ギグワークス(株)2375
GiG Works Inc.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
パソコンやプリンターの設定・修理で自宅に来てくれるスタッフ、企業のコールセンターで電話対応をするオペレーター、それらを支えているのがギグワークスです。ECサイト「日本直販」も同社グループが運営していました(2025年に譲渡)。最近ではイベント企画のspacetimesを子会社化し、NFT向けクレカ決済サービス「Piement」も手掛けるなど、人とテクノロジーをつなぐ事業領域を広げています。
ギグワークスは1977年設立のIT関連サービス企業で、10万人超の登録ギグワーカーを活用し、IT機器の導入・保守、コールセンター運営、オンデマンドサービスを展開しています。2025/10期は売上高223億円・営業利益1,500万円と2期ぶりの黒字転換を果たしました。2024/10期の赤字から回復途上にあり、2026年10月期は業績予想を上方修正し営業利益2.4億円を見込んでいます。spacetimesの子会社化やNFT関連サービスなど新規事業にも積極的です。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 10月
- 本社
- 東京都港区西新橋二丁目11番6号 ニュー西新橋ビル3階
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
IT機器の導入・保守サポート、フィールドサービスが主力。10万人超のギグワーカーを活用したオンサイトサービスを全国展開。売上構成比約80%を占める最大セグメント。
コワーキングスペースやワークブースの運営。全国1,100拠点以上を展開し、ギグワーカー・フリーランス向けのワークプレイスを提供。利益率が高い成長セグメント。
NFT関連サービス(GALLUSYS、Piement)、spacetimes(イベント企画・グッズ販売)など新規事業群。先行投資フェーズで赤字だが将来の成長ドライバー。
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/10期 | 7.6% | 3.8% | 2.3% |
| 2017/10期 | 8.8% | 3.7% | 2.8% |
| 2018/10期 | 11.4% | 4.4% | 3.7% |
| 2019/10期 | 14.5% | 6.0% | 4.5% |
| 2020/10期 | 18.2% | 7.2% | 5.1% |
| 2021/10期 | 10.6% | 4.1% | 4.3% |
| 2022/10期 | 5.7% | 2.2% | 1.9% |
| 2023/10期 | 20.5% | 7.2% | 0.4% |
| 2024/10期 | 25.7% | 8.3% | 1.6% |
| 2025/10期 | 10.2% | 3.4% | 0.1% |
| 1Q FY2026/10 | 2.3%(累計) | 0.8%(累計) | 2.0% |
2023期〜2024期は赤字によりROE・ROAともにマイナスとなりましたが、2025/10期ではROE 9.7%、ROA 3.5%と大幅に回復しました。営業利益率は0.1%とまだ薄利ですが、不採算事業の切り離しが完了し、今後は基幹事業への集中により利益率の改善が期待されます。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/10期 | 212億円 | 9.0億円 | 4.3億円 | 21.5円 | +7.1% |
| 2022/10期 | 229億円 | 4.4億円 | 2.3億円 | 11.8円 | +8.3% |
| 2023/10期 | 264億円 | 1.1億円 | 7.2億円 | -36.6円 | +15.3% |
| 2024/10期 | 254億円 | 4.0億円 | 7.3億円 | -36.7円 | -4.0% |
| 2025/10期 | 223億円 | 1,500万円 | 2.7億円 | 13.7円 | -12.3% |
ギグワークスの業績は2023期〜2024期に2期連続の最終赤字を計上しましたが、不採算事業の整理(日本直販の譲渡等)を経て2025/10期は黒字転換に成功しました。2026/10期は当初予想の営業利益5,000万円から4.8倍の2.4億円に上方修正しており、基幹事業の回復が鮮明です。売上高は2023/10期の264億円をピークに縮小傾向ですが、収益性重視の経営に舵を切っています。 【1Q 2026/10期実績】売上56億円(通期予想比25%)、営業利益1.1億円(同226%)、純利益△60百万円(同-600%)。営業利益は既に通期予想を超過しており、上振れの可能性が高い。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| オンデマンドエコノミー事業 | 177億円 | 3.6億円 | 2.0% |
| シェアリングエコノミー事業 | 25億円 | 1.2億円 | 4.8% |
| その他(新規事業等) | 21億円 | -0.4億円 | -1.9% |
オンデマンドエコノミー事業が売上の約80%を占める最大セグメントで、IT機器サポートを全国展開しています。シェアリングエコノミー事業は利益率4.8%と収益性が高く、ギグワーカー向けワークスペースの需要拡大が追い風です。新規事業はNFTやイベント領域で先行投資中ですが、基幹事業の安定収益が全体を支える構造です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2026期 | 5,000万円 | — | 2.4億円(修正後) | +380.0% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 249億円 | — | 223億円 | -10.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
ギグワークスは不採算事業(日本直販等)の譲渡・整理を完了し、2025/10期に営業黒字転換を果たしました。2026/10期は1Q決算発表と同時に通期営業利益を5,000万円から2.4億円に4.8倍上方修正しており、基幹事業の回復が鮮明です。売上高は縮小傾向ですが、収益性重視の経営に転換しています。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2026年10月期の営業利益予想を4.8倍に上方修正。1Q経常利益が5.6倍増益と好調な滑り出し。
子会社GALLUSYSがXYZからNFT向けクレカ販売サービス「Piement」事業を取得。Web3領域を強化。
イベント企画・グッズ販売のspacetimesを51.6%取得で子会社化。エンタメ領域への事業拡大。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
総資産は2021/10期の106億円から2025/10期の78億円へ縮小していますが、これは不採算事業の整理に伴う資産のスリム化によるものです。注目すべきは有利子負債がゼロの実質無借金経営で、自己資本比率も2025/10期で34.6%に回復しています。BPSは136.4円で現在株価209円に対しPBR 1.53倍の水準です。 【1Q 2026/10期】総資産78億円、純資産27億円、自己資本比率33.4%、有利子負債17億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/10期 | 2.7億円 | 9,800万円 | 6.0億円 | 1.7億円 |
| 2017/10期 | 3.6億円 | 9.3億円 | 6.0億円 | 5.7億円 |
| 2018/10期 | 5.4億円 | 7.6億円 | 2.0億円 | 13.0億円 |
| 2019/10期 | 4.0億円 | 3.7億円 | 9,400万円 | 3,000万円 |
| 2020/10期 | 9.4億円 | 3.9億円 | 7.3億円 | 5.5億円 |
| 2021/10期 | 9.6億円 | 11.6億円 | 5.5億円 | 2.0億円 |
| 2022/10期 | 3.7億円 | 8.4億円 | 6.2億円 | 12.1億円 |
| 2023/10期 | 11.3億円 | 3.9億円 | 5.8億円 | 7.4億円 |
| 2024/10期 | 4.5億円 | 2.6億円 | 3.0億円 | 7.1億円 |
| 2025/10期 | 3.6億円 | 8.4億円 | 4.4億円 | 12.0億円 |
2025/10期は営業CF 3.6億円のプラスに転じ、投資CFも事業譲渡による収入で8.4億円のプラスとなりました。結果としてFCFは12億円と大幅に改善しています。日本直販の譲渡や事業再編による資金回収が寄与しており、今後は基幹事業への集中投資による成長が見込まれます。
この会社のガバナンスは?
取締役4名で構成される小規模なボード体制です。女性取締役は不在で、ダイバーシティの観点では改善の余地があります。8社の連結子会社を擁し、ギグエコノミー領域での事業展開を推進しています。単体の平均勤続年数は6.5年で、IT・サービス業界では一般的な水準です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 2025/10期 | 483万円 | 66人 | - |
単体従業員数は66名と少数精鋭の体制で、平均年収は483万円です。サービス業の中では平均的な水準ですが、ギグワーカー(登録スタッフ)10万人超のネットワークを少人数で運営する効率的な事業モデルを反映しています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
ギグワークスのTSRは5年間で37%と、TOPIXの213%を大幅に下回るパフォーマンスとなっています。2023期〜2024期の業績悪化に伴う株価下落が主因です。ただし、業績回復と上方修正の動きが出ており、ターンアラウンド銘柄としての反転に期待がかかります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/10期 | 0円 | 0.0% |
| 2017/10期 | 1.6円 | 15.1% |
| 2018/10期 | 2.6円 | 17.1% |
| 2019/10期 | 4.6円 | 20.9% |
| 2020/10期 | 7.2円 | 22.3% |
| 2021/10期 | 8円 | 37.3% |
| 2022/10期 | 8円 | 67.6% |
| 2023/10期 | 4円 | - |
| 2024/10期 | 1円 | - |
| 2025/10期 | 2円 | 14.6% |
| 必要株数 | 100株以上(約2.1万円) |
| 金額相当 | 割引クーポン〜3,000円相当 |
| 権利確定月 | 10月 |
配当は2021期〜2022の8円から業績悪化により大幅減配となり、2024/10期は1円まで落ち込みました。2025/10期は2円と底打ちからの回復の兆しを見せています。配当利回りは0.96%と低水準ですが、業績回復が進めば増配の余地があります。株主優待として日本直販の割引クーポンやデジタルギフトが提供されており、優待込みの総合還元に注目です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 200.0万円 | 100.0万円 | 100.0% |
| 2022期 | 195.0万円 | 95.0万円 | 95.0% |
| 2023期 | 158.0万円 | 58.0万円 | 58.0% |
| 2024期 | 153.0万円 | 53.0万円 | 53.0% |
| 2025期 | 137.0万円 | 37.0万円 | 37.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER 418倍と極めて高い水準ですが、これは2025/10期の純利益がわずか2.7億円と低水準であるためです。業績回復が進めばPERは正常化する見込みです。PBR 1.53倍はサービス業平均を下回っています。信用買残が86.7万株と非常に多く(信用倍率722倍)、個人投資家の期待が反映されています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/10期 | 2.6億円 | 9,100万円 | 34.3% |
| 2017/10期 | 4.0億円 | 1.9億円 | 46.4% |
| 2018/10期 | 6.1億円 | 3.0億円 | 49.6% |
| 2019/10期 | 8.0億円 | 3.5億円 | 44.1% |
| 2020/10期 | 10.0億円 | 3.5億円 | 34.6% |
| 2021/10期 | 9.4億円 | 5.0億円 | 53.7% |
| 2022/10期 | 4.8億円 | 2.4億円 | 51.3% |
| 2023/10期 | 1.1億円 | 8.3億円 | 746.8% |
| 2024/10期 | -4.3億円 | 0円 | - |
| 2025/10期 | 500万円 | 0円 | 0.0% |
2023/10期は税引前利益1.1億円に対して税額8.3億円と異常値を示していますが、これは繰延税金資産の取崩しや減損損失に伴う税効果の影響です。2025/10期は繰越欠損金の活用により税負担がゼロとなっています。業績回復に伴い正常化が進む見込みです。
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ギグワークス(株) まとめ
「10万人超のギグワーカーを擁し、IT機器サポートからコンタクトセンターまで展開するギグエコノミーのプラットフォーマー」
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