イー・ギャランティ
eGuarantee,Inc.
最終更新日: 2026年3月29日
企業間取引の“万が一”に備える、信用リスク保証のパイオニア
信用リスクの市場を創造し、すべての企業が安心して挑戦できる社会を実現する。
この会社ってなに?
あなたが普段買い物をするお店、例えばスーパーやアパレルショップを想像してみてください。そのお店は商品を仕入れるためにメーカーにお金を払っていますが、多くは『ツケ払い(後払い)』です。もしお店が倒産したらメーカーは代金を回収できません。イー・ギャランティは、そんな万が一の事態に備えて「ウチが代わりに支払いますよ」と保証するサービスを提供しています。この仕組みがあるおかげで、多くの企業が安心して新しい取引先とビジネスを始められ、私たちの周りにある商品やサービスが滞りなく提供されているのです。
イー・ギャランティは、企業間の売掛債権保証サービスで成長を続けるニッチトップ企業です。FY2025は売上高102.2億円(前期比11.5%増)、営業利益51.03億円(同5.2%増)と20期以上の連続増収増益を達成しており、高い収益性を誇ります。新中期経営計画「Accelerate2028」では、FY2028に営業利益100億円という挑戦的な目標を掲げています。安定した事業基盤と成長戦略を背景に、投資家の注目を集めています。
会社概要
- 業種
- その他金融業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー37階
- 公式
- www.eguarantee.co.jp
社長プロフィール

私たちは、企業間取引で生じる信用リスクを引き受ける『信用リスクの市場』としての役割を担っています。『Innovation in finance』という使命のもと、企業が安心して取引し、挑戦できる社会の実現に貢献します。今後もお客様のニーズに応え、サービスを進化させることで、持続的な企業価値の向上を目指してまいります。
この会社のストーリー
伊藤忠商事の社内ベンチャーとして創業。企業間取引における信用リスク保証という、国内ではまだ新しいビジネスモデルで事業を開始した。
創業から約7年でIPOを達成。公開価格を100%以上上回る初値をつけ、市場から高い期待を集めた。
事業規模の拡大に伴い、本社を現在の赤坂サカス内 赤坂Bizタワーに移転。さらなる成長への基盤を固めた。
ジャスダックから東証二部への市場変更を経て、ついに東証一部(現プライム市場)へ。社会的信用と知名度をさらに高めた。
経済の先行き不透明感から売掛債権の保証ニーズが高まる。請求・決済代行サービス「eG Collect」「eG Pay」の提供を拡大し、事業の多角化を進めた。
2028年3月期に売上高200億円、経常利益100億円という挑戦的な目標を掲げ、成長をさらに加速させる意思を明確にした。
保証サービスを軸に、あらゆる企業が信用リスクを自由に取引できる市場の創造を目指す。日本のビジネスインフラとして不可欠な存在へと進化を続ける。
注目ポイント
景気の波に左右されにくいビジネスモデルを構築し、10年以上にわたり増収を継続。安定した成長力は大きな魅力となっている。
2028年3月期に売上高・経常利益を4年で倍増させるという挑戦的な目標を掲げる。株主還元にも積極的で、企業価値向上への強い意志がうかがえる。
企業の売掛金が回収不能になるリスクを保証する、社会貢献性の高い事業を展開。景気変動や社会不安が高まる局面でこそ、その真価が発揮される。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 22円 | 48.8% |
| FY2022/3 | 26円 | 49.1% |
| FY2023/3 | 34円 | 56.0% |
| FY2024/3 | 35円 | 51.0% |
| FY2025/3 | 37円 | 50.6% |
株主優待は実施しておりません。
配当については配当性向50%程度を目標とした安定的な利益還元を方針としています。業績の拡大に合わせて増配を継続しており、株主還元への姿勢は非常に前向きです。今後も持続的な成長と連動した株主価値の向上を目指しています。
同業比較(収益性)
その他金融業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
イー・ギャランティは売掛債権保証サービスを主軸に、安定的な増収増益基調を維持しています。FY2021/3からFY2025/3にかけて売上高は72億円から102億円へ、純利益は20億円から35億円へと順調に拡大しました。景況感の影響を受けにくいビジネスモデルを強みに、今後も堅調な成長が期待されます。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 11.7% | 8.9% | 42.9% |
| FY2022/3 | 12.5% | 9.8% | 47.3% |
| FY2023/3 | 13.0% | 10.2% | 48.9% |
| FY2024/3 | 13.5% | 10.8% | 52.9% |
| FY2025/3 | 13.2% | 10.6% | 49.9% |
収益性は非常に高く、営業利益率は約50%という極めて高い水準を維持しています。ROE(自己資本利益率)は安定して13%前後で推移しており、効率的な資本活用がなされています。再保険の活用によりリスクをコントロールしつつ、利益率を最大化する戦略が奏功しています。
財務は安全?
同社は実質無借金経営を継続しており、非常に強固な財務体質を有しています。自己資本比率は70%超を維持しており、盤石な財務基盤のもとで新規投資や株主還元を柔軟に実施可能です。潤沢なネットキャッシュを保有しており、経営上の安全性が非常に高い銘柄です。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 46.9億円 | -8,000万円 | 22.1億円 | 46.1億円 |
| FY2022/3 | 26.6億円 | -18.2億円 | -8,700万円 | 8.4億円 |
| FY2023/3 | 32.4億円 | -41.9億円 | -7.1億円 | -9.5億円 |
| FY2024/3 | 31.3億円 | -42.8億円 | -13.3億円 | -11.5億円 |
| FY2025/3 | 41.0億円 | 3.1億円 | -14.4億円 | 44.1億円 |
営業キャッシュフローは本業の好調さを反映して安定的にプラスを継続しています。一時的な投資CFのマイナスは事業拡大に伴う投資によるものですが、財務基盤の強さにより問題はありません。現在は潤沢な営業CFを背景に、配当や自社株買いといった株主還元へ積極的に資金を振り向けています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 31.1億円 | 11.0億円 | 35.5% |
| FY2022/3 | 37.6億円 | 13.0億円 | 34.5% |
| FY2023/3 | 42.3億円 | 13.7億円 | 32.3% |
| FY2024/3 | 49.0億円 | 16.4億円 | 33.5% |
| FY2025/3 | 52.0億円 | 17.1億円 | 32.9% |
法人税等の納税額は業績の拡大に伴い増加しており、税引前利益に対して概ね妥当な水準で推移しています。実効税率は32%から35%程度で安定しており、特段の税務上の懸念はありません。今後も継続的な利益計上により、適正な納税が行われる見通しです。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 605万円 | 184人 | - |
従業員平均年収は605万円となっており、金融業界の中では標準的な水準です。同社は成果主義的な報酬制度やストックオプションの活用に積極的であるとの評価も存在し、業績成長に伴う還元が意識されています。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 外国人投資家の保有比率が高く、グローバルな投資家からの評価が反映されやすい銘柄です。 主な安定株主は伊藤忠商事・帝国データバンク・NTTデータ。
日本マスタートラスト信託銀行や伊藤忠商事が上位株主に名を連ねており、機関投資家および事業会社による安定した長期保有が特徴です。創業者の江藤公則氏も約6.5%を保有する主要株主であり、経営への強い関与と規律が維持されています。
会社の公式開示情報
役員報酬
信用保証事業に特化した単一セグメントで構成され、事業法人向けおよび金融機関向け保証サービスによる収益基盤が強固です。主要なリスク要因としては、取引先の倒産増加による保証履行リスクや、金利環境の変化に伴う影響が挙げられます。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は9.0%と更なる登用が期待される段階ですが、子会社15社を抱えるグループ経営体制において、監査体制の強化が図られています。広報IRチームの新設や外部プロフェッショナルとの協働により、投資家への情報開示と透明性向上に注力しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 101億円 | — | 102億円 | +1.2% |
| FY2024 | 95億円 | — | 92億円 | -3.5% |
| FY2023 | 88億円 | — | 85億円 | -3.5% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 51億円 | — | 51億円 | +0.06% |
| FY2024 | 48億円 | — | 49億円 | +1.0% |
| FY2023 | 42億円 | — | 42億円 | 0.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2024年6月に発表された新中期経営計画「Accelerate2028」では、FY2028までの4年間で売上高・営業利益を倍増させるという非常に野心的な目標を掲げています。具体的には売上高200億円、営業利益100億円を目指しており、過去の成長ペースをさらに加速させる計画です。過去の業績予想の精度は比較的高く、特に利益面では期初予想を上回る傾向にあり、経営の安定感が伺えます。新計画の達成には、主力の保証事業のさらなる拡大と新規顧客開拓が鍵となります。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫して市場平均であるTOPIXを下回る「アンダーパフォーム」という結果になっています。これは、同社が安定的な利益成長と増配を続けている一方で、株価自体の伸びが市場全体のモメンタムに追いついていないことを示唆しています。特にFY2024以降はTOPIXが大幅に上昇したため、その差が顕著になりました。今後の株価上昇には、新中期経営計画の達成による成長期待の再燃が不可欠です。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 133.4万円 | +33.4万円 | 33.4% |
| FY2022 | 132.8万円 | +32.8万円 | 32.8% |
| FY2023 | 142.8万円 | +42.8万円 | 42.8% |
| FY2024 | 120.7万円 | +20.7万円 | 20.7% |
| FY2025 | 120.9万円 | +20.9万円 | 20.9% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
同業他社比較では、PER22.4倍、PBR3.29倍と市場から高い成長期待が寄せられていることがわかります。これは、独自のビジネスモデルと高い収益性によるものです。信用取引では、買い残が売り残を上回る状況が続いており、信用倍率は7.64倍とやや高めです。将来の売り圧力への警戒も必要ですが、個人投資家からの人気も高いと言えるでしょう。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
第3四半期累計の連結経常利益が前年同期比4.5%増の39.8億円に達し、業績の堅調さを示した。
26年3月期において30億円を上限とする追加の自社株買いを実施し、株主還元姿勢を鮮明にした。
2028年3月期までの中期経営計画「Accelerate2028」を策定し、売上と利益のさらなる拡大を目指す戦略を提示。
最新ニュース
イー・ギャランティ まとめ
ひとめ診断
「企業の『ツケ払い』倒産リスクを肩代わりする、ニッチな金融保証で20期以上連続増収を続ける隠れたガリバー」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
同じ業種の企業
「その他金融業」に分類される他の企業
リース業界のガリバーが、27期連続増配という『安定』を武器に、宇宙からロボットまで『未踏の未来』に賭ける巨大コングロマリット
中古車金融の雄が、M&Aと提携を武器に『クルマの生涯価値』を創造するオートモビリティ企業へ脱皮中
伊藤忠傘下のリース大手が、M&Aを駆使して『金融×サービス×事業』のコングロマリットに変貌中
フラット35の絶対王者が、SBIグループの総合力を武器に金利上昇時代を乗り切ろうと奮闘中
株式市場の『中央銀行』的存在、信用取引のすべてを裏で支える金融の黒子
後払い決済(BNPL)のパイオニア、赤字経営からV字回復を果たし、BtoB決済領域で再成長を目指す
リコーのDNAを持つ、中小企業の金融パートナー。26期連続増配で株主の信頼もがっちりリース。
イオン経済圏の『財布』を握り、アジア展開とデジタル決済で次なる成長を目指す金融コングロマリット