大栄環境
Daiei Kankyo Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月29日
廃棄物処理から資源循環まで。循環型社会をリードする総合環境企業
限りある資源を未来につなぐため、リサイクルの推進と適正処理に取り組み、持続可能な社会を実現すること。
この会社ってなに?
あなたが普段、家庭やオフィスで出すゴミ。そのゴミがどこへ行き、どう処理されるか考えたことはありますか?大栄環境は、まさにそのゴミの「その後」をすべて引き受けている会社です。ゴミ収集車が回収した後、分別し、燃やしてエネルギーに変えたり、プラスチックや金属をリサイクルして新しい製品の原料に生まれ変わらせたりしています。そして、どうしても処理できないものを安全に埋め立てる最終処分場まで自社で持っているのが大きな強み。あなたが普段何気なく捨てているものが、社会を支える資源として循環する、その裏側で大栄環境が活躍しているのです。
大栄環境は、廃棄物の収集から最終処分まで一貫して手掛ける環境関連事業の最大手です。2025年3月期には売上高801.8億円、営業利益215.48億円と過去最高を更新し、高い収益性を維持しています。近年はM&Aを積極的に展開し、九州の最終処分場を約440億円で買収するなど、関西圏の強固な地盤から全国へと事業エリアを急拡大中です。安定したストック型ビジネスに加え、M&Aによる成長が今後の株価を左右する重要な鍵となります。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 大阪府和泉市テクノステージ2丁目3番28号
- 公式
- www.dinsgr.co.jp
社長プロフィール

当社は廃棄物の収集運搬から最終処分、再資源化まで一貫したサービスを提供し、持続可能な循環型社会の実現に貢献することを使命としています。これからも環境関連事業のリーディングカンパニーとして、M&Aなども活用しながら事業を拡大し、企業価値の向上に努めてまいります。
この会社のストーリー
大阪府にて廃棄物の最終処分事業を開始。現在の循環型社会をリードする事業の第一歩を踏み出す。
収集運搬、中間処理、リサイクルへと事業領域を拡大。関西圏を中心に強固な事業基盤を築き上げる。
積極的なM&A戦略を展開し、グループ全体の処理能力と対応領域を大幅に強化。ワンストップサービスの体制を確立。
12月14日に東証プライム市場へ新規上場(IPO)。更なる成長に向けた資金調達と社会的な信用の向上を実現。
北九州市の最終処分場運営会社を約440億円で買収。初の九州エリアでの事業拠点を獲得し、全国展開を加速。
宮古島市に「宮古島エコサービス株式会社」を設立。南西諸島での環境課題解決に向けた新たな一歩を踏み出す。
最終処分場の譲受など、中期経営計画に基づいた戦略的な事業拡大を継続。持続的な成長を目指す。
注目ポイント
収集運搬から中間処理、再資源化、最終処分まで一貫して対応できる体制が強み。競合が少ないこの総合力で、高い収益性を実現しています。
関西圏を地盤としながら、M&Aを駆使して九州や東北へと事業エリアを拡大中。成長意欲が高く、今後の事業規模拡大が期待されます。
単なる廃棄物処理に留まらず、資源リサイクルやバイオマス発電など、環境問題の解決に直結する事業を展開。社会貢献性の高さが魅力です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2023/3 | 34円 | 30.3% |
| FY2024/3 | 42円 | 30.8% |
| FY2025/3 | 48円 | 33.0% |
| 権利確定月 | 3月 |
配当方針として、業績向上に伴う利益配分を強化する方針を掲げており、配当性向は30%強の安定的な水準を維持しています。増益基調を背景に、1株あたり配当金はFY2023/3の34円からFY2025/3の48円まで着実に増加しています。株主優待と合わせた総還元性を意識しながら、長期的な株主価値の向上を目指す姿勢が明確です。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
売上高はFY2023/3の677億円からFY2025/3には802億円まで着実に拡大しており、廃棄物処理および資源循環事業の堅調な需要が牽引しています。営業利益についても同様に成長を続け、FY2025/3には215億円に達するなど高い利益水準を維持しています。FY2026/3期もさらなる増収増益を見込んでおり、強固な事業基盤を背景とした成長トレンドが続いています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2023/3 | 13.3% | 6.4% | 24.6% |
| FY2024/3 | 15.4% | 7.9% | 27.0% |
| FY2025/3 | 15.2% | 7.8% | 26.9% |
営業利益率は24%から27%という極めて高い水準を安定的に維持しており、同業他社と比較しても圧倒的な収益効率を誇ります。ROE(自己資本利益率)も15%前後で安定しており、限られた資本を効率よく活用して利益を生み出す体制が整っています。これらの指標は、廃棄物処理・資源循環という事業モデルが持つ参入障壁の高さと、効率的な運営能力を如実に反映しています。
財務は安全?
総資産はFY2023/3の1,636億円からFY2025/3には1,849億円まで拡大し、事業規模の成長を支える投資が継続しています。自己資本比率は50%台を維持しており、財務基盤の健全性は極めて高いといえます。積極的なM&A等で有利子負債は増加傾向にありますが、盤石なキャッシュフロー創出能力があるため、リスクは十分に管理可能な範囲です。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2023/3 | 163億円 | -123億円 | -89.7億円 | 39.7億円 |
| FY2024/3 | 217億円 | -156億円 | -76.4億円 | 61.1億円 |
| FY2025/3 | 230億円 | -190億円 | -35.4億円 | 40.6億円 |
本業で稼ぐ力を示す営業キャッシュフローは230億円規模に達し、非常に強力なキャッシュ創出能力を有しています。投資キャッシュフローはM&Aや設備投資により189億円の支出が発生していますが、営業CFの範囲内で適切にコントロールされています。結果としてフリーキャッシュフローは黒字を維持しており、成長投資と株主還元を両立できる好循環が形成されています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2023/3 | 167億円 | 62.1億円 | 37.2% |
| FY2024/3 | 206億円 | 70.0億円 | 34.0% |
| FY2025/3 | 215億円 | 71.2億円 | 33.1% |
法人税等の支払額は営業規模の拡大に伴い増加しており、FY2025/3期には約71億円となりました。実効税率は概ね33%から37%の範囲で推移しており、会計上の税率と大きな乖離は見られません。安定した利益計上に伴い、着実に納税を行うことで社会的な責任を果たしています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 576万円 | 2,309人 | - |
従業員の平均年収は576万円であり、製造・サービス業の平均と比較して標準的からやや高い水準を維持しています。事業の安定性やリサイクル事業の拡大による収益向上に伴い、従業員への還元も継続的に重視される傾向にあります。
誰がこの会社の株を持ってる?
金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はウイングトワ。
筆頭株主であるウイングトワ株式会社が62.33%の株式を保有しており、創業家や経営陣の影響力が非常に強い構造です。浮動株比率が限定的であるため、市場流通量が少なく株価形成において特定の株主動向に左右されやすい傾向があります。
会社の公式開示情報
役員報酬
廃棄物の収集運搬から最終処分まで一貫した「環境関連事業」によるワンストップサービスが収益の核です。M&Aによる事業拡大を加速させていますが、環境規制の変化や最終処分場の確保・管理に伴う法的リスクを常に抱えています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が28.6%と国内企業の中でも高い水準にあり、多様性を重視した経営体制を構築しています。38社の連結子会社を抱える規模感に対し、外部監査を適切に活用しつつ、強固なガバナンス体制を維持しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2026 営業利益 | 218億円 | — | — | -1.1% |
| FY2025 営業利益 | 205億円 | — | 215億円 | +5.1% |
| FY2024 営業利益 | 161億円 | — | 197億円 | +22.1% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2026 売上高 | 839億円 | — | — | N/A |
| FY2025 売上高 | 785億円 | — | 802億円 | +2.1% |
| FY2024 売上高 | 710億円 | — | 730億円 | +2.8% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現在進行中の中期経営計画「D-Plan2028」では、FY2027に売上高939億円、営業利益243億円という高い目標を掲げています。直近の業績はM&Aの効果もあり好調に推移しており、計画達成への期待が高まっています。過去の業績予想は期初時点では保守的に見積もられる傾向がありますが、最終的には着実に超過達成しており、経営の安定感を示しています。今後のM&Aの進捗と既存事業のオーガニックな成長が計画達成の鍵となります。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
FY2024、FY2025ともに、当社のTSR(株主総利回り)はTOPIXを大幅にアウトパフォームしています。これは、安定的な増配を継続していることに加え、M&Aによる成長戦略が市場に好感され、株価が大きく上昇したことが主な要因です。特に、廃棄物処理という景気耐性の強い事業特性が投資家の安心感を誘い、ディフェンシブ・グロース銘柄として資金流入が続いた結果と考えられます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2024 | 155.0万円 | +55.0万円 | 55.0% |
| FY2025 | 167.8万円 | +67.8万円 | 67.8% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
同業他社比較ではPER・PBRともに業界平均を大きく上回っており、市場からの成長期待が非常に高いことが示されています。これは、同社が持つ最終処分場という参入障壁の高いアセットや、M&Aによる拡大戦略が高く評価されているためです。信用倍率は1.46倍と比較的落ち着いており、過熱感は限定的と言えます。今後の決算で市場の高い期待に応え続けられるかが、株価を維持・向上させる上での焦点となります。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
堺化学工業から産業廃棄物最終処分場を譲り受け、成長戦略を加速させています。
株式会社コウキを子会社化し、資源循環事業の基盤を強化しました。
沖縄県宮古島にて新会社「宮古島エコサービス株式会社」を設立し、エリア展開を開始しました。
最新ニュース
大栄環境 まとめ
ひとめ診断
「『ゴミ』を『資源』に変える静脈産業のガリバーが、M&Aをテコに全国制覇を狙う」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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