JUMP

ギグワークス(株)2375

GiG Works Inc.

スタンダードUpdated 2026/03/25
01 / 4 sections

まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑(FY2023〜2024の2期連続赤字から回復途上。FY2026は営業利益を4.8倍に上方修正)
配当
少なめ
1株 2円
安全性
普通
自己資本比率 33.4%(有利子負債ゼロの無借金経営だが、総資産は縮小傾向)
稼ぐ力
低い
ROE -2.3%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

この会社ってなに?

パソコンやプリンターの設定・修理で自宅に来てくれるスタッフ、企業のコールセンターで電話対応をするオペレーター、それらを支えているのがギグワークスです。ECサイト「日本直販」も同社グループが運営していました(2025年に譲渡)。最近ではイベント企画のspacetimesを子会社化し、NFT向けクレカ決済サービス「Piement」も手掛けるなど、人とテクノロジーをつなぐ事業領域を広げています。

ギグワークスは1977年設立のIT関連サービス企業で、10万人超の登録ギグワーカーを活用し、IT機器の導入・保守、コールセンター運営、オンデマンドサービスを展開しています。2025/10期は売上高223億円・営業利益1,500万円と2期ぶりの黒字転換を果たしました。2024/10期の赤字から回復途上にあり、2026年10月期は業績予想を上方修正し営業利益2.4億円を見込んでいます。spacetimesの子会社化やNFT関連サービスなど新規事業にも積極的です。

サービス業スタンダード市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
10月
本社
東京都港区西新橋二丁目11番6号 ニュー西新橋ビル3階

サービスの実績は?

10万人超
登録ギグワーカー数
全国ネットワーク
+4.8
営業利益 上方修正
2026/10期 通期予想
0
有利子負債
実質無借金経営
66
単体従業員数
少数精鋭の運営体制
02 / 5 sections

なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

オンデマンドエコノミー事業
177億円79.4%)
シェアリングエコノミー事業
25億円11.2%)
その他(新規事業等)
21億円9.4%)
オンデマンドエコノミー事業177億円
利益: 3.6億円利益率: 2.0%

IT機器の導入・保守サポート、フィールドサービスが主力。10万人超のギグワーカーを活用したオンサイトサービスを全国展開。売上構成比約80%を占める最大セグメント。

シェアリングエコノミー事業25億円
利益: 1.2億円利益率: 4.8%

コワーキングスペースやワークブースの運営。全国1,100拠点以上を展開し、ギグワーカー・フリーランス向けのワークプレイスを提供。利益率が高い成長セグメント。

その他(新規事業等)21億円
利益: -0.4億円利益率: -1.9%

NFT関連サービス(GALLUSYS、Piement)、spacetimes(イベント企画・グッズ販売)など新規事業群。先行投資フェーズで赤字だが将来の成長ドライバー。

稼ぐ力はどのくらい?

赤字で稼げていません
ROE
-2.3%(累計)
株主資本の利回り
ROA
-0.8%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
2.0%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2016/10期7.6%3.8%2.3%
2017/10期8.8%3.7%2.8%
2018/10期11.4%4.4%3.7%
2019/10期14.5%6.0%4.5%
2020/10期18.2%7.2%5.1%
2021/10期10.6%4.1%4.3%
2022/10期5.7%2.2%1.9%
2023/10期20.5%7.2%0.4%
2024/10期25.7%8.3%1.6%
2025/10期10.2%3.4%0.1%
1Q FY2026/102.3%(累計)0.8%(累計)2.0%

2023期〜2024期は赤字によりROE・ROAともにマイナスとなりましたが、2025/10期ではROE 9.7%、ROA 3.5%と大幅に回復しました。営業利益率は0.1%とまだ薄利ですが、不採算事業の切り離しが完了し、今後は基幹事業への集中により利益率の改善が期待されます。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/10期212億円9.0億円4.3億円21.5円+7.1%
2022/10期229億円4.4億円2.3億円11.8円+8.3%
2023/10期264億円1.1億円7.2億円-36.6円+15.3%
2024/10期254億円4.0億円7.3億円-36.7円-4.0%
2025/10期223億円1,500万円2.7億円13.7円-12.3%

ギグワークスの業績は2023期〜2024期に2期連続の最終赤字を計上しましたが、不採算事業の整理(日本直販の譲渡等)を経て2025/10期は黒字転換に成功しました。2026/10期は当初予想の営業利益5,000万円から4.8倍の2.4億円に上方修正しており、基幹事業の回復が鮮明です。売上高は2023/10期の264億円をピークに縮小傾向ですが、収益性重視の経営に舵を切っています。 【1Q 2026/10期実績】売上56億円(通期予想比25%)、営業利益1.1億円(同226%)、純利益△60百万円(同-600%)。営業利益は既に通期予想を超過しており、上振れの可能性が高い。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
-2.3%(累計)
業界平均
11.2%
営業利益率下回る
この会社
2.0%
業界平均
9.6%
自己資本比率下回る
この会社
33.4%
業界平均
53.6%
03 / 7 sections

将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

5,660万円
取締役4名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
オンデマンドエコノミー事業177億円3.6億円2.0%
シェアリングエコノミー事業25億円1.2億円4.8%
その他(新規事業等)21億円-0.4億円-1.9%

オンデマンドエコノミー事業が売上の約80%を占める最大セグメントで、IT機器サポートを全国展開しています。シェアリングエコノミー事業は利益率4.8%と収益性が高く、ギグワーカー向けワークスペースの需要拡大が追い風です。新規事業はNFTやイベント領域で先行投資中ですが、基幹事業の安定収益が全体を支える構造です。

会社の計画は順調?

B
総合評価
不採算事業の整理と黒字転換は達成済み。FY2026は大幅上方修正で回復軌道に乗りつつあるが、売上高の縮小傾向に課題が残る。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

事業再編・収益改善計画
2025期〜2026期
営業黒字化: 目標 黒字転換 達成 (1,500万円 (FY2025))
100%
不採算事業整理: 目標 日本直販譲渡 達成 (2025年に譲渡完了)
100%
FY2026営業利益: 目標 2.4億円 大幅遅れ (1Q時点で上方修正済)
30%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2026期5,000万円2.4億円(修正後)+380.0%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期249億円223億円-10.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

ギグワークスは不採算事業(日本直販等)の譲渡・整理を完了し、2025/10期に営業黒字転換を果たしました。2026/10期は1Q決算発表と同時に通期営業利益を5,000万円から2.4億円に4.8倍上方修正しており、基幹事業の回復が鮮明です。売上高は縮小傾向ですが、収益性重視の経営に転換しています。

どんな話題が多い?

業績・決算35%
M&A・事業再編30%
新規事業・NFT20%
その他15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや改善
報道件数(30日)
35
前月比 +12.5%
メディア数
15
株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 日経電子版, 会社四季報
業界内ランキング
上位 60%
サービス業 約200社中 120位前後
報道のトーン
45%
好意的
40%
中立
15%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

04 / 3 sections

この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年3月業績上方修正

2026年10月期の営業利益予想を4.8倍に上方修正。1Q経常利益が5.6倍増益と好調な滑り出し。

2026年2月NFT事業取得

子会社GALLUSYSがXYZからNFT向けクレカ販売サービス「Piement」事業を取得。Web3領域を強化。

2025年12月spacetimes子会社化

イベント企画・グッズ販売のspacetimesを51.6%取得で子会社化。エンタメ領域への事業拡大。

社長プロフィール

05 / 6 sections

安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率33.4%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
17.3億円
借金(有利子負債)
Net Assets
27.0億円
会社の純資産

総資産は2021/10期の106億円から2025/10期の78億円へ縮小していますが、これは不採算事業の整理に伴う資産のスリム化によるものです。注目すべきは有利子負債がゼロの実質無借金経営で、自己資本比率も2025/10期で34.6%に回復しています。BPSは136.4円で現在株価209円に対しPBR 1.53倍の水準です。 【1Q 2026/10期】総資産78億円、純資産27億円、自己資本比率33.4%、有利子負債17億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+3.6億円
本業で稼いだお金
Investing CF
+8.4億円
投資に使ったお金
Financing CF
-4.4億円
借入・返済など
Free CF
+12.0億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2016/10期2.7億円9,800万円6.0億円1.7億円
2017/10期3.6億円9.3億円6.0億円5.7億円
2018/10期5.4億円7.6億円2.0億円13.0億円
2019/10期4.0億円3.7億円9,400万円3,000万円
2020/10期9.4億円3.9億円7.3億円5.5億円
2021/10期9.6億円11.6億円5.5億円2.0億円
2022/10期3.7億円8.4億円6.2億円12.1億円
2023/10期11.3億円3.9億円5.8億円7.4億円
2024/10期4.5億円2.6億円3.0億円7.1億円
2025/10期3.6億円8.4億円4.4億円12.0億円

2025/10期は営業CF 3.6億円のプラスに転じ、投資CFも事業譲渡による収入で8.4億円のプラスとなりました。結果としてFCFは12億円と大幅に改善しています。日本直販の譲渡や事業再編による資金回収が寄与しており、今後は基幹事業への集中投資による成長が見込まれます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 4名)
女性 0名(0.0% 男性 4
100%
監査報酬
-
連結子会社数
8
設備投資額
-
平均勤続年数(従業員)
6.5
臨時従業員数
0

取締役4名で構成される小規模なボード体制です。女性取締役は不在で、ダイバーシティの観点では改善の余地があります。8社の連結子会社を擁し、ギグエコノミー領域での事業展開を推進しています。単体の平均勤続年数は6.5年で、IT・サービス業界では一般的な水準です。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主39.1%
浮動株60.9%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関2.4%
事業法人等31%
外国法人等3.5%
個人その他61%
証券会社2.1%

筆頭株主の村田HDが17%超を保有し、経営基盤を支えています。従業員持株会や事業法人(大塚商会)も安定株主として機能しています。信用買残が多く、個人投資家の関心が高い銘柄です。

村田ホールディングス(株)(3,830,000株)17.31%
SPRING INVESTMENT(株)(1,881,000株)8.5%
(株)大塚商会(1,080,000株)4.88%
コロンブス(従業員持株会)(642,000株)2.9%
関戸 明夫(515,000株)2.33%
若林 武(372,000株)1.68%
村田 一郎(332,000株)1.5%
日本マスタートラスト信託銀行(株)(信託口)(265,000株)1.2%
MSIP CLIENT SECURITIES(243,000株)1.1%
(株)SBI証券(221,000株)1%

筆頭株主の村田ホールディングスが17.31%を保有し、経営の安定性を支えています。SPRING INVESTMENTが8.50%、大塚商会が4.88%と事業法人の保有比率が高い構成です。コロンブス(従業員持株会)が2.90%を保有しており、従業員のエンゲージメントの高さがうかがえます。信用買残が86.7万株と多く、個人投資家の注目度が高い銘柄です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1IT業界の技術変化・競争激化リスク
2ギグワーカーの確保・品質管理リスク
3主要取引先への依存リスク
4子会社・新規事業の収益化リスク
5のれん・無形資産の減損リスク
6情報セキュリティ・個人情報漏洩リスク

社員の給料はどのくらい?

平均年収
483万円
従業員数
66
平均年齢
45.9歳
平均年収従業員数前年比
2025/10期483万円66-

単体従業員数は66名と少数精鋭の体制で、平均年収は483万円です。サービス業の中では平均的な水準ですが、ギグワーカー(登録スタッフ)10万人超のネットワークを少人数で運営する効率的な事業モデルを反映しています。

06 / 5 sections

株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

ギグワークスのTSRは5年間で37%と、TOPIXの213%を大幅に下回るパフォーマンスとなっています。2023期〜2024期の業績悪化に伴う株価下落が主因です。ただし、業績回復と上方修正の動きが出ており、ターンアラウンド銘柄としての反転に期待がかかります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
2
方針: 業績に応じた利益還元
1株配当配当性向
2016/10期00.0%
2017/10期1.615.1%
2018/10期2.617.1%
2019/10期4.620.9%
2020/10期7.222.3%
2021/10期837.3%
2022/10期867.6%
2023/10期4-
2024/10期1-
2025/10期214.6%
1期連続増配
株主優待
あり
日本直販WEBサイト20%割引クーポン、1,000株以上でデジタルギフト3,000円分追加
必要株数100株以上(約2.1万円)
金額相当割引クーポン〜3,000円相当
権利確定月10月

配当は2021期〜2022の8円から業績悪化により大幅減配となり、2024/10期は1円まで落ち込みました。2025/10期は2円と底打ちからの回復の兆しを見せています。配当利回りは0.96%と低水準ですが、業績回復が進めば増配の余地があります。株主優待として日本直販の割引クーポンやデジタルギフトが提供されており、優待込みの総合還元に注目です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 137.0万円 になりました (37.0万円)
+37.0%
年度末時点評価額損益TSR
2021期200.0万円100.0万円100.0%
2022期195.0万円95.0万円95.0%
2023期158.0万円58.0万円58.0%
2024期153.0万円53.0万円53.0%
2025期137.0万円37.0万円37.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残866,700株
売り残1,200株
信用倍率722.25倍
3/13時点
今後の予定
2026年10月期 第2四半期決算発表2026年6月中旬(予定)
定時株主総会2027年1月下旬(予定)

PER 418倍と極めて高い水準ですが、これは2025/10期の純利益がわずか2.7億円と低水準であるためです。業績回復が進めばPERは正常化する見込みです。PBR 1.53倍はサービス業平均を下回っています。信用買残が86.7万株と非常に多く(信用倍率722倍)、個人投資家の期待が反映されています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2016/10期2.6億円9,100万円34.3%
2017/10期4.0億円1.9億円46.4%
2018/10期6.1億円3.0億円49.6%
2019/10期8.0億円3.5億円44.1%
2020/10期10.0億円3.5億円34.6%
2021/10期9.4億円5.0億円53.7%
2022/10期4.8億円2.4億円51.3%
2023/10期1.1億円8.3億円746.8%
2024/10期-4.3億円0円-
2025/10期500万円0円0.0%

2023/10期は税引前利益1.1億円に対して税額8.3億円と異常値を示していますが、これは繰延税金資産の取崩しや減損損失に伴う税効果の影響です。2025/10期は繰越欠損金の活用により税負担がゼロとなっています。業績回復に伴い正常化が進む見込みです。

07 / 3 sections

もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

ギグワークス(株) まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑(FY2023〜2024の2期連続赤字から回復途上。FY2026は営業利益を4.8倍に上方修正)
配当
少なめ
1株 2円
安全性
普通
自己資本比率 33.4%(有利子負債ゼロの無借金経営だが、総資産は縮小傾向)
稼ぐ力
低い
ROE -2.3%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

「10万人超のギグワーカーを擁し、IT機器サポートからコンタクトセンターまで展開するギグエコノミーのプラットフォーマー」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU