(株)ソフトフロントホールディングス
Softfront Holdings
最終更新日: 2026年3月25日
AIの声で、企業と顧客をつなぐ。音声コミュニケーションの未来を切り拓くテクノロジー企業
音声コミュニケーション技術で、人と企業をつなぐ新しい未来を創造する
この会社ってなに?
企業のコールセンターに電話をかけた際、AIが自然な会話で対応してくれる仕組み、それがソフトフロントの『commubo(コミュボ)』です。予約受付や問い合わせ対応など、人手不足が深刻なコールセンター業務をAIロボットが24時間対応。また、クラウド電話サービスにより、企業の電話環境のデジタル化も支援しています。IoTデバイスへの音声通話機能の組み込みなど、次世代の通信技術にも取り組んでいます。
ソフトフロントホールディングスは1997年設立のIT企業で、コールセンター向け自然会話AIロボット『commubo』とクラウド電話サービスを主力事業としています。2025年3月期は売上高8.2億円(前年比-7.4%)、営業利益2,800万円と4期ぶりに営業黒字に転換しましたが、最終損益は8,100万円の赤字が続いています。M&AによるCMS事業への参入や、ノアソリューションとの業務提携によるAI関連ソフトウェアの強化を進めており、再建途上にあります。PBR 9.05倍と高い評価を受ける一方、FY2026/3は再び営業赤字を予想しており、成長投資の段階にあります。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都千代田区九段南四丁目8番19号
- 公式
- www.softfront.co.jp
社長プロフィール
AIロボットとクラウド電話の力で、企業のコミュニケーションを変革します。人手不足が深刻なコールセンター業界にAIソリューションを提供し、より効率的で人にやさしいコミュニケーション環境の実現を目指しています。
この会社のストーリー
SIP(通信プロトコル)技術を核に、株式会社ソフトフロントとして設立。VoIP技術のパイオニアとして歩み始めた。
JASDAQ証券取引所に株式を上場。通信ミドルウェア事業を軸に成長基盤を構築した。
株式会社ソフトフロントホールディングスに商号変更。グループ経営体制を強化し、事業の多角化を推進した。
コールセンター向けAIロボット『commubo』の販売を本格化。人手不足解消のソリューションとして注目を集めた。
第三者割当増資等により財務基盤を大幅強化。ノアソリューションとの業務提携でAIソリューションの拡充を図る。
注目ポイント
自然会話AIロボット『commubo』は、人手不足が深刻なコールセンター業界の救世主。24時間対応可能なAIソリューションで、企業のDXを加速させています。
52週安値75円から高値449円まで約6倍の値動き。AI関連のテーマ性と小型株ならではの値動きの大きさが、アクティブ投資家に注目される理由です。
FY2025/3の大型増資により自己資本比率72%・手元資金14.2億円を確保。有利子負債ゼロの健全な財務体質で、成長投資に臨む体制が整いました。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2017/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2018/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2019/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2020/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2021/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2022/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2023/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2025/3 | 0円 | 0.0% |
株主優待制度はありません。
現在は無配が続いており、株主優待制度もありません。会社方針として内部留保に重点を置き、事業成長と将来のキャッシュフロー増大を優先しています。黒字化の定着後に配当開始が期待されますが、当面は成長投資を優先する方針です。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
売上高はFY2021/3の3.1億円からFY2024/3には8.9億円まで拡大しましたが、FY2025/3は顧客獲得の長期化により8.2億円と一時的に減収となりました。営業利益はFY2025/3に2,800万円と4期ぶりの黒字転換を果たしましたが、最終損益は投資損失等により赤字が継続しています。FY2026/3は売上高9.5億円を予想しつつ、成長投資により営業赤字に転じる見込みです。
事業ごとの売上・利益
自然会話AIロボット『commubo』やクラウド電話サービスの提供。コールセンター向けAIソリューションと通信基盤技術を展開。売上構成比100%の単一セグメント。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 57.7% | 13.0% | - |
| FY2022/3 | 5.5% | -3.5% | - |
| FY2023/3 | -12.0% | -7.7% | - |
| FY2024/3 | -241.7% | -61.5% | -18.4% |
| FY2025/3 | -6.6% | -4.8% | 3.5% |
FY2021/3にはROE 26.3%・営業利益率9.4%と高い収益性を示しましたが、FY2022〜2024にかけて事業拡大に伴う先行投資で赤字が続きました。FY2025/3は営業利益率3.4%と黒字に復帰しており、事業基盤の再構築が進んでいます。ただし、FY2024/3のROE -185.4%は純資産の大幅な減少が影響したものです。
財務は安全?
FY2024/3には純資産が1.7億円まで減少し自己資本比率が25.4%に低下しましたが、FY2025/3に大型の資金調達(第三者割当増資等)を実施し、純資産12.9億円・自己資本比率72.0%へ大幅に改善しました。有利子負債はほぼゼロで、財務基盤は増資により大きく強化されています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 4,700万円 | -2,400万円 | 1,300万円 | 2,300万円 |
| FY2022/3 | 900万円 | 4,000万円 | 2,600万円 | 4,900万円 |
| FY2023/3 | -4,500万円 | -7,800万円 | -1,200万円 | -1.2億円 |
| FY2024/3 | 6,500万円 | -3,000万円 | 1,400万円 | 3,500万円 |
| FY2025/3 | 6,100万円 | -1,400万円 | 11.7億円 | 4,700万円 |
営業キャッシュフローはFY2023/3を除きプラスを維持しており、本業での資金創出力は安定しています。FY2025/3の財務CF 11.7億円は第三者割当増資等による大型の資金調達を反映しています。手元資金は14.2億円まで増加し、今後の成長投資に向けた資金を確保しました。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 3,700万円 | 0円 | 0.0% |
| FY2022/3 | -3,400万円 | 0円 | - |
| FY2023/3 | -5,200万円 | 0円 | - |
| FY2024/3 | -1.7億円 | 0円 | - |
| FY2025/3 | -5,800万円 | 0円 | - |
FY2021/3を除き税引前損益は赤字が続いており、法人税等の負担はほぼ発生していません。繰越欠損金を保有しているため、将来黒字化した際には税負担が軽減される見込みです。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 560万円 | 48人 | - |
従業員数48名の小規模組織で、平均年収は560万円です。IT業界の中ではやや低めの水準ですが、平均年齢45.1歳・平均勤続年数7.2年と、専門人材が比較的安定して在籍しています。
誰がこの会社の株を持ってる?
外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はデジタルフォルン・GCL Nihon。
筆頭株主はJHY Development LPF(12.79%)で、海外ファンドや事業法人が上位を占める特徴的な株主構成です。デジタルフォルン(10.03%)、三井キャピタルインベストメント(5.38%)など資本パートナーが名を連ねています。個人投資家が51.2%と過半数を占め、浮動株比率が高い銘柄です。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| コミュニケーション・プラットフォーム関連 | 8.2億円 | 2,800万円 | 3.4% |
単一セグメント(コミュニケーション・プラットフォーム関連)で事業を展開しています。主力はコールセンター向け自然会話AIロボット『commubo』とクラウド電話サービスで、音声通話用ミドルウェア『SUPREE』のIoTデバイス向け展開も進めています。M&AによるCMS事業参入やノアソリューションとの業務提携により、AI関連のサービス領域を拡大中です。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役10名中、女性が1名(10.0%)を占めています。3社の連結子会社を持つ小規模グループ経営で、設備投資は約2,000万円と抑制的です。平均勤続年数7.2年は、IT業界としては標準的な水準です。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
5年間のTSRは96.7%とほぼ横ばいで、TOPIX(189.5%)を大きく下回るパフォーマンスとなっています。FY2024には68.3%まで落ち込みましたが、FY2025には96.7%まで回復しました。業績の黒字定着と成長軌道への回帰が、TSR改善の鍵となります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 120.8万円 | +20.8万円 | 20.8% |
| FY2022 | 79.2万円 | -20.8万円 | -20.8% |
| FY2023 | 86.7万円 | -13.3万円 | -13.3% |
| FY2024 | 68.3万円 | -31.7万円 | -31.7% |
| FY2025 | 96.7万円 | -3.3万円 | -3.3% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PBR 9.05倍は業界平均(約3.2倍)を大きく上回る水準で、AI関連銘柄としての期待が株価に織り込まれています。信用買残が142万株と多く、信用倍率355倍と極端な買い超となっており、需給面での注意が必要です。配当はゼロですが、成長期待による株価上昇がリターンの源泉となっています。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
ノアソリューションとの業務提携基本合意書を締結。AI関連ソフトウェアの開発強化を図る。
FY2026/3 第3四半期決算を発表。累計最終損益9,600万円の赤字だが、前年同期からは改善傾向。
FY2025/3通期決算で4期ぶりの営業黒字を達成。大型増資による財務基盤の強化も実現。
最新ニュース
(株)ソフトフロントホールディングス まとめ
ひとめ診断
「AI音声ロボットとクラウド電話で、コールセンターDXを推進するグロース企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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