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NECキャピタルソリューション

NEC Capital Solutions Limited

最終更新日: 2026年3月29日

ROE4.6%
BPS660.7円
自己資本比率9.9%
FY2025/3 有報データ

NECグループの金融中核からSBIグループとの連携へ、リースを軸に次世代循環型社会を創造する企業

金融・サービスを通じて社会価値を創造し、お客さまとともに次世代循環型社会の実現に貢献します。

この会社ってなに?

あなたが普段オフィスで使うパソコンやコピー機、実は購入されたものではなく「リース」という形で導入されていることが多いのをご存知ですか?NECキャピタルソリューションは、まさにそうした企業のIT機器や工場の機械といった設備導入を、金融面でサポートする会社です。最近では、環境にやさしい太陽光発電所のようなクリーンエネルギー事業にも力を入れています。私たちの目に直接触れることは少なくても、日本の多くの企業のビジネス活動や、未来のエネルギーを陰で支えている重要な役割を担っているのです。

NECキャピタルソリューションは、リース事業を祖業とする金融サービス企業です。2025年3月期は売上高2,548.8億円、営業利益77.82億円と一時的な減益を記録しましたが、続く2026年3月期には売上高2,950億円、営業利益155億円とV字回復を見込む強気の計画を掲げています。2024年10月にSBI新生銀行の持分法適用関連会社となり、両社のシナジーを活かした事業拡大が今後の成長ドライバーとして期待されます。連続増配を続ける株主還元姿勢の一方で、PBRは0.74倍と1倍を割れており、資本効率の改善と企業価値向上が課題です。

その他金融業プライム市場

会社概要

業種
その他金融業
決算期
3月
本社
東京都港区港南二丁目15番3号
公式
www.necap.co.jp

社長プロフィール

今関 智雄
今関 智雄
代表取締役社長
挑戦者
リースを祖業としながら、お客様の経営課題に寄り添うパートナーとして進化を続けてきました。2024年10月にはSBI新生銀行の持分法適用関連会社となり、両社のシナジーを追求する新たな成長ステージに踏み出します。金融・サービスを通じて社会価値を創造し、持続的な企業価値向上を目指してまいります。

この会社のストーリー

1978
創業:日本電気リース株式会社として設立

NECグループの金融サービス会社として、主にICT機器のリース事業を開始。テクノロジーの発展を金融面から支える歴史が始まる。

2005
東京証券取引所第一部に上場

社会的な信用を高め、事業拡大のための基盤を強化。リース事業の枠を超えた総合的な金融サービス企業への道を歩み出す。

2008
リーマンショックによる赤字転落の危機

世界的な金融危機の影響を受け、2008年度の9ヶ月連結決算で赤字を計上。厳しい外部環境に直面し、経営の強靭さが試される。

2010
商号を「NECキャピタルソリューション株式会社」へ変更

リースに留まらない、より幅広い金融ソリューションを提供する企業へと進化する意志を社名に込める。事業の多角化を加速させる。

2015
CSV経営の本格導入

事業を通じて社会課題の解決に貢献する「CSV(Creating Shared Value)」経営を本格的に開始。サステナビリティを経営の中核に据える。

2024
SBI新生銀行の持分法適用関連会社へ

SBI新生銀行がNECから株式を取得し、主要株主となる。独立性を保ちつつ、両社の強みを活かしたシナジー創出を目指す大きな転換点を迎える。

2025
中期計画2025:新たな成長ステージへの挑戦

SBIグループとの連携を本格化させ、リース事業の深化と新たな事業機会の創出を目指す。ROE8%以上の目標を掲げ、企業価値の向上を図る。

注目ポイント

SBIグループとの連携による新展開

2024年にSBI新生銀行の持分法適用関連会社となり、新たな成長フェーズに突入。両社の顧客基盤や金融ノウハウを融合し、これまでにない事業シナジーが期待されます。

安定した株主還元と魅力的な利回り

安定的な配当を継続しており、配当利回りは市場平均と比較しても魅力的です。さらに、100株以上の保有でオンラインカタログギフトがもらえる株主優待制度も実施しています。

リースを軸にしたCSV経営

事業を通じて社会課題解決を目指す「CSV経営」を推進。再生可能エネルギー事業や再生PC販売など、環境に配慮した次世代循環型社会の実現に貢献しています。

サービスの実績は?

150
1株当たり配当金
2025年3月期実績
+15.4% YoY
48.9%
配当性向
2025年3月期実績
2,950億円
売上高
2026年3月期 会社予想
+15.7% YoY
155億円
営業利益
2026年3月期 会社予想
+99.2% YoY
100億円
親会社株主に帰属する当期純利益
2026年3月期 会社予想
+51.3% YoY

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 150円
安全性
注意
自己資本比率 9.9%
稼ぐ力
普通
ROE 4.6%
話題性
好評
ポジティブ 55%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
150
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2021/36031.4%
FY2022/37423.0%
FY2023/311036.9%
FY2024/313039.8%
FY2025/315048.9%
4期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

当社は持続的な成長に向けた投資を確保しつつ、安定的な配当の継続を重視する方針です。近年の業績向上を背景に積極的な増配を続けており、配当性向も緩やかに上昇傾向にあります。今後も財務基盤を維持しつつ、株主還元の充実に努める姿勢を維持しています。

同業比較(収益性)

その他金融業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
4.6%
業界平均
10.3%
営業利益率下回る
この会社
3.1%
業界平均
18.5%
自己資本比率下回る
この会社
9.9%
業界平均
22.5%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/32,499億円
FY2023/32,581億円
FY2024/32,559億円
FY2025/32,549億円
営業利益
FY2022/3104億円
FY2023/3117億円
FY2024/3117億円
FY2025/377.8億円

当社の売上高は概ね2,500億円規模で安定して推移しており、2026年3月期には売上高2,950億円、純利益100億円への大幅な増益を計画しています。これまでの業績はリース事業を基盤としつつ、ICT機器等の取り扱いによる安定的な収益確保が寄与してきました。今後はSBI新生銀行グループとの資本業務提携を通じた新たな事業機会の創出により、さらなる成長加速を見込んでいます。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
4.6%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
0.5%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
3.1%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/33.6%0.4%2.7%
FY2022/35.7%0.7%4.2%
FY2023/35.0%0.6%4.5%
FY2024/35.1%0.6%4.6%
FY2025/34.6%0.5%3.1%

過去数期の営業利益率は3%から4%台で推移しており、リース事業特有の薄利多売な構造を示しています。ROE(自己資本利益率)は5%前後で安定していますが、資本効率のさらなる向上が課題となっています。収益性を高めるため、今後は既存のリース・融資事業に加え、より高収益が期待される不動産や再生可能エネルギー等の新規領域への注力が求められます。

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率9.9%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
2.3兆円
会社の純資産
1,424億円

総資産は1兆2,247億円規模に達しており、リース債権等の積み上がりにより資産規模が着実に拡大しています。一方で有利子負債も2兆円を超えて増加しており、自己資本比率は約10%前後と財務レバレッジを効かせた経営を行っています。リース事業の性質上、資金調達規模が大きくなる傾向があるため、今後も安定的な資金繰りと資本基盤の維持が重要となります。

お金の流れは?

本業で稼げていません
本業で稼いだお金
-340億円
営業CF
投資に使ったお金
-150億円
投資CF
借入・返済など
+1,056億円
財務CF
手元に残ったお金
-490億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3-288億円-67.0億円310億円-355億円
FY2022/3468億円-5.0億円-469億円463億円
FY2023/32,900万円-95.8億円78.8億円-95.5億円
FY2024/3-213億円-83.1億円493億円-297億円
FY2025/3-340億円-150億円1,056億円-490億円

リース事業は資産購入に伴う営業キャッシュフローのマイナスと、調達による財務キャッシュフローのプラスが恒常化しやすい特性があります。特に直近期は事業拡大のための投資や運用資産の増大により、FCF(フリーキャッシュフロー)はマイナス基調となっています。今後もリース資産の入れ替えや戦略的投資を継続するため、外部資金による機動的な調達が事業成長の要となります。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1為替変動リスク当社グループでは、外貨建の案件を一部取り扱っており、為替相場の急激な変動により当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性がありますが、基本方針である外貨建営業資産とバランスさせた外貨建調達を実行することで為替変動リスクの低減に努めております
2自然災害によるリスク当社グループは、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性がある地震及び台風等の自然災害や感染症の流行等に対し、費用対効果を検討の上、事業活動への影響を最小化するための対策を実施しております

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/360.9億円19.7億円32.4%
FY2022/3114億円44.8億円39.2%
FY2023/3124億円60.2億円48.4%
FY2024/3118億円47.8億円40.5%
FY2025/394.4億円28.3億円29.9%

法人税等の支払額は各期の税引前利益の変動に伴い増減しています。実効税率は年度により30%から48%の間で変動しており、税務上の繰延税金資産や一時差異等の調整が含まれていると推察されます。業績拡大が見込まれる2026年3月期には税引前利益155億円に対し、約55億円の法人税等を計上する予想です。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
781万円
従業員数
860
平均年齢
43.8歳
平均年収従業員数前年比
当期781万円860-

従業員平均年収は781万円となっており、リース業界の平均と比較しても高い給与水準を維持しています。長年の安定した収益基盤と、ICTリースを軸とした専門性の高い事業展開が、この安定した待遇を支える要因となっています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主71.8%
浮動株28.2%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関42.1%
事業法人等29.7%
外国法人等3.6%
個人その他24.1%
証券会社0.5%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 主な安定株主はSBI新生銀行・日本電気・三井住友ファイナンス&リース。

株式会社SBI新生銀行(7,172,000株)33.29%
日本電気株式会社(3,795,000株)17.61%
三井住友ファイナンス&リース株式会社(2,514,000株)11.67%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,302,000株)6.04%
株式会社日本カストディ銀行(327,000株)1.52%
住友生命保険相互会社(200,000株)0.92%
DFA INTL SMALL CAP VALUE PORTFOLIO(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)(165,000株)0.76%
JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行)(103,000株)0.47%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY505223(常任代理人 株式会社みずほ銀行)(67,000株)0.31%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(64,000株)0.29%

NECグループの金融中核会社として創業しましたが、現在は株式会社SBI新生銀行が33.29%を保有する筆頭株主となり、同社と資本業務提携を強化しています。日本電気株式会社(NEC)も17.61%を保有し重要な株主であり続けており、SBIグループとNECグループ双方の連携を通じた持続的成長が期待されています。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億3,300万円
取締役5名の合計

リース・レンタル・割賦などを主軸に、ICT機器やインフラ分野に強みを持つ総合金融ソリューション企業です。近年は再生可能エネルギー事業や海外不動産開発にも注力しており、事業の多角化によるリスク分散を図る一方で、金利変動や景気動向が業績に影響を与える可能性があることを主要リスクとして開示しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 13名)
女性 2名(15.4% 男性 11
15%
85%
監査報酬
1億5,500万円
連結子会社数
66
平均勤続年数(従業員)
14.4
臨時従業員数
60

女性役員比率は15.3%とさらなる多様性が求められる段階ですが、指名・報酬委員会の活用や社外役員の登用を通じた監督機能の強化が図られています。連結子会社66社を抱える企業規模に対し、監査体制の充実を図るなどガバナンスの透明性向上に努めています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
最終年度の利益目標達成が焦点。SBIグループとの連携による上振れに期待。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期計画2025
FY2024〜FY2026
親会社株主に帰属する当期純利益: 目標 100億円 やや遅れ (66.11億円 (FY2025実績))
66.1%
ROE: 目標 8.0% やや遅れ (5.58% (FY2025実績見込))
69.8%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20252,600億円2,549億円-2.0%
FY20242,600億円2,559億円-1.6%
FY20232,500億円2,581億円+3.2%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025120億円78億円-35.1%
FY2024120億円117億円-2.6%
FY2023110億円117億円+6.5%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の「中期計画2025」では、最終年度(2026年3月期)に純利益100億円、ROE8%以上を目標としています。2025年3月期は営業利益が会社予想を大幅に下回るなど、進捗は順調とは言えません。しかし、SBI新生銀行との資本業務提携によるシナジー効果が本格化するのはこれからであり、計画最終年度でのV字回復による目標達成が期待されます。過去の業績予想は比較的堅実ですが、直近では未達が目立っており、計画達成の確実性が今後の評価のポイントとなります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当による総合的な投資リターンを示す指標です。FY2024およびFY2025において、当社のTSRはTOPIXを上回る「アウトパフォーム」を達成しています。これは、安定した業績成長を背景とした株価の上昇に加え、積極的な増配による株主還元姿勢が投資家に評価された結果と考えられます。特にSBI新生銀行との資本業務提携発表以降、将来の成長期待が株価を押し上げ、TSRの向上に大きく貢献しました。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+133.9%
100万円 →233.9万円
133.9万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021113.4万円+13.4万円13.4%
FY2022120.1万円+20.1万円20.1%
FY2023150.5万円+50.5万円50.5%
FY2024228.8万円+128.8万円128.8%
FY2025233.9万円+133.9万円133.9%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残32,000株
売り残28,000株
信用倍率1.14倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2026年3月期 第4四半期決算発表2026年4月下旬
定時株主総会2026年6月下旬

PER9.0倍、PBR0.74倍という指標は、業界平均と比較して割安な水準にあることを示唆しています。特にPBRが1倍を大きく割り込んでいる点は、市場が同社の資産価値を十分に評価しきれていない可能性を示しています。信用倍率は1.14倍と拮抗しており、短期的な過熱感はありません。株価が割安に放置されている背景には、一時的な業績の落ち込みや、SBIグループとのシナジーがまだ不透明であることなどが考えられますが、今後の業績回復が確認されれば見直される可能性があります。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, PR TIMES, ダイヤモンド・オンライン, Investing.com
業界内ランキング
上位 35%
その他金融業 18社中 6位
報道のトーン
55%
好意的
40%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

SBI新生銀行との提携45%
決算・業績動向25%
株主還元・優待15%
新規事業・サービス15%

最近の出来事

2024年7月資本業務提携

SBI新生銀行がNECキャピタル株を約33%取得し、持分法適用関連会社化する計画を発表しました。

2024年10月持分法適用

SBI新生銀行グループとの連携が正式に完了し、新たな協調体制が構築されました。

2025年5月業績目標

中期計画2025において、ROE向上を目指した各種取り組みの加速を株主へ説明しました。

最新ニュース

中立
NECキャピタルソリューション、人事異動を発表
3/6 · 日本経済新聞
中立
5/26 · NECキャピタルソリューション

NECキャピタルソリューション まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 150円
安全性
注意
自己資本比率 9.9%
稼ぐ力
普通
ROE 4.6%
話題性
好評
ポジティブ 55%

「NECの金融部門がSBIグループ入りで再出発、リースを軸にグリーン投資とM&Aで成長を狙う」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU