2186スタンダード

ソーバル(株)

Sobal Corporation

最終更新日: 2026年3月25日

ROE4.9%
BPS549.4円
自己資本比率76.1%
FY2025/3 有報データ

組み込みソフト開発のプロフェッショナル集団。テクノロジーの裏側を支える縁の下の力持ち

テクノロジーで社会の豊かさに貢献する

この会社ってなに?

スマートフォンの中のカメラアプリ、カーナビの音声案内、プリンターの印刷制御——これら「機器の中で動くソフトウェア」の開発を専門にしているのがソーバルです。私たちが日常的に使う電子機器の多くに、ソーバルのエンジニアが関わっています。最近ではAI関連の開発支援にも領域を拡大し、2026年にはソフトウェア開発のプリサイスを子会社化するなど事業基盤を強化しています。

ソーバルは1983年設立、組み込みソフトウェア開発を中心とした技術者派遣・受託開発の中堅企業です。大手メーカーのデジタル家電・車載機器・通信機器などの開発を支援しています。FY2025/2は売上高86.8億円(前年比+6.3%)、営業利益6.1億円。中期経営計画ではFY2027/2に売上高100億円を目標に掲げ、AI領域の強化とM&Aによる成長を推進中。配当利回り3.68%の高配当銘柄で、PER 16.0倍・PBR 1.63倍の水準です。

サービス業スタンダード市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
2月
本社
東京都品川区北品川5-9-11 大崎MTビル
公式
www.sobal.co.jp

社長プロフィール

推津 敦
代表取締役社長
実直な技術経営者
私たちソーバルは、組み込みソフトウェア開発を通じて、社会のあらゆるデジタル製品の開発を支援しています。AI・IoTの時代を見据え、技術者一人ひとりの成長が会社の成長につながると考え、人材への投資を最も大切にしています。

この会社のストーリー

1983
ソーバル設立

ソフトウェア開発会社として東京都品川区に設立。組み込みソフトウェア開発の専門企業としてスタートした。

2008
ジャスダック上場

ジャスダック証券取引所に株式を上場。技術者派遣・受託開発の中堅企業として市場に認知された。

2018
株価上場来高値を記録

AI・IoTブームを背景に株価が2,280円の上場来高値を記録。組み込みソフト需要の拡大が追い風に。

2022
品質評価事業を譲渡

品質評価事業をデジタルハーツHDに譲渡し、コア事業のエンジニアリングに集中。売上約10億円分を手放す決断。

2021
中期経営計画を策定

FY2027/2に売上高100億円を目標とする中期経営計画を公表。AI領域への進出とM&Aを成長戦略の柱に。

2026
プリサイスを子会社化

ソフトウェア開発のプリサイスを買収し子会社化。受託開発力の強化と事業領域の拡大を目指す。

注目ポイント

配当利回り3.68%の高配当銘柄

1株配当33円を4期連続で維持し、配当利回り3.68%は市場平均を大きく上回ります。QUOカード優待と合わせた総合利回りは約4.1%。安定的なインカムゲインが期待できます。

無借金経営×自己資本比率76%

有利子負債ゼロの完全無借金経営を継続し、自己資本比率76%と財務基盤は盤石。景気変動に強い安定経営が特徴です。

AI時代の成長ポテンシャル

中期経営計画で売上高100億円を目標に掲げ、AI関連の開発支援に注力。プリサイス買収でエンジニアリソースを拡充し、テクノロジーの進化に対応する成長戦略を推進中です。

サービスの実績は?

33
1株当たり配当金
FY2026予想
据え置き
+6.3%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
3.68%
配当利回り
会社予想ベース
916
連結従業員数
2025年2月時点

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓(FY2025/2は人件費増により営業利益が減少。一時的な要因であり、FY2026/2は回復を見込む)
配当
少なめ
1株 33円
安全性
安定
自己資本比率 76.1%(有利子負債ゼロ・自己資本比率76%と財務は極めて健全)
稼ぐ力
普通
ROE 4.9%
話題性
普通
ポジティブ 30%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
33
方針: 安定配当を基本方針とし、配当性向50%以上を目安
1株配当配当性向
FY2016/320.141.9%
FY2017/321.650.1%
FY2018/324.547.1%
FY2019/32752.8%
FY2020/33054.6%
FY2021/33266.5%
FY2022/33358.1%
FY2023/33338.0%
FY2024/33350.6%
FY2025/33360.1%
9期連続増配
株主優待
あり
QUOカード(500円相当〜)
必要株数100株以上(約9万円)
金額相当500円〜2,000円相当
権利確定月8月

1株配当は33円を4期連続で維持しており、配当利回り3.68%は市場平均を大きく上回る高配当水準です。配当性向は38〜66%と幅がありますが、50%以上を目安とする安定配当方針を掲げています。株主優待としてQUOカードももらえ、配当+優待の総合利回りは約4.1%と魅力的です。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
4.9%
業界平均
12.4%
営業利益率下回る
この会社
7.0%
業界平均
11.9%
自己資本比率上回る
この会社
76.1%
業界平均
51.3%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/381.6億円
FY2023/381.6億円
FY2024/381.7億円
FY2025/386.8億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/36.7億円
FY2025/36.1億円

売上高はFY2022/2以降81〜86億円台で推移し、FY2025/2に86.8億円と過去最高を更新しました。営業利益率は7%前後で安定しています。FY2025/2は人件費増により営業利益がやや減少しましたが、FY2026/2は売上高89億円・営業利益6.5億円を計画しており、中期経営計画の売上高100億円目標に向けて着実に成長を続けています。

事業ごとの売上・利益

エンジニアリング事業
86.8億円100.0%)
エンジニアリング事業86.8億円
利益: 6.1億円利益率: 7.0%

組み込みソフトウェア開発の技術者派遣・受託開発が主力。大手メーカーのデジタル家電・車載機器・通信機器等の開発を支援。売上構成比100%の単一セグメント。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
4.9%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
7.6%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
7.0%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/310.2%8.8%-
FY2022/312.7%9.6%-
FY2023/320.0%13.2%-
FY2024/311.9%10.1%8.2%
FY2025/34.9%7.6%7.0%

営業利益率はFY2021/2の3.3%からFY2024/2には8.2%まで大幅に改善しました。FY2025/2は人件費増の影響で7.0%に低下しましたが、技術者派遣・受託開発業界では高水準の収益性を維持しています。ROEは10〜17%台と資本効率も良好で、無借金経営のなかで安定した利益創出を実現しています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率76.1%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
43.4億円

総資産はFY2021/2の42.8億円からFY2025/2の56.8億円へ着実に拡大しています。有利子負債ゼロの完全無借金経営を継続しており、自己資本比率は73〜81%と極めて高い水準です。BPSも409円から549円へ増加し、株主価値の着実な蓄積が見られます。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+8.4億円
営業CF
投資に使ったお金
+2.7億円
投資CF
借入・返済など
-2.6億円
財務CF
手元に残ったお金
+11.2億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/33.7億円-1,300万円-2.4億円3.6億円
FY2022/34.3億円-1,100万円-2.5億円4.2億円
FY2023/35.3億円4.0億円-2.6億円9.3億円
FY2024/39,600万円-1,700万円-2.6億円7,900万円
FY2025/38.4億円2.7億円-2.6億円11.2億円

営業キャッシュフローはFY2025/2に8.4億円と大幅に改善し、フリーキャッシュフローは11.1億円と過去最高を記録しました。FY2024/2は運転資金変動により一時的に低水準でしたが、本業の現金創出力は着実に向上しています。財務CFは毎期2.5億円前後の配当金支払いを安定的に実施しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1特定顧客への売上依存リスク(大手メーカーの開発投資動向に左右)
2技術者の採用・確保リスク(IT人材の争奪激化)
3技術変化への対応リスク(AI・IoT等の新技術トレンドへの追従)
4M&Aに伴うのれん減損リスク
5情報セキュリティリスク(顧客機密情報の取扱い)
6労務管理リスク(技術者の長時間労働・メンタルヘルス)

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/35.6億円1.8億円32.0%
FY2022/36.4億円1.9億円29.9%
FY2023/36.6億円0円0.0%
FY2024/36.9億円1.8億円25.6%
FY2025/36.5億円2.1億円33.0%

税引前利益は5.5〜6.9億円で安定的に推移しています。FY2023/2の実効税率0.0%は繰延税金資産の計上等による一時的な特殊要因によるものです。通常期は実効税率25〜33%程度で推移しており、FY2026/2予想では32.3%を見込んでいます。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
568万円
従業員数
916
平均年齢
36.9歳
平均年収従業員数前年比
当期568万円916-

従業員の平均年収は568万円で、IT技術者派遣業界では標準的な水準です。平均年齢36.9歳と比較的若い組織構成で、平均勤続年数12年と定着率も良好です。中期経営計画では人材への投資強化を掲げており、今後の待遇改善が期待されます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主57.9%
浮動株42.1%
所有者別内訳(有価証券報告書)
事業法人等43.3%
外国法人等0.3%
個人その他55.3%
証券会社1.1%

経営者・創業家が14.6%を保有するオーナー経営企業です。 安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は推津氏・推津氏・エバーコア。

エバーコア株式会社(3,480,000株)44.23%
ソーバル従業員持株会(710,700株)9.03%
川下 奈々(397,480株)5.05%
推津 敦(397,480株)5.05%
町田 泰則(43,000株)0.55%
推津 幸子(40,040株)0.51%
和田 位(34,000株)0.43%
新海 秀治(31,900株)0.41%
マネックス証券株式会社(23,839株)0.3%
稲葉 勝已(21,500株)0.27%

筆頭株主のエバーコア(44.23%)が支配株主として経営に大きな影響力を持っています。取締役副社長の推津敦氏(5.05%)、川下奈々氏(5.05%)など創業者関係者が上位を占め、従業員持株会(9.03%)も高い比率を保有。創業者一族と従業員で過半数を占める安定的な株主構成です。

会社の公式開示情報

役員報酬

4,001万円
取締役4名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
エンジニアリング事業86.8億円6.1億円7.0%

エンジニアリング事業の単一セグメントで構成されており、組み込みソフトウェア開発の技術者派遣と受託開発を中心に展開しています。主要顧客は大手電機メーカーで、デジタル家電・車載機器・通信機器等の幅広い分野をカバー。近年はAI関連の開発支援にも注力し、2026年3月にはプリサイスを子会社化して事業領域を拡大しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 8名)
女性 0名(0.0% 男性 8
100%
監査報酬
2,400万円
連結子会社数
2
設備投資額
1,900万円
平均勤続年数(従業員)
12

取締役・監査役8名は全員男性で、女性役員比率は0%と課題が残ります。連結子会社は2社で小規模なグループ経営です。設備投資額1,900万円と少額なのは、人的資本が中心のビジネスモデルを反映しています。平均勤続年数12年と技術者の定着率は良好です。

会社の計画は順調?

B
総合評価
中期経営計画の売上高100億円目標に対し、FY2025/2実績は86.8億円と87%の進捗。プリサイス買収により目標達成の可能性が高まっている。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画(FY2027/2目標)
FY2022〜FY2027
売上高: 目標 100億円 順調 (86.8億円 (FY2025))
86.8%
営業利益: 目標 5〜7億円 順調 (6.1億円 (FY2025))
87.4%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202585億円87億円+2.1%
FY202484億円82億円-3.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

ソーバルは中期経営計画でFY2027/2に売上高100億円を最終目標に掲げています。FY2025/2実績は86.8億円で目標の87%に到達。FY2022に品質評価事業をAGESTに譲渡(売上約10億円分)した影響がありましたが、目標を下方修正せず挑戦を継続。2026年3月のプリサイス子会社化によりオーガニック成長とM&Aの両輪で目標達成を目指しています。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

ソーバルの5年間TSRは112.8%で、TOPIX(200.2%)を大きく下回るパフォーマンスとなっています。株価はほぼ横ばいで推移しており、配当によるリターンが主な貢献要因です。ただし、PER・PBRの割安さと高配当利回りを考慮すると、中期経営計画の達成に伴う株価の見直し余地が残されています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+12.8%
100万円 →112.8万円
12.8万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021101.2万円+1.2万円1.2%
FY2022117.4万円+17.4万円17.4%
FY2023117.9万円+17.9万円17.9%
FY2024117.5万円+17.5万円17.5%
FY2025112.8万円+12.8万円12.8%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残74,000株
売り残-
信用倍率-
3/21時点
今後の予定
2026年2月期 通期決算発表2026年4月13日(予定)
定時株主総会2026年5月下旬(予定)

ソーバルのPER 16.0倍はサービス業セクター平均(22.5倍)を下回り、割安な水準にあります。配当利回り3.68%はセクター平均(1.8%)の約2倍と高く、高配当・低PERの投資妙味がある銘柄です。信用買残74,000株が積み上がっている点は短期的な需給面で注意が必要です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや慎重
報道件数(30日)
28
前月比 +3.5%
メディア数
12
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 60%
サービス業 約200社中 120位前後
報道のトーン
30%
好意的
50%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算40%
M&A・事業拡大25%
AI・技術トレンド20%
その他15%

最近の出来事

2026年3月子会社化

ソフトウェア開発のプリサイスを子会社化。受託開発力の強化とエンジニアリソースの拡充を図る。

2026年1月3Q決算

FY2026/2の第3四半期経常利益が14%減益で着地。人件費増が利益を圧迫。

2025年10月アナリストレポート

人件費増による利益率の低下は一時的」とのアナリスト見解。中期での回復を見込む。

ソーバル(株) まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓(FY2025/2は人件費増により営業利益が減少。一時的な要因であり、FY2026/2は回復を見込む)
配当
少なめ
1株 33円
安全性
安定
自己資本比率 76.1%(有利子負債ゼロ・自己資本比率76%と財務は極めて健全)
稼ぐ力
普通
ROE 4.9%
話題性
普通
ポジティブ 30%

「組み込みソフト開発の技術者集団。大手メーカーの製品開発を支えるスタンダード上場企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU