学究社9769
GAKKYUSHA CO.,LTD.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたのお子さんが、特に東京都内で中学受験や高校受験を考え始めたとき、候補の一つとして名前が挙がるのが学究社の運営する「ena」という学習塾です。特に「都立中高一貫校」を目指すなら、enaは圧倒的な合格実績で知られています。普段、駅前や街中で見かける青い看板の塾が、実は彼らの教室かもしれません。最近では、教室に通うのが難しいお子さん向けに「オンライン家庭教師」のサービスも提供しており、自宅にいながらenaの質の高い指導を受けられるようになっています。
首都圏地盤の進学塾「ena」を展開する学究社は、都立中高一貫校受験で圧倒的な合格実績を誇ります。2025期(2025年3月期)決算では売上高132.9億円、営業利益26.21億円と、やや足踏みしたものの高水準の利益を維持。2028年3月期を最終年度とする新中期経営計画では、売上高161億円、営業利益40億円という挑戦的な目標を掲げています。近年は株主還元にも積極的で、配当性向50%以上を目安とし、株主優待も再開するなど投資家からの注目度も高まっています。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都渋谷区代々木1丁目12番8号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
2025/03期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 26.7% | 11.4% | - |
| 2022/03期 | 33.2% | 15.4% | - |
| 2023/03期 | 35.1% | 18.3% | - |
| 2024/03期 | 29.8% | 16.9% | 20.4% |
| 2025/03期 | 26.9% | 16.2% | 19.7% |
| 3Q 2026/03期 | 21.1%(累計) | 12.9%(累計) | 24.0% |
売上営業利益率は直近で20%前後を維持しており、同業他社と比較しても極めて高い収益性を誇ります。ROE(自己資本利益率)は25%を超える水準で推移しており、効率的な資産運用が行われていることを示しています。今後も高利益率を維持しつつ、事業の効率化を通じたさらなる利益創出が期待されます。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 113億円 | — | 11.1億円 | 100.6円 | — |
| 2022/03期 | 124億円 | — | 15.1億円 | 137.7円 | +9.6% |
| 2023/03期 | 130億円 | — | 18.8億円 | 171.5円 | +4.9% |
| 2024/03期 | 132億円 | 26.9億円 | 18.3億円 | 168.0円 | +1.6% |
| 2025/03期 | 133億円 | 26.2億円 | 18.6億円 | 171.4円 | +0.7% |
当社は首都圏を中心に進学塾「ena」を運営しており、長年培ったブランド力と都立中高一貫校受験への強みを背景に、売上高は着実に増加基調を維持しています。2025/03期の売上高は132.9億円に達し、2026/03期も成長継続を予測しています。競合他社との生徒獲得競争は激しいものの、質の高い指導体制により強固な収益基盤を確立しています。 【3Q 2026/03期実績】売上101億円(通期予想比72%)、営業利益24億円(同83%)、純利益16億円(同81%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
主な事業リスクとして、少子化に伴う生徒獲得競争の激化や、教職員の確保、および教育コンテンツの陳腐化が挙げられます。enaを中心とした進学塾事業が高い収益性の基盤となっており、インターエデュ・ドットコムなど子会社による教育情報配信との相乗効果を図っています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 140億円 | — | 133億円 | -4.8% |
| 2024期 | 150億円 | — | 132億円 | -12.0% |
| 2023期 | 135億円 | — | 130億円 | -3.8% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 29.4億円 | — | 26.2億円 | -10.8% |
| 2024期 | 29.5億円 | — | 26.9億円 | -8.7% |
| 2023期 | 24.8億円 | — | 27.6億円 | +11.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
旧中期経営計画(2023期-2025)は、売上高・利益ともに目標を大きく下回る結果となりました。これを受け、新たに策定された2028年3月期を最終年度とする新計画では、売上高161億円、営業利益40億円という高い目標を掲げています。過去の業績予想が下振れする傾向にあるため、この挑戦的な目標を達成できるかが今後の焦点となります。ROE30%以上という資本効率目標の達成と、株主還元の強化が株価を支える材料となりそうです。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2026年3月期から2028年3月期を対象とした新たな3ヵ年の中期経営計画を策定し発表。
2026年3月期第3四半期累計の経常利益が前年同期比5.4%増の25億円に伸長。
株主優待制度の変更を実施し、保有株式数に応じたデジタルギフト贈呈を決定。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q 2026/03期末時点
有利子負債は2024/03期以降に発生していますが、総資産の拡大とともに自己資本比率は60%前後と非常に高い財務健全性を維持しています。潤沢な利益剰余金を背景に、教育施設への投資やM&Aを機動的に行う体制が整っています。強固な財務体質により、長期的な経営安定性が担保されています。 【3Q 2026/03期】総資産128億円、純資産79億円、自己資本比率61.7%、有利子負債11億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 19.1億円 | ▲7.5億円 | ▲3.0億円 | 11.6億円 |
| 2022/03期 | 19.3億円 | ▲6.3億円 | ▲13.1億円 | 13.0億円 |
| 2023/03期 | 26.1億円 | ▲8.9億円 | ▲18.0億円 | 17.2億円 |
| 2024/03期 | 22.0億円 | ▲3.2億円 | ▲15.7億円 | 18.8億円 |
| 2025/03期 | 22.5億円 | ▲1.1億円 | ▲12.5億円 | 21.4億円 |
本業で着実にキャッシュを稼ぎ出す構造となっており、営業キャッシュフローは安定して20億円超を創出しています。潤沢なフリーキャッシュフロー(FCF:営業CFから投資CFを差し引いた自由に使える現金)を活用し、株主還元としての配当支払いや、将来の成長に向けた戦略的投資を推進しています。財務規律を守りつつ、株主への利益還元を優先するバランスの良い経営が行われています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は16.7%であり、多様な視点の確保に向けた取り組みが進行中です。監査体制においては2,100万円の監査報酬を支払い、連結子会社7社を統括する中で、適切な経営監視とガバナンスの維持に努めています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 498万円 | 499人 | - |
従業員平均年収は498万円であり、教育業界としては標準的な水準です。教育事業は人件費が大きな割合を占めるため、収益性と社員の処遇のバランスを維持しながら、校舎展開や教育の質向上を優先する経営方針が伺えます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
過去5年間のTSR(株主総利回り)を振り返ると、2022期、2023期、2025期の3期間でTOPIXを上回るパフォーマンスを達成しています。これは、安定した業績成長と積極的な増配による株主還元が、株価の上昇と配当の両面で投資家にリターンをもたらした結果です。特に2023期は自社TSRが191%と、TOPIXの153.4%を大きくアウトパフォームしました。継続的な株主還元策が、今後もTOPIXを上回るTSRを維持できるかの鍵となります。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 60円 | 77.2% |
| 2017/03期 | 60円 | 65.7% |
| 2018/03期 | 60円 | 65.9% |
| 2019/03期 | 60円 | 78.4% |
| 2020/03期 | 60円 | 71.3% |
| 2021/03期 | 65円 | 64.6% |
| 2022/03期 | 75円 | 54.5% |
| 2023/03期 | 87円 | 50.7% |
| 2024/03期 | 87円 | 51.8% |
| 2025/03期 | 90円 | 52.5% |
| 権利確定月 | 3月 |
同社は株主還元を重視しており、配当性向50%程度を一つの目安とした利益還元を行っています。一度廃止した株主優待を2026年3月末基準より再開するなど、株主への積極的な還元姿勢を強めています。業績連動型の安定配当を継続しつつ、優待と合わせた総還元利回りの向上を図る方針です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 120.8万円 | 20.8万円 | 20.8% |
| 2022期 | 146.2万円 | 46.2万円 | 46.2% |
| 2023期 | 191.0万円 | 91.0万円 | 91.0% |
| 2024期 | 211.7万円 | 111.7万円 | 111.7% |
| 2025期 | 222.8万円 | 122.8万円 | 122.8% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
同業他社比較では、PERは割安な水準ですが、PBRは資本効率の高さからやや高めに評価されています。3.75%という高い配当利回りは大きな魅力です。信用倍率は1倍を下回り、売り残が買い残を上回る拮抗した状態であり、短期的な値動きの材料となる可能性があります。次の決算発表は5月中旬に予定されており、新中計初年度の進捗が注目されます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 17.9億円 | 6.8億円 | 37.9% |
| 2022/03期 | 24.1億円 | 9.0億円 | 37.2% |
| 2023/03期 | 27.9億円 | 9.1億円 | 32.6% |
| 2024/03期 | 27.1億円 | 8.9億円 | 32.7% |
| 2025/03期 | 26.6億円 | 8.0億円 | 30.0% |
法人税等の支払額は、税引前利益の変動に連動して概ね年間8億円から9億円規模で推移しています。実効税率は概ね30%台前半で安定しており、日本の標準的な税負担水準と言えます。業績の着実な成長に伴い、納税を通じた社会貢献も継続的に行われています。
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「『都立の雄』enaが、DXと高配当で盤石経営を固める首都圏特化の進学塾」
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