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大栄環境

Daiei Kankyo Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE15.2%
BPS94.8円
自己資本比率51.0%
FY2025/3 有報データ

廃棄物処理から資源循環まで。循環型社会をリードする総合環境企業

限りある資源を未来につなぐため、リサイクルの推進と適正処理に取り組み、持続可能な社会を実現すること。

この会社ってなに?

あなたが普段、家庭やオフィスで出すゴミ。そのゴミがどこへ行き、どう処理されるか考えたことはありますか?大栄環境は、まさにそのゴミの「その後」をすべて引き受けている会社です。ゴミ収集車が回収した後、分別し、燃やしてエネルギーに変えたり、プラスチックや金属をリサイクルして新しい製品の原料に生まれ変わらせたりしています。そして、どうしても処理できないものを安全に埋め立てる最終処分場まで自社で持っているのが大きな強み。あなたが普段何気なく捨てているものが、社会を支える資源として循環する、その裏側で大栄環境が活躍しているのです。

大栄環境は、廃棄物の収集から最終処分まで一貫して手掛ける環境関連事業の最大手です。2025年3月期には売上高801.8億円、営業利益215.48億円と過去最高を更新し、高い収益性を維持しています。近年はM&Aを積極的に展開し、九州の最終処分場を約440億円で買収するなど、関西圏の強固な地盤から全国へと事業エリアを急拡大中です。安定したストック型ビジネスに加え、M&Aによる成長が今後の株価を左右する重要な鍵となります。

サービス業プライム市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
3月
本社
大阪府和泉市テクノステージ2丁目3番28号
公式
www.dinsgr.co.jp

社長プロフィール

金子文雄
金子文雄
代表取締役社長
挑戦者
当社は廃棄物の収集運搬から最終処分、再資源化まで一貫したサービスを提供し、持続可能な循環型社会の実現に貢献することを使命としています。これからも環境関連事業のリーディングカンパニーとして、M&Aなども活用しながら事業を拡大し、企業価値の向上に努めてまいります。

この会社のストーリー

1979
創業:最終処分事業からスタート

大阪府にて廃棄物の最終処分事業を開始。現在の循環型社会をリードする事業の第一歩を踏み出す。

2000s
事業の多角化とエリア拡大

収集運搬、中間処理、リサイクルへと事業領域を拡大。関西圏を中心に強固な事業基盤を築き上げる。

2010s
M&Aによる成長加速

積極的なM&A戦略を展開し、グループ全体の処理能力と対応領域を大幅に強化。ワンストップサービスの体制を確立。

2022
東京証券取引所プライム市場へ上場

12月14日に東証プライム市場へ新規上場(IPO)。更なる成長に向けた資金調達と社会的な信用の向上を実現。

2023
九州エリアへ本格進出

北九州市の最終処分場運営会社を約440億円で買収。初の九州エリアでの事業拠点を獲得し、全国展開を加速。

2025
沖縄へ、新会社設立

宮古島市に「宮古島エコサービス株式会社」を設立。南西諸島での環境課題解決に向けた新たな一歩を踏み出す。

2026
中期経営計画「D-Plan2028」を推進

最終処分場の譲受など、中期経営計画に基づいた戦略的な事業拡大を継続。持続的な成長を目指す。

注目ポイント

廃棄物処理のワンストップサービス

収集運搬から中間処理、再資源化、最終処分まで一貫して対応できる体制が強み。競合が少ないこの総合力で、高い収益性を実現しています。

積極的なM&Aによる全国展開

関西圏を地盤としながら、M&Aを駆使して九州や東北へと事業エリアを拡大中。成長意欲が高く、今後の事業規模拡大が期待されます。

循環型社会への貢献

単なる廃棄物処理に留まらず、資源リサイクルやバイオマス発電など、環境問題の解決に直結する事業を展開。社会貢献性の高さが魅力です。

サービスの実績は?

440億円
スカラベベサクレ買収額
2024年発表
九州エリアへ本格進出
880万㎥
追加取得した最終処分場許可容量
スカラベベサクレ買収による
事業基盤を大幅に拡充
48
1株当たり配当金
FY2025実績
+14.3% YoY
2,662
従業員数
2025年3月末時点
事業拡大に伴い増加
9.8%
売上高成長率
FY2025実績
8期連続増収

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 48円
安全性
安定
自己資本比率 51.0%
稼ぐ力
高い
ROE 15.2%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
48
方針: 配当性向30%目標
1株配当配当性向
FY2023/33430.3%
FY2024/34230.8%
FY2025/34833.0%
2期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

配当方針として、業績向上に伴う利益配分を強化する方針を掲げており、配当性向は30%強の安定的な水準を維持しています。増益基調を背景に、1株あたり配当金はFY2023/3の34円からFY2025/3の48円まで着実に増加しています。株主優待と合わせた総還元性を意識しながら、長期的な株主価値の向上を目指す姿勢が明確です。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
15.2%
業界平均
12.4%
営業利益率上回る
この会社
26.9%
業界平均
11.8%
自己資本比率下回る
この会社
51.0%
業界平均
51.4%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2023/3677億円
FY2024/3730億円
FY2025/3802億円
営業利益
FY2023/3166億円
FY2024/3197億円
FY2025/3215億円

売上高はFY2023/3の677億円からFY2025/3には802億円まで着実に拡大しており、廃棄物処理および資源循環事業の堅調な需要が牽引しています。営業利益についても同様に成長を続け、FY2025/3には215億円に達するなど高い利益水準を維持しています。FY2026/3期もさらなる増収増益を見込んでおり、強固な事業基盤を背景とした成長トレンドが続いています。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
15.2%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
7.8%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
26.9%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2023/313.3%6.4%24.6%
FY2024/315.4%7.9%27.0%
FY2025/315.2%7.8%26.9%

営業利益率は24%から27%という極めて高い水準を安定的に維持しており、同業他社と比較しても圧倒的な収益効率を誇ります。ROE(自己資本利益率)も15%前後で安定しており、限られた資本を効率よく活用して利益を生み出す体制が整っています。これらの指標は、廃棄物処理・資源循環という事業モデルが持つ参入障壁の高さと、効率的な運営能力を如実に反映しています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率51.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
1,496億円
会社の純資産
947億円

総資産はFY2023/3の1,636億円からFY2025/3には1,849億円まで拡大し、事業規模の成長を支える投資が継続しています。自己資本比率は50%台を維持しており、財務基盤の健全性は極めて高いといえます。積極的なM&A等で有利子負債は増加傾向にありますが、盤石なキャッシュフロー創出能力があるため、リスクは十分に管理可能な範囲です。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+230億円
営業CF
投資に使ったお金
-190億円
投資CF
借入・返済など
-35.4億円
財務CF
手元に残ったお金
+40.6億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2023/3163億円-123億円-89.7億円39.7億円
FY2024/3217億円-156億円-76.4億円61.1億円
FY2025/3230億円-190億円-35.4億円40.6億円

本業で稼ぐ力を示す営業キャッシュフローは230億円規模に達し、非常に強力なキャッシュ創出能力を有しています。投資キャッシュフローはM&Aや設備投資により189億円の支出が発生していますが、営業CFの範囲内で適切にコントロールされています。結果としてフリーキャッシュフローは黒字を維持しており、成長投資と株主還元を両立できる好循環が形成されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります
2ここに記載した各リスクの発生可能性、発生時期、影響度は、当連結会計年度末現在における分析に基づくものであり、また、発生可能性又は影響度が「低」又は「小」と記載されたリスクについても、現に当該リスクが発生し又は当社の事業等に重大な影響を及ぼす可能性を否定するものではなく、発生時期の記載と異なる時期に当該リスクが発生する可能性を否定するものではありません
3なお、発生時期における「特定時期なし」は、短期から長期のいずれにおいても発生しうるリスクであり、現に一部顕在化しているリスクを含みます
4なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります
5(1)事業活動に関するリスク ① 費用の増加について(発生可能性:高、発生時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループの事業においては、人件費が営業費用の相当部分を占めているところ、日本における労働人口の減少や人財不足により人件費がさらに増加し、当社グループの経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2023/3167億円62.1億円37.2%
FY2024/3206億円70.0億円34.0%
FY2025/3215億円71.2億円33.1%

法人税等の支払額は営業規模の拡大に伴い増加しており、FY2025/3期には約71億円となりました。実効税率は概ね33%から37%の範囲で推移しており、会計上の税率と大きな乖離は見られません。安定した利益計上に伴い、着実に納税を行うことで社会的な責任を果たしています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
576万円
従業員数
2,309
平均年齢
42歳
平均年収従業員数前年比
当期576万円2,309-

従業員の平均年収は576万円であり、製造・サービス業の平均と比較して標準的からやや高い水準を維持しています。事業の安定性やリサイクル事業の拡大による収益向上に伴い、従業員への還元も継続的に重視される傾向にあります。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主72%
浮動株28%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関10%
事業法人等62%
外国法人等22.1%
個人その他5.4%
証券会社0.4%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はウイングトワ。

ウイングトワ株式会社(61,399,500株)62.33%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(6,758,200株)6.86%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(2,527,900株)2.57%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,853,600株)1.88%
RBC IST 15 PCT NON LENDING ACCOUNT- CLIENT ACCOUNT (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)(1,626,000株)1.65%
大栄環境従業員持株会(1,539,092株)1.56%
CEPLUX- THE INDEPENDENT UCITS PLATFORM 2 (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)(1,400,000株)1.42%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,239,536株)1.26%
BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(841,993株)0.85%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(798,419株)0.81%

筆頭株主であるウイングトワ株式会社が62.33%の株式を保有しており、創業家や経営陣の影響力が非常に強い構造です。浮動株比率が限定的であるため、市場流通量が少なく株価形成において特定の株主動向に左右されやすい傾向があります。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億2,100万円
取締役3名の合計

廃棄物の収集運搬から最終処分まで一貫した「環境関連事業」によるワンストップサービスが収益の核です。M&Aによる事業拡大を加速させていますが、環境規制の変化や最終処分場の確保・管理に伴う法的リスクを常に抱えています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 7名)
女性 2名(28.6% 男性 5
29%
71%
監査報酬
4,500万円
連結子会社数
38
設備投資額
138.8億円
平均勤続年数(従業員)
9
臨時従業員数
395

女性役員比率が28.6%と国内企業の中でも高い水準にあり、多様性を重視した経営体制を構築しています。38社の連結子会社を抱える規模感に対し、外部監査を適切に活用しつつ、強固なガバナンス体制を維持しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
業績予想は保守的な傾向があるものの、M&Aをテコに計画を上回る成長を実現。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画「D-Plan2028」フェーズ1
FY2026〜FY2028
売上高: 目標 939億円 順調 (801.8億円)
85.39%
営業利益: 目標 243億円 順調 (215.48億円)
88.67%
ROE: 目標 10%以上 順調 (14.7%)
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2026 営業利益218億円-1.1%
FY2025 営業利益205億円215億円+5.1%
FY2024 営業利益161億円197億円+22.1%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2026 売上高839億円N/A
FY2025 売上高785億円802億円+2.1%
FY2024 売上高710億円730億円+2.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現在進行中の中期経営計画「D-Plan2028」では、FY2027に売上高939億円、営業利益243億円という高い目標を掲げています。直近の業績はM&Aの効果もあり好調に推移しており、計画達成への期待が高まっています。過去の業績予想は期初時点では保守的に見積もられる傾向がありますが、最終的には着実に超過達成しており、経営の安定感を示しています。今後のM&Aの進捗と既存事業のオーガニックな成長が計画達成の鍵となります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

FY2024、FY2025ともに、当社のTSR(株主総利回り)はTOPIXを大幅にアウトパフォームしています。これは、安定的な増配を継続していることに加え、M&Aによる成長戦略が市場に好感され、株価が大きく上昇したことが主な要因です。特に、廃棄物処理という景気耐性の強い事業特性が投資家の安心感を誘い、ディフェンシブ・グロース銘柄として資金流入が続いた結果と考えられます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2024初めに100万円投資した場合+67.8%
100万円 →167.8万円
67.8万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2024155.0万円+55.0万円55.0%
FY2025167.8万円+67.8万円67.8%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残92,000株
売り残62,800株
信用倍率1.46倍
直近公表データ時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年8月上旬
第2四半期決算発表2026年11月上旬
定時株主総会2026年6月下旬

同業他社比較ではPER・PBRともに業界平均を大きく上回っており、市場からの成長期待が非常に高いことが示されています。これは、同社が持つ最終処分場という参入障壁の高いアセットや、M&Aによる拡大戦略が高く評価されているためです。信用倍率は1.46倍と比較的落ち着いており、過熱感は限定的と言えます。今後の決算で市場の高い期待に応え続けられるかが、株価を維持・向上させる上での焦点となります。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
48
株探, 日本経済新聞, PR TIMES, 会社四季報オンライン, みんかぶ
業界内ランキング
上位 12%
サービス業 2,300社中 276位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算発表40%
M&A・事業拡大30%
株価・市況情報20%
役員人事・ガバナンス10%

最近の出来事

2026年3月事業買収

堺化学工業から産業廃棄物最終処分場を譲り受け、成長戦略を加速させています。

2026年1月子会社化

株式会社コウキを子会社化し、資源循環事業の基盤を強化しました。

2025年5月新規設立

沖縄県宮古島にて新会社「宮古島エコサービス株式会社」を設立し、エリア展開を開始しました。

大栄環境 まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 48円
安全性
安定
自己資本比率 51.0%
稼ぐ力
高い
ROE 15.2%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「『ゴミ』を『資源』に変える静脈産業のガリバーが、M&Aをテコに全国制覇を狙う」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU