5円 | - |
| 2022/02期 | 198億円 | 59.9億円 | 43.5億円 | 132.3円 | +8.5% |
| 2023/02期 | 223億円 | 59.5億円 | 44.0億円 | 129.5円 | +12.7% |
| 2024/02期 | 258億円 | 73.1億円 | 54.1億円 | 158.1円 | +15.2% |
| 2025/02期 | 287億円 | 82.2億円 | 59.3億円 | 172.0円 | +11.5% |
当社の業績は、帳票・文書管理ソフトおよびデータ活用支援事業が牽引し、5期連続で増収を達成する力強い成長軌道を描いています。特に2025/03期には売上収益が約287億円、営業利益が約82億円に達するなど、高付加価値な製品提供による収益拡大が顕著です。今後もDX需要を背景にしたクラウドシフトの加速により、更なる事業規模の拡大が見込まれています。 【2026/02期実績】売上309億円(前期比7.8%)、営業利益90億円、純利益65億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
帳票・文書管理およびデータ活用支援を軸とするSaaS・クラウド事業が収益の柱であり、DX市場の拡大を背景に高い利益率を維持しています。一方で、急速な技術進化や競合環境の変化が中長期的な事業リスクとして開示されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 276億円 | — | 287億円 | +4.0% |
| 2024期 | 238億円 | — | 258億円 | +8.2% |
| 2023期 | 210億円 | — | 224億円 | +6.4% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 80億円 | — | 82億円 | +2.7% |
| 2024期 | 64億円 | — | 73億円 | +15.1% |
| 2023期 | 48億円 | — | 59億円 | +25.2% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は明確な中期経営計画の開示はありませんが、毎期の業績予想に対する達成度は非常に高いです。過去3期にわたり、売上高・営業利益ともに期初予想を大幅に上回って着地しており、特に利益面での上振れが顕著です。これは、主力のSaaS事業が安定したリカーリング収益を生み出し、企業のDX需要を的確に捉えていることを示しています。保守的な業績予想を出しつつも、それを超える実績を出す経営スタイルは、投資家からの信頼獲得に繋がっています。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
インフォマートとの協業を開始し、電子請求書サービス間の連携強化によるバックオフィス効率化を推進。
第3四半期決算にて最終利益が前年同期比34%増益を達成し、成長性の高さを示した。
ヤンマー建機にて生成AI搭載のMotionBoardが採用され、生産計画策定時間を50%削減する成果を上げた。
「健康経営銘柄2026」に2年連続で選定され、人的資本経営への取り組みが外部から高く評価された。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務健全性は極めて良好であり、自己資本比率は2025/03期時点で60%を超える盤石な財務基盤を築いています。有利子負債については一時的に増加が見られるものの、潤沢な現預金と高いキャッシュ創出力により適切に管理されており、懸念すべきレベルではありません。強固なBSを背景に、さらなる成長投資や株主還元を柔軟に実施できる体制が整っています。 【2026/02期】総資産735億円、純資産470億円、自己資本比率64.0%、有利子負債57億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/02期 | 49.5億円 | 1.3億円 | 46.5億円 | 48.2億円 |
| 2022/02期 | 64.4億円 | 5.3億円 | 20.8億円 | 59.1億円 |
| 2023/02期 | 68.7億円 | 10.2億円 | 37.3億円 | 58.5億円 |
| 2024/02期 | 78.4億円 | 16.0億円 | 44.6億円 | 62.4億円 |
| 2025/02期 | 82.0億円 | 16.6億円 | 48.0億円 | 65.4億円 |
営業キャッシュフローは堅調な利益成長を背景に増加傾向にあり、安定的なフリー・キャッシュフロー創出能力を有しています。投資活動によるキャッシュアウトは成長に向けた開発投資やM&Aを反映していますが、営業CFの範囲内で十分に賄えている状態です。財務キャッシュフローのマイナスは主に積極的な株主還元や借入の返済によるものであり、健全な資金循環が行われています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は18.2%であり、ダイバーシティ推進が図られています。指名・報酬委員会を設置するなど透明性の高い監査体制を構築しており、プライム上場企業として強固なガバナンスを備えています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 756万円 | 1,002人 | - |
従業員平均年収は756万円であり、IT・ソフトウェア業界の中でも競争力のある水準です。リカーリングモデル(継続課金型)の堅調な売上成長が、高い報酬水準を支える要因となっています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
開示されたTSR(株主総利回り)データによると、ウイングアーク1stは2023期から2025期までの3年間、継続してTOPIXを大幅にアウトパフォームしています。これは、安定した業績成長を背景とした株価上昇に加え、配当金の着実な増加が株主への総リターン向上に大きく貢献したことを示しています。特に、高い配当性向を維持しながら増配を続けている点が、資本市場から高く評価されている要因と考えられます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2021/02期 | 24円 | 30.2% |
| 2022/02期 | 42.6円 | 32.2% |
| 2023/02期 | 43.1円 | 33.3% |
| 2024/02期 | 78.7円 | 49.8% |
| 2025/02期 | 104円 | 60.5% |
株主優待制度は実施していません。
当社は成長投資と株主還元のバランスを重視しており、配当性向の引き上げを通じて積極的な利益還元を行っています。近年の配当額は業績拡大とともに急速に増加しており、株主を強く意識した姿勢が明確です。今後も安定したキャッシュフローを原資に、持続的な配当成長を目指す方針が維持されています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2023期 | 147.6万円 | 47.6万円 | 47.6% |
| 2024期 | 251.5万円 | 151.5万円 | 151.5% |
| 2025期 | 297.7万円 | 197.7万円 | 197.7% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
同社のPER(15.0倍)およびPBR(2.14倍)は、情報・通信業の業界平均と比較して割安な水準にあります。一方で、配当利回りは4.02%と業界平均を大きく上回っており、株主還元への意識の高さが伺えます。信用倍率は25.47倍と高く、将来の株価上昇を見込んだ買い需要が強い状況ですが、需給の緩みには注意が必要です。次の決算発表は4月9日に予定されており、新年度の業績予想が株価の方向性を左右するでしょう。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|
法人税等の支払額は、税引前利益の着実な増加に伴い右肩上がりで推移しています。実効税率は概ね26%から28%程度のレンジで推移しており、日本の標準的な税率水準と整合的です。適正な納税を通じて社会貢献を果たすとともに、収益性の高い事業構造により安定した納税余力を維持しています。
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「請求書DXの黒子役が、AIデータ分析で企業の『頭脳』へと進化する高収益SaaS企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。