ジェイテック
JTEC CORPORATION
最終更新日: 2026年3月30日
技術力で日本のものづくりを支える「技術商社®」
日本の基幹産業を技術で支え、企業の成長と技術者の未来を創造する。
この会社ってなに?
あなたが普段使っているスマートフォンや乗っている自動車。これらの新製品が開発される裏側では、非常に高度な技術を持つ専門家たちが活躍しています。ジェイテックは、そうした『モノづくりの頭脳』である優秀な技術者を、大手メーカーなどの企業に『助っ人』として派遣している会社です。新しい技術や製品が世に出る、その最前線を支える縁の下の力持ち、と考えるとイメージしやすいかもしれません。あなたの身の回りの便利な製品も、もしかしたらジェイテックの技術者が関わっている可能性があります。
技術者派遣を主力とする「技術商社」。FY2025は売上高33.9億円、営業利益3.29億円を達成し、安定した成長軌道に乗っています。来期(FY2026)は売上高40.0億円、営業利益4.0億円と2桁の増収増益を予想しており、製造業の旺盛な開発需要が追い風となっています。利益率の改善と継続的な人材確保が今後の成長の鍵を握るでしょう。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都中央区京橋1-10-7 KPP八重洲ビル
- 公式
- www.j-tec-cor.co.jp
社長プロフィール

当社は『技術商社®』として、技術者の持つ技術・知識という無形の財産を知的財産(知財)と捉え、お客様に提供しております。技術者と企業の双方から信頼されるパートナーであり続けることを目指し、日本のものづくり産業の発展に貢献してまいります。
この会社のストーリー
技術者派遣事業を目的として、株式会社ジェイテックを設立。日本のものづくりを支える「技術商社」としての歩みが始まる。
設立から10年でJASDAQ(現 東証スタンダード市場)に上場。公募価格を大幅に上回る初値をつけ、市場からの高い期待を集めた。
世界的な金融危機の影響で株価が大きく低迷。厳しい経営環境に直面しながらも、事業の基盤を固め乗り越える。
創業20周年を迎える。技術者派遣事業を中核としつつ、介護・医療分野など新領域へのサービス展開も模索し始める。
従来の技術者派遣に加え、顧客企業の開発プロジェクトを一体で受託する請負・業務委託事業を強化し、事業ポートフォリオを多様化。
安定した事業基盤を背景に、堅調な業績を維持。配当による株主還元にも積極的に取り組み、投資家からの信頼を高める。
売上高40億円、営業利益4億円を目標とする中期経営計画を推進。高水準の技術者需要を背景に、さらなる成長を目指す。
注目ポイント
自動車や半導体分野に強みを持ち、25年以上の歴史で培ったノウハウが武器。日本のものづくりを根底から支える、なくてはならない存在です。
堅実な経営を背景に、安定した配当を継続しています。投資家への利益還元を重視する姿勢は、長期的な視点で応援したくなるポイントです。
中期経営計画では売上高・利益ともに2桁成長を目指すなど、将来に向けた明確な目標を掲げています。今後の事業拡大に期待が持てます。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 1円 | 18.1% |
| FY2017/3 | 1円 | 9.6% |
| FY2018/3 | 1円 | 25.4% |
| FY2019/3 | 1円 | 9.4% |
| FY2020/3 | 1円 | 9.5% |
| FY2021/3 | 1円 | 19.6% |
| FY2022/3 | 1円 | 13.1% |
| FY2023/3 | 5円 | 30.2% |
| FY2024/3 | 5円 | 24.4% |
| FY2025/3 | 10円 | 35.1% |
現在、株主優待制度は実施していません。
同社は利益成長に合わせた株主還元を重視しており、配当金を直近数年で大幅に増額させています。業績の拡大に伴い配当性向を維持しながら実質的な増配を継続する方針をとっています。将来的には、財務体質の強化と並行して、さらなる配当水準の向上や株主還元の拡充が期待されます。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
ジェイテックは技術職知財リース事業を主軸に展開しており、近年の業績は営業利益の黒字転換および拡大が特徴的です。FY2021/3期には営業赤字を計上していましたが、エンジニア稼働率の向上や高単価案件の獲得により、FY2025/3期には営業利益が約3.3億円まで回復しました。FY2026/3期はさらなる売上高40億円、営業利益4億円を目指し、成長軌道を維持する見通しです。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -0.4% | 2.1% | - |
| FY2022/3 | -3.2% | 3.0% | - |
| FY2023/3 | 1.8% | 6.5% | - |
| FY2024/3 | 18.6% | 7.9% | 7.1% |
| FY2025/3 | 16.8% | 10.3% | 9.7% |
収益性は、事業構造の改善に伴いROE(自己資本利益率)がFY2025/3期には16.1%まで大幅に向上するなど、資本効率が極めて高まっています。営業利益率はかつてのマイナス水準から、直近では約9.7%まで着実に上昇しており、請負業務や付加価値の高い技術者派遣へのシフトが寄与しています。ROAも10%を超える水準に達しており、資産を効率よく利益に変える体質が確立されました。
財務は安全?
財務健全性は、自己資本比率が64.0%まで上昇するなど非常に良好な状態を維持しています。有利子負債はFY2025/3期時点で約1.7億円まで削減されており、無借金に近いクリーンな財務体質です。純資産も着実に積み上がっており、盤石な財務基盤を背景に今後の成長投資や株主還元を強化できる余力があります。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 1.1億円 | -1,700万円 | 6,800万円 | 9,200万円 |
| FY2022/3 | 6,300万円 | 600万円 | -1.5億円 | 6,900万円 |
| FY2023/3 | 1.6億円 | 400万円 | -1.1億円 | 1.6億円 |
| FY2024/3 | 1.6億円 | -100万円 | -1.3億円 | 1.6億円 |
| FY2025/3 | 2.5億円 | 300万円 | -1.1億円 | 2.5億円 |
営業キャッシュフローは堅調に推移しており、FY2025/3期には約2.5億円のプラスを確保するなど安定したキャッシュ創出能力を有しています。投資活動は最小限の設備投資にとどまっており、潤沢なフリーキャッシュフローを創出できている点が強みです。財務キャッシュフローのマイナスは、稼いだ現金を借入金返済や配当支払いといった株主還元へ充てている証左です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 7,900万円 | 3,900万円 | 49.4% |
| FY2022/3 | 1.2億円 | 5,700万円 | 48.7% |
| FY2023/3 | 2.2億円 | 8,600万円 | 39.4% |
| FY2024/3 | 2.3億円 | 6,200万円 | 27.4% |
| FY2025/3 | 3.3億円 | 1.0億円 | 30.9% |
過去には高い実効税率が適用される時期もありましたが、直近は概ね法定税率に近い30%前後で推移しています。これは税務上の繰越欠損金の解消や、各期の利益水準の向上による影響と考えられます。今後の予想についても安定的な納税水準を見込んでおり、適正な利益管理が行われています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 479万円 | 428人 | - |
従業員平均年収は479万円となっており、技術者派遣業界の中では標準的な水準です。高水準なエンジニア需要を背景に、技術職としての専門性を活かしたキャリア形成と報酬の維持が図られていますが、人材獲得競争の激化が今後の昇給水準に影響を与える可能性があります。
誰がこの会社の株を持ってる?
浮動株比率が高く、株式の流動性が高い反面、株価変動が大きくなりやすい傾向があります。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。
筆頭株主である藤本彰氏が20.05%の株式を保有しており、創業家や創業者による強い影響力が維持されている構造です。SBI証券や楽天証券などの金融機関も名を連ねていますが、全体として安定株主の割合が高い一方で、浮動株比率は比較的限られる傾向にあります。
会社の公式開示情報
役員報酬
主力事業は技術者派遣に特化した「技術職知財リース事業」であり、自動車・半導体分野に強みを持っています。開示資料では、特定業界への依存や人材確保の難しさが主要な事業リスクとして挙げられており、景気動向が直接的に連結業績へ影響を及ぼしやすい体制となっています。
この会社のガバナンスは?
役員11名に対し女性役員が0名(比率0.0%)であり、多様性の確保が今後の重要な経営課題です。監査体制については監査等委員を設置し、専門的な知見から業務執行を監督していますが、企業規模に対しては標準的なガバナンス体制を維持しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2022 | 34億円 | — | 30億円 | -13.1% |
| FY2023 | 35億円 | — | 32億円 | -9.2% |
| FY2024 | 38億円 | — | 32億円 | -13.6% |
| FY2025 | 38億円 | — | 34億円 | -9.6% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 4億円 | — | 3億円 | -6.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現在、FY2026の業績目標を掲げており、売上高40.0億円、営業利益4.0億円を目指しています。直近のFY2025実績は売上高33.9億円、営業利益3.29億円であり、目標達成に向けて順調に進捗していると言えます。一方で、過去の業績予想を振り返ると、売上高の期初予想に対しては4期連続で未達となっており、やや楽観的な計画を立てる傾向が見られます。今後の計画達成には、外部環境の変化に対応しつつ、安定的に技術者人材を確保・育成できるかが重要です。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当金を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。FY2021およびFY2022はTOPIXを上回るパフォーマンス(アウトパフォーム)でしたが、FY2023以降はTOPIXを大幅に下回る(アンダーパフォーム)状況が続いています。これは、同期間のTOPIXが大幅に上昇した一方で、当社の株価が比較的安定した(悪く言えば停滞した)値動きに留まったことが主な要因と考えられます。今後は、業績成長を株価上昇へつなげられるかが、TSR向上の鍵となります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 139.2万円 | +39.2万円 | 39.2% |
| FY2022 | 160.0万円 | +60.0万円 | 60.0% |
| FY2023 | 205.4万円 | +105.4万円 | 105.4% |
| FY2024 | 212.3万円 | +112.3万円 | 112.3% |
| FY2025 | 205.4万円 | +105.4万円 | 105.4% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
同社のPERは8.0倍と、サービス業の業界平均18.5倍を大幅に下回っており、株価は割安な水準にあると評価できます。PBRも1.35倍と業界平均の1.8倍より低く、資産価値の面でも割安感があります。信用取引では売り残がなく買い残のみが積み上がっており、将来の株価上昇を期待する個人投資家が多い一方、需給面での重さも懸念されます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
株式会社ジェイテックは創業30周年を迎え、記念プレスリリースを配信。
企業の課題を最適なシステム開発で支援する「受託開発サービス」の新ランディングページを公開。
「ハタラクエール2026」および「健康経営優良法人2026」に連続認定され、人的資本経営の強化をアピール。
最新ニュース
ジェイテック まとめ
ひとめ診断
「技術者派遣の老舗が、日本の製造業を支える『技術商社』として復活の狼煙を上げている」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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