FPパートナー
FP Partner Inc.
最終更新日: 2026年3月28日
「マネードクター」で、お金の悩みを安心に変える総合金融代理店
誰もが気軽にお金の専門家に相談でき、生涯にわたる経済的な安心を得られる社会を実現する。
この会社ってなに?
あなたが保険の加入や見直しを考えた時、あるいは将来のお金のことで誰かに相談したいと思ったことはありませんか?そんな時にテレビCMなどで「マネードクター」というサービス名を聞いたことがあるかもしれません。FPパートナーは、その「マネードクター」を運営している会社です。全国にいるお金の専門家(ファイナンシャルプランナー)が、無料であなたの保険や家計の相談に乗ってくれます。特定の保険会社に偏らず、多くの選択肢の中から最適なプランを提案してくれる、いわば「保険のセレクトショップ」のような存在です。
「マネードクター」ブランドで保険代理店事業を展開。2024年11月期は売上高356.2億円、営業利益53.30億円と増収を達成したものの、金融庁の行政処分が響き利益は計画未達となりました。2025年11月期は売上高321.0億円、営業利益29.84億円と減収減益を見込んでいます。成長戦略の柱はM&Aによる「契約譲受ビジネス」と営業社員の増強ですが、信頼回復に向けた内部管理体制の強化が急務です。
会社概要
- 業種
- 保険業
- 決算期
- 11月
- 本社
- 東京都文京区後楽1-5-3 後楽国際ビルディング5F
- 公式
- fpp.jp
社長プロフィール

私たちは「マネードクター」サービスを通じて、お客様一人ひとりのライフプランに寄り添い、お金に関するあらゆる悩みを解決することを目指しています。専門的な知識を持つファイナンシャルプランナーが、保険から資産形成まで最適なソリューションを提供し、皆様が安心して豊かな人生を送れるよう貢献してまいります。
この会社のストーリー
黒木勉氏が個人事業としてFPパートナーを創業。保険代理店事業を開始し、「お金の専門家」による相談サービスの基盤を築く。
個人事業から法人化し、株式会社FPパートナーを設立。組織体制を強化し、全国展開に向けた本格的なスタートを切る。
無料FP相談サービス「マネードクター」のブランド展開を本格化。テレビCMなどを通じて認知度を飛躍的に高め、事業成長を加速させる。
創業から約13年で株式上場を果たす。社会的信用を高め、さらなる事業拡大と人材獲得のための資金調達基盤を確立した。
上場からわずか1年でプライム市場へ市場区分を変更。急成長を遂げる企業として、投資家からの注目を集める。
他社の保険代理店事業の譲受や、KDDI、ヤマダデンキといった異業種大手との提携を積極的に推進。顧客接点を多様化し、成長戦略を加速させる。
保険会社の便宜供与問題に関連し、金融庁から業務改善命令を受ける。コンプライアンス体制の再構築という大きな課題に直面し、経営の真価が問われる。
人員拡大・顧客獲得・契約譲受を三本柱とする中期経営計画を推進。持続的な成長を実現し、金融サービスプラットフォーマーとしての地位確立を目指す。
注目ポイント
主力サービス「マネードクター」の好調な新規契約獲得に加え、M&Aによる契約譲受で顧客基盤を急拡大。上場後も高い成長率を維持しています。
配当と株主優待を合わせた利回りが高く、個人投資家にとって魅力的です。株主優待は年2回、デジタルギフトが贈呈され、実用性も抜群です。
KDDIやヤマダデンキなど、大手企業との提携を次々と実現。これまでの保険業界の枠を超えたチャネルを開拓し、新たな顧客層へのアプローチを強化しています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2022/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/3 | 46円 | 54.2% |
| FY2025/3 | 47円 | 53.0% |
| 必要株数 | 100株以上(約23万円) |
| 金額相当 | 約6,000円相当 |
| 権利確定月 | 5月・11月 |
配当方針として株主への利益還元を重視しており、安定的な配当の継続と向上を目指す方針を掲げています。直近では業績の一時的な変動があっても高水準な配当を維持しており、株主還元への姿勢は非常に積極的です。配当と株主優待を併せた総合利回りは非常に高く、長期保有を検討する投資家にとって魅力的な水準となっています。
同業比較(収益性)
保険業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当社の売上高は成長基盤の拡大により概ね堅調に推移してきましたが、2025年3月期は市場環境の変化や営業体制の見直しにより減収減益となりました。ただし、過去の成長局面ではM&Aや契約譲受を通じて取扱高を拡大させるなど、着実な事業基盤の構築に成功しています。今後はマネードクターブランドを軸とした営業社員の増員や効率的な顧客アプローチにより、2026年3月期には増収増益への転換を目指す計画です。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2022/3 | 27.3% | 16.6% | 14.9% |
| FY2023/3 | 31.3% | 20.6% | 18.2% |
| FY2024/3 | 33.0% | 21.1% | 15.0% |
| FY2025/3 | 17.3% | 11.1% | 9.3% |
収益性に関しては、事業拡大に伴い高い水準を維持してきましたが、2025年3月期は営業利益率が約9.3%まで低下するなど一時的な足踏みが見られます。これまでROEは30%を超える高い資本効率を誇ってきましたが、成長投資に伴うコスト負担が一時的に収益を圧迫する形となりました。今後は収益構造の適正化とコスト管理の徹底により、再度高い利益率を確保できるかが焦点となります。
財務は安全?
財務面は非常に強固であり、有利子負債がゼロである実質無借金経営を継続している点は、経営上の大きな強みと言えます。自己資本比率も60%台を安定的に維持しており、潤沢な自己資本を背景とした成長投資が可能な財務基盤を有しています。安定した資産構成により、景気変動に対する高い耐性を備えていることが同社の財務的特徴です。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2022/3 | 35.6億円 | -3.6億円 | 25.6億円 | 32.0億円 |
| FY2023/3 | 37.2億円 | -6.1億円 | 200万円 | 31.1億円 |
| FY2024/3 | 43.9億円 | -24.3億円 | -51.6億円 | 19.6億円 |
| FY2025/3 | 22.6億円 | -19.4億円 | -15.6億円 | 3.2億円 |
営業キャッシュフローは本業の成長に伴い安定した創出力を維持してきましたが、2025年3月期は業績変動の影響で約22.6億円へと減少しました。投資キャッシュフローでは、事業シナジー向上を目的としたM&Aや契約譲受に積極的に資金を投じており、成長のための先行投資が継続しています。結果としてフリーキャッシュフローは変動しているものの、無借金経営を支える強固なキャッシュ創出能力は維持されています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2022/3 | 38.1億円 | 14.5億円 | 37.9% |
| FY2023/3 | 56.1億円 | 16.6億円 | 29.5% |
| FY2024/3 | 54.9億円 | 15.9億円 | 28.9% |
| FY2025/3 | 31.5億円 | 11.1億円 | 35.2% |
法人税等の支払額は各期の税引前利益に比例しており、概ね法定実効税率に近い水準で推移しています。2025年3月期は利益水準が低下したことに伴い、納税額も約11.1億円となっています。一時的な税負担率の変動はありますが、適正な税務処理が行われており、今後も安定的な納税を通じた社会貢献が継続される見通しです。
会社の公式開示情報
「マネードクター」ブランドによる保険相談を主軸とし、新規契約獲得と他社代理店からの契約譲受による保有契約件数の積み上げが成長の要です。行政処分を受けた過去の業務改善計画や金融庁による監督姿勢が経営リスクとして開示されており、内部統制の抜本的な強化が継続的な課題となっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2023 | 294億円 | 305億円 | 306億円 | +3.9% |
| FY2024 | 356億円 | 356億円 | 356億円 | -0.0% |
| FY2025 | 402億円 | 321億円 | — | -20.2% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2023 | 44億円 | 53億円 | 56億円 | +25.9% |
| FY2024 | 67億円 | 60億円 | 53億円 | -20.7% |
| FY2025 | 61億円 | 30億円 | — | -51.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
新たな中期経営計画(FY2025-2027)では、最終年度に売上高480億円、経常利益70億円を目標としています。しかし、FY2024は金融庁の行政処分を受けて業績予想を大幅に下方修正し、営業利益が計画比で20.7%の大幅未達となりました。FY2025も減収減益予想となっており、まずはガバナンス体制を再構築し、信頼を回復することが計画達成の前提となります。過去には予想を上回る実績を上げてきただけに、事業の立て直しが注目されます。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は2.08倍と比較的落ち着いていますが、過去には1倍を割り込む時期もあり、需給は不安定な面があります。業界平均と比較すると、PER・PBRともに割高な水準にあり、市場からの高い成長期待が伺えます。一方で、配当利回りは3.96%と業界平均を上回っており、株主還元への意識も評価されている点です。今後の決算で、行政処分の影響を乗り越え、再び成長軌道に戻れるかどうかが市場の注目点です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
保険の比較販売における不適切な事案を巡り、金融庁より業務改善命令を受けた。
前期経常が上振れ着地し、今期は10%の増益を見込む好調な業績予想を発表した。
KDDIが展開する次世代リモート接客プラットフォームへ金融サービス分野で参画を開始。
最新ニュース
FPパートナー まとめ
ひとめ診断
「全国展開する保険相談の駆け込み寺、M&Aで急成長するもガバナンスが試される優等生」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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