JUMP

ソーバル(株)2186

Sobal Corporation

スタンダードUpdated 2026/03/25
01 / 4 sections

まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓(FY2025/2は人件費増により営業利益が減少。一時的な要因であり、FY2026/2は回復を見込む)
配当
少なめ
1株 33円
安全性
安定
自己資本比率 76.8%(有利子負債ゼロ・自己資本比率76%と財務は極めて健全)
稼ぐ力
高い
ROE 10.4%
話題性
普通
ポジ 30%

この会社ってなに?

スマートフォンの中のカメラアプリ、カーナビの音声案内、プリンターの印刷制御——これら「機器の中で動くソフトウェア」の開発を専門にしているのがソーバルです。私たちが日常的に使う電子機器の多くに、ソーバルのエンジニアが関わっています。最近ではAI関連の開発支援にも領域を拡大し、2026年にはソフトウェア開発のプリサイスを子会社化するなど事業基盤を強化しています。

ソーバルは1983年設立、組み込みソフトウェア開発を中心とした技術者派遣・受託開発の中堅企業です。大手メーカーのデジタル家電・車載機器・通信機器などの開発を支援しています。2025/02期は売上高86.8億円(前年比+6.3%)、営業利益6.1億円。中期経営計画では2027/02期に売上高100億円を目標に掲げ、AI領域の強化とM&Aによる成長を推進中。配当利回り3.68%の高配当銘柄で、PER 16.0倍・PBR 1.63倍の水準です。

サービス業スタンダード市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
2月
本社
東京都品川区北品川5-9-11 大崎MTビル

サービスの実績は?

33
1株当たり配当金
2026期予想
据え置き
+6.3%
売上高成長率
2025期実績 (YoY)
3.68%
配当利回り
会社予想ベース
916
連結従業員数
2025年2月時点
02 / 5 sections

なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

エンジニアリング事業
86.8億円100.0%)
エンジニアリング事業86.8億円
利益: 6.1億円利益率: 7.0%

組み込みソフトウェア開発の技術者派遣・受託開発が主力。大手メーカーのデジタル家電・車載機器・通信機器等の開発を支援。売上構成比100%の単一セグメント。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
10.4%
株主資本の利回り
ROA
8.0%
総資産の活用度
Op. Margin
7.4%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2016/02期14.2%10.3%7.9%
2017/02期12.5%9.4%6.2%
2018/02期14.7%11.2%7.1%
2019/02期13.4%10.2%7.6%
2020/02期13.8%10.3%7.6%
2021/02期12.0%8.8%3.3%
2022/02期13.4%10.0%7.4%
2023/02期18.6%13.9%7.9%
2024/02期12.7%10.0%8.2%
2025/02期10.2%8.0%7.0%
2026/02期10.4%8.0%7.4%

営業利益率は2021/02期の3.3%から2024/02期には8.2%まで大幅に改善しました。2025/02期は人件費増の影響で7.0%に低下しましたが、技術者派遣・受託開発業界では高水準の収益性を維持しています。ROEは10〜17%台と資本効率も良好で、無借金経営のなかで安定した利益創出を実現しています。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/02期75.3億円2.5億円3.8億円48.1円-9.7%
2022/02期81.6億円6.0億円4.5億円56.8円+8.4%
2023/02期81.6億円6.4億円6.8億円86.8円-0.0%
2024/02期81.7億円6.7億円5.1億円65.3円+0.1%
2025/02期86.8億円6.1億円4.3億円54.9円+6.3%

売上高は2022/02期以降81〜86億円台で推移し、2025/02期に86.8億円と過去最高を更新しました。営業利益率は7%前後で安定しています。2025/02期は人件費増により営業利益がやや減少しましたが、2026/02期は売上高89億円・営業利益6.5億円を計画しており、中期経営計画の売上高100億円目標に向けて着実に成長を続けています。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
10.4%
業界平均
11.2%
営業利益率下回る
この会社
7.4%
業界平均
9.6%
自己資本比率上回る
この会社
76.8%
業界平均
53.4%
03 / 7 sections

将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

4,001万円
取締役4名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
エンジニアリング事業86.8億円6.1億円7.0%

エンジニアリング事業の単一セグメントで構成されており、組み込みソフトウェア開発の技術者派遣と受託開発を中心に展開しています。主要顧客は大手電機メーカーで、デジタル家電・車載機器・通信機器等の幅広い分野をカバー。近年はAI関連の開発支援にも注力し、2026年3月にはプリサイスを子会社化して事業領域を拡大しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
中期経営計画の売上高100億円目標に対し、FY2025/2実績は86.8億円と87%の進捗。プリサイス買収により目標達成の可能性が高まっている。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画(FY2027/2目標)
2022期〜2027期
売上高: 目標 100億円 順調 (86.8億円 (FY2025))
86.8%
営業利益: 目標 5〜7億円 順調 (6.1億円 (FY2025))
87.4%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期85億円87億円+2.1%
2024期84億円82億円-3.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

ソーバルは中期経営計画で2027/02期に売上高100億円を最終目標に掲げています。2025/02期実績は86.8億円で目標の87%に到達。2022期に品質評価事業をAGESTに譲渡(売上約10億円分)した影響がありましたが、目標を下方修正せず挑戦を継続。2026年3月のプリサイス子会社化によりオーガニック成長とM&Aの両輪で目標達成を目指しています。

どんな話題が多い?

業績・決算40%
M&A・事業拡大25%
AI・技術トレンド20%
その他15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや慎重
報道件数(30日)
28
前月比 +3.5%
メディア数
12
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 60%
サービス業 約200社中 120位前後
報道のトーン
30%
好意的
50%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

04 / 3 sections

この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年3月子会社化

ソフトウェア開発のプリサイスを子会社化。受託開発力の強化とエンジニアリソースの拡充を図る。

2026年1月3Q決算

2026/02期の第3四半期経常利益が14%減益で着地。人件費増が利益を圧迫。

2025年10月アナリストレポート

人件費増による利益率の低下は一時的」とのアナリスト見解。中期での回復を見込む。

社長プロフィール

05 / 6 sections

安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率76.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
0円
借金(有利子負債)
Net Assets
45.4億円
会社の純資産

総資産は2021/02期の42.8億円から2025/02期の56.8億円へ着実に拡大しています。有利子負債ゼロの完全無借金経営を継続しており、自己資本比率は73〜81%と極めて高い水準です。BPSも409円から549円へ増加し、株主価値の着実な蓄積が見られます。 【2026/02期】総資産59億円、純資産45億円、自己資本比率76.8%。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+8.4億円
本業で稼いだお金
Investing CF
+2.7億円
投資に使ったお金
Financing CF
-2.6億円
借入・返済など
Free CF
+11.1億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2016/02期1.4億円1.5億円5.8億円3.0億円
2017/02期2.2億円9,400万円3.3億円3.1億円
2018/02期5.4億円1,300万円1.8億円5.3億円
2019/02期3.4億円600万円2.1億円3.4億円
2020/02期9.1億円2,100万円5.7億円8.9億円
2021/02期3.7億円1,300万円2.4億円3.6億円
2022/02期4.3億円1,000万円2.5億円4.2億円
2023/02期5.3億円4.0億円2.6億円9.3億円
2024/02期9,500万円1,700万円2.6億円7,800万円
2025/02期8.4億円2.7億円2.6億円11.1億円

営業キャッシュフローは2025/02期に8.4億円と大幅に改善し、フリーキャッシュフローは11.1億円と過去最高を記録しました。2024/02期は運転資金変動により一時的に低水準でしたが、本業の現金創出力は着実に向上しています。財務CFは毎期2.5億円前後の配当金支払いを安定的に実施しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 8名)
女性 0名(0.0% 男性 8
100%
監査報酬
2,400万円
連結子会社数
2
設備投資額
1,900万円
平均勤続年数(従業員)
12

取締役・監査役8名は全員男性で、女性役員比率は0%と課題が残ります。連結子会社は2社で小規模なグループ経営です。設備投資額1,900万円と少額なのは、人的資本が中心のビジネスモデルを反映しています。平均勤続年数12年と技術者の定着率は良好です。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主57.9%
浮動株42.1%
所有者別内訳(有価証券報告書)
事業法人等43.3%
外国法人等0.3%
個人その他55.3%
証券会社1.1%

経営者・創業家が14.6%を保有するオーナー経営企業です。 安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は推津氏・推津氏・エバーコア。

エバーコア株式会社(3,480,000株)44.23%
ソーバル従業員持株会(710,700株)9.03%
川下 奈々(397,480株)5.05%
推津 敦(397,480株)5.05%
町田 泰則(43,000株)0.55%
推津 幸子(40,040株)0.51%
和田 位(34,000株)0.43%
新海 秀治(31,900株)0.41%
マネックス証券株式会社(23,839株)0.3%
稲葉 勝已(21,500株)0.27%

筆頭株主のエバーコア(44.23%)が支配株主として経営に大きな影響力を持っています。取締役副社長の推津敦氏(5.05%)、川下奈々氏(5.05%)など創業者関係者が上位を占め、従業員持株会(9.03%)も高い比率を保有。創業者一族と従業員で過半数を占める安定的な株主構成です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1特定顧客への売上依存リスク(大手メーカーの開発投資動向に左右)
2技術者の採用・確保リスク(IT人材の争奪激化)
3技術変化への対応リスク(AI・IoT等の新技術トレンドへの追従)
4M&Aに伴うのれん減損リスク
5情報セキュリティリスク(顧客機密情報の取扱い)
6労務管理リスク(技術者の長時間労働・メンタルヘルス)

社員の給料はどのくらい?

平均年収
568万円
従業員数
916
平均年齢
36.9歳
平均年収従業員数前年比
当期568万円916-

従業員の平均年収は568万円で、IT技術者派遣業界では標準的な水準です。平均年齢36.9歳と比較的若い組織構成で、平均勤続年数12年と定着率も良好です。中期経営計画では人材への投資強化を掲げており、今後の待遇改善が期待されます。

06 / 5 sections

株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

ソーバルの5年間TSRは112.8%で、TOPIX(200.2%)を大きく下回るパフォーマンスとなっています。株価はほぼ横ばいで推移しており、配当によるリターンが主な貢献要因です。ただし、PER・PBRの割安さと高配当利回りを考慮すると、中期経営計画の達成に伴う株価の見直し余地が残されています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
33
方針: 安定配当を基本方針とし、配当性向50%以上を目安
1株配当配当性向
2016/02期3941.8%
2017/02期21.650.1%
2018/02期24.547.1%
2019/02期2752.8%
2020/02期3054.6%
2021/02期3266.5%
2022/02期3358.1%
2023/02期3338.0%
2024/02期3350.6%
2025/02期3360.1%
8期連続増配
株主優待
あり
QUOカード(500円相当〜)
必要株数100株以上(約9万円)
金額相当500円〜2,000円相当
権利確定月8月

1株配当は33円を4期連続で維持しており、配当利回り3.68%は市場平均を大きく上回る高配当水準です。配当性向は38〜66%と幅がありますが、50%以上を目安とする安定配当方針を掲げています。株主優待としてQUOカードももらえ、配当+優待の総合利回りは約4.1%と魅力的です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 112.8万円 になりました (12.8万円)
+12.8%
年度末時点評価額損益TSR
2021期101.2万円1.2万円1.2%
2022期117.4万円17.4万円17.4%
2023期117.9万円17.9万円17.9%
2024期117.5万円17.5万円17.5%
2025期112.8万円12.8万円12.8%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残74,000株
売り残-
信用倍率-
3/21時点
今後の予定
2026年2月期 通期決算発表2026年4月13日(予定)
定時株主総会2026年5月下旬(予定)

ソーバルのPER 16.0倍はサービス業セクター平均(22.5倍)を下回り、割安な水準にあります。配当利回り3.68%はセクター平均(1.8%)の約2倍と高く、高配当・低PERの投資妙味がある銘柄です。信用買残74,000株が積み上がっている点は短期的な需給面で注意が必要です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2016/02期6.2億円2.3億円37.0%
2017/02期5.0億円1.5億円30.6%
2018/02期5.9億円1.6億円27.7%
2019/02期6.3億円2.1億円33.9%
2020/02期6.5億円2.1億円32.4%
2021/02期5.6億円1.8億円32.1%
2022/02期6.4億円1.9億円29.8%
2023/02期6.6億円0円0.0%
2024/02期6.9億円1.8億円25.8%
2025/02期6.5億円2.1億円33.0%

税引前利益は5.5〜6.9億円で安定的に推移しています。2023/02期の実効税率0.0%は繰延税金資産の計上等による一時的な特殊要因によるものです。通常期は実効税率25〜33%程度で推移しており、2026/02期予想では32.3%を見込んでいます。

07 / 3 sections

もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

ソーバル(株) まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓(FY2025/2は人件費増により営業利益が減少。一時的な要因であり、FY2026/2は回復を見込む)
配当
少なめ
1株 33円
安全性
安定
自己資本比率 76.8%(有利子負債ゼロ・自己資本比率76%と財務は極めて健全)
稼ぐ力
高い
ROE 10.4%
話題性
普通
ポジ 30%

「組み込みソフト開発の技術者集団。大手メーカーの製品開発を支えるスタンダード上場企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU