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NISSOホールディングス

NISSO HOLDINGS Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE11.5%
BPS49.4円
自己資本比率52.8%
FY2025/3 有報データ

「人」の成長で、日本のものづくりを支えるソリューションカンパニー

高い成長力のある企業グループに変革し、人と企業の成長を支援するソリューションカンパニーとなること。

この会社ってなに?

普段、私たちが使っているスマートフォンや自動車、家電製品。これらの製品が工場で作られる裏側で、NISSOホールディングスは活躍しています。メーカーが「もっとたくさん作りたいけど、人手が足りない!」という時に、専門知識やスキルを持ったスタッフを派遣するのが同社の仕事です。もしかしたら、あなたが持っている製品も、同社が派遣したスタッフの手によって組み立てられたものかもしれません。日本の「ものづくり」を、人の力で支えている会社なのです。

製造業向け人材サービスを主力とする企業で、FY2025は売上高1,015.6億円、営業利益35.55億円を達成しました。来期は売上高1,150億円、営業利益40億円と増収増益を見込んでいます。Man to Manホールディングスの買収やツナググループとの資本業務提携などM&Aを積極的に活用し、事業領域の拡大と高付加価値化を推進中です。独自の「人材育成モデル」を強みに、従来の派遣事業から技術者育成・派遣へと事業の軸足を移している点が注目されます。

サービス業プライム市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
3月
本社
神奈川県横浜市港北区新横浜一丁目4番1号
公式
www.nisso-hd.com

社長プロフィール

清水 竜一
代表取締役社長執行役員兼CEO
挑戦者
「働く機会と希望を創出する」という理念のもと、私たちは高い成長力のある企業グループへの変革を目指しています。独自の「人材育成モデル」を通じて人と企業の成長を支援し、日本のものづくりを支えるソリューションカンパニーとして社会に貢献していきます。

この会社のストーリー

1971
創業

日総工産株式会社の前身である日総工営株式会社が設立され、人材サービス事業の歴史が始まる。

2018
東京証券取引所第一部に上場

前身の日総工産株式会社が東京証券取引所第一部(現プライム市場)に上場。事業拡大と社会的信用の向上を果たす。

2022
中期経営計画を策定

持続的な成長を目指し、2026年3月期を最終年度とする中期経営計画を策定。人材育成モデルの強化やM&Aによる事業領域拡大を掲げる。

2023
ホールディングス体制へ移行

日総工産株式会社の単独株式移転により、NISSOホールディングス株式会社を設立。グループ経営体制を強化し、新たなステージへ。

2024
M&Aと資本業務提携の加速

Man to Manホールディングスの買収やツナググループとの資本業務提携など、M&Aを積極的に推進し、事業ポートフォリオを拡大。

2025
SUBARUとの新会社設立

SUBARUとの合弁で、自動車業界の人材育成と確保を目的とした新会社を設立。業界の課題解決に直接貢献する。

2026
新中期経営計画スタート

2026年3月期から新たな中期経営計画を開始。「高い成長力のある企業グループへの変革」を掲げ、さらなる飛躍を目指す。

2028
未来への目標

中期経営計画の目標として、2028年3月期に売上高1,500億円、営業利益75億円の達成を目指し、成長を加速させる。

注目ポイント

独自の「人材育成モデル」

未経験者でも専門スキルを習得できる独自の育成プログラムを構築。人材の価値を高めることで、企業の生産性向上と個人のキャリアアップを両立させています。

積極的なM&Aによる成長戦略

エンジニア派遣や他業種の人材サービス会社を次々とM&Aでグループに加え、事業領域を急速に拡大。変化の速い市場に対応し、持続的な成長を目指しています。

魅力的な株主優待制度

保有株式数に応じて優待ポイントがもらえる「プレミアム優待倶楽部」を導入。食品や電化製品など、多様な商品から選べるため、個人投資家にとって魅力的な制度です。

サービスの実績は?

1,015.6億円
連結売上高
FY2025実績
+4.8% YoY
35.55億円
連結営業利益
FY2025実績
+16.3% YoY
1
オリコン顧客満足度調査「工場・製造業派遣」
2026年版
4年連続
22
1株あたり配当金
FY2025実績
+1.5円 YoY
2
主な資本業務提携・M&A
2024年以降
拡大路線

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 22円
安全性
安定
自己資本比率 52.8%
稼ぐ力
高い
ROE 11.5%
話題性
普通
ポジティブ 45%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
22
方針: 配当性向35%〜40%目標
1株配当配当性向
FY2024/320.535.4%
FY2025/32237.3%
1期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

同社は株主還元を重視し、配当性向35%〜40%を目安とした利益還元を基本方針として掲げています。業績の拡大とともに配当額も着実に増加傾向にあり、安定的な利益成長と連動した株主還元策が評価されます。さらに優待制度を組み合わせることで、実質的な総合利回りを高める仕組みを提供しています。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
11.5%
業界平均
12.4%
営業利益率下回る
この会社
3.5%
業界平均
11.9%
自己資本比率上回る
この会社
52.8%
業界平均
51.4%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2024/3969億円
FY2025/31,016億円
営業利益
FY2024/330.6億円
FY2025/335.5億円

NISSOホールディングスは、製造系人材派遣事業を核に安定した売上成長を維持しており、直近のFY2025/3には売上高が約1,016億円に達しました。前期比で増収を達成し、FY2026/3に向けては売上高1,150億円、純利益25億円という高い成長目標を掲げた堅調な業績計画を策定しています。M&Aによる事業拡大や人材教育モデルの推進が、収益基盤の強化に大きく寄与しています。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
11.5%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
6.2%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
3.5%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2024/312.7%6.2%3.2%
FY2025/311.5%6.2%3.5%

当社の営業利益率は3%台前半から中盤で推移しており、労働集約型の人材派遣業界における効率的なコスト管理と単価上昇への取り組みが奏功しています。ROE(自己資本利益率)は11%〜12%台を維持しており、株主資本を効率的に活用して収益を生み出す能力を示しています。今後も付加価値の高い技術者派遣やエンジニア系人材サービスの拡大により、さらなる収益性の向上を目指しています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率52.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
30.6億円
会社の純資産
168億円

財務健全性は着実に改善しており、FY2025/3末時点での自己資本比率は52.8%まで上昇し、盤石な資本基盤を構築しています。有利子負債は前期の約41億円から約31億円へと削減されており、財務体質の強化が進んでいる点が特筆されます。高い自己資本比率は、将来のM&A戦略や成長投資に対する柔軟な資金調達を可能にする強みとなっています。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+16.8億円
営業CF
投資に使ったお金
-20.8億円
投資CF
借入・返済など
-10.6億円
財務CF
手元に残ったお金
-4.0億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2024/332.3億円-12.9億円-21.0億円19.4億円
FY2025/316.8億円-20.8億円-10.6億円-4.0億円

営業キャッシュフローは本業の安定収益によりプラスを維持していますが、FY2025/3は事業拡大に向けた積極的な投資支出が先行し、フリーキャッシュフローが一時的にマイナスとなりました。投資キャッシュフローの増加は、成長戦略の一環である人材系企業へのM&Aや設備投資によるものです。財務キャッシュフローは、借入金の返済等を着実に進めていることを示しており、健全な資金運用が行われています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります
2なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、必ずしも事業上のリスク要因に該当しない事項であっても、投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資家に対する情報開示の観点から積極的に開示しています
3(1)リスク管理体制 当社グループは、事業目的に影響を与えるリスク(以下、「リスク」という
4)について、「リスク管理規程」を定めるとともに、リスクに適切に対応できる体制の整備を図るために「企業価値向上委員会」を設置し、その傘下にリスク管理について協議する「リスク管理協議会」を設置しています
5また、リスク管理協議会はリスク管理規程にもとづき、具体的なリスクの特定・分析・評価を行い、その対応方針を定め、定期的に当社の取締役会への報告を行っています

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2024/330.6億円11.0億円36.1%
FY2025/335.6億円16.3億円45.7%

法人税等の支払いは税引前利益の変動に連動して推移しており、税務上の調整項目により実効税率は年度ごとに変動しています。FY2025/3の実効税率が一時的に上昇したのは、一時的な費用計上や税効果会計の影響によるものです。FY2026/3の予想では、利益成長に伴い安定的な納税が見込まれています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
778万円
従業員数
2,384
平均年齢
49.8歳
平均年収従業員数前年比
当期778万円2,384-

従業員平均年収は778万円と比較的高水準にあります。製造系人材派遣を主軸とする同社は、専門性の高い人材の確保と定着を重視しており、安定した給与水準を維持することで高い稼働率とサービス品質を支える戦略をとっています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主57.6%
浮動株42.4%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関14.9%
事業法人等42.8%
外国法人等9.1%
個人その他32.8%
証券会社0.4%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はNSホールディングス。

NSホールディングス株式会社(13,915,400株)42.17%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(3,291,300株)9.98%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(1,679,400株)5.09%
清水 唯雄(1,019,600株)3.09%
NISSOホールディングス従業員持株会(586,700株)1.78%
清水 智華子(487,000株)1.48%
株式会社シンシア(487,000株)1.48%
NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN(CASHPB)(常任代理人 野村證券株式会社)(374,000株)1.13%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(319,500株)0.97%
NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE NON TREATY CLIENTS ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店カストディ業務部)(256,250株)0.78%

筆頭株主であるNSホールディングス株式会社が約42%の株式を保有しており、安定した経営基盤を支える強力な支配力を持っています。加えて、創業家である清水唯雄氏や従業員持株会が一定の株式を保有しており、中長期的な視点での経営を重視する構成となっています。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億4,100万円
取締役3名の合計

グループは製造系人材派遣事業を核に、技術者派遣や教育研修事業を展開しています。開示情報からは、自動車業界等の生産動向に業績が左右されやすい事業リスクを抱えつつも、積極的なM&Aや新サービス導入により収益構造の多角化を進めている姿勢が読み取れます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 1名(11.1% 男性 8
11%
89%
監査報酬
4,900万円
連結子会社数
7
設備投資額
4.9億円
平均勤続年数(従業員)
19.9
臨時従業員数
299

取締役会における女性役員比率は11.1%であり、さらなる多様性の確保が課題です。連結子会社7社を統括する持株会社体制として、監査等委員会による監査体制を構築し、企業統治の透明性向上に取り組んでいます。

会社の計画は順調?

B
総合評価
新中計の目標は挑戦的だが、M&A効果と市況回復が達成の鍵を握る。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

新中期経営計画
FY2026~FY2028
売上高: 目標 1,500億円 順調 (1,150億円 (FY2026予想))
76.67%
営業利益: 目標 75億円 やや遅れ (40億円 (FY2026予想))
53.33%
営業利益率: 目標 5.0% やや遅れ (3.48% (FY2026予想))
69.56%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20261,150億円進行中
FY20251,060億円1,016億円-4.2%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202640億円進行中
FY202538億円36億円-6.4%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

FY2026からスタートした新中期経営計画では、最終年度であるFY2028に売上高1,500億円、営業利益75億円(営業利益率5%)という高い目標を掲げています。これはFY2025実績(売上高1,015.6億円、営業利益35.55億円)から大幅な成長を目指すものです。過去の業績予想は市況変動の影響で未達となるケースも見られましたが、近年はM&Aを積極化しており、新たな成長ドライバーの寄与が目標達成の鍵となりそうです。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

FY2025のTSR(株主総利回り)は91.7%と、TOPIXの98.5%を下回るアンダーパフォームとなりました。これは、同期間における株価が市場全体のパフォーマンスに比べて軟調に推移したことが主な要因です。製造業、特に半導体関連の市況回復の遅れが業績への懸念につながり、株価の上値を抑えました。今後はM&Aによる成長戦略の成果がTSRを押し上げる鍵となります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2025初めに100万円投資した場合-8.3%
100万円 →91.7万円
-8.3万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202591.7万円-8.3万円-8.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残375,000株
売り残1,301,800株
信用倍率0.29倍
2025年4月7日時点時点
今後の予定
2026年3月期 第1四半期決算発表2025年8月上旬
2026年3月期 第2四半期決算発表2025年11月上旬

同業他社比較では、PER・PBRともに業界平均を下回っており、株価は割安な水準にあると考えられます。信用倍率は0.29倍と売り残が買い残を大幅に上回る「売り長」の状態で、将来の買い戻し(踏み上げ)による株価上昇への期待がある一方、短期的な下落圧力も警戒されます。今後の決算発表で市場の期待を上回る成長性を示せるかが、株価の方向性を決める重要なポイントとなるでしょう。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
12
日本経済新聞, 株探, PR TIMES, みんかぶ, 会社四季報オンライン ほか
業界内ランキング
上位 35%
サービス業 2450社中 850位
報道のトーン
45%
好意的
35%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績40%
M&A・提携30%
新サービス・拠点20%
その他IR10%

最近の出来事

2025年4月子会社化

Man to Manホールディングスの株式取得及び簡易株式交換を実施し、製造系人材派遣事業の拡大を強化しました。

2025年5月新会社設立

SUBARU(スバル)と連携し、グループ会社を通じて新たな人材ソリューションの枠組みとなる新会社を設立しました。

2026年2月業績修正

第3四半期累計の連結経常利益が前年同期比17.6%減となり、市場の成長期待に対して一時的な足踏みが見られました。

NISSOホールディングス まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 22円
安全性
安定
自己資本比率 52.8%
稼ぐ力
高い
ROE 11.5%
話題性
普通
ポジティブ 45%

「『日本のものづくり』を人材育成で支える派遣大手が、M&Aを駆使して技術者派遣の高付加価値領域へシフトチェンジ中」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU