2461プライム

ファンコミュニケーションズ

FAN Communications,Inc.

最終更新日: 2026年3月27日

ROE8.8%
BPS264.6円
自己資本比率76.1%
FY2025/3 有報データ

日本最大級のアフィリエイト広告で、広告主と個人の活躍を支えるパイオニア

世界中に、『喜び』と『驚き』を。

この会社ってなに?

あなたが好きなブロガーの記事やSNS投稿を見て、「この商品良さそう!」と思ってリンクをクリックし、買い物をしたことはありませんか?そのとき、商品の紹介料がブロガーに支払われる裏側で、企業(広告主)とブロガー(媒体)を繋いでいるのがファンコミュニケーションズの「A8.net」というサービスです。普段何気なく見ているウェブサイトや動画レビューの多くは、同社の仕組みを通じて収益を得ています。つまり、あなたがネットで情報を得て購買に至るまでの一連の体験を、同社が支えているのです。

アフィリエイト広告サービス「A8.net」を主力とする成果報酬型広告の国内大手。2025年12月期の業績は売上高71.0億円、営業利益19.65億円と増収増益を達成。近年はインフルエンサーマーケティング会社WANDの買収など、既存事業とのシナジーが見込める新領域へ積極的に投資しています。配当性向の目標引き上げも宣言しており、株主還元への意識も高いですが、株価は市況の影響を受けやすい展開が続いています。

サービス業プライム市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
12月
本社
東京都渋谷区渋谷1-1-8 青山ダイヤモンドビル2F
公式
www.fancs.com

社長プロフィール

二宮 幸司
二宮 幸司
代表取締役社長
挑戦者
当社は国内最大級の成功報酬型アドネットワークを基盤に、広告主とメディアの双方に貢献してきました。今後は既存事業の強化に加え、インフルエンサーマーケティングなどの新領域にも積極的に投資し、広告の未来を創造することで持続的な企業価値向上を目指します。

この会社のストーリー

1999
創業と「A8.net」の開始

創業者である柳澤安慶氏が、成果報酬型広告の可能性に着目し、アフィリエイトサービス「A8.net」をスタート。日本のインターネット広告黎明期に新たな一歩を踏み出した。

2005
ジャスダック市場へ上場

創業から約6年でジャスダック証券取引所に上場を果たし、事業拡大を加速。社会的な信用を高め、さらなる成長基盤を確立した。

2008
スマホ向けサービスの開始

スマートフォンの普及を見越し、モバイル向けアフィリエイトサービス「Moba8.net」を開始。デバイスの多様化にいち早く対応し、市場での優位性を築いた。

2014
東証一部へ市場変更

業績の安定成長を背景に、東京証券取引所市場第一部(現:プライム市場)へ市場変更。日本を代表するインターネット広告企業としての地位を固めた。

2017
事業領域の拡大

幅広いウェブサービスを展開するシーサー株式会社を子会社化。ブログサービスなどを取り込み、メディアネットワークの強化と事業の多角化を進めた。

2024
新社長就任と第二創業期へ

創業者の柳澤氏から二宮幸司氏へ社長が交代。インフルエンサーマーケティングのWAND社を買収するなど、新たな経営体制で第二創業期に突入した。

2025
中期経営計画の推進

「インフルエンサー×アフィリエイト」を軸に、既存事業の収益力強化と新規事業領域への投資を両立させる中期経営計画を推進し、再成長を目指す。

注目ポイント

国内最大級のASP「A8.net」

アフィリエイト広告のパイオニアとして、広告主数・メディア数ともに国内最大級のネットワークを誇ります。この強固な事業基盤が安定した収益を生み出しています。

インフルエンサー領域への挑戦

インフルエンサーマーケティング企業を買収するなど、時代の変化に対応した新規事業へ積極的に投資。「アフィリエイト×インフルエンサー」で新たな成長を目指す第二創業期にあります。

株主還元への高い意識

安定した配当を継続しており、高い配当利回りが魅力の一つです。将来的には配当性向50%を目指す方針を掲げ、株主への利益還元に積極的な姿勢を示しています。

サービスの実績は?

27
1株当たり配当金
2025年12月期実績
+42.1% YoY
71.0億円
連結売上高
2025年12月期実績
+2.0% YoY
19.65億円
連結営業利益
2025年12月期実績
+23.2% YoY
41.94%
創業者持株比率
柳澤安慶氏, 2023年12月時点
1
直近のM&A件数
2024年5月 WAND社

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 27円
安全性
安定
自己資本比率 76.1%
稼ぐ力
普通
ROE 8.8%
話題性
好評
ポジティブ 55%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
27
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2016/31835.4%
FY2017/31934.5%
FY2018/31957.0%
FY2019/31957.8%
FY2020/31970.5%
FY2021/31984.0%
FY2022/31985.0%
FY2023/319102.1%
FY2024/31988.7%
FY2025/327136.8%
9期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

当社は株主への利益還元を重視しており、安定配当を維持しながら高い配当利回りを実現しています。配当性向は年度によって変動が見られますが、潤沢な現金を背景に株主還元の強化に努めています。中期経営計画の達成後には、更なる還元水準の向上を目指す方針を掲げています。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
8.8%
業界平均
12.4%
営業利益率上回る
この会社
27.7%
業界平均
11.8%
自己資本比率上回る
この会社
76.1%
業界平均
51.3%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/377.4億円
FY2023/374.0億円
FY2024/369.6億円
FY2025/371.0億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/316.0億円
FY2025/319.6億円

当社の売上高は広告プラットフォーム事業の成熟により緩やかな推移が続いてきましたが、2026年3月期には成長投資の効果もあり約78億円への増収を見込んでいます。利益面では前期の営業利益が約19.7億円を確保しており、直近ではインフルエンサーマーケティング領域への進出など、新規事業による収益性の改善に注力しています。今後も主力であるアフィリエイト広告『A8.net』を軸としつつ、成長市場への転換を図ることで、持続的な利益成長を目指す方針です。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
8.8%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
5.7%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
27.7%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/38.8%6.6%-
FY2022/37.0%6.4%-
FY2023/36.3%5.3%-
FY2024/38.5%6.1%22.9%
FY2025/38.8%5.7%27.7%

収益性は安定した水準を維持しており、前期の営業利益率は約27.7%と極めて高い利益創出能力を誇っています。ROE(自己資本利益率)は概ね7〜8%台で推移しており、株主資本を活用した効率的な経営が行われていることを示唆しています。大規模なシステム投資を要さない成果報酬型ビジネスモデルの特性が、高い収益性の根底にあります。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率76.1%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
176億円

当社の財務健全性は非常に強固で、自己資本比率は76.5%という極めて高い水準を維持しています。実質無借金経営を継続しており、有利子負債はゼロであるため、金利上昇リスクの影響を受けない安定したバランスシートを有しています。潤沢なネットキャッシュを背景に、成長のためのM&Aや新規サービスへの投資余地が十分に確保されています。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+20.7億円
営業CF
投資に使ったお金
-26.3億円
投資CF
借入・返済など
-17.6億円
財務CF
手元に残ったお金
-5.6億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/312.3億円9.4億円-23.9億円21.7億円
FY2022/324.8億円-15.4億円-33.0億円9.3億円
FY2023/315.1億円2,100万円-13.2億円15.3億円
FY2024/312.6億円-3.2億円-12.6億円9.4億円
FY2025/320.7億円-26.3億円-17.6億円-5.6億円

営業キャッシュフローは本業の安定性により毎期プラスを維持しており、潤沢な稼ぐ力によって強固な財務基盤を支えています。前期はWAND社買収などの戦略的な投資活動(投資CF:マイナス約26億円)を実施したためフリーキャッシュフローは一時的にマイナスとなりました。財務キャッシュフローは配当や自己株式の取得など、一貫して株主還元を優先する姿勢が読み取れます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13【事業等のリスク】 以下には、当社グループの事業展開上のリスクについて、投資判断の上で、あるいは当社グループの事業活動を理解する上で重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております
2また、当社グループとして必ずしも特に重要なリスクとして考えていない事項についても、投資家及び株主に対する積極的な情報開示の観点から記載しております
3当社は、リスク管理が経営の最重要課題の一つであるとの認識から、独立したリスク管理機関としてリスクマネジメント委員会を設置し、すべてのリスクを総合的に管理し、経営全体で当社リスクの認識・管理を行う体制としています
4当社のリスク管理において、市場環境の変化への対応に関連するリスクを、特に重要なものとして認識し、管理・統制しております
5なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度末時点において、当社グループが想定される範囲内で記載したものであり、全てのリスク要因が網羅されているわけではありません

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/325.2億円8.8億円34.9%
FY2022/324.5億円9.1億円37.3%
FY2023/321.0億円8.7億円41.4%
FY2024/316.7億円2.5億円15.0%
FY2025/320.1億円7.1億円35.1%

法人税等の支払額は税引前利益の変動に応じて推移しており、概ね法定実効税率に近い水準で安定しています。FY2024/3には一時的な税務処理等の影響で実効税率が15%に低下しましたが、基本的には適切な納税が行われています。将来の業績予想においても、安定した利益水準を前提とした税負担を織り込んでいます。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
559万円
従業員数
356
平均年齢
35.8歳
平均年収従業員数前年比
当期559万円356-

従業員平均年収は559万円であり、インターネット広告業界の水準と比較して概ね標準的です。長年ASP(成果報酬型広告)事業で安定した収益を上げてきたことが、安定的な賃金ベースの維持につながっています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主7.8%
浮動株92.2%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関5.2%
事業法人等2.6%
外国法人等4.4%
個人その他86.4%
証券会社1.4%

浮動株比率が高く、株式の流動性が高い反面、株価変動が大きくなりやすい傾向があります。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。

柳澤 安慶(27,783,600株)41.9%
UH Partners 2投資事業有限責任組合(4,975,500株)7.5%
光通信KK投資事業有限責任組合(4,832,300株)7.29%
UH Partners 3投資事業有限責任組合(4,065,600株)6.13%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(2,736,700株)4.13%
松本 洋志(1,673,100株)2.52%
JP MORGAN CHASE BANK385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,195,896株)1.8%
杉山 紳一郎(1,004,500株)1.51%
光通信株式会社(962,300株)1.45%
内田 徹(618,700株)0.93%

創業者である柳澤安慶氏が約42%の株式を保有しており、圧倒的な経営支配力を有しています。光通信グループやUH Partners等の投資事業組合も上位株主に名を連ねており、創業者の強力なリーダーシップと特定の投資家による安定した資本構成が特徴です。

会社の公式開示情報

役員報酬

9,158万円
取締役5名の合計

主力のアフィリエイト広告事業である「A8.net」を核としつつ、インフルエンサーマーケティング等への投資を進めています。Web広告市場特有の競争激化や特定の広告主・媒体への依存度が主要な事業リスクとして開示されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 8名)
女性 1名(12.5% 男性 7
13%
88%
監査報酬
3,000万円
連結子会社数
3
設備投資額
1.6億円
平均勤続年数(従業員)
7.8
臨時従業員数
29

女性役員比率は12.5%であり、さらなる多様性の向上が求められる段階です。監査体制については監査報酬3,000万円を投じており、上場企業として標準的な内部統制システムを構築・維持しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
利益目標は未達が続くも、新中計では株主還元強化を打ち出し、一定の評価は可能。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画
FY2025〜FY2027
売上高: 目標 78.0億円 順調 (71.0億円)
91%
営業利益: 目標 21.8億円 順調 (19.65億円)
90.1%
純利益: 目標 14.3億円 順調 (13.07億円)
91.4%
配当性向: 目標 50%以上 順調 (137.1%)
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202572億円71億円-1.4%
FY202470億円70億円-0.3%
FY202380億円74億円-7.2%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202518億円20億円+8.6%
FY202419億円16億円-16.5%
FY202325億円21億円-18.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

FY2025-27の新中期経営計画では、安定成長と株主還元の強化を掲げています。過去数年の業績予想は営業利益が連続で未達となっており、計画達成力には課題が残ります。しかし、直近FY2025は売上未達ながら営業利益は予想を上回って着地しました。インフルエンサーマーケティング会社WANDの買収効果が業績にどう貢献するかが、今後の計画達成の鍵を握るでしょう。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

同社のTSR(株主総利回り)は、分析対象期間であるFY2021からFY2025まで一貫してTOPIXをアンダーパフォームしています。これは、安定した配当は出しているものの、それを上回る株価の下落が続いたことが主な要因です。特にアフィリエイト広告市場の競争激化や成長鈍化懸念が株価の重しとなり、市場全体の成長から取り残される形となりました。今後はM&Aによる新事業の成長と株主還元強化が、TSRを改善させるための鍵となります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+45.4%
100万円 →145.4万円
45.4万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202197.1万円-2.9万円-2.9%
FY2022106.2万円+6.2万円6.2%
FY2023108.1万円+8.1万円8.1%
FY2024113.8万円+13.8万円13.8%
FY2025145.4万円+45.4万円45.4%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残738,700株
売り残197,400株
信用倍率3.74倍
2026年3月27日時点時点
今後の予定
2026年12月期 第1四半期決算発表2026年5月上旬
定時株主総会2027年3月下旬

信用倍率は3.74倍と買い残が多く、将来の株価上昇を期待する個人投資家が多い状況です。業界平均と比較するとPER・PBRは割安な水準にあります。特に、配当利回りは6%を超え業界平均を大幅に上回っており、高配当銘柄としての魅力が市場で注目されています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
14
株探, 日本経済新聞, PR TIMES, 会社四季報オンライン ほか
業界内ランキング
上位 38%
サービス業 450社中 171位
報道のトーン
55%
好意的
35%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・IR40%
新サービス30%
M&A・提携20%
株価・市況10%

最近の出来事

2026年3月新サービス

A8.netのノウハウを活かしたアプリ開発支援を開始し、事業多角化を加速。

2026年2月提携

東京ドームと共同でキックボクシング選手名鑑『KICKJAM』を開発し、新領域へ展開。

2024年5月M&A

インフルエンサーマーケティング事業の株式会社WANDを子会社化し、広告主への提案力を強化。

最新ニュース

中立
中期経営計画(FY25-27)の一部見直しに関するお知らせ
2/9 · 株探
ポジティブ
新値更新、中間記念配当実施による利回り上昇が好感
1/20 · 会社四季報オンライン

ファンコミュニケーションズ まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 27円
安全性
安定
自己資本比率 76.1%
稼ぐ力
普通
ROE 8.8%
話題性
好評
ポジティブ 55%

「日本最大級のアフィリエイト広告の巨人が、インフルエンサーマーケティングM&AでTikTok経済圏に本格進出する第二創業期」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU