中央倉庫9319
Chuo Warehouse Co.,Ltd.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが普段インターネットで注文した商品が、なぜ次の日には正確に手元へ届くのでしょうか。また、スーパーマーケットやコンビニに行くと、いつも欲しい商品が棚に並んでいるのはなぜでしょう。その裏側では、中央倉庫のような物流会社が活躍しています。メーカーから預かった大切な商品を巨大な倉庫で安全に保管し、注文があれば迅速に梱包して、店舗やあなたの家まで届けるための準備をしています。私たちの便利な生活は、こうした物流のプロフェッショナルによって支えられているのです。
京都を本拠地とする総合物流企業。2025期は売上高278.4億円(前期比+5.0%)、営業利益21.89億円(同+13.2%)と着実な成長を見込む。新中期経営計画「NEXT CS-100」を掲げ、梱包サービス会社テスパックの買収やDX投資など、次の成長に向けた施策を加速。PBRは0.78倍と依然として割安水準だが、8期連続の増配予定など株主還元への意識も高まっており、市場の再評価が期待される。
会社概要
- 業種
- 倉庫・運輸関連業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 京都府京都市下京区朱雀内畑町41番地
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
FY2025/3実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 3.2% | 2.6% | - |
| 2022/03期 | 3.3% | 2.6% | - |
| 2023/03期 | 4.1% | 3.1% | - |
| 2024/03期 | 3.8% | 3.0% | 7.3% |
| 2025/03期 | 3.5% | 2.7% | 7.9% |
| 3Q FY2026/3 | 3.3%(累計) | 2.2%(累計) | 7.6% |
収益性については、営業利益率が7%から8%台で安定的に推移しており、倉庫業界の中でも一定の採算性を確保しています。一方で、ROE(自己資本利益率)は3%から4%の範囲にとどまっており、資本効率の向上が今後の重要な経営課題です。限られた資産をいかに効率よく活用し、利益成長を加速させるかが注目されます。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 259億円 | — | 13.1億円 | 68.9円 | — |
| 2022/03期 | 239億円 | — | 13.5億円 | 71.3円 | -7.7% |
| 2023/03期 | 259億円 | — | 17.1億円 | 90.0円 | +8.1% |
| 2024/03期 | 265億円 | 19.3億円 | 17.0億円 | 89.4円 | +2.5% |
| 2025/03期 | 278億円 | 21.9億円 | 15.9億円 | 84.5円 | +5.0% |
中央倉庫の業績は、物流需要の底堅さを背景に売上高が緩やかな成長基調を維持しています。2021/03期から2025/03期にかけて、営業利益は安定して20億円前後を推移し、強固な収益基盤を確立しました。今期は物流DXの推進や梱包サービスの強化が寄与し、過去最高水準の純利益18億円を見込むなど、堅調な業績推移を予測しています。 【3Q 2026/03期実績】売上211億円(通期予想比74%)、営業利益16億円(同71%)、純利益13億円(同74%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
倉庫・運輸関連業の同業他社平均と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によると、同社は倉庫業を核としつつ、運輸や梱包等の付帯事業を組み合わせた複合的な物流サービスを展開しています。事業上の主なリスクとして、物流業界特有の激しい競合環境や価格競争、また物流拠点における設備投資の負担や為替・燃料価格の変動によるコスト増加が挙げられます。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 275億円 | — | 278億円 | +1.2% |
| 2024期 | 275億円 | — | 265億円 | -3.6% |
| 2023期 | 257億円 | — | 259億円 | +0.7% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 21億円 | — | 22億円 | +6.8% |
| 2024期 | 23億円 | — | 19億円 | -15.8% |
| 2023期 | 22億円 | — | 21億円 | -4.2% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現在進行中の第8次中期経営計画「NEXT CS-100」では、最終年度2027期に営業収益315億円、営業利益25億円という過去最高益水準の目標を掲げています。直近の2025期実績ベースでは進捗率88%前後と順調な滑り出しです。ただし、過去の業績予想は期初計画に対して未達となるケースも見られ、特に2024期は利益が15.8%下振れしました。計画達成の鍵は、買収したテスパック社の事業シナジーと、進行中のDX投資による生産性向上が握るでしょう。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
梱包・通関業務のテスパックを買収し、物流の川上・川下機能の統合を推進。
代表取締役社長執行役員が交代し、次世代の物流経営体制へと移行。
中期経営計画「NEXT CS-100」を発表し、営業利益22.50億円を目指す成長戦略を明示。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q FY2026/3末時点
財務健全性は極めて高く、自己資本比率は77%超という強固な水準を維持しています。2024/03期以降は借入金が発生していますが、潤沢な資産背景があるため財務の安定性に揺るぎはありません。長年にわたる着実な利益蓄積により、極めて高い支払い能力と経営の安定性を実現しています。 【3Q 2026/03期】総資産620億円、純資産481億円、自己資本比率64.8%、有利子負債72億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 29.0億円 | ▲23.9億円 | ▲1.4億円 | 5.2億円 |
| 2022/03期 | 22.6億円 | ▲19.2億円 | ▲5.2億円 | 3.4億円 |
| 2023/03期 | 40.8億円 | ▲32.3億円 | 3.5億円 | 8.5億円 |
| 2024/03期 | 28.4億円 | ▲13.4億円 | ▲11.7億円 | 15.0億円 |
| 2025/03期 | 41.2億円 | ▲20.5億円 | ▲20.5億円 | 20.7億円 |
営業キャッシュフローは毎期安定して20億円から40億円台を創出しており、本業による稼ぐ力の強さを示しています。投資キャッシュフローは倉庫設備への更新投資が中心であり、将来の成長を見据えた資本投下を継続しています。潤沢なフリーキャッシュフローを背景に、配当の増額や借入の抑制といった柔軟な財務戦略が可能な体制です。
この会社のガバナンスは?
監査体制については3,400万円の報酬が支払われており、適切な監視機能が維持されています。女性役員比率は10.0%と、さらなるダイバーシティの推進が今後のガバナンス強化の課題といえます。連結子会社3社を擁し、堅実な経営体質を維持しているのが同社の規模感です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 553万円 | 696人 | - |
従業員の平均年収は553万円であり、倉庫・運輸業界の平均的な水準を維持しています。近年、物流業界全体で人件費の上昇傾向が続いており、同社も優秀な人材確保や処遇改善のために昇給に取り組んでいることが、年収推移の背景にあると考えられます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。当社のTSRは、2021期から2025期までの5年間、一貫して市場平均であるTOPIXを下回る(アンダーパフォーム)状況が続いていました。これは、安定配当は出すものの、株価が長らく市場全体の成長から取り残されていたことを意味します。しかし、直近1年での株価上昇は著しく、このアンダーパフォームの状況から脱却する兆しが見え始めています。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 22.5円 | 31.4% |
| 2017/03期 | 22.5円 | 37.7% |
| 2018/03期 | 24.5円 | 37.1% |
| 2019/03期 | 22.5円 | 51.9% |
| 2020/03期 | 22.5円 | 35.3% |
| 2021/03期 | 22.5円 | 32.7% |
| 2022/03期 | 24円 | 33.7% |
| 2023/03期 | 28円 | 31.1% |
| 2024/03期 | 30円 | 33.5% |
| 2025/03期 | 36円 | 42.6% |
| 権利確定月 | 3月・9月 |
配当方針として安定的な利益還元を重視しており、継続的な増配傾向が投資家から評価されています。配当性向は30%から40%程度の水準で推移しており、収益拡大に応じた柔軟な還元姿勢を示しています。今後も強固な財務基盤を維持しながら安定配当を継続する方針です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 95.7万円 | ▲4.3万円 | -4.3% |
| 2022期 | 86.0万円 | ▲14.0万円 | -14.0% |
| 2023期 | 96.1万円 | ▲3.9万円 | -3.9% |
| 2024期 | 103.9万円 | 3.9万円 | 3.9% |
| 2025期 | 129.7万円 | 29.7万円 | 29.7% |
※ 株価と配当をもとに配当込みで試算したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。直近期は有価証券報告書が未提出のため株価から試算しています。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
同業種(倉庫・運輸関連業)の平均PBRが1.2倍であるのに対し、当社は0.78倍と顕著な割安水準にあります。PERは19.7倍と業界平均に近く、利益面では妥当な評価です。信用倍率は2.67倍と買い残が多く、株価上昇を期待する個人投資家が多い一方、将来的な売りの圧力となる可能性もあります。株価は52週高値圏にあり、市場がPBR1倍割れの是正を意識し始めていることがうかがえます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 19.2億円 | 6.1億円 | 32.0% |
| 2022/03期 | 20.8億円 | 7.3億円 | 35.0% |
| 2023/03期 | 24.3億円 | 7.3億円 | 29.8% |
| 2024/03期 | 22.3億円 | 5.3億円 | 23.8% |
| 2025/03期 | 24.3億円 | 8.4億円 | 34.7% |
法人税等の支払いは、連結業績に基づく所得に対して適切に行われています。実効税率は概ね30%前後で推移しており、税務上の大きな変動要因は認められません。2024/03期のように税負担率が一時的に低下するケースもありますが、基本的には国内の標準的な税率水準に収束しています。
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「京都地盤の堅実物流、M&AとDXで『次の100年』へ静かにアクセルを踏む老舗」
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