JUMP

ぐるなび2440

Gurunavi,Inc.

スタンダードUpdated 2026/03/30
01 / 4 sections

まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
なし
配当なし
安全性
普通
自己資本比率 44.0%
稼ぐ力
普通
ROE 5.3%(累計)
話題性
不評
ポジ 45%

この会社ってなに?

「今夜、どこでご飯食べよう?」と迷った時、スマートフォンでお店を探した経験はありませんか。あなたがレストランを検索し、予約する時に使っている「楽天ぐるなび」が、この会社の主要サービスです。エリアや料理のジャンル、予算を指定して、口コミを見ながらお店を選び、そのままネット予約ができます。予約すると楽天ポイントが貯まるので、楽天ユーザーにはおなじみかもしれません。その裏側で、ぐるなびは飲食店向けに集客支援や予約管理システムの提供といったビジネスを展開し、日本の外食産業を支えています。

飲食店情報サイトの老舗ぐるなびは、長年の赤字体質から脱却し、2025期に売上高134.6億円、営業利益2.62億円で黒字転換を達成しました。コロナ禍で深刻な打撃を受けましたが、筆頭株主である楽天グループとの連携を強化し「楽天ぐるなび」としてサービスを刷新、コスト構造の抜本的見直しを進めてきました。2026期は売上高149億円、営業利益3億円の増収増益を見込んでいますが、株価は上場来安値圏にあり、本格的な成長軌道への回帰が市場の最大の関心事です。

サービス業スタンダード市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
3月
本社
東京都千代田区有楽町1-1-2 日比谷三井タワー11F

サービスの実績は?

134.6億円
連結売上高
2025期実績
+3.7% YoY
2.62億円
連結営業利益
2025期実績
黒字転換
2.11億円
親会社株主に帰属する当期純利益
2025期実績
黒字転換
0
1株あたり配当金
2025期実績
継続
35.2
PER(株価収益率)
2026年3月30日時点
02 / 4 sections

なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
5.3%(累計)
株主資本の利回り
ROA
2.3%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
2.5%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期103.5%71.5%-
2022/03期63.3%44.9%-
2023/03期29.0%18.2%-
2024/03期5.6%3.0%2.6%
2025/03期3.8%1.9%1.9%
3Q FY2026/35.3%(累計)2.3%(累計)2.5%

コロナ禍では営業利益率が最大で約-46%まで低下するなど収益性は極めて低迷していましたが、大幅なコスト削減と事業ポートフォリオの整理により損益分岐点を引き下げました。2025/03期には売上高営業利益率がプラスの1.9%に改善しており、収益体質が根本的に改善しつつあります。今後はDX推進による高付加価値化を通じて、利益率のさらなる拡大が期待されます。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期162億円97.0億円-206.9円-
2022/03期129億円47.9億円57.7億円-114.5円-20.6%
2023/03期123億円17.2億円22.9億円-44.3円-4.3%
2024/03期130億円3.4億円3.6億円-9.0円+5.6%
2025/03期135億円2.6億円2.1億円2.0円+3.7%

当社の業績は、コロナ禍における外食需要の激減により営業赤字が継続する厳しい局面が続いていましたが、業務効率化と構造改革により着実に回復しています。直近では飲食店販促支援の回復に加え、新規事業の成長も寄与し、2025/03期にはついに営業黒字への転換を達成しました。今後もDXを通じた飲食店支援を軸に、さらなる収益成長を目指す見通しです。 【3Q 2026/03期実績】売上100億円(通期予想比67%)、営業利益2.5億円(同83%)、純利益2.6億円(同112%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
5.3%(累計)
業界平均
11.2%
営業利益率下回る
この会社
2.5%
業界平均
9.6%
自己資本比率下回る
この会社
44.0%
業界平均
53.6%
03 / 7 sections

将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

1億521万円
取締役2名の合計

飲食店販促支援を主軸に、予約台帳などの業務支援を組み合わせたビジネスモデルを展開しています。楽天グループとのID連携や生成AI「UMAME!」の活用など、DX推進に伴うシステム開発投資が事業リスクとして開示されており、これらへの適時対応が今後の業績を左右します。

会社の計画は順調?

B
総合評価
黒字化目標を達成した点は高評価だが、売上高は計画未達が続いており、本格回復は道半ば。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期事業方針
2024期〜2026期
営業利益: 目標 3億円 順調 (2.62億円)
87.3%
売上高: 目標 149億円 順調 (134.6億円)
90.3%
黒字化達成: 目標 FY2025 前倒し達成 (FY2025に達成)
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期2億円3億円+74.7%
2024期-7億円-3億円+51.6% (赤字幅縮小)
2023期-33億円-17億円+47.0% (赤字幅縮小)
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期143億円135億円-5.5%
2024期137億円130億円-5.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

ぐるなびは2024期から3ヶ年の中期事業方針を掲げ、最大の目標であった2025期での黒字化を営業利益2.62億円で達成しました。これはコストコントロールが奏功した結果であり、評価できます。一方で、売上高は期初予想を下回る状況が続いており、楽天グループとの連携を深めながらトップラインを回復させ、2026期の営業利益3億円の目標を達成できるかが次の焦点となります。過去の業績予想は赤字幅縮小という点ではポジティブな乖離が多いものの、売上は未達傾向にあり、予想精度には課題を残します。

どんな話題が多い?

決算・財務40%
AIプロダクト30%
楽天連携20%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
482
前月比 -12.5%
メディア数
84
日本経済新聞, 株探, PR TIMES, Yahoo!ファイナンス, 会社四季報オンライン
業界内ランキング
上位 38%
サービス業 450社中 171位
報道のトーン
45%
好意的
25%
中立
30%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

04 / 3 sections

この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年5月黒字転換

中期事業方針2年目にて営業利益2.62億円を達成し、黒字転換を実現。

2026年1月AIアプリ

生成AIを活用した飲食店検索アプリ「UMAME!」の本格提供を開始。

2026年2月業績減速

第3四半期決算にて経常利益が61%減益となり、市場の懸念材料となった。

社長プロフィール

05 / 6 sections

安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率44.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
33.5億円
借金(有利子負債)
Net Assets
52.7億円
会社の純資産

財務健全性は、赤字による利益剰余金の取り崩しや負債の増加により一時的に低下しましたが、一定の自己資本を維持し事業継続に必要な資金は確保しています。2025/03期時点では有利子負債が約80億円に増加したものの、これは黒字転換に向けた成長投資や資金の流動性確保を目的としたものです。今後は、営業キャッシュフローの創出を通じて財務の安定性を高めていくフェーズにあります。 【3Q 2026/03期】総資産115億円、純資産53億円、自己資本比率44.0%、有利子負債34億円。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
Operating CF
+9.2億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-10.5億円
投資に使ったお金
Financing CF
-2.1億円
借入・返済など
Free CF
-1.3億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期38.1億円1.5億円1.9億円39.6億円
2022/03期46.5億円9.4億円49.9億円55.8億円
2023/03期10.4億円1.2億円24.5億円11.7億円
2024/03期15.0億円7.2億円6.9億円22.2億円
2025/03期9.2億円10.5億円2.1億円1.3億円

長らく営業赤字によるキャッシュの流出が続いていましたが、2025/03期には営業キャッシュフローが約9億円の黒字へと劇的に改善しました。これは本業における収益力の回復を明確に示す重要なシグナルです。今後はフリーキャッシュフローを安定的にプラスへと転換させることで、投資余力の拡大と財務基盤の強化を目指します。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 8名)
女性 1名(12.5% 男性 7
13%
88%
監査報酬
3,900万円
連結子会社数
3
設備投資額
11.7億円
平均勤続年数(従業員)
10
臨時従業員数
233

取締役の女性比率は12.5%であり、さらなる多様性の確保が課題です。監査体制については専門性の高い外部監査人によるチェック機能が働いており、楽天グループとの提携を背景としたガバナンス強化と、安定した企業経営の維持に注力しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主45.6%
浮動株54.4%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関12.9%
事業法人等32.7%
外国法人等4.4%
個人その他47.3%
証券会社2.7%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は楽天グループ・SHIFT・公益財団法人日本交通文化協会。

楽天グループ株式会社(9,274,600株)16.44%
滝 久雄(7,097,800株)12.58%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(5,086,600株)9.02%
株式会社SHIFT(2,257,300株)4%
公益財団法人日本交通文化協会(1,862,800株)3.3%
杉原 章郎(注)1(1,310,995株)2.32%
小田急電鉄株式会社(1,128,500株)2%
東京地下鉄株式会社(973,600株)1.73%
滝 裕子(847,000株)1.5%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(830,400株)1.47%

楽天グループ株式会社が筆頭株主(16.44%)として強い影響力を持ち、創業家の滝久雄氏も12.58%を保有する安定した構造です。事業提携関係にあるSHIFTや小田急電鉄、東京地下鉄なども株主に名を連ねており、戦略的な資本提携が経営の根幹を支えています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります
2なお、以下の記載における将来に関する事項については、提出日現在において当社グループで想定される範囲で記載したものであります
3また、以下の記載は当社株式への投資に関連するリスクのすべてを網羅するものではありません
4①飲食店の支持獲得について当社グループの連結売上高の大部分を占める飲食店販促サービス売上の成長は、有料加盟店舗数と店舗あたり契約高の増加に大きく依存しており、外食市場の動向や飲食業界の業況変動の影響を受けやすい構造です
5近年、飲食業界において、原材料費、人件費、光熱費の高騰による経営圧迫が深刻化しており、収益性悪化や新規出店・販促投資意欲の減退が懸念されます

社員の給料はどのくらい?

平均年収
605万円
従業員数
749
平均年齢
40.6歳
平均年収従業員数前年比
当期605万円749-

従業員平均年収は605万円で、外食・ITサービス関連の平均水準に位置しています。コロナ禍による業績低迷期を経て、現在は黒字化を達成し安定した報酬水準を維持しており、持続的な人材確保に向けた投資を継続している段階です。

06 / 5 sections

株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は、過去5年間にわたり一貫してTOPIXを大幅に下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、コロナ禍による業績の急激な悪化と、それに伴う株価の長期的な下落が主な原因です。同期間、日本株市場全体は堅調に推移したため、相対的なパフォーマンスの悪化が際立っています。2025期に黒字転換を果たしましたが、株価への反映は限定的で、株主へのトータルリターンは依然として厳しい状況が続いています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

もらえません
1株配当(最新期)
0
方針: 無配
1株配当配当性向
2016/03期3842.1%
2017/03期4241.1%
2018/03期4464.4%
2019/03期864.4%
2020/03期839.5%
2021/03期00.0%
2022/03期00.0%
2023/03期00.0%
2024/03期00.0%
2025/03期00.0%
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

業績回復を優先する経営方針のもと、現在は無配を継続しており、株主還元よりも事業投資への資金充当を優先しています。今後、安定的な収益基盤の確立と強固な財務体質への改善を果たした段階で、配当の実施を検討する方針です。株主還元策の再開は、持続的な成長に向けた事業成果と連動して決定される見通しです。

もし5年前に投資していたら?

2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 53.0万円 になりました (-47.0万円)
-47.0%
年度末時点評価額損益TSR
2021期111.0万円11.0万円11.0%
2022期77.0万円23.0万円-23.0%
2023期60.0万円40.0万円-40.0%
2024期55.0万円45.0万円-45.0%
2025期53.0万円47.0万円-47.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残281,800株
売り残193,700株
信用倍率1.45倍
2026年3月27日時点
今後の予定
2026年3月期 第1四半期決算発表2025年8月上旬
2026年3月期 第2四半期決算発表2025年11月上旬

時価総額は83億円とサービス業の中では小規模に位置付けられます。黒字転換によりPERは35.2倍となっていますが、無配が続いており、高成長を期待する投資家は限定的です。信用倍率は1.45倍と拮抗しており、需給面では中立的ですが、株価が低位にあるため短期的な値動きが大きくなる可能性があります。今後の決算で持続的な成長を示せるかが、市場の評価を変える鍵となります。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期-72.7億円0円-
2022/03期-46.9億円0円-
2023/03期-16.6億円0円-
2024/03期-2.8億円0円-
2025/03期2.6億円5,000万円19.2%

長期にわたる赤字経営の影響で、繰越欠損金の利用等により長年法人税等の支払いは発生していませんでした。しかし、2025/03期における黒字転換に伴い、税引前利益約2.6億円に対して法人税等を計上し、適正な納税へと移行しています。今後も安定した収益体制を確立することで、法人税等の負担を含めた適正な利益還元を目指す計画です。

07 / 3 sections

もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

ぐるなび まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
なし
配当なし
安全性
普通
自己資本比率 44.0%
稼ぐ力
普通
ROE 5.3%(累計)
話題性
不評
ポジ 45%

「グルメサイトの草分けが、楽天経済圏を背に赤字からのV字回復を目指す崖っぷちの再挑戦」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU