SBIホールディングス8473
SBI Holdings,Inc.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが新しいNISA口座を開こうと考えた時、候補の一つに挙がるのが「SBI証券」ではないでしょうか。また、住宅ローンを比較検討する中で「住信SBIネット銀行」の名前を目にすることもあるかもしれません。実は、これらのサービスはすべてSBIホールディングスという一つの大きなグループが提供しています。他にも、自動車保険の「SBI損保」や、最近話題の暗号資産(仮想通貨)取引所など、日常生活の様々な金融シーンの裏側で、SBIグループはあなたの資産形成や生活を支えているのです。
SBIホールディングスは、ネット証券最大手から総合金融コングロマリットへの変貌を遂げています。2024期には売上高1兆2105.0億円、純利益872.43億円を記録。続く2025期は、SBI新生銀行の完全子会社化による効果が本格的に寄与し、売上高1兆4437.3億円、純利益1621.20億円と大幅な増収増益を見込んでいます。金融サービス事業を核に、資産運用、暗号資産、バイオ関連事業など多角的なポートフォリオを構築し、積極的なM&Aを通じて成長を加速させています。
会社概要
- 業種
- 証券・商品先物取引業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都港区六本木1丁目6-1
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 14.4% | 1.1% | - |
| 2022/03期 | 49.4% | 2.9% | - |
| 2023/03期 | 3.7% | 0.2% | - |
| 2024/03期 | 7.7% | 0.4% | - |
| 2025/03期 | 12.8% | 0.5% | - |
| 3Q FY2026/3 | 23.3%(累計) | 1.0%(累計) | - |
収益性に関しては、金融サービス業特有のレバレッジを効かせたビジネスモデルにより、高い資本効率と売上拡大を両立させています。多岐にわたる子会社群が相互に送客・連携する「銀証融合」戦略が機能し、売上高利益率を支えるとともに、投資事業におけるキャピタルゲインが利益の底上げに寄与しています。今後もデジタル金融や暗号資産といった成長領域への積極投資が、安定的な高収益体制の維持に重要な役割を果たすでしょう。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 5,411億円 | — | 811億円 | 339.8円 | - |
| 2022/03期 | 7,636億円 | — | 3,669億円 | 1498.5円 | +41.1% |
| 2023/03期 | 9,570億円 | — | 354億円 | 133.9円 | +25.3% |
| 2024/03期 | 1.2兆円 | — | 872億円 | 316.4円 | +26.5% |
| 2025/03期 | 1.4兆円 | — | 1,621億円 | 536.1円 | +19.3% |
SBIホールディングスは、金融サービス、アセットマネジメント、バイオテクノロジーの3事業を軸に急成長を遂げており、売上高は直近5年で約2.7倍の1兆4,437億円まで拡大しました。特に投資信託運用や証券事業、さらにはSBI新生銀行の連結化などが収益を牽引し、純利益も2025/03期には約1,621億円に達しています。金融市場の変動やM&Aによる事業ポートフォリオの入れ替えが活発なため、年度ごとの利益には変動が見られるものの、全体として強固な収益基盤を構築しています。 【3Q 2026/03期実績】売上1.5兆円(前年同期比47.0%)、純利益3491億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
証券・商品先物取引業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
金融サービス、資産運用、バイオ関連など多角的なビジネスモデルによる収益の多角化が特徴です。一方で、投資事業特有の相場変動リスクや、複雑なグループ構造に伴うガバナンスリスクが主な事業リスクとして開示されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 1,621億円 | — | — | ±0% |
| 2024期 | 未公表 | — | 872億円 | N/A |
| 2023期 | 未公表 | — | 350億円 | N/A |
| 2022期 | 未公表 | — | 3,669億円 | N/A |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は具体的な中期経営計画の数値目標を限定的に開示する傾向があり、業績予想の精度を測るのは困難です。しかし、2025年度からの新中期経営計画では、SBI新生銀行の完全子会社化をテコに「第4のメガバンク」構想を推進し、銀証連携を深めることで収益拡大を目指す方針は明確です。2025期の純利益予想1621.20億円は、この戦略が軌道に乗ることを前提とした強気な数字であり、達成できるかが今後の評価の分かれ目となります。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
デジタル証券株式会社との資本業務提携契約を締結し、DX支援やM&A支援を強化。
初のセキュリティ・トークン形式での社債発行を大阪デジタルエクスチェンジで実施。
Startale Groupと共同で日本初の信託型日本円建てステーブルコイン「JPYSC」を発表。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
総資産はSBI新生銀行の傘下入りなどにより2025/03期には約32兆円まで膨れ上がりましたが、金融業という性質上、預金などの負債を含めた資産規模が大きいのが特徴です。自己資本比率は3.9%と低水準に見えますが、銀行業を含んだ連結財務の特性上、通常の事業会社とは異なるリスク管理体制下にあります。有利子負債は約1.6兆円まで増加していますが、潤沢な営業キャッシュフローと資産の質を維持することで、財務の健全性を担保しています。 【3Q 2026/03期】総資産37.2兆円、純資産2.3兆円、自己資本比率4.7%、有利子負債6.3兆円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 2022/03期 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 2023/03期 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 2024/03期 | 1.3兆円 | 651億円 | 292億円 | 1.3兆円 |
| 2025/03期 | 1.5兆円 | 1.1兆円 | 4,459億円 | 4,483億円 |
営業キャッシュフローは、証券や銀行などの金融事業が安定的に稼ぎ出すことにより、直近では1.5兆円規模の大きなプラスを創出しています。投資キャッシュフローはM&Aや戦略的投資で頻繁にマイナス(流出)となりますが、これは将来の成長に向けた積極的な資本配分を反映したものです。財務キャッシュフローによる調達とあわせ、金融持株会社としての柔軟な資金運用を継続しています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は16.7%であり、多様性確保に向けた取り組みを推進しています。大規模な金融グループとして20億円規模の監査報酬を支払うなど、強固な監査体制を維持することで、広範な事業領域における透明性と経営の健全性を確保しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 977万円 | 19,156人 | - |
従業員平均年収は977万円と、金融業界の中でも高い水準にあります。証券や銀行、暗号資産など幅広い事業を展開する中で、高度な専門スキルを持つ人材を確保するために高水準な報酬体系が維持されていると考えられます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇が寄与し、一貫してTOPIXを大幅にアウトパフォームしています。特に2024期には自社TSRが287.1%に達し、TOPIXの216.8%を大きく上回りました。これは、SBI新生銀行の子会社化による業容拡大や、証券事業の好調なパフォーマンスが株価にポジティブに反映された結果と考えられます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 45円 | 28.0% |
| 2017/03期 | 50円 | 31.4% |
| 2018/03期 | 85円 | 38.5% |
| 2019/03期 | 100円 | 43.2% |
| 2020/03期 | 100円 | 61.3% |
| 2021/03期 | 120円 | 35.3% |
| 2022/03期 | 150円 | 10.0% |
| 2023/03期 | 150円 | 113.5% |
| 2024/03期 | 160円 | 50.6% |
| 2025/03期 | 170円 | 31.7% |
| 権利確定月 | 3月 |
同社は株主還元を経営の重要課題と位置づけ、配当性向30%以上を目途とした安定的な増配を継続しています。高い配当利回りを維持しながらも、将来の成長投資とのバランスを重視した資本政策を掲げています。業績連動性を確保しつつ、株主優待と合わせたトータルリターンでの還元を強化している点が特徴です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 197.7万円 | 97.7万円 | 97.7% |
| 2022期 | 213.6万円 | 113.6万円 | 113.6% |
| 2023期 | 192.9万円 | 92.9万円 | 92.9% |
| 2024期 | 287.1万円 | 187.1万円 | 187.1% |
| 2025期 | 299.9万円 | 199.9万円 | 199.9% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
業界平均と比較してPBRは割高ですが、PERはほぼ同水準、配当利回りは魅力的な水準にあります。市場からは一定の成長期待が織り込まれていると言えます。信用買い残が売り残を大幅に上回っており、信用倍率は47.33倍と非常に高いため、将来的な需給悪化(戻り売り圧力)には注意が必要です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 1,404億円 | 593億円 | 42.2% |
| 2022/03期 | 4,127億円 | 459億円 | 11.1% |
| 2023/03期 | 1,021億円 | 667億円 | 65.3% |
| 2024/03期 | 1,416億円 | 543億円 | 38.4% |
| 2025/03期 | 2,823億円 | 1,202億円 | 42.6% |
税引前利益に対する法人税等の支払額は、グローバルに展開する各子会社の業績や、持株会社としての税務上の繰越欠損金の有無、および投資事業の売却益などが影響し、年によって実効税率が変動しています。特に大規模なM&Aに伴う会計上の処理が一時的な税負担の変動要因となることがあります。今後もグループ全体の利益成長に伴い、適切な納税義務を果たしていく見通しです。
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※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。