ブラス2424
Brass Corporation
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
友人の結婚式に参加した経験はありますか?ブラスは、新郎新婦とゲストが一日中ひとつの邸宅を丸ごと貸し切れる「ゲストハウスウェディング」を専門に手掛けている会社です。他のカップルと鉢合わせすることなく、自分たちだけのプライベートな空間で特別な一日を過ごせるのが特徴で、その質の高さから顧客満足度調査で1位を獲得したこともあります。あなたがこれまで参加した感動的な結婚式の裏側で、もしかしたらブラスがその幸せな時間のお手伝いをしていたかもしれません。
東海地方を地盤に完全貸切型のゲストハウスウェディングを展開。2025期は売上高135.6億円、営業利益7.51億円を達成し、続く2026期は売上高145.9億円、営業利益7.73億円と増収増益を計画しています。近年はフォトウェディング事業のM&Aや、東京・千葉への新規出店など、東海エリア外への展開を加速。高い顧客満足度を強みに成長を目指しますが、過去には業績予想を下方修正したこともあり、計画の着実な実行が今後の株価を左右するでしょう。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 7月
- 本社
- 愛知県名古屋市中村区名駅2丁目36番20号 アイムビル4F
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
FY2025/7実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/07期 | 12.4% | 4.4% | 8.6% |
| 2017/07期 | 17.3% | 6.3% | 9.1% |
| 2018/07期 | 7.0% | 2.5% | 7.1% |
| 2019/07期 | 10.6% | 3.7% | 5.4% |
| 2020/07期 | ▲39.8% | ▲10.4% | ▲12.4% |
| 2021/07期 | 7.0% | 1.4% | 3.5% |
| 2022/07期 | 26.8% | 6.3% | 7.7% |
| 2023/07期 | 21.8% | 6.3% | 8.8% |
| 2024/07期 | 7.4% | 2.5% | 3.6% |
| 2025/07期 | 10.4% | 3.7% | 5.5% |
| 2Q FY2026/7 | 3.1%(累計) | 1.1%(累計) | 3.7% |
収益性は、結婚式施行件数の変動をダイレクトに受ける構造となっており、営業利益率は安定期で8%台を確保する実力を備えています。2024/03期には一時的にROEが7.3%まで低下しましたが、婚礼需要の正常化に伴い再び改善基調にあります。今後、運営効率の向上やサービス品質の磨き込みにより、資本効率を高めながら安定的な収益性を維持できるかが評価の分かれ目となります。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/07期 | 93.4億円 | 3.3億円 | 1.7億円 | 30.0円 | +17.0% |
| 2022/07期 | 114億円 | 8.7億円 | 7.3億円 | 131.1円 | +22.2% |
| 2023/07期 | 133億円 | 11.7億円 | 7.2億円 | 132.9円 | +16.2% |
| 2024/07期 | 127億円 | 4.5億円 | 2.8億円 | 51.1円 | -4.0% |
| 2025/07期 | 136億円 | 7.5億円 | 4.1億円 | 77.5円 | +6.6% |
ブラスは貸切型ゲストハウスでのウエディング事業を中核として展開しており、コロナ禍からの回復により売上高は145億円規模まで成長を遂げています。2022/03期以降は結婚式の施行件数が順調に推移し収益改善が進んだものの、直近ではコスト増の影響もあり利益水準は過熱した時期から一服感が見られます。2026/03期予想では新規出店などの成長投資を背景に、売上高約146億円、当期純利益約4.7億円を見込む堅実な拡大路線を歩んでいます。 【2Q 2026/07期実績】売上69億円(通期予想比47%)、営業利益2.6億円(同33%)、純利益1.3億円(同28%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
主力のウエディング事業を軸に、フォトウエディング等の周辺事業を拡大し、地域密着型の店舗展開を行っています。開示資料では、冠婚葬祭市場の競合激化に加え、人件費の高騰や新規出店に伴う初期投資リスクを重要な経営課題として認識しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2023期 | 8億円 | — | 12億円 | +53.5% |
| 2024期 | 6億円 | — | 5億円 | -21.9% |
| 2025期 | 8億円 | — | 8億円 | -2.8% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2023期 | 133億円 | — | 133億円 | ±0.0% |
| 2024期 | 138億円 | — | 127億円 | -7.7% |
| 2025期 | 146億円 | — | 136億円 | -7.1% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は現在、具体的な中期経営計画を公表していませんが、毎期の通期業績予想が実質的な目標となります。2023期は期初予想を大幅に上回る営業利益を達成した一方、2024期と2025期は連続で売上・利益ともに期初予想を下回る結果となりました。ブライダル業界の需要回復を捉えきれていない側面や、新規出店コストが利益を圧迫している可能性が示唆されます。今後の成長には、計画達成の精度向上が不可欠です。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2025年オリコン顧客満足度調査「ハウスウエディング」ランキングで総合第1位を獲得。
JR目白駅直結の「トラッド目白」に東京初出店となるゲストハウスをグランドオープン。
2026年7月期第2四半期にて、事前の会社予想値を下回る業績修正を発表し、市場の警戒感が強まった。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも2Q FY2026/7末時点
同社は強固な財務体質を維持しており、有利子負債はゼロの実質無借金経営を継続している点が最大の特徴です。自己資本比率は2025/03期時点で36.4%まで高まっており、安定した運営基盤が確立されています。総資産も114億円規模と着実な積み上げを見せており、積極的な新規出店や設備投資を支えるだけの十分な財務の健全性を有しています。 【2Q 2026/07期】総資産122億円、純資産42億円、自己資本比率34.7%、有利子負債49億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/07期 | 10.0億円 | ▲15.2億円 | 7.3億円 | ▲5.3億円 |
| 2017/07期 | 11.7億円 | ▲18.1億円 | 4.1億円 | ▲6.5億円 |
| 2018/07期 | 11.3億円 | ▲12.9億円 | 4.4億円 | ▲1.7億円 |
| 2019/07期 | 9.3億円 | ▲20.5億円 | 9.3億円 | ▲11.2億円 |
| 2020/07期 | 7.9億円 | ▲9.5億円 | 13.5億円 | ▲1.6億円 |
| 2021/07期 | 14.6億円 | ▲2.0億円 | ▲8.5億円 | 12.6億円 |
| 2022/07期 | 12.1億円 | ▲4.8億円 | ▲5.3億円 | 7.3億円 |
| 2023/07期 | 13.3億円 | ▲4.1億円 | ▲11.8億円 | 9.2億円 |
| 2024/07期 | 5.4億円 | ▲11.8億円 | ▲6,800万円 | ▲6.4億円 |
| 2025/07期 | 19.1億円 | ▲8.3億円 | ▲4.4億円 | 10.8億円 |
営業キャッシュフローは婚礼事業の好調を反映して年間19億円規模の創出能力を有しており、強固な稼ぐ力を示しています。2024/03期の投資キャッシュフローの拡大は、新規出店や既存施設の改装などの成長投資を加速させたことが主因です。総じてフリーキャッシュフローは安定してプラス圏で推移しており、成長投資と株主還元の両立が可能なキャッシュ創出サイクルを形成しています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/07期 | 4.9円 | 8.0% |
| 2017/07期 | 10円 | 11.3% |
| 2018/07期 | 12円 | 30.2% |
| 2019/07期 | 12円 | 18.6% |
| 2020/07期 | 0円 | 0.0% |
| 2021/07期 | 0円 | 0.0% |
| 2022/07期 | 4円 | 3.1% |
| 2023/07期 | 6円 | 4.5% |
| 2024/07期 | 8円 | 15.7% |
| 2025/07期 | 8円 | 10.3% |
| 権利確定月 | 7月 |
配当方針として安定的な還元を重視しており、業績連動型の配当で成長を株主に還元する姿勢を示しています。配当金額は2022/03期の4円から2024/03期には8円まで増配し、株主還元を強化しています。今後は利益成長に合わせて配当性向を高めつつ、中長期的に安定した配当の継続を目指す方針です。
株の売買状況と今後の予定
競合他社が含まれるサービス業の平均PER(18.5倍)、PBR(1.8倍)と比較すると、ブラスの株価はPER・PBRともに大幅に割安な水準です。これは、過去の業績予想未達やブライダル業界の先行き不透明感を市場が織り込んでいるためと考えられます。信用取引では売り残がなく、買い残のみが積み上がっており、将来の株価上昇を期待する個人投資家が多い一方、需給面での重さも懸念されます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/07期 | 5.7億円 | 2.6億円 | 44.8% |
| 2017/07期 | 7.9億円 | 3.0億円 | 37.5% |
| 2018/07期 | 7.1億円 | 4.8億円 | 68.1% |
| 2019/07期 | 5.8億円 | 2.1億円 | 36.6% |
| 2020/07期 | -8.2億円 | 0円 | - |
| 2021/07期 | 5.1億円 | 3.4億円 | 66.8% |
| 2022/07期 | 11.3億円 | 4.0億円 | 35.0% |
| 2023/07期 | 12.0億円 | 4.8億円 | 39.9% |
| 2024/07期 | 4.9億円 | 2.1億円 | 43.6% |
| 2025/07期 | 7.7億円 | 3.5億円 | 46.1% |
法人税等の支払額は各期の税引前利益に連動していますが、2021/03期など一部の期で実効税率が高くなっているのは繰延税金資産の取り崩しや調整事項の影響と考えられます。通常期ではおおむね30〜40%台の実効税率で推移しており、税負担は適正な範囲に収まっています。先行きの業績予想に基づくと、実効税率は約40%程度の水準で安定する見通しです。
もっと知る
まとめと、関連情報・似た会社へ
ブラス まとめ
「『完全貸切ウェディング』で顧客満足度No.1、東海から全国展開を狙うブライダルの職人集団」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。