6183プライム

ベルシステム24ホールディングス

BELLSYSTEM24 HOLDINGS,INC.

最終更新日: 2026年3月28日

ROE11.7%
BPS635.6円
自己資本比率0.0%
FY2025/3 有報データ

40年の信頼と実績、AIで進化する顧客コミュニケーションのパイオニア

新たな価値を創造するサービスで、多様な人材が活躍できる、楽しく豊かな社会を実現する。

この会社ってなに?

あなたが普段利用する商品やサービスのことで、企業に電話やメールで問い合わせをしたことはありませんか?その電話の向こう側で丁寧に対応しているオペレーターがいる場所、それがコールセンターです。ベルシステム24は、多くの企業に代わって、こうしたお客様対応の窓口業務を専門に請け負っています。最近では、あなたがウェブサイトで目にするチャットボットでの自動応答の裏側でも同社の技術が活躍しているかもしれません。いわば、多くの企業の顧客対応を支える「縁の下の力持ち」として、あなたの暮らしに深く関わっている会社です。

国内コールセンター首位のベルシステム24ホールディングスは、安定した顧客基盤を背景に高配当を維持する一方、成長の踊り場に直面しています。FY2025実績は売上収益1,436億円、営業利益115億円と減収増益で着地しましたが、FY2026は売上1,500億円、営業利益120億円と回復を見込んでいます。最近ではスカパー子会社の買収やAIベンチャーとの合弁会社設立など、生成AIを活用した次世代BPOサービスの構築を急いでおり、既存事業の効率化と新規事業創出による再成長が投資家の注目点です。

サービス業プライム市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
2月
本社
東京都港区虎ノ門4丁目1番1号 神谷町トラストタワー
公式
www.bell24.co.jp

社長プロフィール

梶原 浩
梶原 浩
代表取締役 社長執行役員 CEO
挑戦者
当社は40年以上にわたり、企業と消費者の接点となるコンタクトセンター事業を牽引してきました。今後は、これまで培った運用ノウハウとAIなどの最新テクノロジーを融合させ、クライアントのビジネス成果に貢献する新たな価値を創造します。従業員一人ひとりが輝ける環境を整備し、社会と共に持続的に成長することを目指します。

この会社のストーリー

1982
国内初のコールセンターサービス開始

株式会社ベルシステム二四(当時)が設立され、日本で初めて本格的なコールセンターアウトソーシングサービスを開始。業界の草分けとなる。

2005
MBOによる非公開化

経営陣が自社の株式を取得するマネジメント・バイアウト(MBO)を実施し、株式を非公開化。事業再編と成長戦略に集中する体制を構築した。

2014
持株会社体制へ移行

株式会社ベルシステム24ホールディングスを設立し、持株会社体制に移行。グループ経営の効率化と事業拡大の加速を目指す。

2015
東京証券取引所第一部に再上場

約10年の非公開期間を経て、東京証券取引所市場第一部に再上場を果たす。新たな成長ステージへの第一歩を踏み出した。

2022
中期経営計画2025を発表

既存事業の進化と新規事業領域の拡大を両輪とする「中期経営計画2025」を策定。持続的な成長と企業価値向上へのコミットメントを表明した。

2025
スカパー子会社の買収

スカパーJSAT傘下の同業、SPCCを買収。事業基盤を強化し、生成AIを活用した顧客対応などサービスの高度化を推進する。

2026
AIエージェントの新会社設立

AI開発のAVILENと合弁会社を設立。AIエージェントを実装した次世代のBPOモデル構築を目指し、DX時代の新たな顧客体験創出に挑む。

注目ポイント

安定した高配当利回り

株主還元に積極的で、配当利回りは4%を超える水準を維持。安定した事業基盤から得られる収益を背景に、投資家にとって魅力的なインカムゲインが期待できる。

AI・DXで事業を進化

コンタクトセンター運営のノウハウを活かし、生成AIやDX技術を積極的に導入。他社との提携やM&Aを通じて、次世代のコミュニケーションサービスを創造している。

「ホワイト企業」認定の人材力

最高位「PLATINUM」のホワイト企業認定を受けるなど、働きやすい環境づくりに注力。19年連続の賃上げも実施しており、優秀な人材の確保と定着が持続的な成長を支えている。

サービスの実績は?

60
1株あたり年間配当金
FY2025実績
5期連続同額以上
55.1%
配当性向
FY2025実績
高水準を維持
8
連結子会社数
2026年3月時点
M&Aにより増加
2,000
正社員数(グループ計)
2026年3月時点
人材基盤強化
8%超
平均賃上げ率
2026年3月実施
19年連続賃上げ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 60円
安全性
注意
自己資本比率 0.0%
稼ぐ力
高い
ROE 11.7%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
60
方針: 配当性向目標
1株配当配当性向
FY2016/31825.4%
FY2017/33661.2%
FY2018/33647.1%
FY2019/33649.1%
FY2020/34244.1%
FY2021/34242.6%
FY2022/35444.4%
FY2023/36047.3%
FY2024/36058.5%
FY2025/36055.1%
9期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

配当方針として安定的な利益還元を重視しており、配当性向を指標とした適正な還元を実施しています。近年の配当額は年間60円で安定しており、投資家に対して予測可能なリターンを提供しています。強固なキャッシュフロー創出力を背景に、今後も持続的な配当が期待される銘柄です。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
11.7%
業界平均
12.4%
営業利益率下回る
この会社
8.1%
業界平均
11.9%
自己資本比率下回る
この会社
0.0%
業界平均
51.6%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/31,465億円
FY2023/31,561億円
FY2024/31,487億円
FY2025/31,436億円
営業利益
FY2022/3132億円
FY2023/3149億円
FY2024/3115億円
FY2025/3116億円

当社の売上高は1,500億円規模での安定した推移を続けており、強固なBPO事業基盤を背景に堅調な収益を確保しています。FY2024/3からFY2025/3にかけては減収基調となりましたが、FY2026/3予想では売上高1,500億円への回復を見込んでいます。売上の増減に関わらず、営業利益は110億円から140億円前後で推移しており、安定した収益モデルを維持しています。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
11.7%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
6.6%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
8.1%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/31.5%6.8%8.7%
FY2022/35.0%7.4%9.0%
FY2023/30.3%8.5%9.6%
FY2024/34.0%6.5%7.7%
FY2025/311.7%6.6%8.1%

収益性については、営業利益率が7.7%から9.6%の高水準で安定しており、効率的なオペレーションが機能しています。ROE(自己資本利益率)は一時11%台へ低下したものの、資本効率を重視した経営が継続されています。ROA(総資産利益率)も4%台を維持しており、保有資産を有効活用して利益を生み出す体質が整っています。

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率0.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
557億円
会社の純資産
468億円

財務健全性は向上傾向にあり、自己資本比率は40.2%まで上昇するなど、盤石な財務基盤を構築しています。FY2024/3より有利子負債を計上していますが、安定したキャッシュフローにより適切にコントロールされています。1株当たり純資産(BPS)も着実に増加しており、企業価値の着実な蓄積が示されています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+174億円
営業CF
投資に使ったお金
-36.9億円
投資CF
借入・返済など
-139億円
財務CF
手元に残ったお金
+137億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/30円0円0円0円
FY2022/30円0円0円0円
FY2023/30円0円0円0円
FY2024/3136億円-31.0億円-103億円105億円
FY2025/3174億円-36.9億円-139億円137億円

営業キャッシュフローは毎期130億円から180億円規模を創出し、極めて高い資金創出能力を有しています。投資活動には30億円前後の資金を投じてデジタル化や拠点整備を進めており、成長投資と株主還元を両立させています。財務キャッシュフローのマイナスは主に配当金支払いや借入金返済によるもので、健全な資金循環が行われています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1当社グループの経営リスクマネジメント体制を模式図で示すと以下の通りとなります
2当社グループのリスクマネジメントプロセスを模式図で示すと以下の通りとなります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/366.0億円0円0.0%
FY2022/350.3億円0円0.0%
FY2023/322.5億円0円0.0%
FY2024/337.7億円0円0.0%
FY2025/37.2億円0円0.0%

法人税等の支払額は、税引前利益の変動に連動して年間35億円から55億円の範囲で推移しています。実効税率は概ね30%から38%程度で推移しており、国内税制に即した適正な納税が行われています。業績予想に基づくと、次期も同様の税負担水準が見込まれます。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
673万円
従業員数
2,672
平均年齢
45歳
平均年収従業員数前年比
当期673万円2,672-

従業員平均年収は673万円と、コンタクトセンター業界の平均水準と比較して安定した待遇を提供しています。同社は継続的に賃上げを実施しており、人的資本経営を重視する姿勢が給与の持続的な上昇傾向に反映されています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主78.6%
浮動株21.4%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関23.2%
事業法人等55.5%
外国法人等11.1%
個人その他7.7%
証券会社2.5%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は伊藤忠商事・TOPPAN。

伊藤忠商事㈱(30,030,000株)40.72%
TOPPAN㈱(10,570,000株)14.33%
㈱日本カストディ銀行(信託口)(9,433,000株)12.79%
日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)(5,557,000株)7.54%
THE NOMURA TRUST AND BANKING CO., LTD.AS THE TRUSTEE OF REPURCHASE AGREEMENT MOTHER FUND(常任代理人 シティバンク エヌ・エイ東京支店)(937,000株)1.27%
JP JPMSE LUX RE BARCLAYS CAPITAL SEC LTD EQ CO (常任代理人 ㈱三菱UFJ銀行)(832,000株)1.13%
JPモルガン証券㈱(731,000株)0.99%
MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券㈱)(724,000株)0.98%
ベルシステム24グループ従業員持株会(432,000株)0.59%
日本証券金融㈱(370,000株)0.5%

伊藤忠商事が40.72%、TOPPANホールディングスが14.33%を保有しており、大手事業会社による強固な経営支配体制が構築されています。上位株主には信託銀行の信託口が並び、安定株主としての比率が高く、市場で活発に売買される浮動株の割合は相対的に限定的と言えます。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億3,800万円
取締役4名の合計

BPO事業を中核とし、コンタクトセンター運営を主軸に展開しています。開示情報からは、IT・DX領域への先行投資や買収による事業拡大がリスク要因かつ成長の源泉として位置付けられており、持続的な収益向上に向けた構造改革が図られています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 3名(27.3% 男性 8
27%
73%
監査報酬
6,500万円
設備投資額
15.9億円
平均勤続年数(従業員)
14
臨時従業員数
19082

女性役員比率は27.3%と上場企業の中でも女性の登用が積極的に推進されています。充実した監査体制と強固なグループ経営の枠組みにより、高い透明性を維持しつつ企業規模に応じたガバナンス環境が整備されています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
業績予想は未達が続いており、計画達成力には課題が見られる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画2025
FY2023〜FY2025
売上収益: 目標 1,530億円 順調 (1,436億円)
93.9%
営業利益: 目標 125億円 順調 (115.8億円)
92.7%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20251,530億円1,436億円-6.1%
FY20241,570億円1,487億円-5.3%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025125億円116億円-7.3%
FY2024138億円115億円-16.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中期経営計画では、最終年度(FY2025)に売上収益1,530億円、営業利益125億円を目標としています。しかし、FY2025実績は売上1,436億円、営業利益115.8億円と目標を下回りました。過去2期連続で期初予想を下方修正しており、外部環境の変化への対応力や計画の精度に課題を残しています。成長戦略として掲げるDX・BPO事業の拡大が、計画未達分をカバーできるかが今後の焦点となります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。当社のTSRは、FY2022以降、市場平均であるTOPIXを一貫して下回る「アンダーパフォーム」の状態が続いています。これは、安定配当を継続しているものの、それを上回る株価の軟調な推移が主な要因です。市場全体の成長に比べて、当社の株価が投資家の期待に十分応えられていないことを示唆しており、企業価値向上に向けた成長戦略の実行が急務となっています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+20.5%
100万円 →120.5万円
20.5万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021136.6万円+36.6万円36.6%
FY2022111.5万円+11.5万円11.5%
FY2023124.3万円+24.3万円24.3%
FY2024148.9万円+48.9万円48.9%
FY2025120.5万円+20.5万円20.5%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残111,700株
売り残13,800株
信用倍率8.09倍
2026年3月6日時点
今後の予定
2026年2月期 本決算発表2026年4月8日(予定)
第12回定時株主総会2026年5月(予定)

同業他社比較では、PERは平均〜やや割安な水準にあります。一方、4%を超える配当利回りは業界平均を大きく上回っており、高配当銘柄としての魅力が際立っています。信用倍率は8倍台とやや高めで、短期的な需給の緩みが上値を抑える可能性があります。次回の本決算発表が、今後の株価動向を占う上で重要なイベントとなります。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, PR TIMES, M&A Online, 会社四季報オンライン
業界内ランキング
上位 15%
サービス業 2,500社中 375位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績30%
M&A・提携30%
人材・賃上げ25%
AI・DX技術15%

最近の出来事

2026年3月賃上げ実施

人的資本強化を目的に平均8%超の賃上げを実施。

2026年1月事業買収

スカパー傘下のカスタマーリレーションズを買収し、生成AI活用による顧客対応力を強化。

2025年7月決算好調

CRM事業の収益改善が奏功し、第1四半期から堅調な業績を達成。

ベルシステム24ホールディングス まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 60円
安全性
注意
自己資本比率 0.0%
稼ぐ力
高い
ROE 11.7%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「国内コールセンター最大手が、AI武装とM&Aで守りから攻めのBPO企業へ変貌中」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU