早稲田アカデミー
WASEDA ACADEMY CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月28日
「本気」を育てる熱血指導で、難関校合格実績を伸ばし続ける教育カンパニー
難関中学・高校・大学受験の進学塾として全ての指標でNo.1を実現し、子どもたちの未来を育む独自の価値を提供し続けるリーディングカンパニーを目指します。
この会社ってなに?
あなたがお子さんの中学受験や高校受験を考えたとき、駅前で「早稲田アカデミー」の看板を見かけたことがあるかもしれません。ここは「本気でやる子を育てる」という理念のもと、難関校を目指す生徒たちが仲間と切磋琢磨する進学塾です。単に勉強を教えるだけでなく、生徒一人ひとりの競争心を刺激し、目標達成へと導く熱意ある指導が特徴です。あなたが受けた、あるいはあなたのお子さんが受けるかもしれない「受験」という人生の一大イベントの裏側で、早稲田アカデミーは多くの生徒と家族を支えています。
難関校受験に強みを持つ進学塾「早稲田アカデミー」は、生徒数の増加を背景に業績拡大が続いています。2025年3月期は売上高350.7億円、営業利益35.49億円と過去最高を更新し、6期連続の増収増益を達成しました。2026年3月期も増収増益を見込んでおり、M&Aによる事業領域の拡大も積極的に進めています。株主還元にも意欲的で、2025年3月期は前期比15円増の年間55円配当を実施しました。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都豊島区南池袋1丁目16番15号 ダイヤゲート池袋9階
- 公式
- www.waseda-ac.co.jp
社長プロフィール
大学時代から36年間、講師として教壇に立ち続けた経験を活かし、教育の本質を追求しています。「本気でやる子を育てる」という理念のもと、生徒一人ひとりと真剣に向き合い、志望校合格とその先の未来を全力でサポートすることで、教育企業No.1を目指します。
この会社のストーリー
創業者が自宅で開いた学習塾が早稲田アカデミーの原点となる。当初から「本気でやる子を育てる」という教育理念を掲げていた。
日本証券業協会(現:JASDAQ)に株式を店頭登録し、企業としての成長を加速させる。公開価格260円に対し、初値は400円をつけた。
医歯薬系専門予備校「野田クルゼ」を運営する野田学園を子会社化。専門性の高い教育分野へ事業を拡大し、新たな成長の柱を築く。
コロナ禍に対応し、対面授業とオンラインの「双方向Web授業」を組み合わせた「早稲アカDUAL」を開始。ICTを活用した教育サービスを本格化させた。
小学生を中心に塾生数が想定を上回るペースで拡大。好調な業績を受け、中期経営計画の業績目標を大幅に上方修正し、成長への自信を示した。
株式会社幼児未来教育を子会社化し、幼児教育分野へ本格参入。より早期からの教育ニーズに応えることで事業ポートフォリオを強化した。
「2024年3月期~2026年3月期」を対象とする中期経営計画を推進。売上高376億円、営業利益32億円を目指し、教育業界のトップを目指す。
注目ポイント
「本気でやる子を育てる」という理念のもと、難関中学校・高校への高い合格実績を誇ります。特に首都圏での知名度は抜群で、ブランド力が業績を牽引しています。
少子化の中でも塾生数を増やし、安定的な増収増益を継続。配当に加え、QUOカードPayなどの株主優待も実施しており、投資家への還元意欲が高い企業です。
個別指導塾や幼児教育分野へM&Aで進出するなど、事業領域を積極的に拡大。ICTを活用したオンライン教育にも力を入れ、時代の変化に対応した成長を目指しています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 13.2円 | 42.9% |
| FY2017/3 | 13.2円 | 36.9% |
| FY2018/3 | 14.5円 | 37.6% |
| FY2019/3 | 35円 | 59.9% |
| FY2020/3 | 20円 | 41.0% |
| FY2021/3 | 20円 | 60.4% |
| FY2022/3 | 22円 | 37.4% |
| FY2023/3 | 24円 | 29.1% |
| FY2024/3 | 40円 | 35.5% |
| FY2025/3 | 55円 | 43.3% |
| 権利確定月 | 3月・9月 |
配当方針として安定的な利益還元を掲げており、業績の好調を反映して1株あたりの配当金をFY2021/3の20円からFY2025/3には55円まで着実に引き上げています。配当性向を重視しながら、成長投資と株主還元のバランスを適切に考慮した経営を行っています。今後も利益成長に伴う継続的な増配の可能性が高く、中長期的な投資魅力が向上しています。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
早稲田アカデミーは、難関校への高い合格実績を背景に塾生数が増加し、FY2021/3からFY2025/3にかけて売上高を約255億円から351億円規模まで着実に拡大させています。この間、営業利益も約11億円から35億円へと大幅な成長を遂げ、教育サービスの提供価値向上と効率的な運営が奏功しています。2026年3月期の通期予想においても売上高377億円、営業利益37億円を見込み、一貫した収益成長基調を維持しています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 7.8% | 2.8% | - |
| FY2022/3 | 10.8% | 5.6% | - |
| FY2023/3 | 12.9% | 7.4% | - |
| FY2024/3 | 16.0% | 9.2% | 8.8% |
| FY2025/3 | 16.1% | 9.6% | 10.1% |
売上高の成長に加え、高付加価値な難関校対策コースの拡充とICT活用の推進により、営業利益率はFY2021/3の4.2%からFY2025/3には10.1%まで飛躍的に向上しました。ROE(自己資本利益率)も4.8%から15.4%へと大きく改善しており、少ない資本で効率的に利益を生み出す体質へと進化しています。この収益性改善は、教育品質の追求が正当に評価された結果であり、他社との差別化に成功している証左と言えます。
財務は安全?
同社は強固な自己資本基盤を構築しており、自己資本比率はFY2025/3時点で62.0%という安定的な水準を誇ります。有利子負債については、潤沢な営業キャッシュフローを活用することで全期においてゼロ(実質無借金経営)を維持しており、極めて高い財務健全性を確保しています。資産規模も5年で約60億円増加しており、将来の事業拡大に向けた十分な資本的余裕を有しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 19.0億円 | -4.4億円 | 19.5億円 | 14.6億円 |
| FY2022/3 | 26.4億円 | -17.0億円 | -10.4億円 | 9.4億円 |
| FY2023/3 | 29.1億円 | -11.3億円 | -6.9億円 | 17.8億円 |
| FY2024/3 | 36.4億円 | -23.6億円 | -7.6億円 | 12.8億円 |
| FY2025/3 | 38.9億円 | -13.4億円 | -21.2億円 | 25.4億円 |
本業で稼ぐ力を示す営業キャッシュフローは、塾生数の拡大に伴いFY2021/3の約19億円からFY2025/3には約39億円まで着実に増加しています。投資活動では校舎展開や教育設備の拡充に資金を投じつつも、毎期プラスのフリーキャッシュフローを創出する安定した収益構造を築いています。また、潤沢な現金を活用して配当性向の向上や株主還元を強化しており、財務規律を守りつつ成長投資と還元を両立させています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 10.8億円 | 5.5億円 | 50.9% |
| FY2022/3 | 18.4億円 | 7.3億円 | 39.8% |
| FY2023/3 | 24.3億円 | 8.8億円 | 36.1% |
| FY2024/3 | 29.5億円 | 8.2億円 | 27.8% |
| FY2025/3 | 36.0億円 | 12.6億円 | 35.0% |
法人税等の支払いは、利益成長に応じて増加傾向にあります。税引前利益に対して実効税率が変動していますが、これは税効果会計の影響や一時的な費用計上の有無によるものです。基本的には標準的な法人税負担を行っており、納税を通じた社会貢献が適切に行われています。業績の拡大に伴い、納税額も約11億円から13億円規模へと推移しています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 571万円 | 1,103人 | - |
従業員平均年収は571万円であり、学習塾業界の平均水準と比較して競争力のある給与体系を維持しています。難関校への合格実績を追求する質の高い講師陣を確保するために、教育サービス企業として人材投資を積極的に行っている背景があります。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はナガセ・英進館・福山産業。
株式会社ナガセや英進館株式会社、株式会社学研ホールディングスといった同業他社や教育関連企業が上位株主として名を連ねている点が特徴的です。創業者および関係者の持分も一定数存在し、安定した経営基盤を維持しつつ、業界内での提携や資本関係を重視した株主構成となっています。
会社の公式開示情報
役員報酬
主力の進学塾事業を中心に、個別指導や社会人研修など多角的な教育サービスを展開しています。少子化という市場環境を逆手に取った難関校対策の強化が事業リスクを補完しており、安定的な収益確保に向けた事業ポートフォリオの構築が開示資料から読み取れます。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は22.2%と一定の多様性が確保されており、経営判断における多様な視点の取り入れが進んでいるといえます。強固な監査体制に加え、連結子会社6社を擁する組織規模に応じた適切なコーポレート・ガバナンス体制が整備されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 347億円 | 351億円 | 351億円 | +0.9% |
| FY2024 | 332億円 | — | 329億円 | -1.1% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 30億円 | 35億円 | 35億円 | +19.7% |
| FY2024 | 27億円 | — | 29億円 | +8.6% |
| FY2023 | 21億円 | — | 24億円 | +11.7% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の中期経営計画(FY2024~FY2026)では、最終年度に売上高376.8億円、営業利益36.7億円を目標に掲げています。初年度(FY2025)の実績は売上高350.7億円、営業利益35.49億円と、利益目標の達成に向けて極めて順調な滑り出しを見せています。特に小学生部門の生徒数増加が業績を牽引しており、目標の前倒し達成も視野に入ります。業績予想の精度も高く、特に利益面では期初予想を大幅に上回る上方修正を出すことが多く、経営陣の自信がうかがえます。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当による総合的な投資リターンを示す指標です。当社のTSRは、FY2024までTOPIX(東証株価指数)のパフォーマンスを下回る期間が続きましたが、FY2025には243.1%とTOPIXの213.4%を上回り、アウトパフォームに転じました。これは、継続的な業績拡大と大幅な増配が評価され、株価が大きく上昇したことが背景にあります。株主還元を重視する姿勢が明確になったことで、投資家からの評価が高まっていることを示しています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 102.2万円 | +2.2万円 | 2.2% |
| FY2022 | 116.2万円 | +16.2万円 | 16.2% |
| FY2023 | 142.7万円 | +42.7万円 | 42.7% |
| FY2024 | 187.0万円 | +87.0万円 | 87.0% |
| FY2025 | 243.1万円 | +143.1万円 | 143.1% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用取引の状況を見ると、売り残が買い残を大幅に上回る「0.17倍」となっており、将来の株価下落を見込む空売りが多い状況です。これは短期的な過熱感への警戒を示す一方、将来的な買い戻し(踏み上げ)のエネルギーが溜まっているとも解釈できます。業界平均と比較するとPERは標準的ですが、PBRはやや高め、配当利回りは魅力的な水準にあり、バリューとグロースの両面から評価されていることが示唆されます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
国立科学博物館の「超危険生物展」への協賛を実施し、ブランドイメージの向上を図る。
株式会社幼児未来教育の全株式を取得し、幼児教育領域の強化に向けた子会社化を完了。
2026年3月期までを対象とした中期経営計画を策定し、教育企業No.1の実現を掲げる。
最新ニュース
早稲田アカデミー まとめ
ひとめ診断
「『本気でやる子』を育ててきた老舗塾が、少子化をものともせず過去最高益を更新し続ける優等生銘柄」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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