2321グロース

(株)ソフトフロントホールディングス

Softfront Holdings

最終更新日: 2026年3月25日

ROE-6.6%
BPS27.2円
自己資本比率72.0%
FY2025/3 有報データ

AIの声で、企業と顧客をつなぐ。音声コミュニケーションの未来を切り拓くテクノロジー企業

音声コミュニケーション技術で、人と企業をつなぐ新しい未来を創造する

この会社ってなに?

企業のコールセンターに電話をかけた際、AIが自然な会話で対応してくれる仕組み、それがソフトフロントの『commubo(コミュボ)』です。予約受付や問い合わせ対応など、人手不足が深刻なコールセンター業務をAIロボットが24時間対応。また、クラウド電話サービスにより、企業の電話環境のデジタル化も支援しています。IoTデバイスへの音声通話機能の組み込みなど、次世代の通信技術にも取り組んでいます。

ソフトフロントホールディングスは1997年設立のIT企業で、コールセンター向け自然会話AIロボット『commubo』とクラウド電話サービスを主力事業としています。2025年3月期は売上高8.2億円(前年比-7.4%)、営業利益2,800万円と4期ぶりに営業黒字に転換しましたが、最終損益は8,100万円の赤字が続いています。M&AによるCMS事業への参入や、ノアソリューションとの業務提携によるAI関連ソフトウェアの強化を進めており、再建途上にあります。PBR 9.05倍と高い評価を受ける一方、FY2026/3は再び営業赤字を予想しており、成長投資の段階にあります。

情報・通信業グロース市場

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
3月
本社
東京都千代田区九段南四丁目8番19号
公式
www.softfront.co.jp

社長プロフィール

二通 宏久
代表取締役社長
テクノロジー変革者
AIロボットとクラウド電話の力で、企業のコミュニケーションを変革します。人手不足が深刻なコールセンター業界にAIソリューションを提供し、より効率的で人にやさしいコミュニケーション環境の実現を目指しています。

この会社のストーリー

1997
ソフトフロント設立

SIP(通信プロトコル)技術を核に、株式会社ソフトフロントとして設立。VoIP技術のパイオニアとして歩み始めた。

2002
JASDAQ上場

JASDAQ証券取引所に株式を上場。通信ミドルウェア事業を軸に成長基盤を構築した。

2017
持株会社体制へ移行

株式会社ソフトフロントホールディングスに商号変更。グループ経営体制を強化し、事業の多角化を推進した。

2020
自然会話AIロボット『commubo』を本格展開

コールセンター向けAIロボット『commubo』の販売を本格化。人手不足解消のソリューションとして注目を集めた。

2025
大型増資と業務提携で再成長へ

第三者割当増資等により財務基盤を大幅強化。ノアソリューションとの業務提携でAIソリューションの拡充を図る。

注目ポイント

コールセンターDXの先駆者

自然会話AIロボット『commubo』は、人手不足が深刻なコールセンター業界の救世主。24時間対応可能なAIソリューションで、企業のDXを加速させています。

ボラティリティの高さが魅力のグロース株

52週安値75円から高値449円まで約6倍の値動き。AI関連のテーマ性と小型株ならではの値動きの大きさが、アクティブ投資家に注目される理由です。

増資で強化された財務基盤

FY2025/3の大型増資により自己資本比率72%・手元資金14.2億円を確保。有利子負債ゼロの健全な財務体質で、成長投資に臨む体制が整いました。

サービスの実績は?

0
1株当たり配当金
FY2025実績
-7.4%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
48
連結従業員数
2025年3月時点
14.2億円
手元資金
FY2025/3末

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑(FY2025/3に営業黒字転換もFY2026/3は再び営業赤字予想。成長投資段階)
配当
なし
配当なし
安全性
安定
自己資本比率 72.0%(大型増資により自己資本比率72%、有利子負債ゼロと財務は健全)
稼ぐ力
低い
ROE -6.6%
話題性
普通
ポジティブ 30%

配当・優待はもらえる?

もらえません
1株配当(最新期)
0
方針: 内部留保に重点を置き、将来のキャッシュフロー増大を優先
1株配当配当性向
FY2016/300.0%
FY2017/300.0%
FY2018/300.0%
FY2019/300.0%
FY2020/300.0%
FY2021/300.0%
FY2022/300.0%
FY2023/300.0%
FY2024/300.0%
FY2025/300.0%
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

現在は無配が続いており、株主優待制度もありません。会社方針として内部留保に重点を置き、事業成長と将来のキャッシュフロー増大を優先しています。黒字化の定着後に配当開始が期待されますが、当面は成長投資を優先する方針です。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
-6.6%
業界平均
11.2%
営業利益率下回る
この会社
3.5%
業界平均
28.6%
自己資本比率上回る
この会社
72.0%
業界平均
55.0%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/33.8億円
FY2023/37.6億円
FY2024/38.9億円
FY2025/38.2億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/3-1.6億円
FY2025/32,900万円

売上高はFY2021/3の3.1億円からFY2024/3には8.9億円まで拡大しましたが、FY2025/3は顧客獲得の長期化により8.2億円と一時的に減収となりました。営業利益はFY2025/3に2,800万円と4期ぶりの黒字転換を果たしましたが、最終損益は投資損失等により赤字が継続しています。FY2026/3は売上高9.5億円を予想しつつ、成長投資により営業赤字に転じる見込みです。

事業ごとの売上・利益

コミュニケーション・プラットフォーム関連
8.2億円100.0%)
コミュニケーション・プラットフォーム関連8.2億円
利益: 2,800万円利益率: 3.4%

自然会話AIロボット『commubo』やクラウド電話サービスの提供。コールセンター向けAIソリューションと通信基盤技術を展開。売上構成比100%の単一セグメント。

稼ぐ力はどのくらい?

赤字で稼げていません
ROE
-6.6%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
-4.8%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
3.5%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/357.7%13.0%-
FY2022/35.5%-3.5%-
FY2023/3-12.0%-7.7%-
FY2024/3-241.7%-61.5%-18.4%
FY2025/3-6.6%-4.8%3.5%

FY2021/3にはROE 26.3%・営業利益率9.4%と高い収益性を示しましたが、FY2022〜2024にかけて事業拡大に伴う先行投資で赤字が続きました。FY2025/3は営業利益率3.4%と黒字に復帰しており、事業基盤の再構築が進んでいます。ただし、FY2024/3のROE -185.4%は純資産の大幅な減少が影響したものです。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率72.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
12.9億円

FY2024/3には純資産が1.7億円まで減少し自己資本比率が25.4%に低下しましたが、FY2025/3に大型の資金調達(第三者割当増資等)を実施し、純資産12.9億円・自己資本比率72.0%へ大幅に改善しました。有利子負債はほぼゼロで、財務基盤は増資により大きく強化されています

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+6,100万円
営業CF
投資に使ったお金
-1,400万円
投資CF
借入・返済など
+11.7億円
財務CF
手元に残ったお金
+4,700万円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/34,700万円-2,400万円1,300万円2,300万円
FY2022/3900万円4,000万円2,600万円4,900万円
FY2023/3-4,500万円-7,800万円-1,200万円-1.2億円
FY2024/36,500万円-3,000万円1,400万円3,500万円
FY2025/36,100万円-1,400万円11.7億円4,700万円

営業キャッシュフローはFY2023/3を除きプラスを維持しており、本業での資金創出力は安定しています。FY2025/3の財務CF 11.7億円は第三者割当増資等による大型の資金調達を反映しています。手元資金は14.2億円まで増加し、今後の成長投資に向けた資金を確保しました。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1AI・音声技術の急速な進化に伴う競争激化リスク
2コールセンター市場の景気変動による需要変動リスク
3M&Aによるのれん減損リスク
4少数の大口顧客への依存リスク
5人材確保・育成に関するリスク
6情報セキュリティリスク(音声データの取り扱い等)

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/33,700万円0円0.0%
FY2022/3-3,400万円0円-
FY2023/3-5,200万円0円-
FY2024/3-1.7億円0円-
FY2025/3-5,800万円0円-

FY2021/3を除き税引前損益は赤字が続いており、法人税等の負担はほぼ発生していません。繰越欠損金を保有しているため、将来黒字化した際には税負担が軽減される見込みです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
560万円
従業員数
48
平均年齢
45.1歳
平均年収従業員数前年比
当期560万円48-

従業員数48名の小規模組織で、平均年収は560万円です。IT業界の中ではやや低めの水準ですが、平均年齢45.1歳・平均勤続年数7.2年と、専門人材が比較的安定して在籍しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主20.5%
浮動株79.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関0.4%
事業法人等20.1%
外国法人等22.1%
個人その他51.2%
証券会社6.2%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はデジタルフォルン・GCL Nihon。

JHY Development LPF (常任代理人:リーディング証券株式会社)(5,792,700株)12.79%
株式会社デジタルフォルン(4,540,110株)10.03%
有限責任事業組合三井キャピタルインベストメント(2,439,000株)5.38%
GCL Nihon株式会社(2,256,100株)4.98%
Plunkett Capital Holdings Limited (常任代理人:リーディング証券株式会社)(1,585,400株)3.5%
株式会社オセアグループ(1,270,000株)2.8%
PAN LIHUI (常任代理人:リーディング証券株式会社)(1,219,500株)2.69%
REGROWTH有限責任事業組合(1,097,600株)2.42%
上田八木短資株式会社(621,100株)1.37%
田中 龍平(520,000株)1.14%

筆頭株主はJHY Development LPF(12.79%)で、海外ファンドや事業法人が上位を占める特徴的な株主構成です。デジタルフォルン(10.03%)、三井キャピタルインベストメント(5.38%)など資本パートナーが名を連ねています。個人投資家が51.2%と過半数を占め、浮動株比率が高い銘柄です。

会社の公式開示情報

役員報酬

3,720万円
取締役2名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
コミュニケーション・プラットフォーム関連8.2億円2,800万円3.4%

単一セグメント(コミュニケーション・プラットフォーム関連)で事業を展開しています。主力はコールセンター向け自然会話AIロボット『commubo』とクラウド電話サービスで、音声通話用ミドルウェア『SUPREE』のIoTデバイス向け展開も進めています。M&AによるCMS事業参入やノアソリューションとの業務提携により、AI関連のサービス領域を拡大中です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 1名(10.0% 男性 9
10%
90%
監査報酬
1,700万円
連結子会社数
3
設備投資額
2,038万円
平均勤続年数(従業員)
7.2

取締役・監査役10名中、女性が1名(10.0%)を占めています。3社の連結子会社を持つ小規模グループ経営で、設備投資は約2,000万円と抑制的です。平均勤続年数7.2年は、IT業界としては標準的な水準です。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

5年間のTSRは96.7%とほぼ横ばいで、TOPIX(189.5%)を大きく下回るパフォーマンスとなっています。FY2024には68.3%まで落ち込みましたが、FY2025には96.7%まで回復しました。業績の黒字定着と成長軌道への回帰が、TSR改善の鍵となります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合-3.3%
100万円 →96.7万円
-3.3万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021120.8万円+20.8万円20.8%
FY202279.2万円-20.8万円-20.8%
FY202386.7万円-13.3万円-13.3%
FY202468.3万円-31.7万円-31.7%
FY202596.7万円-3.3万円-3.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残1,421,000株
売り残4,000株
信用倍率355.25倍
3/21時点
今後の予定
2026年3月期 本決算発表2026年5月中旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

PBR 9.05倍は業界平均(約3.2倍)を大きく上回る水準で、AI関連銘柄としての期待が株価に織り込まれています。信用買残が142万株と多く、信用倍率355倍と極端な買い超となっており、需給面での注意が必要です。配当はゼロですが、成長期待による株価上昇がリターンの源泉となっています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや不安定
報道件数(30日)
25
前月比 +8.5%
メディア数
12
会社四季報, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 日経電子版
業界内ランキング
上位 70%
情報・通信業 約400社中 280位前後
報道のトーン
30%
好意的
50%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

AI・音声技術35%
業績・決算30%
M&A・提携20%
その他15%

最近の出来事

2026年1月業務提携

ノアソリューションとの業務提携基本合意書を締結。AI関連ソフトウェアの開発強化を図る。

2026年2月Q3決算

FY2026/3 第3四半期決算を発表。累計最終損益9,600万円の赤字だが、前年同期からは改善傾向。

2025年5月営業黒字転換

FY2025/3通期決算で4期ぶりの営業黒字を達成。大型増資による財務基盤の強化も実現。

最新ニュース

(株)ソフトフロントホールディングス まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑(FY2025/3に営業黒字転換もFY2026/3は再び営業赤字予想。成長投資段階)
配当
なし
配当なし
安全性
安定
自己資本比率 72.0%(大型増資により自己資本比率72%、有利子負債ゼロと財務は健全)
稼ぐ力
低い
ROE -6.6%
話題性
普通
ポジティブ 30%

「AI音声ロボットとクラウド電話で、コールセンターDXを推進するグロース企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU