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SGホールディングス9143

SG HOLDINGS CO.,LTD.

プライムUpdated 2026/03/29
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 52円
安全性
普通
自己資本比率 39.3%
稼ぐ力
普通
ROE 8.4%(累計)
話題性
好評
ポジ 55%

この会社ってなに?

あなたがインターネットで注文した商品、青と白のトラックでおなじみの「佐川急便」が届けていませんか?あの佐川急便を運営しているのが、このSGホールディングスです。皆さんが普段利用するネットショッピングの荷物を、日本全国のご家庭や会社へ届けるのが中核事業です。それだけでなく、企業の倉庫で商品を管理したり、海外へ荷物を送ったりと、物流のあらゆる場面で活躍しています。最近では、スーパーのお惣菜や冷凍食品などを新鮮なまま届けるための専門物流にも力を入れており、皆さんの「欲しいものが、欲しいときに届く」という当たり前の日常を、裏側から力強く支えている会社なのです。

佐川急便を中核とする国内物流大手。直近の2025期決算では、売上高1兆4,792億円、営業利益878億円と増収減益を記録しました。コロナ禍のEC需要拡大を追い風に成長しましたが、足元では燃料費高騰や人件費増加が利益を圧迫しています。この状況を打破すべく、台湾の半導体物流企業モリソン・エクスプレスを約1,365億円で買収するなど、成長領域である国際物流や低温物流(コールドチェーン)へのM&Aを加速させています。新中期経営計画「SGH Story 2027」では、デリバリー事業の安定成長とロジスティクス事業の拡大を両輪で進める方針です。

陸運業プライム市場

会社概要

業種
陸運業
決算期
3月
本社
京都府京都市南区上鳥羽角田町68番地

サービスの実績は?

52
1株当たり年間配当金
2025期実績
+2.0% YoY
+12.3%
連結売上高成長率 (YoY)
2025期実績
増収
-1.5%
連結営業利益成長率 (YoY)
2025期実績
減益
1,365億円
M&A投資額 (モリソン・エクスプレス買収)
2025年2月発表
1,200億円超
M&A投資額 (C&FロジHD買収)
2024年実施
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
8.4%(累計)
株主資本の利回り
ROA
3.9%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
5.9%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期18.4%9.4%-
2022/03期23.3%12.5%-
2023/03期23.4%13.9%-
2024/03期10.1%6.5%6.8%
2025/03期9.9%6.0%5.9%
3Q FY2026/38.4%(累計)3.9%(累計)5.9%

売上高営業利益率は、コスト構造の変化や投資負担により、2022/03期の9.8%をピークに直近では5.9%まで低下しています。ROE(自己資本利益率)も同様に、資本効率の低下が課題となっており、2025年3月期は9.9%の水準にとどまりました。今後はデジタル化や効率的な拠点配置を進め、低下した利益率と資本効率の早期回復が求められます。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期1.3兆円743億円117.0円-
2022/03期1.6兆円1,067億円168.0円+21.1%
2023/03期1.4兆円1,265億円199.6円-9.7%
2024/03期1.3兆円892億円583億円93.0円-8.2%
2025/03期1.5兆円878億円581億円92.9円+12.3%

当社の業績は、物流事業における競争激化やコスト上昇の影響により、近年は営業利益が下落傾向にあり、2025年3月期の営業利益は878億円となりました。一方で、売上高は国内外の物流需要を背景に底堅い推移を維持しており、2026年3月期には1兆6,290億円の収益を見込んでいます。今後は、台湾の物流企業買収など国際物流の拡大を通じ、持続的な成長と収益性の改善を目指す計画です。 【3Q 2026/03期実績】売上1.2兆円(通期予想比76%)、営業利益725億円(同80%)、純利益445億円(同78%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

陸運業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
8.4%(累計)
業界平均
10.1%
営業利益率下回る
この会社
5.9%
業界平均
10.6%
自己資本比率上回る
この会社
39.3%
業界平均
36.4%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

4億9,100万円
取締役5名の合計

EDINET開示情報によると、売上高の大部分を佐川急便を中心としたデリバリー事業が占めています。国際物流やロジスティクス事業の拡大を成長戦略の柱としていますが、今後のリスク要因として、燃料価格の高騰や人手不足による人件費の上昇が利益を圧迫する可能性が懸念されています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
旧中計は利益目標が大幅未達。業績予想も下振れ傾向が続き、計画達成力には課題。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画「SGH Story 2027」
2026期〜2028期
営業収益: 目標 1兆7,400億円 順調 (1兆4,792億円 (FY2025実績))
85%
営業利益: 目標 1,000億円 順調 (878億円 (FY2025実績))
87.8%
(旧)中期経営計画「SGH Story 2024」
2023期〜2025期
営業収益: 目標 1兆6,290億円 未達 (1兆4,792億円)
90.8%
営業利益: 目標 1,600億円 未達 (878億円)
54.9%
ROE: 目標 13%以上 未達 (9.4%)
72.3%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期1兆6,290億円1兆4,792億円-9.2%
2024期1兆3,800億円1兆3,169億円-4.6%
2023期1兆6,500億円1兆4,346億円-13.0%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期910億円878億円-3.5%
2024期1,055億円892億円-15.4%
2023期1,420億円1,353億円-4.7%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

SGホールディングスは現在、新中期経営計画「SGH Story 2027」を推進中です。2028期年3月期に営業収益1.74兆円、営業利益1,000億円を目標に掲げています。しかし、前期の中計「SGH Story 2024」では、最終年度の営業利益目標1,600億円に対し実績は878億円と大幅な未達に終わりました。過去3年間の業績予想も連続で下回っており、外部環境の変化に対する計画の修正力・達成力に課題を残しています。株主としては、新中計で掲げたM&A戦略が利益にどう貢献していくか、慎重に見極める必要があります。

どんな話題が多い?

経営戦略・M&A45%
決算・財務30%
DX・オープンイノベーション15%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, 東洋経済オンライン
業界内ランキング
上位 15%
陸運業 120社中 18位
報道のトーン
55%
好意的
25%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年2月海外買収

台湾の物流会社モリソン・エクスプレスを約1360億円で買収し、国際物流網の強化を発表。

2025年3月新中計策定

2026年3月期から2028年3月期を対象とした中期経営計画「SGH Story 2027」を策定。

2026年2月決算発表

第3四半期累計の経常利益が前年同期比5.3%減となり、収益環境の厳しさが表面化した。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率39.3%
0%20% (注意ライン)35% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
3,956億円
借金(有利子負債)
Net Assets
5,318億円
会社の純資産

財務健全性は、自己資本比率が55.8%と安定的な水準を維持しており、強固な基礎を築いています。一方で、積極的なM&A投資や設備投資の増加に伴い、有利子負債が2025/03期時点で6,223億円まで増加しています。今後は、キャッシュフローを伴う事業拡大と並行し、負債のコントロールが中長期的な経営安定の鍵となります。 【3Q 2026/03期】総資産1.3兆円、純資産5318億円、自己資本比率39.3%、有利子負債3956億円。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
Operating CF
+1,186億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-1,647億円
投資に使ったお金
Financing CF
+140億円
借入・返済など
Free CF
-461億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期1,213億円5.0億円1,219億円1,218億円
2022/03期818億円453億円254億円366億円
2023/03期1,654億円280億円1,055億円1,934億円
2024/03期776億円414億円703億円363億円
2025/03期1,186億円1,647億円140億円461億円

営業キャッシュフローは安定的に創出されていますが、成長投資として大規模な設備投資や他社買収を積極的に実施しているため、投資キャッシュフローがマイナスとなる期が目立ちます。2025/03期には投資額が大幅に拡大し、フリーキャッシュフローが一時的にマイナス461億円となりました。これは将来の事業基盤構築に向けた前向きな支出であり、中長期的な競争力向上を優先する姿勢を示しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 12名)
女性 1名(8.3% 男性 11
8%
92%
監査報酬
1億9,000万円
連結子会社数
169
設備投資額
444.4億円
平均勤続年数(従業員)
9.8
臨時従業員数
45753

女性役員比率は8.3%とさらなる多様性の向上が課題ですが、専門的なガバナンス体制を構築しており、監査報酬として年間1億9,000万円を投じるなど、適正な企業統治に注力しています。連結子会社169社を抱える巨大グループとして、経営の透明性と効率性の両立を目指しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主68.5%
浮動株31.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関30.5%
事業法人等38%
外国法人等17.1%
個人その他13.4%
証券会社1%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は新生ホールディングス・公益財団法人SGH文化スポーツ振興財団・住友生命保険相互会社。

株式会社新生ホールディングス(107,771,000株)17.23%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(52,422,000株)8.38%
公益財団法人SGH文化スポーツ振興財団(48,400,000株)7.73%
住友生命保険相互会社(25,200,000株)4.02%
三井住友海上火災保険株式会社(25,200,000株)4.02%
佐川印刷株式会社(22,816,000株)3.64%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(22,005,000株)3.51%
株式会社三菱UFJ銀行(20,750,000株)3.31%
株式会社三井住友銀行(20,750,000株)3.31%
田中産業株式会社(20,220,000株)3.23%

SGホールディングスは、創業家に関連する株式会社新生ホールディングスが約17%を保有する筆頭株主であり、盤石な経営基盤を有しています。加えて、SGH文化スポーツ振興財団や主要金融機関、事業パートナーである佐川印刷などが名を連ねており、安定株主が一定割合を占める構造となっています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1戦略」をご参照ください
2訴訟その他の法的手続当社グループの事業運営において、予期せぬトラブル・問題が生じた場合、当社グループの瑕疵にかかわらず、これらに起因する損害賠償の請求や、訴訟の提起を受ける可能性があります

社員の給料はどのくらい?

平均年収
769万円
従業員数
58,271
平均年齢
38.8歳
平均年収従業員数前年比
当期769万円58,271-

従業員の平均年収は約769万円と、国内の陸運業界の中では比較的高い水準を維持しています。物流の2024年問題への対応や業務効率化を進める中で、優秀な人材の確保と定着を目的とした処遇の改善が継続的に行われている背景があります。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は、株価変動と配当金を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。当社のTSRは、コロナ禍の物流特需で株価が上昇した2023期まではTOPIXを上回っていましたが、2024期以降はTOPIXを大きく下回る(アンダーパフォーム)状況が続いています。これは、特需の反動による業績の伸び悩みや、M&A戦略の成果がまだ株価に反映されていないことが主な要因と考えられます。株主還元の強化と、M&Aによる具体的な成長ストーリーの提示が、今後のTSR向上には不可欠です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
52
方針: 連結配当性向35%以上を目安に安定配当を継続
1株配当配当性向
2018/03期3328.6%
2019/03期4130.0%
2020/03期2229.6%
2022/03期5029.8%
2023/03期5125.6%
2024/03期5154.9%
2025/03期5256.0%
4期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

当社は安定的な配当継続を重視しており、連結配当性向の目標を掲げながら株主還元を強化しています。近年の利益変動に応じて配当性向は上昇傾向にありますが、減配を避け維持または増配を試みる方針が伺えます。今後は、新たな中期経営計画に基づき、資本効率の向上とあわせて持続的な配当を追求する姿勢です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 134.9万円 になりました (34.9万円)
+34.9%
年度末時点評価額損益TSR
2021期199.9万円99.9万円99.9%
2022期186.3万円86.3万円86.3%
2023期162.9万円62.9万円62.9%
2024期162.5万円62.5万円62.5%
2025期134.9万円34.9万円34.9%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残364,800株
売り残678,700株
信用倍率0.54倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬
定時株主総会2026年6月下旬
2027年3月期 第2四半期決算発表2026年11月上旬

陸運業の業界平均と比較すると、PERは割安な水準にありますが、PBRは平均並みです。配当利回りは3%を超えており、業界平均より高い点が魅力的です。信用取引の状況を見ると、売り残が買い残を上回る「信用倍率0.54倍」となっており、将来の株価下落を見込む投資家が多いことを示唆しています。これは将来の買い戻し需要(踏み上げ)につながる可能性もありますが、短期的には上値が重い展開となる一因と考えられます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期1,037億円293億円28.3%
2022/03期1,603億円536億円33.4%
2023/03期1,379億円114億円8.3%
2024/03期909億円326億円35.9%
2025/03期889億円307億円34.6%

実効税率は概ね30%台前半で推移しており、一般的な法人税負担の傾向と合致しています。2023/03期に8.3%と大きく低下したのは、税効果会計の影響や特定の損益項目の差異による一時的な要因と考えられます。基本的には事業収益に応じた標準的な納税を行っており、税務面での大きな特異事項は見当たりません。

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まとめと、関連情報・似た会社へ

SGホールディングス まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 52円
安全性
普通
自己資本比率 39.3%
稼ぐ力
普通
ROE 8.4%(累計)
話題性
好評
ポジ 55%

「『飛脚』の佐川が、巨額M&Aで国際物流とコールドチェーンの覇権を狙う物流の巨人」

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU