水戸証券8622
Mito Securities Co.,Ltd.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが将来のために資産を増やしたいと考えたとき、専門家に直接相談したいと思うことはありませんか?水戸証券は、まさにそんな時に頼りになる金融のパートナーです。普段、投資や資産運用と聞くと難しく感じるかもしれませんが、水戸証券の店舗に行けば、専門のアドバイザーが株式投資や投資信託選びを丁寧にサポートしてくれます。あなたのライフプランや目標に合わせて、最適な運用方法を一緒に考えてくれる、地域に根差した「お金の相談窓口」のような存在です。
水戸証券は、茨城県を地盤に関東一円で対面営業を展開する独立系証券会社です。直近の2025年3月期決算では、売上高139.8億円、営業利益18.58億円を記録しました。市場環境の変動を受けやすい事業構造ですが、4期連続の増配や株主優待の新設など、株主還元への意識が非常に高い点が特徴です。PBRは1.11倍と解散価値を上回っており、資本市場からの評価改善が進んでいます。
会社概要
- 業種
- 証券・商品先物取引業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都中央区日本橋二丁目3番10号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/03期 | 5.3% | 3.4% | 7.7% |
| 2017/03期 | 2.5% | 1.6% | 7.5% |
| 2018/03期 | 6.6% | 3.9% | 18.3% |
| 2019/03期 | 0.5% | 0.3% | 5.3% |
| 2020/03期 | 2.1% | 1.3% | 0.1% |
| 2021/03期 | 4.9% | 2.8% | 18.3% |
| 2022/03期 | 3.5% | 2.0% | 11.1% |
| 2023/03期 | 2.0% | 1.2% | 2.4% |
| 2024/03期 | 5.7% | 3.4% | 16.4% |
| 2025/03期 | 5.8% | 3.5% | 13.3% |
| 3Q FY2026/3 | 6.7%(累計) | 3.2%(累計) | 19.1% |
収益性に関しては、売上高営業利益率が2023/03期に一時マイナス2.4%へ低下したものの、その後は13%から16%台の高い水準へと改善しました。ROE(自己資本利益率)についても、直近では5%から6%台へと向上傾向にあり、資本効率の改善が進んでいます。今後は第七次中期経営計画に基づき、さらなる資本収益性の向上が期待されます。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 154億円 | 28.2億円 | 18.7億円 | 29.1円 | +28.6% |
| 2022/03期 | 137億円 | 15.2億円 | 13.9億円 | 21.7円 | -11.0% |
| 2023/03期 | 112億円 | 2.7億円 | 7.7億円 | 12.0円 | -18.2% |
| 2024/03期 | 146億円 | 23.9億円 | 23.4億円 | 36.1円 | +30.0% |
| 2025/03期 | 140億円 | 18.6億円 | 24.2億円 | 38.5円 | -3.9% |
水戸証券の業績は、市場環境の影響を強く受ける証券業の特性を反映し、営業利益は2023/03期の赤字から2024/03期には約24億円の黒字へV字回復を果たしました。2025/03期は売上高約140億円、純利益約24億円を確保し、堅調な推移を見せています。2026/03期予想では市場の変動を見越し、慎重ながらも安定的な利益の確保を目指す計画となっています。 【3Q 2026/03期実績】売上117億円(通期予想比100%)、営業利益22億円(同100%)、純利益23億円(同100%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
証券・商品先物取引業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
地域密着型の対面営業とファンドラップ事業を柱としており、金融市場の変動に伴う収益リスクを主要な経営課題として開示しています。安定した増配実績や株主優待の充実により、資本効率と株主還元を重視した経営方針を明確に示しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 22億円 | — | 19億円 | -17.1% |
| 2024期 | N/A | — | 24億円 | N/A |
| 2023期 | N/A | — | -3億円 | N/A |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 117億円 | — | 140億円 | +19.2% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
旧第六次中期経営計画では、最終年度のROEが5.8%(目標5.0%)と目標を達成し、PBRも1倍を超えるなど、資本効率改善の取り組みが成果を上げています。新たに始まった第七次中期経営計画では、ROE 8%以上、PBR 1倍以上の維持を掲げ、更なる企業価値向上を目指しています。業績予想は市況に左右されやすいものの、経営目標達成へのコミットメントは評価できます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
株主還元策を強化し、期末配当の増額と株主優待制度の導入を発表。
水戸ホーリーホックとのプラチナパートナー契約を増額改定し、地域貢献を推進。
第3四半期決算にて3期連続の増益を達成し、高い収益性を維持。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
同社の財務健全性は極めて高く、自己資本比率は60%前後という強固な水準を維持しています。有利子負債は長らくゼロまたは極めて小規模に抑えられており、経営の安全性は十分に確保されています。一株当たり純資産(BPS)も600円台で安定しており、財務基盤の安定性が同社の強みです。 【3Q 2026/03期】総資産791億円、純資産411億円、自己資本比率43.0%、有利子負債28億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/03期 | 10.4億円 | 14.4億円 | 16.4億円 | 3.9億円 |
| 2017/03期 | 26.6億円 | 1.5億円 | 7.9億円 | 25.0億円 |
| 2018/03期 | 7.8億円 | 5.6億円 | 10.8億円 | 2.2億円 |
| 2019/03期 | 45.6億円 | 1.6億円 | 12.6億円 | 47.1億円 |
| 2020/03期 | 11.1億円 | 1.3億円 | 16.6億円 | 12.3億円 |
| 2021/03期 | 22.8億円 | 5,200万円 | 6.5億円 | 22.3億円 |
| 2022/03期 | 7.2億円 | 5.9億円 | 13.2億円 | 13.1億円 |
| 2023/03期 | 4,200万円 | 3.5億円 | 6.0億円 | 3.9億円 |
| 2024/03期 | 69.2億円 | 10.4億円 | 19.6億円 | 79.6億円 |
| 2025/03期 | 4.7億円 | 9.6億円 | 36.9億円 | 5.0億円 |
営業キャッシュフローは証券市場の活況に連動し、2024/03期には約69億円の大幅なプラスを記録するなど、収益獲得能力の高さが確認できます。財務キャッシュフローは配当支払い等によりマイナスで推移しており、株主還元を優先する姿勢が見て取れます。投資キャッシュフローも機動的に管理されており、安定したキャッシュ創出能力を維持しています。
この会社のガバナンスは?
取締役の女性比率が20.0%と一定のジェンダーダイバーシティが確保されています。監査等委員会設置会社として監督体制を強化しており、第七次中期経営計画を通じてROE等の資本効率を意識した企業価値向上を推進しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 678万円 | 740人 | - |
従業員の平均年収は678万円であり、証券業界内では堅実な水準を維持しています。地域密着型の対面営業を強みとしており、近年は初任給や給与水準の引き上げを通じて、優秀な人材の確保と定着に取り組んでいます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。水戸証券のTSRは、調査対象期間である2021期から2025期まで5年連続でTOPIXを大幅に上回っており、株主へのリターン創出力が非常に高いことを示しています。これは、堅調な株価推移に加え、同社が継続的な増配で株主還元を強化してきた成果と言えるでしょう。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 13円 | 47.0% |
| 2017/03期 | 7円 | 51.6% |
| 2018/03期 | 20円 | 54.2% |
| 2019/03期 | 4円 | 150.4% |
| 2020/03期 | 8円 | 67.5% |
| 2021/03期 | 16円 | 55.1% |
| 2022/03期 | 14円 | 64.4% |
| 2023/03期 | 22円 | 183.2% |
| 2024/03期 | 24円 | 66.4% |
| 2025/03期 | 30円 | 78.0% |
| 権利確定月 | 3月 |
水戸証券は株主還元を経営の重要事項として位置づけ、業績連動に加え安定的な配当の継続を目指す方針をとっています。近年は積極的に増配を行っており、配当利回りは4%を超える高い水準にあります。さらに株主優待制度を新設することで、長期保有を促しながらトータルでの株主還元利回りを強化しています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 177.9万円 | 77.9万円 | 77.9% |
| 2022期 | 160.5万円 | 60.5万円 | 60.5% |
| 2023期 | 180.0万円 | 80.0万円 | 80.0% |
| 2024期 | 300.0万円 | 200.0万円 | 200.0% |
| 2025期 | 334.2万円 | 234.2万円 | 234.2% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
業界平均と比較してPERは割高ですが、PBRは適正水準、配当利回りは魅力的な高さです。時価総額は中堅規模であり、今後の成長余地を残していると見ることができます。信用倍率は3.32倍と標準的な水準で、特定の需給要因による株価の歪みは小さいと考えられます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/03期 | 14.4億円 | 0円 | 0.0% |
| 2017/03期 | 14.4億円 | 4.8億円 | 33.1% |
| 2018/03期 | 33.5億円 | 7.6億円 | 22.8% |
| 2019/03期 | -1.4億円 | 0円 | - |
| 2020/03期 | 4.4億円 | 0円 | 0.0% |
| 2021/03期 | 32.1億円 | 13.4億円 | 41.8% |
| 2022/03期 | 19.6億円 | 5.7億円 | 29.2% |
| 2023/03期 | 1.9億円 | 0円 | 0.0% |
| 2024/03期 | 28.0億円 | 4.7億円 | 16.7% |
| 2025/03期 | 23.3億円 | 0円 | 0.0% |
近年の法人税等の負担は、税務上の繰越欠損金の利用や税額控除等の影響により、実効税率が低位あるいはゼロとなる期が発生しています。これは過去の損失の補填や特定の税制優遇措置が反映された結果と考えられます。将来的に収益が安定して積み上がる局面では、通常の税率水準へ戻ることが想定されます。
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