アドバンスクリエイト
Advance Create Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月29日
保険選びの常識を変える、インシュアテックのパイオニア
テクノロジーと人の力を融合させ、誰もが簡単・安心・納得して保険を選べる社会を実現する。
この会社ってなに?
あなたが自動車保険の更新や、新しい生命保険への加入を考えたとき、インターネットで複数の保険会社を比較したことはありませんか?その時に使ったサイトが、もしかしたらアドバンスクリエイトが運営する「保険市場」かもしれません。同社は90社以上の保険会社の商品を一度に比べられる便利なウェブサイトを提供しています。複雑で分かりにくい保険選びを、オンラインで簡単に、そして公平な立場で手助けしてくれる、いわば「保険のセレクトショップ」のような存在です。普段の生活で保険を考える、その裏側で同社のサービスが活躍しています。
保険通販サイト「保険市場」を運営するアドバンスクリエイトは、現在事業再建の途上にあります。FY2025は売上高66.1億円、営業利益-6.06億円と3期連続の赤字を計上しましたが、FY2026には売上高79.5億円、営業利益6.50億円への黒字転換を見込んでいます。最近ではSBIホールディングスなどから約70億円の大型資金調達を実施し財務基盤を強化。調達資金を元にAIアバターなどのデジタル技術開発に注力し、収益性の抜本的な改善を目指します。
会社概要
- 業種
- 保険業
- 決算期
- 9月
- 本社
- 大阪府大阪市中央区瓦町3-5-7野村不動産御堂筋ビル
- 公式
- www.advancecreate.co.jp
社長プロフィール

私たちは、保険を求めるお客様と保険を提供するメーカーの架け橋となることを目指しています。テクノロジーを駆使して、お客様一人ひとりが「安心」を手に入れられるよう、客観的でわかりやすい情報とサービスを提供し、保険業界の未来を創造し続けます。
この会社のストーリー
大阪市にて保険代理店事業を目的として設立。ここから保険業界に変革をもたらす挑戦が始まった。
インターネット時代の到来を見据え、オンラインでの保険比較・相談が可能な「保険市場」をスタート。業界の先駆けとなる。
創業からわずか7年で株式上場を達成。事業の将来性と成長性が市場に認められた。
オンラインだけでなく、対面での相談ニーズにも応えるため、リアル店舗の展開を開始。ネットとリアルの融合戦略を加速させた。
事業規模の拡大と安定した経営基盤が評価され、東証二部へステップアップ。さらなる飛躍への土台を築いた。
東証一部(現プライム市場)への指定を受け、日本を代表する企業の一つとしての地位を確立した。
SBIホールディングスや大手生命保険会社との提携を発表。デジタル技術の共同開発や相互の顧客基盤活用で、次なる成長ステージへ向かう。
提携効果の具体化と、AIアバターなど独自開発のテクノロジーを武器に、インシュアテック企業としてさらなる進化を目指す。
注目ポイント
日本最大級の保険比較サイト「保険市場」を運営。オンラインでの保険販売の草分け的存在であり、AIアバター接客など最新技術で業界をリードしています。
2025年にSBIホールディングスと資本業務提携。金融業界の巨人とのタッグにより、新たなサービス開発や顧客基盤の拡大が期待され、成長ポテンシャルは計り知れません。
過去には高い配当利回りと、カタログギフトがもらえる株主優待で個人投資家から人気を集めました。現在は業績回復を優先していますが、将来的な株主還元の復活も期待されます。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2022/3 | 32.5円 | 54.2% |
| FY2023/3 | 35円 | - |
| FY2024/3 | 17.5円 | - |
| FY2025/3 | 0円 | 0.0% |
株主優待は、業績低迷に伴い2025年9月実施分をもって休止となりました。
従来は安定的な配当実施に努めてきましたが、近年の業績悪化および純資産の棄損により、現在は無配へと変更されています。株主優待制度についても、経営リソースの効率化と業績回復を最優先とするため、2025年9月期をもって休止を決定しました。今後は事業の収益基盤を安定させ、再び配当を実施できる体制を構築することを目指しています。
同業比較(収益性)
保険業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
業績は、主力である保険代理店事業の苦戦やシステム関連費用等の影響により、2023年3月期以降は営業損失を計上するなど厳しい状況が続いています。売上高についても、過去の事業環境変化に伴う見直し等を経て減少傾向にあり、収益構造の再構築が急務となっています。2026年3月期は、デジタル技術の拡充や業務効率化により、営業黒字への転換を予想するなど、業績回復に向けた転換点となる見込みです。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 19.3% | 11.0% | 18.5% |
| FY2022/3 | 18.4% | 10.5% | 17.4% |
| FY2023/3 | -38.1% | -16.8% | -19.9% |
| FY2024/3 | 45.8% | - | -9.1% |
| FY2025/3 | -275.3% | -15.0% | -9.2% |
収益性は、2023年3月期から営業損益が赤字に転落したことで、ROE(自己資本利益率)やROA(総資産利益率)もマイナスで推移する低迷期にあります。かつては高水準の営業利益率を誇っていましたが、現在は販売競争の激化やコスト負担が重く、収益の安定性を大きく欠いています。今後は既存の保険販売に加え、効率的なシステムASP事業等の収益寄与を高めることが、利益率改善に向けた鍵となります。
財務は安全?
財務健全性は、2024年3月期に純資産が一時的にマイナスとなるなど大きく棄損しましたが、その後は第三者割当増資の実施等により自己資本が回復し、再びプラス圏へ転じました。有利子負債については実質ゼロの状態を維持しており、過剰な負債による財務リスクは抑えられています。今後は安定した黒字化を早期に達成し、自己資本比率を再び強固な水準まで高めることが信頼回復の重要課題となります。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 16.4億円 | -4.8億円 | -4.9億円 | 11.6億円 |
| FY2022/3 | 3.6億円 | -3.9億円 | -9.6億円 | -2,700万円 |
| FY2023/3 | -2.1億円 | -6.7億円 | -2.2億円 | -8.7億円 |
| FY2024/3 | -16.7億円 | -1.2億円 | 15.1億円 | -17.9億円 |
| FY2025/3 | -39.0億円 | -1.4億円 | 84.2億円 | -40.4億円 |
営業キャッシュフローは、2024年3月期から業績悪化を主因としてマイナスが拡大し、資金流出が続いています。投資活動については、システム開発等の将来投資を行いつつも抑制傾向にあります。財務キャッシュフローについては、第三者割当増資などによる調達を通じて資金を確保しており、当面の事業活動を維持するための資本強化を優先させています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 19.3億円 | 6.3億円 | 32.7% |
| FY2022/3 | 20.1億円 | 7.0億円 | 34.9% |
| FY2023/3 | -21.9億円 | 0円 | - |
| FY2024/3 | -8.1億円 | 0円 | - |
| FY2025/3 | -9.2億円 | 0円 | - |
2021年3月期および2022年3月期は安定した黒字を計上し、それぞれ約6.3億円、約7億円の法人税等を納付していました。しかし、その後の赤字期は税引前利益がマイナスとなったため法人税等はゼロとなりました。2026年3月期の業績予想では営業黒字への転換を見込んでおり、それに伴い約2億円の法人税等が発生する計画です。
会社の公式開示情報
主力である「保険市場」運営を中心とした保険代理店事業が収益の柱ですが、直近ではデジタル技術の拡充や業務提携を通じた新規システム事業の成長に注力しています。一方で、過年度の訂正や業績の変動がリスク要因として開示されており、収益体質の改善が課題です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2022 | 125億円 | — | 119億円 | -5.2% |
| FY2023 | 167億円 | — | 102億円 | 大幅未達 |
| FY2024 | 120億円 | — | 79億円 | -34.5% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2022 | 23億円 | — | 21億円 | -10.4% |
| FY2023 | 32億円 | — | -20億円 | 大幅未達 |
| FY2024 | 17億円 | — | -7億円 | 大幅未達 |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は現在、明確な中期経営計画を公表していません。直近のFY2026の会社業績予想では売上高79.5億円、営業利益6.50億円での黒字転換を目標としています。しかし、過去3期にわたり期初予想を大幅に下回る実績が続いており、計画の信頼性には疑問符がつきます。SBIホールディングスなどからの資金調達をテコに、この「未達の連鎖」を断ち切り、収益構造を抜本的に改革できるかが最大の焦点となります。
株の売買状況と今後の予定
PER30.1倍、PBR13.14倍と、赤字からの黒字転換期待を織り込み、業界平均を大幅に上回る割高な水準で評価されています。これはSBIとの資本提携による将来性への期待感の表れと考えられます。一方で、信用買い残が積み上がっており、将来的な株価上昇の重荷となる可能性があります。当面は業績予想の達成に向けた進捗が株価を左右するでしょう。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
SBIホールディングス等を引き受け先とする第三者割当増資を実施し、デジタル技術の拡充と顧客管理システムの強化を図る。
2025年9月期は売上高66.1億円、純利益-15.39億円となり、収益改善に向けた構造改革が課題となった。
2026年9月期第1四半期において連結経常損益が2900万円の黒字へ転換し、復調の兆しを見せた。
最新ニュース
アドバンスクリエイト まとめ
ひとめ診断
「老舗の保険通販サイトが、SBI資本注入でV字回復を狙う再建フェーズ」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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