アルプス技研4641
Altech Corporation
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが毎日乗っている自動車や、家で使っているスマートフォンや家電製品。これらの製品が開発される過程では、非常に高度な技術を持つエンジニアがたくさん関わっています。アルプス技研は、そんな『ものづくりのプロ』である技術者を、大手メーカーに派遣している会社です。普段私たちが目にする製品の設計図を描いたり、性能をテストしたりする裏側で、アルプス技研の技術者たちが活躍しています。あなたの生活を便利にする様々な製品は、彼らの技術力によって支えられているのです。
技術者派遣の国内大手。2025期は売上高526.5億円、営業利益53.97億円と増収増益を達成し、安定した成長を継続しています。主力である自動車・電機メーカー向けのアウトソーシング事業が堅調な一方、M&Aを通じて農業ロボットや航空宇宙といった新領域へも進出中です。連結配当性向50%以上を目標に掲げ、積極的な株主還元姿勢も示しています。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 12月
- 本社
- 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-5 クイーンズタワーC 18階
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
FY2025/12実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 21.2% | 13.7% | - |
| 2022/12期 | 22.5% | 14.6% | - |
| 2023/12期 | 22.7% | 15.0% | - |
| 2024/12期 | 20.7% | 13.8% | 10.3% |
| 2025/12期 | 20.3% | 13.9% | 10.3% |
| 2025/12期 | 20.3% | 13.9% | 10.3% |
同社は効率的な営業体制と高単価案件へのシフトにより、営業利益率10%前後の高い水準を安定して維持しています。売上高営業利益率が安定している背景には、派遣技術者の専門性を高める教育投資と、顧客企業のニーズに対するきめ細かな対応があります。ROE(自己資本利益率)は20%前後で推移しており、株主資本を効率的に活用した非常に優れた収益性を実現しています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 393億円 | — | 31.0億円 | 50.3 | — |
| 2022/12期 | 436億円 | — | 34.2億円 | 56.5 | +11.2% |
| 2023/12期 | 462億円 | — | 37.0億円 | 61.7 | +5.9% |
| 2024/12期 | 499億円 | 51.6億円 | 36.8億円 | 61.7 | +7.9% |
| 2025/12期 | 527億円 | 54.0億円 | 39.8億円 | 67.6 | +5.6% |
アルプス技研は、機械・電気・電子分野を中心としたエンジニア派遣事業を主力としており、継続的な稼働人数の増加と単価向上により堅調な成長を続けています。直近の2025/03期には売上高約526億円、営業利益約54億円を達成し、積極的な採用活動とプロジェクト一括受注の拡大が寄与しました。今後も高まる技術者需要を背景に、2026/03期もさらなる増収増益を見込んでいます。 【2025/12期実績】売上527億円(前期比5.6%)、営業利益54億円、純利益40億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
主な事業は技術者派遣・アウトソーシングであり、製造業の製品開発における設計・開発工程を一括受注する高付加価値モデルを推進しています。開示情報からは、景気動向による製造業の設備投資リスクや、採用難に伴うコスト増が主要な事業リスクとして特定されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 527億円 | — | 527億円 | -0.1% |
| 2024期 | 495億円 | — | 499億円 | +0.7% |
| 2023期 | 466億円 | — | 462億円 | -0.8% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 54億円 | — | 54億円 | -0.1% |
| 2024期 | 52億円 | — | 52億円 | -0.8% |
| 2023期 | 50億円 | — | 50億円 | -0.4% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は具体的な中期経営計画の開示よりも、毎期の業績予想を堅実に達成することに重きを置いているようです。2026期の業績予想を実質的な経営目標と見なすと、売上高555億円、営業利益57億円がターゲットとなります。直近の実績(2025期)は売上高526.5億円、営業利益53.97億円で、進捗率は約95%と順調です。過去の業績予想の精度は非常に高く、期初予想からの乖離が1%未満に収まる年が多く、経営の安定感と計画遂行能力の高さがうかがえます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
譲渡制限付株式報酬としての自己株式処分を実施し、中長期的な企業価値向上を推進。
2025年12月期連結決算にて売上高526.5億円を達成し、堅調な成長を証明。
連結子会社の再編と事業譲渡契約締結を決議し、経営効率の最適化を加速。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれもFY2025/12末時点
アルプス技研の財務体質は極めて強固であり、自己資本比率が約70%と高い健全性を誇ります。有利子負債は極めて限定的であり、長年にわたり実質無借金経営に近い状態を維持してきました。強固な資産背景をもとに、事業拡大のためのM&Aや先行投資を行うための十分な財務余力を有しています。 【2025/12期】総資産293億円、純資産204億円、自己資本比率66.0%、有利子負債2.1億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 31.7億円 | ▲2.2億円 | ▲17.3億円 | 29.5億円 |
| 2022/12期 | 36.6億円 | ▲1.3億円 | ▲28.8億円 | 35.4億円 |
| 2023/12期 | 32.1億円 | 1.4億円 | ▲26.8億円 | 33.5億円 |
| 2024/12期 | 45.9億円 | ▲3.7億円 | ▲24.9億円 | 42.2億円 |
| 2025/12期 | 33.7億円 | ▲2.4億円 | ▲24.7億円 | 31.3億円 |
営業キャッシュフローは本業の好調さを反映して安定的に黒字を確保しており、潤沢なフリーキャッシュフローを配当や株主還元に振り向ける好循環が形成されています。投資キャッシュフローは、事業拡大に伴う設備投資や子会社化を目的とした支出が中心です。財務キャッシュフローのマイナスは、配当金の支払いや自己株式の取得等による株主還元の結果であり、非常に健全な資金繰りといえます。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は9.1%であり、取締役会における多様性確保が今後の課題です。監査役会設置会社として監査体制を整備し、企業規模に見合ったガバナンス機能を維持しており、透明性の高い経営情報の開示を推進しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 558万円 | 6,265人 | - |
平均年収は558万円で、技術者派遣業界の中ではエンジニアの専門性や稼働状況に応じて安定的な水準を維持しています。近年、人材獲得競争が激化する中で、優秀な技術者を確保するための採用費増と、それを支えるための適正な報酬体系の維持が重要な経営課題となっています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
同社のTSR(株主総利回り)は、過去5年間においてTOPIXのパフォーマンスを下回る(アンダーパフォーム)傾向にあります。これは、安定的な増配は続いているものの、株価の伸びが市場平均に追いついていないことが主な要因です。特に2025期はTOPIXが+213.2%と大幅に上昇したのに対し、同社は+151.2%にとどまりました。高配当による下支えはあるものの、キャピタルゲインを狙う投資家からの評価が限定的であったことが示唆されます。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/12期 | 32.67円 | 50.4% |
| 2017/12期 | 38.67円 | 100.2% |
| 2018/12期 | 26.67円 | 58.6% |
| 2020/12期 | 25円 | 50.3% |
| 2021/12期 | 25.33円 | 50.3% |
| 2022/12期 | 28.33円 | 50.2% |
| 2023/12期 | 34.33円 | 55.6% |
| 2024/12期 | 31円 | 50.3% |
| 2025/12期 | 36円 | 53.3% |
現在、株主優待制度は実施していません。
アルプス技研は、経営環境の変化に柔軟に対応しつつ、連結配当性向50%以上を目途とした株主還元を重視する配当方針を掲げています。安定的な利益成長と高い収益性を背景に、積極的に利益を株主に還元する姿勢です。今後も業績に連動した無理のない高配当の維持が見込まれます。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 94.2万円 | ▲5.8万円 | -5.8% |
| 2022期 | 107.7万円 | 7.7万円 | 7.7% |
| 2023期 | 139.5万円 | 39.5万円 | 39.5% |
| 2024期 | 140.3万円 | 40.3万円 | 40.3% |
| 2025期 | 151.2万円 | 51.2万円 | 51.2% |
※ 株価と配当をもとに配当込みで試算したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。直近期は有価証券報告書が未提出のため株価から試算しています。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
マーケットデータを見ると、信用買い残が売り残を上回る状況で、信用倍率は3.36倍と標準的な水準です。業界比較では、PERは業界平均に対してやや割安な水準にある可能性があります。一方で、配当利回りは4.15%と業界平均を大きく上回っており、高配当銘柄としての魅力が際立っています。時価総額は539億円と、業界大手と比較すると中堅規模に位置づけられます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 45.8億円 | 14.8億円 | 32.3% |
| 2022/12期 | 45.6億円 | 11.4億円 | 25.1% |
| 2023/12期 | 50.5億円 | 13.6億円 | 26.9% |
| 2024/12期 | 53.1億円 | 16.4億円 | 30.8% |
| 2025/12期 | 55.4億円 | 15.6億円 | 28.2% |
法人税等の支払額は、税引前利益の増大に合わせて概ね適正な範囲で推移しています。実効税率が年によって変動しているのは、税制改正の影響や繰延税金資産の調整などが要因と考えられます。法的な義務を果たしながら、安定した収益基盤から納税が行われています。
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アルプス技研 まとめ
「日本のものづくりを支える技術者集団が、農業や宇宙まで手を広げる『技術のデパート』」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。