(株)ウェッジホールディングス2388
Wedge Holdings CO.,LTD.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
ウェッジホールディングスの事業は主に2つ。1つ目はタイやカンボジアなど東南アジアでのオートバイや農機具のリースで、現地の農村部で二輪車を分割払いで買えるサービスを提供しています。2つ目は国内での漫画・アニメ・ゲーム関連のコンテンツ事業。漫画の企画編集やトレーディングカードの展開、2025年12月にはガンダムプラモデルを中心としたホビー小売・EC事業「G作戦」を立ち上げました。
ウェッジホールディングスは2001年設立のグロース上場企業で、タイを中心とした東南アジアでのオートバイ・農機具リース事業と、漫画・アニメ・ゲーム関連のコンテンツ事業を両輪で展開しています。かつてはタイ子会社Group Lease PCLの急成長で注目を集めましたが、2017年以降の訴訟問題や事業整理を経て業績は低迷。2025/09期は売上高8.2億円・営業損失0.9億円と赤字が続いていますが、有利子負債ゼロ・自己資本比率77.7%と財務基盤は健全です。中期経営計画2024〜2028「継続と成長」のもと、国内コンテンツ事業の収益化とホビー小売・EC事業への新規参入を推進中です。
会社概要
- 業種
- その他金融業
- 決算期
- 9月
- 本社
- 東京都江東区南砂2丁目36番10号 光陽ビル3F
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
漫画・アニメの企画編集、トレーディングカード、ホビー小売・EC事業「G作戦」を展開。国内事業の収益柱を目指し先行投資中。
タイ・カンボジアでのオートバイ・農機具リース事業。Group Lease PCLは持分法適用関連会社。タイ裁判所のJトラストアジア控訴棄却が追い風。
不動産関連・投資育成事業等。タイのリゾート関連子会社を売却し事業整理を推進。
稼ぐ力はどのくらい?
2025/09期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/09期 | 2.2% | 1.2% | 35.4% |
| 2017/09期 | ▲18.4% | ▲8.2% | 32.2% |
| 2018/09期 | 0.4% | 0.2% | 18.3% |
| 2019/09期 | ▲2.4% | ▲1.0% | 6.4% |
| 2020/09期 | ▲11.9% | ▲4.4% | 4.4% |
| 2021/09期 | ▲14.5% | ▲5.5% | 3.9% |
| 2022/09期 | 1.7% | 1.4% | 12.5% |
| 2023/09期 | ▲16.3% | ▲13.6% | 4.7% |
| 2024/09期 | ▲29.3% | ▲24.1% | ▲1.6% |
| 2025/09期 | ▲7.5% | ▲6.0% | ▲11.2% |
| 1Q 2026/09期 | ▲5.0%(累計) | ▲4.7%(累計) | ▲27.0% |
ROE・ROAともに大幅なマイナスが続いており、収益性の回復が最大の経営課題です。営業利益率は2022/09期に12.5%と高水準でしたが、2025/09期には-11.2%まで悪化。ただし経常ベースでの赤字幅は縮小傾向にあり、投資有価証券の評価損などの特殊要因を除けば本業の損益は改善の兆しが見られます。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/09期 | 57.7億円 | 2.3億円 | ▲11.8億円 | -33.1円 | -25.5% |
| 2022/09期 | 6.8億円 | 8,500万円 | 5,500万円 | 1.5円 | -88.2% |
| 2023/09期 | 7.7億円 | 3,600万円 | ▲5.1億円 | -13.7円 | +12.2% |
| 2024/09期 | 8.6億円 | ▲1,400万円 | ▲9.4億円 | -22.2円 | +12.4% |
| 2025/09期 | 8.2億円 | ▲9,100万円 | ▲2.3億円 | -5.3円 | -5.1% |
2021/09期はタイ子会社Group Lease PCLの連結除外に伴い売上高が57.7億円から翌年6.8億円へ急減しました。2022期〜2023/9は営業黒字を維持したものの、2024/09期以降は営業赤字に転落。2025/09期は営業損失0.9億円・最終損失2.3億円ですが、前期比では赤字幅が縮小しています。2026/09期予想も営業損失0.3億円と赤字継続を見込むものの、国内コンテンツ事業の成長に期待がかかります。 【1Q 2026/09期実績】売上2.0億円(前年同期比2.0%)、営業利益△54百万円、純利益△1.7億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
その他金融業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| コンテンツ事業 | 2.5億円 | -0.5億円 | -20.0% |
| 東南アジア金融事業 | 5.7億円 | -0.2億円 | -3.5% |
| その他 | 0.2億円 | -0.2億円 | -100.0% |
東南アジア金融事業が売上の約7割を占める主力事業ですが、Group Lease PCLが持分法適用に移行したことで連結売上は大幅に縮小しています。コンテンツ事業は漫画・アニメの企画編集に加え、2025年12月にホビー小売・EC「G作戦」を開始し、国内事業の収益化に向けた新たな取り組みを進めています。全セグメントで赤字が続いており、黒字転換が急務です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 8.6億円 | — | 8.2億円 | -5.1% |
| 2024期 | 8億円 | — | 8.6億円 | +7.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
中期経営計画2024〜2028「継続と成長」は、国内コンテンツ事業の黒字化と東南アジア金融事業の安定化を2大目標に掲げています。2025年12月にホビーEC「G作戦」を開始するなど新たな取り組みは進んでいますが、全体としては赤字が続いており道半ばです。Jトラストアジアとの訴訟でタイ裁判所が有利な判断を下したことは好材料ですが、最終的な解決には時間がかかる見込みです。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2026/09期 第1四半期決算短信を発表。コンテンツ事業でホビーEC「G作戦」の運営を開始。
ガンダムプラモデルを中心としたホビー小売・EC事業「G作戦」の運営を開始。国内コンテンツ事業の新たな柱に。
タイのリゾート関連子会社2社を売却。事業整理を推進し、コア事業への経営資源集中を図る。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも1Q 2026/09期末時点
有利子負債ゼロ・自己資本比率77.7%と財務基盤は非常に健全です。ただし、純資産は赤字の累積により2021/09期の36.1億円から2025/09期の29.7億円へ減少が続いています。BPSも101.0円から68.4円に低下しており、株価63円はBPS対比でPBR 0.92倍とほぼ解散価値に近い水準です。 【1Q 2026/09期】総資産34億円、純資産27億円、自己資本比率95.9%、有利子負債55百万円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/09期 | ▲28.8億円 | ▲2.0億円 | 181億円 | ▲30.7億円 |
| 2017/09期 | 29.7億円 | ▲114億円 | 23.8億円 | ▲84.1億円 |
| 2018/09期 | 9.6億円 | ▲1.8億円 | ▲9.2億円 | 7.8億円 |
| 2019/09期 | 49.4億円 | ▲6,000万円 | ▲51.5億円 | 48.8億円 |
| 2020/09期 | 39.4億円 | ▲2.5億円 | ▲21.1億円 | 36.9億円 |
| 2021/09期 | 46.0億円 | 5,400万円 | ▲58.4億円 | 46.6億円 |
| 2022/09期 | 4,400万円 | ▲800万円 | ▲300万円 | 3,600万円 |
| 2023/09期 | 8,500万円 | ▲3.3億円 | 6.9億円 | ▲2.4億円 |
| 2024/09期 | ▲1,500万円 | ▲1.5億円 | ▲2,500万円 | ▲1.6億円 |
| 2025/09期 | ▲1,600万円 | 11.7億円 | ▲900万円 | 11.6億円 |
2021/09期の営業CF 46億円はGroup Lease連結除外に伴う一時的なもの。2022期〜2024/9は営業CFが小幅のプラスまたはマイナスで推移。2025/09期は投資CFが+11.7億円と大幅プラスとなっていますが、これはタイのリゾート関連子会社の株式売却によるものです。手元資金は16.6億円と当面の事業運営には十分な水準を確保しています。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査等委員を含む役員6名全員が男性で、女性役員はゼロです。代表取締役社長兼CEOの此下竜矢氏を中心とした少数精鋭の経営体制。連結子会社5社のうちタイ関連が中心で、グロース市場の上場維持基準適合に向けた取り組みを継続中です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 2025/09期 | 471万円 | 49人 | - |
単体従業員数は49名、連結でも63名と極めて少人数の組織です。平均年収471万円は上場企業としてはやや低い水準ですが、グロース市場の小型企業としては標準的です。平均年齢40.3歳と中堅層が中心で、少数精鋭での事業運営が特徴です。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
ウェッジHDのTSRは5年間で48%と投資元本の半分以上を失う結果となっており、TOPIX(213%)を大幅に下回っています。無配のため配当リターンはなく、株価下落がそのまま損失に直結しています。業績の黒字転換が実現しない限り、TSRの改善は困難と言わざるを得ません。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/09期 | 0円 | 0.0% |
| 2017/09期 | 0円 | 0.0% |
| 2018/09期 | 0円 | 0.0% |
| 2019/09期 | 0円 | 0.0% |
| 2020/09期 | 0円 | 0.0% |
| 2021/09期 | 0円 | 0.0% |
| 2022/09期 | 0円 | 0.0% |
| 2023/09期 | 0円 | 0.0% |
| 2024/09期 | 0円 | 0.0% |
| 2025/09期 | 0円 | 0.0% |
株主優待制度は設けていません。
配当は5期連続で無配が続いています。赤字が継続している状況では配当の原資がなく、まず業績の黒字転換が最優先課題です。中期経営計画2024〜2028「継続と成長」の実現により業績が改善すれば、将来的な復配の可能性もありますが、現時点では配当・優待目的の投資には不向きです。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 100.0万円 | 0.0万円 | 0.0% |
| 2022期 | 62.0万円 | ▲38.0万円 | -38.0% |
| 2023期 | 65.0万円 | ▲35.0万円 | -35.0% |
| 2024期 | 52.0万円 | ▲48.0万円 | -48.0% |
| 2025期 | 48.0万円 | ▲52.0万円 | -52.0% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PERは赤字のため算出不能、PBRは0.92倍と解散価値を下回る水準です。信用買残が241万株と発行済株式数(4,249万株)の約5.7%に達しており、個人投資家の投機的な買いが集まっていることがうかがえます。配当利回りは0%で、業界平均を大きく下回ります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/09期 | 31.0億円 | 25.1億円 | 81.2% |
| 2017/09期 | -24.5億円 | 0円 | - |
| 2018/09期 | 14.8億円 | 14.0億円 | 95.0% |
| 2019/09期 | 2.1億円 | 6.6億円 | 311.3% |
| 2020/09期 | -3.4億円 | 0円 | - |
| 2021/09期 | -3.9億円 | 0円 | - |
| 2022/09期 | 1.6億円 | 1.1億円 | 65.6% |
| 2023/09期 | -4.9億円 | 0円 | - |
| 2024/09期 | -8.9億円 | 0円 | - |
| 2025/09期 | -3.0億円 | 0円 | - |
税引前損益は大半の期間で赤字のため、法人税等の負担はほぼ発生していません。2022/09期のみ黒字で税額1億円が発生しましたが、実効税率65.6%と繰延税金資産の取崩し等により高水準でした。2026/09期予想では税引前赤字ながら税金費用5億円を計上見込みで、繰延税金資産の評価見直しが想定されます。
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