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東武鉄道9001

TOBU RAILWAY CO.,LTD.

プライムUpdated 2026/03/29
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 60円
安全性
注意
自己資本比率 26.6%
稼ぐ力
高い
ROE 10.0%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

この会社ってなに?

あなたが通勤や通学で電車を利用するとき、もしかしたら東武線に乗っているかもしれません。また、週末に浅草や日光・鬼怒川へ観光に出かけたり、東京スカイツリーやすみだ水族館、併設の商業施設「東京ソラマチ」でショッピングや食事を楽しんだりしたことはありませんか?実はこれらの鉄道、観光施設、商業施設の多くを東武鉄道が運営しています。私たちの身近なレジャーや生活の裏側で、東武鉄道は安全で快適なサービスを提供し、街の魅力を高めているのです。

関東地盤の大手私鉄。コロナ禍からの人流回復を追い風に、2025期は売上高6,314.6億円、営業利益746.04億円と増益を確保しました。しかし、2026期の会社予想は営業利益680億円と減益を見込んでおり、コスト増などが懸念されます。今後は、基幹事業である運輸に加え、東京スカイツリーを中心としたレジャー・不動産事業の収益力強化、およびM&Aやカーシェア等の新規事業による沿線価値向上が成長の鍵となります。

陸運業プライム市場

会社概要

業種
陸運業
決算期
3月
本社
東京都墨田区押上1-1-2

サービスの実績は?

463.3km
路線営業キロ
2024年時点
関東大手私鉄最長
206
駅数
2024年時点
60
1株当たり配当金
2025期実績
+9.1% YoY
6,315億円
連結営業収益
2025期実績
-0.7% YoY
746億円
連結営業利益
2025期実績
+1.0% YoY
513億円
連結純利益
2025期実績
+6.6% YoY
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
10.0%(累計)
株主資本の利回り
ROA
2.7%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
12.2%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期5.5%1.5%-
2022/03期2.9%0.8%-
2023/03期6.2%1.7%-
2024/03期9.4%2.8%11.6%
2025/03期9.3%3.0%11.8%
3Q FY2026/310.0%(累計)2.7%(累計)12.2%

収益性については、2021/03期の赤字局面から劇的な改善を見せ、営業利益率は約11.8%まで大幅に向上しました。鉄道事業の運賃改定効果に加え、不動産・レジャー事業における収益力強化が利益率の改善を後押ししています。ROE(自己資本利益率)も9.2%まで上昇しており、資本効率を意識した経営が着実に成果として表れています。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期4,963億円250億円-119.7円-
2022/03期5,060億円135億円64.5円+2.0%
2023/03期6,148億円292億円140.1円+21.5%
2024/03期6,360億円739億円482億円233.0円+3.5%
2025/03期6,315億円746億円513億円253.0円-0.7%

東武鉄道は、コロナ禍の外出制限による深刻な打撃から回復を遂げ、売上高が約6,315億円まで拡大するなど順調な成長基調にあります。特に人流の回復やインバウンド需要の取り込みが奏功し、営業利益は前期の約739億円から微増の約746億円と高水準を維持しました。今後の予測においても、鉄道事業や不動産事業の強固な収益基盤を背景に、安定的な増益傾向を継続する見通しです。 【3Q 2026/03期実績】売上4759億円(通期予想比74%)、営業利益582億円(同86%)、純利益477億円(同95%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

陸運業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
10.0%(累計)
業界平均
10.1%
営業利益率上回る
この会社
12.2%
業界平均
10.4%
自己資本比率下回る
この会社
26.6%
業界平均
37.1%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

2億3,500万円
取締役5名の合計

東武鉄道の開示情報によると、鉄道事業を基盤としつつ、スカイツリーを中心とした不動産やレジャー事業など多角的な収益ポートフォリオを構築しています。事業リスクとしては、沿線人口の変化や経済情勢による観光需要の変動が挙げられており、それに対する備えが経営の重要課題となっています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
コロナ後の回復が想定を上回り、目標を前倒しで達成。保守的な業績予想から大幅上振れが続いている。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

東武グループ中期経営計画2024~2027
2024期〜2027期
営業利益: 目標 740億円 順調 (746.04億円 (FY2025))
100.8%
EBITDA倍率: 目標 6倍台 順調 (6倍台)
100%
株主還元(総還元性向): 目標 40%以上 順調
100%
長期経営ビジョン
〜2030年代半ば
営業利益: 目標 1,000億円以上 順調 (746.04億円 (FY2025))
74.6%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期620億円746億円+20.3%
2024期465億円739億円+58.9%
2023期330億円567億円+71.8%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期6,390億円6,315億円-1.2%
2024期6,055億円6,360億円+5.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中期経営計画では、2027期の営業利益目標740億円を掲げていますが、2025期時点で746億円と2年前倒しで達成しています。これは、インバウンド需要の急回復やコスト削減が奏功した結果です。一方で、会社側の業績予想は保守的で、過去3期連続で期初予想を大幅に上回る実績を上げています。この傾向は、株価にとってポジティブなサプライズとなり得る一方、ガイダンスの信頼性という点では課題も残ります。

どんな話題が多い?

決算・IR40%
インバウンド・観光25%
事業提携20%
インフラ・設備15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +5.2%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 15%
陸運業 105社中 12位
報道のトーン
45%
好意的
35%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年4月事業提携

タイムズモビリティと連携し、沿線エリアで「東武カーシェア」サービスを本格始動。

2026年2月決算発表

26年3月期第3四半期累計の経常利益が前年同期比4.8%減となる厳しい結果を発表。

2025年4月計画改定

長期経営ビジョンの目標数値を引き上げ、2030年代半ばに営業利益1,000億円以上を目指す方針へ転換。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率26.6%
0%20% (注意ライン)35% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
7,155億円
借金(有利子負債)
Net Assets
6,037億円
会社の純資産

財務健全性の面では、有利子負債が約2兆442億円に達する一方で、自己資本比率は約31.6%を確保しており、一定の耐性を維持しています。総資産も約1兆7,532億円と堅実な規模を保ち、鉄道業特有の多額の設備投資を支える強固な財務基盤を築いています。今後は負債管理と成長投資のバランスをとりながら、BPS(1株当たり純資産)のさらなる向上を目指すフェーズにあります。 【3Q 2026/03期】総資産1.8兆円、純資産6037億円、自己資本比率26.6%、有利子負債7155億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+901億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-868億円
投資に使ったお金
Financing CF
+3.2億円
借入・返済など
Free CF
+32.9億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期395億円663億円404億円268億円
2022/03期669億円310億円350億円359億円
2023/03期1,011億円527億円253億円484億円
2024/03期917億円616億円679億円301億円
2025/03期901億円868億円3.2億円32.9億円

営業キャッシュフローは堅調な本業の稼ぎを反映し、年間900億円規模の安定した創出力を維持しています。一方で、投資キャッシュフローは駅施設や車両の更新、沿線開発への積極投資により約868億円の支出となりました。フリーキャッシュフローは投資負担により一時的に縮小しましたが、これは将来的な競争力向上に向けた戦略的な資金投下によるものです。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 14名)
女性 1名(7.1% 男性 13
7%
93%
監査報酬
2億5,100万円
連結子会社数
67
設備投資額
1099.4億円
平均勤続年数(従業員)
26.6
臨時従業員数
11494

現在の女性役員比率は7.1%と改善の余地があるものの、社外取締役の活用などガバナンス体制の強化に努めています。連結子会社67社を抱える巨大企業グループとして、適切な監査体制を通じて経営の透明性を確保し、中長期的な企業価値向上を目指しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主38.9%
浮動株61.1%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関31.7%
事業法人等7.2%
外国法人等17.7%
個人その他39.9%
証券会社3.6%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(31,314,000株)15.63%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(10,009,000株)4.99%
富国生命保険相互会社(5,235,000株)2.61%
JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(2,829,000株)1.41%
GOVERNMENT OF NORWAY(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)(2,731,000株)1.36%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(2,515,000株)1.25%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(2,450,000株)1.22%
株式会社みずほ銀行(2,326,000株)1.16%
STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(2,182,000株)1.08%
株式会社埼玉りそな銀行(2,031,000株)1.01%

東武鉄道の株主構成は、日本マスタートラスト信託銀行(信託口)が15.63%を保有する筆頭株主であり、機関投資家による保有割合が高い安定的な構成です。金融機関や保険会社も上位に名を連ねており、長期的な視点での安定株主による支配色が強いのが特徴です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1重要なサステナビリティ項目 ③ 情報セキュリティ」に記載のとおりであります
2ガバナンスに関するリスク ① コンプライアンスコンプライアンスに関するリスクの内容については「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組
3重要なサステナビリティ項目 ④ コンプライアンス」に記載のとおりであります
4重要なサステナビリティ項目 ④ コンプライアンス」に記載のとおりであります

社員の給料はどのくらい?

平均年収
710万円
従業員数
18,247
平均年齢
47.8歳
平均年収従業員数前年比
当期710万円18,247-

従業員の平均年収は710万円であり、鉄道業界の中では比較的堅実かつ高水準な給与水準を維持しています。長年の勤続を前提とした安定した雇用環境が整っており、インフラ企業としての安定性が反映された結果といえます。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、継続して市場平均であるTOPIXをアンダーパフォームしています。これは、コロナ禍において鉄道・レジャー事業が大きな打撃を受けたことや、PBR1倍割れが示すように資本効率に対する市場の評価が厳しかったことが背景にあります。しかし、直近の2024期ではTSRが103.6%と改善を見せており、業績回復と株主還元強化への期待が株価に反映され始めています。今後、中期経営計画の達成を通じて企業価値向上を実現し、TOPIXを上回るリターンを達成できるかが課題です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
60
方針: 配当性向25%程度を目安とした成果配分
1株配当配当性向
2016/03期623.5%
2017/03期6.519.3%
2019/03期3526.4%
2020/03期4023.7%
2021/03期20-
2022/03期2031.0%
2023/03期3021.4%
2024/03期5523.6%
2025/03期6023.7%
4期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月・9月

東武鉄道は、安定的かつ継続的な利益還元を重視しており、配当性向25%程度を目安とした還元方針を掲げています。業績の回復に合わせて配当額を順調に引き上げており、株主還元への姿勢を強化しています。今後も強固な収益基盤を背景に、成長投資と株主還元を両立させる配当政策が継続される見通しです。

もし5年前に投資していたら?

2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 72.6万円 になりました (-27.4万円)
-27.4%
年度末時点評価額損益TSR
2021期79.5万円20.5万円-20.5%
2022期80.1万円19.9万円-19.9%
2023期85.9万円14.1万円-14.1%
2024期103.6万円3.6万円3.6%
2025期72.6万円27.4万円-27.4%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残678,200株
売り残140,400株
信用倍率4.83倍
2026年3月20日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬
2027年3月期 第2四半期決算発表2026年11月上旬
定時株主総会2026年6月下旬

陸運業の平均PER(32.0倍)やPBR(1.4倍)と比較して、東武鉄道の株価はバリュエーション面で割安な水準にあります。配当利回りは業界平均を上回っており、インカムゲインを重視する投資家にとっても魅力的です。信用倍率は4.83倍とやや高めで、将来の株価上昇を見込んだ買いが多い状況ですが、需給の緩みには注意が必要です。今後の決算発表で示される来期の業績見通しが、割安感の是正に向けたカタリストとなるか注目されます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期-98.9億円0円-
2022/03期274億円140億円50.9%
2023/03期548億円256億円46.8%
2024/03期720億円239億円33.1%
2025/03期727億円214億円29.4%

法人税等の支払額は、税引前利益の拡大に伴い安定した推移を見せています。2021/03期の赤字期を除き、実効税率は概ね法定実効税率に準ずる水準で推移しており、業績の正常化とともに納税を通じた社会貢献が継続されています。2026/03期期予想においても、税引前利益680億円に対して適切な税負担を見込んでいます。

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まとめと、関連情報・似た会社へ

東武鉄道 まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 60円
安全性
注意
自己資本比率 26.6%
稼ぐ力
高い
ROE 10.0%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

「関東最長の鉄道網とスカイツリーを武器に、インバウンド需要と沿線不動産開発で稼ぐ『街づくり総合企業』」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU