(株)プラップジャパン
PRAP Japan,Inc.
最終更新日: 2026年3月20日
戦略的コミュニケーションをリードする総合PR会社
日本・アジアにおいてPRを起点にデータを活用し、社会の課題を解決する存在となる
この会社ってなに?
あなたがテレビやウェブニュースで目にする新商品の話題や企業の取り組み、実はその多くがPR会社の仕掛けたものです。プラップジャパンは、企業が社会にメッセージを届けるための戦略を練り、メディアを通じて世の中に広める裏方のプロフェッショナルです。SNSでバズっている話題や、普段何気なく見ているトレンドの裏側で、同社のサービスがあなたの情報収集を形作っているかもしれません。
総合PR会社の老舗であるプラップジャパンは、従来の広報支援にとどまらず、PRオートメーションなどのデータ活用や積極的なM&A(ソーシャルワイヤーの子会社化等)で事業領域を拡大しています。FY2025は売上高73.9億円、営業利益7.18億円を記録し、次期は売上高81.0億円、営業利益8.12億円を見込んでいます。時価総額50億円ながら安定した収益基盤と約3.8%の配当利回りを有し、投資家目線でも底堅いバリュー銘柄としての側面を持っています。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 8月
- 本社
- 東京都港区赤坂9-7-2 ミッドタウン・イースト8階
- 公式
- www.prap.co.jp
社長プロフィール

日本およびアジアにおいて、PRを起点にデータを活用し、広報・マーケティング・経営領域の課題解決を目指しています。従来の価値観を尊重しつつ、変化を恐れず新たな価値を提供し続けます。
この会社のストーリー
PRの専門会社として誕生し、企業のコミュニケーション支援をスタートさせました。
総合PR会社としての地位を確立し、2005年7月に新規上場を果たして事業基盤をさらに強固にしました。
「PRオートメーション」などのDXツールを活用し、IR・PR領域の総合的なデジタル支援を開始しました。
ソーシャルワイヤーの連結子会社化やポインツシンガポールの子会社化を通じ、海外事業や新規領域への挑戦を加速させています。
中期経営計画にて、2027年8月期に売上高100億円、営業利益11億円を掲げ、次なる成長ステージへ突き進んでいます。
注目ポイント
各業界・専門分野に精通した数多くのスペシャリストを擁し、企業の経営戦略や財務情報を正確に伝える戦略的コミュニケーションを提供しています。
PRとDXを掛け合わせた新サービスの開発や、20億円規模のM&A投資計画を掲げ、アジア市場も含めた事業基盤の拡大を積極的に進めています。
予想配当利回りが3.7%〜3.9%程度と高く、事業成長とともに株主への安定的な利益還元を継続している点は投資家にとって大きな魅力です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/8 | 33円 | 34.8% |
| FY2017/8 | 35円 | 31.8% |
| FY2018/8 | 37円 | 27.5% |
| FY2019/8 | 39円 | 38.3% |
| FY2020/8 | 40円 | 91.8% |
| FY2021/8 | 40円 | 114.9% |
| FY2022/8 | 40円 | 101.9% |
| FY2023/8 | 40円 | 40.0% |
| FY2024/8 | 40円 | 77.8% |
| FY2025/8 | 41円 | 38.2% |
なし
同社は成長投資と株主還元のバランスを重視しており、安定的な配当の維持を基本方針としています。利益の成長に伴い配当性向は適正水準へ収束しつつあり、株主還元を重視する姿勢が明確です。約3.8%という高い配当利回りは、同社の安定した収益基盤と将来の配当成長への期待を反映しています。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
同社の売上高は2期連続で増収を達成しており、FY2025/3には約74億円に到達するなど成長基盤を拡大させています。営業利益も堅調に推移し、FY2026/3には約8億円を見込むなど収益の積み上げが進んでいます。積極的な事業展開により純利益も大幅に伸長しており、安定した業績成長モデルを確立しつつあります。 【2Q FY2026/8実績】売上36億円(通期予想比44%)、営業利益2.6億円(同32%)、純利益1.5億円(同30%)。
事業ごとの売上・利益
国内PR・広報コンサルティングが中核。メディアリレーション・危機管理等を展開
デジタルマーケティング・SNS運用支援。投資先行で赤字
中国・東南アジアでのPR事業
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/8 | 11.2% | 8.2% | 12.1% |
| FY2017/8 | 12.3% | 9.1% | 12.4% |
| FY2018/8 | 13.7% | 10.1% | 13.3% |
| FY2019/8 | 9.6% | 7.4% | 11.3% |
| FY2020/8 | 4.0% | 3.3% | 5.1% |
| FY2021/8 | 3.2% | 2.5% | 3.8% |
| FY2022/8 | 3.4% | 2.6% | 7.0% |
| FY2023/8 | 8.5% | 6.6% | 11.0% |
| FY2024/8 | 4.2% | 3.3% | 8.3% |
| FY2025/8 | 8.6% | 6.8% | 9.7% |
| 2Q FY2026/8 | 2.9%(累計) | 2.1%(累計) | 7.3% |
収益性については、営業利益率がFY2024/3の8.3%からFY2025/3には9.7%へと改善しており、高効率な経営体制へのシフトが鮮明です。ROE(自己資本利益率)も8.5%へ大きく向上し、資本を効率的に活用した利益創出能力が高まっています。この収益性向上は、広報PR領域における付加価値の高いサービス提供への転換が寄与しています。
財務は安全?
財務健全性は極めて高く、有利子負債ゼロという盤石な無借金経営を維持しています。自己資本比率も76.5%と高い水準を保っており、外部環境の変化に強い強固な財務体質を有しています。潤沢な自己資本を背景に、将来的な成長投資や安定的な株主還元を実行できる余力を十分に備えています。 【2Q FY2026/8】総資産72億円、純資産57億円、自己資本比率71.7%。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/8 | 4.3億円 | -2,500万円 | -1.5億円 | 4.1億円 |
| FY2017/8 | 4.4億円 | -400万円 | -2.4億円 | 4.4億円 |
| FY2018/8 | 4.8億円 | -4,200万円 | -2.3億円 | 4.4億円 |
| FY2019/8 | 6.9億円 | -1,000万円 | -2.5億円 | 6.8億円 |
| FY2020/8 | 3.2億円 | -2,300万円 | -1.3億円 | 2.9億円 |
| FY2021/8 | 2.2億円 | -6.9億円 | -3.1億円 | -4.7億円 |
| FY2022/8 | 4.0億円 | 1.2億円 | 1.6億円 | 5.2億円 |
| FY2023/8 | 7.9億円 | 3,600万円 | -1.9億円 | 8.3億円 |
| FY2024/8 | 4.9億円 | -3,700万円 | -2.1億円 | 4.5億円 |
| FY2025/8 | 6.0億円 | -3.1億円 | -3.7億円 | 2.8億円 |
営業活動によるキャッシュフローはFY2025/3に約6億円となり、本業での稼ぐ力が一段と強まっています。投資キャッシュフローのマイナス拡大は、成長に向けた戦略的なM&Aや子会社化による投資支出が反映されたものです。財務活動によるキャッシュフローのマイナスは配当支払いや借入返済等によるものであり、強固な営業CFを原資とした規律ある資本配分が行われています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/8 | 6.5億円 | 2.7億円 | 41.7% |
| FY2017/8 | 8.1億円 | 3.7億円 | 45.8% |
| FY2018/8 | 9.2億円 | 3.8億円 | 41.3% |
| FY2019/8 | 7.0億円 | 2.9億円 | 41.8% |
| FY2020/8 | 2.6億円 | 8,600万円 | 33.1% |
| FY2021/8 | 3.4億円 | 2.0億円 | 58.3% |
| FY2022/8 | 4.4億円 | 2.8億円 | 64.4% |
| FY2023/8 | 7.5億円 | 3.1億円 | 41.6% |
| FY2024/8 | 5.8億円 | 3.5億円 | 60.8% |
| FY2025/8 | 7.3億円 | 2.6億円 | 35.0% |
FY2024/3の実効税率が一時的に60%超と高水準でしたが、これは税務上の調整や繰延税金資産の影響による一時的な要因です。FY2025/3以降は35%前後の水準に落ち着いており、標準的な税負担範囲内に戻っています。今後は業績拡大に伴う税引前利益の向上により、適正な納税が行われる見通しです。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 662万円 | 378人 | - |
従業員平均年収は662万円であり、PR・広告業界の平均水準と比較して専門性の高さを反映した堅実な給与体系を維持しています。近年はPR事業の付加価値向上やDX推進に伴う人材確保のため、継続的な報酬水準の安定化が図られています。
誰がこの会社の株を持ってる?
経営者・創業家が約28%を保有するオーナー経営企業です。 安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 Cavendish Square(Omnicom系、21.08%)と創業家の矢島家(矢島婦美子19.94%+矢島さやか8.28%)が合わせて約49%を保有し、グローバルPRネットワークと独立経営のバランスが特徴です。
世界最大のPR会社Omnicom Group傘下のFleishman-Hillard(Cavendish Square)が21%を保有。創業家(矢島家)も約28%を保有し、グローバルPRネットワークと独立経営のバランスが特徴。
会社の公式開示情報
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| コミュニケーションサービス事業 | 47.0億円 | 6.34億円 | 13.5% |
| デジタルソリューション事業 | 7.83億円 | -0.4億円 | -5.1% |
| 海外事業 | 1.91億円 | 1.01億円 | 52.9% |
主な収益源は戦略的広報(PR)支援およびコンサルティング事業であり、外資系企業を中心とした顧客基盤が強みです。現在はM&Aや新規事業開発を軸とした成長戦略を推進しており、中長期的な収益拡大と市場シェアの確保が経営上の重要課題となっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 65億円 | — | 69億円 | +5.8% |
| FY2025 | 74億円 | — | 74億円 | +0.3% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 6億円 | — | 6億円 | +4.0% |
| FY2025 | 6億円 | — | 7億円 | +19.7% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
プラップジャパンは、2027年8月期に向けた中期経営計画で売上高100億円、営業利益11億円を掲げています。既存のPR事業の安定成長に加え、ソーシャルワイヤーの連結子会社化やシンガポール法人の子会社化など、積極的なM&Aがトップライン成長を牽引しています。FY2025の実績は営業利益で事前予想を大きく上回っており、計画達成に向けた進捗は順調に推移しています。
株の売買状況と今後の予定
プラップジャパンは、PER9.4倍、PBR0.89倍と業界平均と比較して割安な水準に放置されています。一方で、配当利回りは約3.8%と高く、下値不安の少ないインカムゲイン狙いの投資家にとって魅力的な水準と言えます。信用買い残が23万株ほど存在するため、短期的な需給の重しになる可能性には留意が必要です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
2027年8月期に売上高100億円を目指す新中期経営計画を策定し、成長基盤の構築を公表しました。
ソーシャルワイヤー社との資本業務提携により、広報支援体制の強化と事業シナジーの創出を図りました。
2025年8月期の売上高73.9億円、営業利益7.18億円の着実な業績達成を報告しました。
最新ニュース
(株)プラップジャパン まとめ
ひとめ診断
「PRの老舗が、データ活用とM&Aの力で次世代型コミュニケーション企業へ変革中」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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