日本管財ホールディングス9347
NIPPON KANZAI Holdings Co.,Ltd.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが毎日通勤しているオフィスビルや、週末に買い物へ行くショッピングモール、そしてお住まいのマンション。これらの建物がいつも清潔で、安全で、快適なのはなぜだと思いますか?その裏側で、清掃、警備、設備の点検・メンテナンスなどを一手に引き受けているのが日本管財ホールディングスです。私たちは普段意識することはありませんが、同社のサービスが社会のインフラを静かに支えており、私たちの快適な日常を守ってくれているのです。
建物管理の国内大手。2025期は売上高1,398.7億円(前期比14.0%増)、営業利益86.78億円(同4.9%増)と増収増益を達成しました。安定したストック型ビジネスを基盤に、M&Aを積極的に活用して事業領域を拡大しており、持続的な成長を目指しています。2026期は売上高1,480億円、営業利益87億円を予想しており、堅調な業績推移が見込まれます。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 兵庫県西宮市六湛寺町9-16
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 15.7% | 12.3% | 6.7% |
| 2025/03期 | 8.4% | 6.0% | 6.2% |
| 3Q FY2026/3 | -(累計) | -(累計) | 6.5% |
当社のROE(自己資本利益率)は2025/03期時点で8.3%となっており、効率的な資本活用がなされています。売上高営業利益率は6%台で推移しており、安定したストック収入をベースに収益性を一定水準で維持している状況です。今後も専門的な施設管理ノウハウを活用した高付加価値サービスの提供により、利益率のさらなる向上と資本効率の改善が期待されます。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 1,227億円 | 82.7億円 | 56.8億円 | 151.9円 | - |
| 2025/03期 | 1,399億円 | 86.8億円 | 58.3億円 | 157.6円 | +14.0% |
当社の売上高は、建物管理運営事業における新規契約獲得やストック型ビジネスの安定的な積み上げにより、2024/03期の約1,227億円から2025/03期には約1,399億円まで拡大しました。営業利益についても、業務効率化やサービスの高度化を推進したことで、2026/03期予想では約87億円を見込んでおり、堅調な成長を維持しています。主力事業である建物管理において、複数年契約による安定した収益基盤を確立できている点が、継続的な増収の大きな要因です。 【3Q 2026/03期実績】売上1094億円(通期予想比74%)、営業利益71億円(同82%)、純利益0百万円(同0%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によると、オフィスビルや商業施設の管理運営を主軸とし、海外事業や環境ソリューションにも注力するストック型ビジネス特有の安定した収益構造が強みです。主なリスク要因としては、人件費の上昇に伴う利益率の圧迫や、既存契約の更新条件の変動、および海外展開における地政学的なカントリーリスクが挙げられます。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 1,365億円 | 1,365億円 | 1,399億円 | +2.5% |
| 2024期 | 1,180億円 | — | 1,227億円 | +3.9% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 85億円 | 85億円 | 87億円 | +2.1% |
| 2024期 | 79億円 | — | 83億円 | +4.7% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は具体的な中期経営計画を公表していませんが、毎期の連結業績予想を開示しています。過去2期の実績を見ると、売上高・営業利益ともに期初予想を2〜5%程度上回って着地しており、堅実な計画策定と安定した事業運営がうかがえます。ストック型ビジネスが収益基盤であるため業績の予見性が高く、投資家にとっては安心感のある経営スタイルと言えるでしょう。
最新ニュース
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メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
第3四半期決算にて純利益92.1%の大幅増益を達成し、過去最高水準の業績を更新した。
中間期における連結業績予想との差異を発表し、ストック型ビジネスの安定的な成長を裏付けた。
住宅管理会社であるドイツAckermannを子会社化し、グローバルでの事業展開を加速させた。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
自己資本比率は2025/03期時点で66.2%と、不動産・ビル管理業界の中でも非常に強固な財務体質を維持しています。有利子負債は2024/03期の175億円から2025/03期には約167億円まで削減されており、無借金に近い健全な財務基盤が強みです。豊富な現預金を活用し、M&Aや新規事業開発への投資余力を十分に確保している点も評価されます。 【3Q 2026/03期】総資産1014億円、純資産734億円、自己資本比率70.1%。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2023/03期 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 2024/03期 | 54.7億円 | 29.2億円 | 33.4億円 | 25.6億円 |
| 2025/03期 | 17.0億円 | 18.1億円 | 21.1億円 | 35.0億円 |
営業キャッシュフローは、主力の建物管理事業からの安定した回収により恒常的にプラスを維持しています。投資キャッシュフローは、事業拡大に向けたM&Aや設備投資を積極的に行いつつも、安定した本業の稼ぎが投資分を十分にカバーする好循環を作り出しています。フリーキャッシュフローもプラス基調を維持しており、株主還元や将来の成長投資へ回すための潤沢な資金力を備えています。
この会社のガバナンスは?
ガバナンス体制においては、女性役員比率が8.3%とさらなる多様性の向上が求められるフェーズにあります。監査体制については6,200万円の監査報酬を投じており、連結子会社19社を抱える企業グループとして、独立性の高い外部監査による統制が図られています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 669万円 | 11,516人 | - |
従業員の平均年収は669万円となっており、建物管理・ビルメンテナンス業界の平均水準と比較しても比較的堅実な給与体系を維持しています。ストック型ビジネスであるため業績が安定しており、従業員への安定的な還元が組織の長期的な定着率に寄与していると考えられます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
2025期における当社のTSR(株主総利回り)は105.6%と、TOPIXの98.5%を上回る結果となりました。これは、安定的な配当と株主優待を維持しつつ、堅調な業績を背景に株価が安定的に推移したことが主な要因です。景気変動の影響を受けにくいストック型ビジネスの強みが発揮され、市場全体が軟調な局面でも株主価値を着実に向上させたことを示しています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2024/03期 | 54円 | 35.5% |
| 2025/03期 | 54円 | 34.3% |
| 権利確定月 | 3月・9月 |
配当方針として安定配当を基本としつつ、業績に応じた利益還元を重視しています。現在は配当性向35%程度を目安とした継続的な還元を実施しており、株主への利益配分を経営の重要課題と位置づけています。また、株主優待制度も併用することで、長期保有を促進する魅力的なインカムゲインを提供しています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2025期 | 105.6万円 | 5.6万円 | 5.6% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用取引では売り残が買い残を大幅に上回る「売り長」の状態で、信用倍率は0.07倍と極めて低く、将来的な買い戻し(踏み上げ)による株価上昇圧力が期待できる状況です。業界平均と比較すると、PER・PBRは割安な水準にあり、一方で配当利回りは平均を上回っています。割安感と株価上昇の需給要因を併せ持っている点が特徴です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 82.3億円 | 25.4億円 | 30.9% |
| 2025/03期 | 90.9億円 | 32.6億円 | 35.9% |
法人税等の支払額は、業績の推移に連動して概ね適切に計上されています。2025/03期の実効税率が一時的に35.9%へと上昇したのは、特定の税務調整項目による影響と推察されます。2026/03期予想では29.9%と標準的な水準に回帰しており、税負担の大きな変動要因は現時点で見当たりません。
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日本管財ホールディングス まとめ
「ビルの『大家さん代行』で安定収益を積み上げつつ、国内外のM&Aで成長を加速させる堅実派ディフェンシブ銘柄」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。