9046プライム

神戸電鉄

Kobe Electric Railway Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE4.9%
BPS2975.0円
自己資本比率23.3%
FY2025/3 有報データ

神戸の山と街をつなぎ、地域と共に未来を走る百年企業

神戸のまちの“今まで”と“これから”を、にこやかにつなぐ企業グループとして、地域社会の発展に貢献し続けることを目指します。

この会社ってなに?

あなたが神戸の市街地から、緑豊かな北区の住宅街や日本の三古湯の一つである有馬温泉へお出かけするとき、急な坂を力強く登っていく赤い電車に乗ったことはありませんか?あの電車が神戸電鉄、地元では「神鉄(しんてつ)」の愛称で親しまれています。通勤・通学の足としてだけでなく、沿線のレジャー施設へのアクセスも担っており、株主になると乗車券や「有馬温泉 太閤の湯」の割引券がもらえる優待制度もあります。あなたの週末のお出かけの裏側で、神戸電鉄が活躍しているかもしれません。

神戸市北部と三田・三木方面を結ぶ阪急系の鉄道会社。2025年3月期は売上高221.3億円、営業利益は前期比7.9%増の20.06億円と増益を確保。2025年1月の運賃改定が運輸収入を押し上げ、不動産事業も安定収益源として貢献しています。今後は神戸市との連携強化による沿線活性化が成長の鍵となり、配当も前期の倍となる20円に増配するなど株主還元にも積極姿勢を見せています。

陸運業プライム市場

会社概要

業種
陸運業
決算期
3月
本社
兵庫県神戸市兵庫区新開地1丁目3番24号
公式
www.shintetsu.co.jp

社長プロフィール

井波 洋
代表取締役社長
堅実派
私たちは、安全・安心・快適な輸送サービスを事業の根幹に据え、神戸の豊かな自然と都市部を結ぶ役割を担っています。変化する社会環境に対応しながら、沿線地域の活性化に積極的に貢献し、地域社会の持続的な発展とともに成長し続ける企業グループを目指してまいります。

この会社のストーリー

1926
神戸有馬電気鉄道として設立

神戸市と有馬温泉を結ぶ目的で会社が設立され、神戸の交通インフラの礎を築く一歩を踏み出した。

1949
東京証券取引所に上場

戦後の復興期を経て、企業としての安定性と成長性への期待を背負い、株式市場に上場を果たした。

1988
社名を「神戸電鉄」に変更

三田線の開業などを経て、事業エリアの拡大を反映し、現在の「神戸電鉄」へと社名を変更。地域での呼称「神鉄」がより定着した。

2011
粟生線活性化協議会の設置

沿線人口の減少という課題に直面し、粟生線の利用者減少に歯止めをかけるべく、沿線自治体と連携した利用促進の取り組みを開始した。

2020
北神急行線の市営化

北神急行電鉄との相互直通運転を行っていた北神線が神戸市営化され、運賃が大幅に値下げ。これにより沿線の利便性が向上し、新たな人の流れが生まれた。

2023
中期経営計画2026を策定

長期経営ビジョン「神鉄グループみらいビジョン2030」の実現に向け、具体的な数値目標を掲げた新中期経営計画をスタートさせた。

2026
神戸市との連携強化

神戸市が株式を取得し、上位株主となる。沿線地域のまちづくりや活性化に向け、官民連携をさらに強化していく方針が示された。

注目ポイント

地域密着で沿線を活性化

鉄道事業を核に、不動産事業や流通事業を展開。神戸市との連携を強化し、駅のリニューアルや沿線のまちづくりを通じて、地域の魅力向上に貢献しています。

魅力的な株主優待制度

100株から神戸電鉄全線で利用できる乗車証がもらえます。また、グループ施設である「有馬温泉 太閤の湯」の割引券も提供しており、個人投資家にとって嬉しい特典です。

安定した事業基盤と将来性

100年近い歴史を持つ安定した経営基盤が強みです。運賃改定による収益改善や、中期経営計画に基づく成長戦略で、将来の企業価値向上を目指しています。

サービスの実績は?

221.3億円
連結売上高
2025年3月期実績
-0.8% YoY
20.06億円
連結営業利益
2025年3月期実績
+7.9% YoY
20
1株当たり配当金
2025年3月期実績
+100% YoY
5.2%
純利益率
2025年3月期実績
FY24は4.6%
439
従業員数
2025年時点
5,041万円
従業員一人当たり売上高
2025年3月期実績

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 20円
安全性
注意
自己資本比率 23.3%
稼ぐ力
普通
ROE 4.9%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
20
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2016/300.0%
FY2017/300.0%
FY2018/300.0%
FY2019/300.0%
FY2020/300.0%
FY2021/300.0%
FY2022/300.0%
FY2023/300.0%
FY2024/3107.8%
FY2025/32013.9%
1期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月・9月

神戸電鉄は、安定した業績成長に基づき配当を再開・増配させるなど株主還元を強化しています。配当政策としては、業績動向を総合的に勘案した安定的な配当の継続を基本方針としています。今後は事業の成長に伴い、さらなる還元強化が期待される段階にあります。

同業比較(収益性)

陸運業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
4.9%
業界平均
10.2%
営業利益率下回る
この会社
9.1%
業界平均
10.5%
自己資本比率下回る
この会社
23.3%
業界平均
37.2%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3205億円
FY2023/3213億円
FY2024/3223億円
FY2025/3221億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/318.6億円
FY2025/320.1億円

神戸電鉄の業績は、鉄道運賃改定などの寄与により堅調な増収増益基調を維持しています。直近のFY2025/3期は売上高約221億円、純利益約11.5億円を確保しており、中核である鉄道事業の安定性が収益を支えています。FY2026/3期も引き続き、鉄道事業および関連事業の成長による増収増益を見込んでいます。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
4.9%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
1.3%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
9.1%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/30.9%0.2%-
FY2022/32.5%0.6%-
FY2023/33.2%0.7%-
FY2024/34.6%1.1%8.3%
FY2025/34.9%1.3%9.1%

収益性については、営業利益率がFY2021/3の3.5%からFY2025/3には9.1%まで着実に改善しています。ROEも4.9%へ向上しており、経営効率の改善が進んでいることが読み取れます。不動産事業など高採算部門の貢献により、収益構造の強化が図られています。

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率23.3%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
621億円
会社の純資産
235億円

財務健全性については、自己資本比率がFY2025/3時点で26.0%となっており、徐々に改善傾向にあります。有利子負債については約1,173億円と相応の規模がありますが、安定したキャッシュフローにより長期的な返済計画が維持されています。資産構成も鉄道インフラを中心とした堅固な基盤を維持しています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+29.6億円
営業CF
投資に使ったお金
-20.1億円
投資CF
借入・返済など
-13.6億円
財務CF
手元に残ったお金
+9.5億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/318.8億円-13.6億円-3.3億円5.2億円
FY2022/328.1億円-10.7億円-18.4億円17.4億円
FY2023/334.2億円-13.6億円-18.9億円20.7億円
FY2024/337.8億円-13.2億円-24.4億円24.6億円
FY2025/329.6億円-20.1億円-13.6億円9.5億円

営業キャッシュフローは安定してプラスを維持しており、潤沢な営業活動による資金創出能力を示しています。この資金をもとに投資および負債の圧縮を進めることで、フリーキャッシュフローも概ねプラス水準を確保できています。大規模な設備投資を必要とする鉄道事業において、堅実な資金循環がなされています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1競合と沿線人口の減少等に係るリスク 当社グループでは、鉄道事業を中心に主として当社沿線で事業展開しているため、沿線人口の減少や他社との競合激化の状況が続いた場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります
2事故に係るリスク 当社グループでは鉄道、バスなど大量の旅客を輸送する公共交通事業を営んでおり、安全保安諸施設の整備、従業員教育の徹底など安全管理には万全の注意を払っておりますが、大規模な事故が発生し、長期に亘る運休となった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります
3金利の変動に係るリスク 当社グループの有利子負債は、営業キャッシュ・フローに比べ過大であります
4コンプライアンスに係るリスク 当社グループでは、法令順守の意識と高い倫理観をもって事業運営にあたり、従業員への啓発・教育にも努めておりますが、これらに反する不法行為や不適切な事象が発生した場合に、社会的信用失墜のみならず、損害賠償請求等により、経営成績に影響を及ぼす可能性があります
5個人情報の漏洩に係るリスク 当社グループでは、多数の個人情報を取り扱っており、その管理には万全を期しておりますが、システムトラブルや犯罪行為により情報が流出した場合、社会的信用失墜のみならず、損害賠償請求等により、経営成績に影響を及ぼす可能性があります
6動力費等の高騰に係るリスク 当社グループの主要な事業である運輸業では、鉄道事業において大量の電力を消費するほか、バス・タクシーなどの営業車両の燃料として軽油等を使用しております

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/33.7億円1.8億円49.5%
FY2022/36.5億円1.3億円20.4%
FY2023/310.0億円3.2億円32.3%
FY2024/313.6億円3.3億円24.6%
FY2025/315.9億円4.4億円27.6%

法人税等の支払額は、税引前利益の変動に伴って推移しています。FY2021/3期は利益水準が低く実効税率が高めに推移しましたが、近年の利益成長に伴い、税率水準は概ね標準的な範囲内で推移しています。FY2026/3期の予想では、税引前利益の増加に伴う税負担の増加が織り込まれています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
535万円
従業員数
816
平均年齢
40.6歳
平均年収従業員数前年比
当期535万円816-

従業員の平均年収は535万円であり、鉄道業としては標準的な水準です。鉄道事業の運賃改定や不動産事業の安定した収益を背景に、持続可能な賃金体系を維持している点が、同社の堅実な経営体質を反映しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主43.1%
浮動株56.9%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関12.5%
事業法人等30.6%
外国法人等1%
個人その他55.1%
証券会社0.8%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は阪急阪神ホールディングス。

阪急阪神ホールディングス 株式会社(2,195,000株)27.74%
日本マスタートラスト 信託銀行株式会社(信託口)(454,000株)5.74%
株式会社三井住友銀行(157,000株)1.99%
株式会社みなと銀行(83,000株)1.05%
阪急電鉄株式会社(77,000株)0.98%
三井住友信託銀行株式会社 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)(37,000株)0.48%
三菱UFJ信託銀行株式会社 (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)(37,000株)0.47%
株式会社日本カストディ銀行 (信託口)(34,000株)0.44%
SMBC日興証券株式会社(31,000株)0.39%
西松建設株式会社(30,000株)0.38%

阪急阪神ホールディングスが約27.7%を保有する筆頭株主であり、グループとしての結びつきが非常に強固です。近年では神戸市が経営への関与を強めるため、阪急阪神HDから株式を一部取得する方針を示すなど、官民一体のまちづくりによる地域活性化が株主構成の大きなトレンドとなっています。

会社の公式開示情報

役員報酬

400万円
取締役2名の合計

鉄道事業を核としつつ、不動産や流通業など多角的なセグメントで構成されています。特に鉄道事業における運賃改定の寄与や不動産事業の利益貢献が収益を支えており、一方で人口減少に伴う利用客の減少が中長期的な経営リスクとして開示されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 1名(10.0% 男性 9
10%
90%
監査報酬
3,400万円
連結子会社数
7
設備投資額
26.3億円
平均勤続年数(従業員)
19.5
臨時従業員数
851

女性役員比率は10%にとどまっていますが、取締役と監査等委員会が連携し、経営の透明性を確保しています。また、監査報酬として3,400万円を計上しており、鉄道という公共性の高いインフラ企業として十分な内部統制体制を構築しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
業績予想は保守的で上振れ着地が多いが、中計目標達成にはもう一段の成長が必要。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画2026(修正後)
FY2023~FY2026
営業収益: 目標 233億円 順調 (221.3億円)
94.97%
営業利益: 目標 23億円 順調 (20.06億円)
87.21%
経常利益: 目標 18億円 順調 (15.9億円)
88.33%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025221億円N/A221億円+0.1%
FY2024221億円223億円+0.9%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202518億円N/A20億円+14.6%
FY202414億円19億円+30.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の「中期経営計画2026」では、最終年度(2027年3月期)の営業利益目標を23億円に設定しています。直近FY2025実績が20.06億円であり、進捗率は約87%です。期初の会社予想を上回る着地が続いている点はポジティブですが、目標達成には運輸事業のさらなる収益力強化や、不動産事業の大型案件などが求められます。2025年5月に目標数値を修正しており、計画の柔軟な見直し姿勢も見られます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫してTOPIXをアンダーパフォームしています。これは、同期間において日本の株式市場全体が大きく成長したのに対し、同社の株価が比較的安定した(裏を返せば伸び悩んだ)値動きに留まったことが主因です。増配による株主還元の強化が始まったばかりであり、今後は事業成長を通じて企業価値向上を実現し、TSRを改善できるかが課題となります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合-37.1%
100万円 →62.9万円
-37.1万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202195.8万円-4.2万円-4.2%
FY202286.0万円-14.0万円-14.0%
FY202382.6万円-17.4万円-17.4%
FY202472.7万円-27.3万円-27.3%
FY202562.9万円-37.1万円-37.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残346,700株
売り残15,800株
信用倍率21.9倍
2025年7月25日時点
今後の予定
2026年3月期 第2四半期決算発表2025年10月下旬
2026年3月期 第3四半期決算発表2026年1月下旬
2026年3月期 本決算発表2026年5月中旬

陸運業の業界平均と比較すると、PER・PBRともに割安な水準にあり、株価が純資産を下回る状況です。信用倍率は20倍を超えており、信用買い残が積み上がっているため、将来的な売り圧力には注意が必要です。今後の決算発表で、運賃改定効果の持続性や新たな成長戦略が示されるかどうかが市場の注目点となります。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
42
前月比 +12.5%
メディア数
15
株探, Yahoo!ファイナンス, 日本経済新聞, PR TIMES, 会社四季報
業界内ランキング
上位 30%
陸運業 65社中 18位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績40%
資本政策・株主動向30%
沿線活性化・イベント20%
その他10%

最近の出来事

2026年2月資本提携

神戸市が阪急阪神HDから株式を取得し、上位株主として経営に関与する方針を表明。

2026年1月業績発表

第3四半期累計の連結経常利益が前年同期比16.2%増となる19.9億円を記録。

2025年9月新サービス

粟生線にて通常列車を活用したサイクルトレイン実証実験を実施し、新たな利便性を創出。

神戸電鉄 まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 20円
安全性
注意
自己資本比率 23.3%
稼ぐ力
普通
ROE 4.9%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「神戸のベッドタウンを支える老舗電鉄、運賃改定と不動産事業を両輪に沿線価値の再創造へ」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/09 / データ提供: OSHIKABU