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福山通運9075

FUKUYAMA TRANSPORTING CO.,LTD.

プライムUpdated 2026/03/29
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 70円
安全性
普通
自己資本比率 44.2%
稼ぐ力
普通
ROE 6.3%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

この会社ってなに?

あなたがインターネット通販で注文した商品が、倉庫から自宅近くの配送センターまで届けられる。そんな物流の裏側で、福山通運の緑色のトラックが活躍しているかもしれません。同社は、企業間で部品や商品を運ぶBtoB輸送を主力としており、日本のものづくりや消費活動を支える重要な役割を担っています。最近では、ライバル会社であるセイノー(西濃運輸)と一部エリアで協力し、トラックの積載効率を上げてドライバー不足に対応するなど、皆さんの荷物を安定して届けるための工夫を続けています。

路線トラック大手の福山通運は、直近の2025年3月期決算で売上高3,024.9億円、営業利益73.6億円と減益を記録しました。物流業界全体が直面する「2024年問題」によるコスト増が利益を圧迫しており、同業のセイノーHDとの共同輸送強化や、自動化倉庫・DXへの積極投資で対応を急いでいます。2026年度を最終年度とする中期経営計画では営業利益180億円を掲げており、コスト構造改革と効率化が目標達成の鍵となります。

陸運業プライム市場

会社概要

業種
陸運業
決算期
3月
本社
広島県福山市東深津町4丁目20番1号

サービスの実績は?

70
1株当たり配当金
2025年3月期実績
-6.7% YoY
32.1%
配当性向
2025年3月期実績
-7.8pt
+5.2%
売上高成長率
2025年3月期実績 (YoY)
改善
-29.5%
営業利益成長率
2025年3月期実績 (YoY)
悪化継続
3,400億円
中期経営計画 売上高目標
2026年度目標
180億円
中期経営計画 営業利益目標
2026年度目標
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
6.3%(累計)
株主資本の利回り
ROA
2.8%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
3.6%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期5.6%3.2%-
2022/03期6.3%3.5%-
2023/03期7.9%4.4%-
2024/03期2.8%1.6%3.6%
2025/03期3.0%1.7%2.4%
3Q FY2026/36.3%(累計)2.8%(累計)3.6%

売上高営業利益率は2021/03期期の7.4%をピークに、足元では2.4%まで低下しており、物流現場における燃料高騰や人件費などのコスト構造が利益を圧迫しています。ROE(自己資本利益率)も同様に低下傾向にあり、資本効率の面では改善の余地が大きいです。今後は自動運転トラックの実証やモーダルシフト、共同輸送の推進を通じて、収益構造の抜本的な強化を図る方針です。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期2,855億円153億円312.8円-
2022/03期2,913億円168億円395.3円+2.0%
2023/03期2,934億円208億円513.7円+0.7%
2024/03期2,876億円104億円78.3億円193.6円-2.0%
2025/03期3,025億円73.6億円87.5億円217.8円+5.2%

売上高は堅調に推移し、2026/03期期予想では過去最高の3,163億円を見込むなど、物流需要を背景に成長を続けています。一方、営業利益はコスト上昇や構造改革費用等の影響により2024/03期期以降減益基調にあり、収益性の改善が急務となっています。今後は物流効率化による利益率の回復と、さらなる事業拡大による利益成長の両立を目指しています。 【3Q 2026/03期実績】売上2395億円(通期予想比76%)、営業利益87億円(同107%)、純利益142億円(同109%)。営業利益は既に通期予想を超過しており、上振れの可能性が高い。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

陸運業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
6.3%(累計)
業界平均
10.2%
営業利益率下回る
この会社
3.6%
業界平均
10.7%
自己資本比率上回る
この会社
44.2%
業界平均
36.6%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

2億8,600万円
取締役4名の合計

EDINET開示情報によると、売上高3,000億円規模を誇り、路線トラック事業を中核に物流センター運営や国際物流など多角的なサービスを展開しています。主な事業リスクとして「物流の2024年問題」に伴う輸送コストの増加や燃料価格の高騰が挙げられ、これに対しDX投資やモーダルシフト、セイノーHDとの共同輸送などによるコスト構造の変革が図られています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
売上高は計画線上で推移するも、利益目標の達成には大幅な改善が必要。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

第6次中期経営計画「Change & Growth 2026」
2024期〜2026期
売上高: 目標 3,400億円 順調 (3,024.9億円)
89%
営業利益: 目標 180億円 やや遅れ (73.6億円)
40.9%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期120億円74億円-38.6%
2024期193億円105億円-45.9%
2023期225億円214億円-5.0%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期3,013億円3,025億円+0.4%
2024期2,956億円2,876億円-2.7%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中期経営計画「Change & Growth 2026」では、最終年度に売上高3,400億円、営業利益180億円を目標としています。売上高の進捗は順調ですが、利益面では燃料費高騰や人件費増といった「2024年問題」関連コストが重くのしかかり、大幅なビハインドとなっています。会社予想の精度を見ても、特に営業利益は2期連続で40%前後の大幅な下振れを記録しており、外部環境の厳しさが伺えます。目標達成には、セイノーHDとの協業拡大やDX投資による抜本的な生産性向上が急務です。

どんな話題が多い?

決算・業績30%
共同輸送・提携40%
物流DX・自動化20%
経営戦略・人事10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「中立
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
32
日本経済新聞, 株探, PR TIMES, Yahoo!ファイナンス, ダイヤモンド・オンライン
業界内ランキング
上位 15%
陸運業 68社中 10位
報道のトーン
45%
好意的
35%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年3月事業提携

セイノーHDとの合弁会社「TGL山陰」を設立し、山陰エリアにおける物流ネットワークの効率化を推進。

2026年1月物流実証

西濃運輸との共同運航により、中継輸送による長距離トラックドライバーの働き方改革を実証。

2025年11月業績減益

上期決算において経常利益が前年同期比27%減益となり、物流業界の環境厳しさが浮き彫りとなった。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率44.2%
0%20% (注意ライン)35% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
1,120億円
借金(有利子負債)
Net Assets
2,889億円
会社の純資産

有利子負債は2024/03期期より計上されており、足元では3,450億円規模に増加していますが、自己資本比率は57.1%を維持しており、依然として強固な財務健全性を保持しています。BPS(1株当たり純資産)も右肩上がりで推移しており、資産価値の積み上げが進んでいます。この盤石な財務基盤を背景に、成長投資や株主還元を継続的に実施する姿勢を示しています。 【3Q 2026/03期】総資産5110億円、純資産2889億円、自己資本比率44.2%、有利子負債1120億円。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
Operating CF
+245億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-291億円
投資に使ったお金
Financing CF
+51.8億円
借入・返済など
Free CF
-46.5億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期332億円183億円40.7億円149億円
2022/03期321億円168億円125億円154億円
2023/03期310億円77.0億円186億円233億円
2024/03期185億円268億円61.9億円82.9億円
2025/03期245億円291億円51.8億円46.5億円

営業キャッシュフローは安定して創出されているものの、近年は物流施設への設備投資やデジタル化投資を積極的に進めているため、投資キャッシュフローの流出が続き、フリーキャッシュフローはマイナス圏で推移しています。この投資フェーズは将来の生産性向上を目的としたものであり、足元のキャッシュフローを圧迫しても成長基盤の構築を優先させています。今後は投資の回収期に入り、フリーキャッシュフローの黒字転換が期待されます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 13名)
女性 3名(23.1% 男性 10
23%
77%
監査報酬
9,300万円
連結子会社数
42
設備投資額
374.9億円
平均勤続年数(従業員)
15.3
臨時従業員数
3855

女性役員比率23.1%(3名/10名)を達成しており、上場企業としてダイバーシティ推進に積極的な姿勢を示しています。監査体制としては監査役会を設置し、連結子会社42社を抱える大規模組織として、内部統制の強化と適切なガバナンス体制の維持に注力しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主68.7%
浮動株31.3%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関37%
事業法人等31.7%
外国法人等12.4%
個人その他18%
証券会社0.9%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は公益財団法人渋谷育英会・日本生命保険相互会社・広島銀行。

公益財団法人渋谷育英会(5,590,000株)14.04%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(3,259,000株)8.19%
日本生命保険相互会社(2,020,000株)5.07%
株式会社日本カストディ銀行(信託口4)(1,813,000株)4.55%
株式会社広島銀行(1,762,000株)4.43%
福山通運共済会(1,529,000株)3.84%
福山通運従業員持株会(1,288,000株)3.24%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(1,245,000株)3.13%
損害保険ジャパン株式会社(1,017,000株)2.56%
福山通運協力業者持株会(943,000株)2.37%

福山通運の株主構成は、公益財団法人渋谷育英会が筆頭株主として14.04%を保有するほか、金融機関や自社の共済会、従業員持株会が名を連ねており、安定株主比率が高い傾向にあります。創業家や関連団体が一定の影響力を保持しつつ、機関投資家の保有も進んでいるため、中長期的な経営の安定性と資本政策のバランスが図られた構成となっています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1重要な訴訟事件等の発生に係るものについて 当社グループが主として営む貨物自動車運送事業におきましては、重大な車両・荷物に係る事故が発生し訴訟事件となる可能性があります
2金利の変動及び資金調達について 当社グループの2025年3月31日現在の有利子負債残高は1,104億34百万円となりますが、借換時の金融環境変化による影響を抑えつつ、低廉な調達コストを実現できるよう、固定金利借入れ割合、借入期間等の諸条件を借入先候補と交渉し、比較の上決定しております
3情報及びデータの管理について 当社グループは、貨物自動車運送事業等の事業を営むことにより、お客様の荷物等に係る多種多様な情報を扱っております
4燃料費の変動について 当社グループは、主として貨物自動車運送事業を営んでおります
5新たな感染症の発生について 当社グループは、主として貨物自動車運送事業を営んでおります
6半導体不足について 当社グループは、主として貨物自動車運送事業を営んでおります

社員の給料はどのくらい?

平均年収
511万円
従業員数
22,469
平均年齢
45.3歳
平均年収従業員数前年比
当期511万円22,469-

従業員の平均年収は511万円であり、運送業界の標準的な水準に位置しています。労働力不足や「2025年問題」への対応で配送効率化や待遇改善を推進する一方で、物価上昇や人件費高騰を背景に、持続的な賃上げと労働生産性の向上が喫緊の課題となっています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。福山通運のTSRは、過去5年間(2021期~2025期)にわたり、一貫して市場平均であるTOPIXを下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、「2024年問題」に代表される物流業界特有のコスト構造の課題や、成長期待の高いハイテク株などへ投資資金が流れたことが背景にあります。株価は堅調に推移しているものの、市場全体の成長率には及んでおらず、株主還元の強化や持続的な利益成長を実現できるかが今後の課題です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
70
方針: 安定配当
1株配当配当性向
2016/03期1024.8%
2017/03期1026.2%
2019/03期5518.6%
2020/03期5019.3%
2021/03期5016.0%
2022/03期6015.2%
2023/03期7013.6%
2024/03期7538.7%
2025/03期7032.1%
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

配当方針として、中間と期末の年2回の剰余金配当を基本とし、業績に応じた安定的な利益還元を実施する方針をとっています。配当性向は近年上昇傾向にあり、株主重視の姿勢が強まっています。現在は具体的な株主優待制度は設けておらず、配当による還元を主軸としています。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 101.9万円 になりました (1.9万円)
+1.9%
年度末時点評価額損益TSR
2021期119.3万円19.3万円19.3%
2022期97.3万円2.7万円-2.7%
2023期97.5万円2.5万円-2.5%
2024期100.4万円0.4万円0.4%
2025期101.9万円1.9万円1.9%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残33,500株
売り残58,600株
信用倍率0.57倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2026年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬
2026年3月期 第2四半期決算発表2026年11月上旬

業界平均と比較すると、福山通運の株価はPER(株価収益率)ではやや割高ですが、PBR(株価純資産倍率)は0.78倍と1倍を大きく下回っており、資産価値の観点からは割安と判断できます。信用取引では売り残が買い残を上回る「売り長」の状態で、信用倍率は0.57倍と低い水準にあり、将来的な株価下落を見込む投資家が多いことを示唆しています。これは「2024年問題」による業績への不透明感を反映していると考えられます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期225億円71.5億円31.8%
2022/03期232億円64.3億円27.7%
2023/03期230億円21.9億円9.5%
2024/03期130億円51.4億円39.6%
2025/03期99.2億円11.7億円11.8%

税引前利益の増減に伴い法人税等も変動しており、特に利益率が低下した期には繰延税金資産の影響や税務調整により、実効税率が変動しています。2026/03期期の予想では、税引前利益に対して税負担が極めて低い水準となっており、特有の会計処理や調整要因が働いています。通常の事業活動における納税状況は、法令に基づき適正に処理されています。

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もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

福山通運 まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 70円
安全性
普通
自己資本比率 44.2%
稼ぐ力
普通
ROE 6.3%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

「物流2024年問題に『協業とDX』で挑む、広島発の老舗路線トラック大手」

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DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU