キュービーネットホールディングス
QB Net Holdings Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月28日
10分の時短革命で、世界の「時間価値」を創造するヘアカット専門店
ヘアカットサービスを通じて、世界中の人々の生活をよりスマートに、より豊かにするリーディングカンパニーとなること。
この会社ってなに?
駅の構内やショッピングモールで、青い看板の「QB HOUSE」を見かけたことはありませんか?「次の予定まで少し時間があるから、サッと髪を切りたい」と思った時に、わずか10分ちょっとでヘアカットを済ませてくれる、あのサービスです。キュービーネットは、そんな忙しい現代人のための「時短」と「手軽さ」を追求したヘアカット専門店を運営しています。あなたが普段利用するその裏側で、徹底した効率化と多店舗展開により、低価格サービスを実現しているのがこの会社です。
ヘアカット専門店「QBハウス」を国内外で展開。FY2025の売上高は前期比3.2%増の255.4億円となるも、人件費や出店コスト増により営業利益は16.85億円と減益。しかし、続くFY2026は積極的な海外出店と国内の価格改定効果が本格寄与し、売上高273.5億円(前期比7.1%増)、営業利益22.0億円(同30.6%増)と大幅なV字回復を見込む。安定した国内収益を原資に、成長市場であるアジアでの店舗網拡大が今後の成長ドライバーとなるかが焦点。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 6月
- 本社
- 東京都渋谷区神泉町8番16号 渋谷ファーストプレイス4階
- 公式
- www.qbnet.jp
社長プロフィール

私たちは『時間の価値』を創造するという創業以来の想いを胸に、お客様の満足度向上に努めています。国内外での事業拡大はもちろん、サービスを支える『人財』の育成に注力し、持続的な成長を通じて企業価値を高めてまいります。
この会社のストーリー
創業者である小西國義氏が「10分1,000円」という革新的なコンセプトを掲げ、ヘアカット業界に新たな市場を切り拓くために会社を設立。
ヘアカットに特化したサービスで、忙しいビジネスマンを中心に支持を集め、順調なスタートを切る。
日本で確立したビジネスモデルを武器に、初の海外展開としてシンガポールへ進出。グローバル企業への第一歩を踏み出す。
経営の効率化とガバナンス強化を目指し、キュービーネットホールディングス株式会社を設立。さらなる事業拡大に向けた基盤を整える。
社会的な信用を高め、資金調達の多様化を図るために株式上場を果たす。企業として新たなステージへ。
コロナ禍の逆風を受けながらも、新業態「QB PREMIUM」の展開やホームページ刷新など、顧客ニーズの変化に対応し続ける。
国内事業の回復に加え、東南アジアを中心に海外出店を加速させる新中期経営計画を策定。グローバルでの成長を目指す。
注目ポイント
国内で培ったビジネスモデルを武器に、香港、台湾、シンガポール、米国などへ積極的に展開中。今後のグローバルな店舗網拡大と収益成長が期待されます。
景気に左右されにくい「ヘアカット」という生活必需サービスが強みです。安定した収益を背景に、株主優待として「QB HOUSE無料ヘアカット券」を提供しています。
サービスの質を支えるスタイリストの採用と育成に注力する「人的資本経営」を推進。安定した人材確保が、今後の店舗拡大と収益力の向上につながります。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2022/3 | 10円 | 15.0% |
| FY2023/3 | 20円 | 18.0% |
| FY2024/3 | 27円 | 27.2% |
| FY2025/3 | 35円 | 45.0% |
| 権利確定月 | 6月 |
同社は成長投資を優先しつつも、株主還元を重要視する姿勢を明確にしています。近年は増配基調を強めており、配当性向の引き上げを通じて株主への利益還元を積極的に推進しています。今後の事業成長と連動した安定的な配当の継続が期待される方針です。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
キュービーネットホールディングスは、ヘアカット専門店「QBハウス」の安定した運営により売上高は年々成長を続け、2026年3月期は273億円規模まで拡大する見込みです。コロナ禍の打撃から回復後は積極的な出店と顧客単価の向上が寄与し、堅調な業績推移を維持しています。今後は海外事業の収益拡大が成長をさらに牽引することが期待されます。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 2.4% | 0.8% | 2.4% |
| FY2022/3 | 7.5% | 2.9% | 6.8% |
| FY2023/3 | 11.2% | 4.6% | 9.4% |
| FY2024/3 | 9.2% | 4.0% | 8.5% |
| FY2025/3 | 7.0% | 3.0% | 6.6% |
収益性は2021年3月期の低水準から大幅に改善し、2023年3月期には営業利益率9.4%を達成するなど高い効率性を示しました。直近では人件費や教育コストへの先行投資により利益率が一時的に低下していますが、これらは中長期的な人材基盤の強化を目的とした戦略的な支出です。資本効率を示すROEも高い水準で推移しており、効率的な経営体制が構築されています。
財務は安全?
同社の財務健全性は極めて高く、無借金経営を継続しており実質的な有利子負債はゼロとなっています。自己資本比率も40%を超える安定した水準を維持しており、盤石な財務基盤を有していることが特徴です。内部留保の積み上げとともに一株あたり純資産(BPS)も増加傾向にあり、持続的な成長を支える強固なバックボーンとなっています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 40.5億円 | -3.9億円 | -42.2億円 | 36.6億円 |
| FY2022/3 | 47.1億円 | -5.6億円 | -52.5億円 | 41.5億円 |
| FY2023/3 | 46.9億円 | -4.8億円 | -36.0億円 | 42.1億円 |
| FY2024/3 | 50.6億円 | -8.5億円 | -41.2億円 | 42.1億円 |
| FY2025/3 | 43.0億円 | -13.1億円 | -22.6億円 | 29.9億円 |
事業活動から安定して現金を生み出すキャッシュフロー体質を有しており、高い営業キャッシュフローを原資に成長投資と株主還元を両立させています。投資キャッシュフローは主に店舗出店や設備投資に充てられており、将来の収益基盤拡大に向けた動きが明確です。財務キャッシュフローのマイナスは配当支払いや返済によるものであり、健全な資金運用が行われています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 4.6億円 | 2.2億円 | 47.5% |
| FY2022/3 | 14.0億円 | 5.4億円 | 38.8% |
| FY2023/3 | 21.4億円 | 6.9億円 | 32.5% |
| FY2024/3 | 21.1億円 | 8.1億円 | 38.5% |
| FY2025/3 | 16.9億円 | 6.6億円 | 39.3% |
税引前利益の変動に応じて法人税等の負担額も適切に推移しています。実効税率は概ね30%台後半から40%程度で推移しており、税効果会計の影響や税制上の要因により毎期変動が見られます。将来予測においても事業成長に見合った適正な納税が見込まれています。
会社の公式開示情報
EDINETによる開示では、主力の「QBハウス」国内事業が収益の柱であり、近年は海外事業の拡大が成長の鍵として重点的にリスク・機会要因として記述されています。また、人件費高騰や採用難といった経営リスクに対し、生産性向上を軸とした合理的な事業モデルが詳細に開示されており、透明性の高い経営体制が示されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 257億円 | — | 255億円 | -0.7% |
| FY2024 | 247億円 | — | 248億円 | +0.1% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 19億円 | — | 17億円 | -11.3% |
| FY2024 | 24億円 | — | 21億円 | -11.9% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の中期経営計画では、海外展開の加速と国内事業の収益性向上を二本柱としています。売上収益や店舗数といった規模拡大に関する目標は順調に進捗している一方、先行投資や人件費高騰の影響で利益目標の達成ペースは遅れています。FY2026の業績予想が計画目標値となっているため、最終年度での大幅な利益改善が達成の絶対条件となります。業績予想の精度はやや低く、特に利益計画が下振れする傾向が見られます。
株の売買状況と今後の予定
業界平均と比較すると、PER・PBRともに割安な水準にあります。これは、成長期待が高い同業他社に比べて、株価が利益や資産価値に対して低く評価されていることを示唆します。一方、配当利回りは業界平均を上回っており、株主還元への意識が評価できます。信用倍率が非常に高い水準にあるため、将来の株価上昇を見込む個人投資家が多いものの、需給面では上値が重くなる可能性に注意が必要です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
株主優待制度を新設し、国内全店舗で利用可能な無料ヘアカット券を贈呈することで投資家層の拡大を図りました。
中期経営計画に基づき、マレーシア首都圏進出を含む東南アジア地域での積極的な出店拡大を公表しました。
26年6月期第2四半期累計で最終利益20%増益を達成し、国内外の事業成長が鮮明となりました。
最新ニュース
キュービーネットホールディングス まとめ
ひとめ診断
「10分カットのQBハウスが、国内の安定基盤をテコにアジア展開を加速させる、理美容業界のファストフード」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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