ジャフコ グループ
JAFCO Group Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月29日
日本の未来を創造する、No.1ベンチャーキャピタル
高い志を持つ起業家と共鳴し、新産業を創造することで、豊かで持続可能な未来を実現する。
この会社ってなに?
あなたが普段使っている便利なスマホアプリや話題のウェブサービス、その多くは「スタートアップ」と呼ばれる新しい会社から生まれています。ジャフコグループは、そうした『未来の当たり前』を作る可能性を秘めた会社に、まだ世の中に知られる前から資金や経営のノウハウを提供し、成長を後押しする会社です。普段何気なく目にするヒット商品の裏側で、ジャフコがその成長を支えているかもしれません。新しい技術やサービスが生まれる最前線で、未来の産業を育てる重要な役割を担っています。
国内ベンチャーキャピタル最大手のジャフコグループは、スタートアップへの投資と育成を通じて収益を上げています。業績は投資先のIPOや売却タイミングに左右され変動が大きいものの、FY2025は売上高296.9億円(前期比21.5%増)、営業利益125.20億円(同53.2%増)と大幅な増収増益を見込んでいます。同社は株主還元に積極的で、DOE(株主資本配当率)6%と配当性向50%のいずれか高い方を採用する方針を掲げており、投資家からの注目も集めています。
会社概要
- 業種
- 証券・商品先物取引業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー24階
- 公式
- www.jafco.co.jp
社長プロフィール

創業以来、高い志を持つ起業家と共に新産業の創造に挑戦してきました。長年培った知見とネットワークを活かし、スタートアップの成長を支援することで、日本の未来を創造し、社会に貢献し続けます。
この会社のストーリー
野村證券系のベンチャーキャピタルとして創業。日本のベンチャーキャピタルの草分け的存在として、新たな産業の育成を開始した。
ベンチャー企業への投資を本格化するため、外部投資家から資金を募るファンド形式を導入。現在の事業モデルの基盤を築いた。
ベンチャーキャピタルとしてはいち早く上場を果たし、社会的信用を獲得。より大規模な資金調達と投資活動が可能となった。
グローバルなブランドイメージを確立するため、通称であった「ジャフコ」を正式な社名とし、新たなスタートを切った。
MBO(経営陣による買収)により野村グループから独立。海外拠点を整理し、日本のスタートアップ支援に経営資源を集中させる戦略転換を行った。
持株会社体制へ移行し、ジャフコ グループ株式会社に商号を変更。より柔軟で戦略的な投資体制を構築した。
1,000億円超規模の新たな基幹ファンド「ジャフコSV8シリーズ」を設立。AIやディープテックなど、未来を担う分野への投資を加速させている。
50年以上の歴史で培ったノウハウを武器に、ユニコーン予備軍の創出を目指す。日本の産業構造を変革する挑戦は続いていく。
注目ポイント
創業50年以上の歴史を持つ日本最大のベンチャーキャピタル。累計上場社数は1,000社超と、数々の有名企業の成長を初期から支えてきた実績があります。
株主への利益還元に積極的で、DOE(株主資本配当率)6%と配当性向50%のいずれか高い方を配当方針としています。安定した配当が期待できる点が魅力です。
2024年に1,000億円超の巨大ファンドを設立。AIやディープテックなど、これからの日本を牽引する革新的な技術を持つスタートアップへ積極的に投資しています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 46円 | 11.0% |
| FY2022/3 | 17円 | 26.5% |
| FY2023/3 | 50円 | 25.6% |
| FY2024/3 | 23円 | 50.1% |
| FY2025/3 | 29.33円 | 50.1% |
株主優待制度は実施していません。
当社は株主還元において、DOE(株主資本配当率)6%と配当性向50%のいずれか大きい金額を採用する方針を掲げています。この方針は資本効率と業績連動を重視したもので、投資の成果を積極的に還元する姿勢を示しています。業績に応じて配当額が変動するリスクはありますが、長期的な資本蓄積に基づく安定的な利益還元を目指しています。
同業比較(収益性)
証券・商品先物取引業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当社の業績は、投資先企業の株式公開や売却益に左右されるベンチャーキャピタル特有の変動性を抱えています。FY2023/3には営業損益が赤字へ転落したものの、FY2024/3以降は投資活動の回復により売上高が約297億円、営業利益が約125億円まで改善しました。投資先IPOの状況や市況に応じ、安定的な収益確保に向けた事業ポートフォリオの最適化を図っています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 17.9% | 14.7% | 41.7% |
| FY2022/3 | 7.6% | 6.5% | 61.0% |
| FY2023/3 | 31.0% | 25.4% | -31.4% |
| FY2024/3 | 5.4% | 4.5% | 33.4% |
| FY2025/3 | 6.8% | 5.6% | 42.2% |
収益性は投資案件の成否に直結し、FY2023/3にはマイナスとなった営業利益率が、直近のFY2025/3には42.2%という極めて高い水準まで回復しました。ROE(自己資本利益率)は過去の好調期に比べ変動が大きいものの、投資先の成長を収益へと変換する効率的な運用が求められています。ベンチャー投資という性質上、短期的な数値以上に中長期的な投資価値の創出が収益性の指標となります。
財務は安全?
当社は自己資本比率が80%を超える極めて高い財務健全性を維持しており、実質的な無借金経営に近い状態を継続しています。潤沢な自己資本を背景に、将来的な大型ファンドの組成や新規案件への迅速な投資が可能な体制です。BPS(1株あたり純資産)も安定しており、投資市場の荒波に耐えうる強固な財務基盤を有しているといえます。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 800万円 | 492億円 | -139億円 | 492億円 |
| FY2022/3 | -130億円 | 7.5億円 | -435億円 | -122億円 |
| FY2023/3 | -72.5億円 | 696億円 | -462億円 | 624億円 |
| FY2024/3 | -95.7億円 | -1.0億円 | 68.4億円 | -96.7億円 |
| FY2025/3 | 104億円 | 1.3億円 | -54.5億円 | 106億円 |
キャッシュフローの変動は、投資先への出資や回収というベンチャーキャピタル特有の活動サイクルに大きく起因しています。FY2023/3には多額の投資回収によりフリー・キャッシュフローが約624億円のプラスを記録しましたが、投資実行時には営業キャッシュフローがマイナスとなる局面もあります。FY2025/3には営業キャッシュフローが約104億円のプラスへと転じ、投資と回収のバランスが取れた健全な循環が見られます。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 117億円 | 0円 | 0.0% |
| FY2022/3 | 184億円 | 32.8億円 | 17.9% |
| FY2023/3 | -30.5億円 | 0円 | - |
| FY2024/3 | 88.2億円 | 13.3億円 | 15.1% |
| FY2025/3 | 132億円 | 36.3億円 | 27.5% |
法人税等の支払額は各期の税引前当期純利益の規模に連動して変動する構造です。利益が赤字となる年度には法人税等の発生が抑制されます。一方、黒字幅が拡大した年度には、実効税率が標準的な水準に近づく傾向があります。繰越欠損金の活用状況や投資益の構成により、実効税率は年度ごとに一定の振れ幅が生じます。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 1,266万円 | 163人 | - |
従業員平均年収は1,266万円と非常に高い水準にあり、高収益なベンチャーキャピタル事業の利益を従業員へ適切に還元していると言えます。業績連動型の報酬制度や専門性の高い人材への競争力ある処遇が、この水準を支えています。
誰がこの会社の株を持ってる?
外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 外国人投資家の保有比率が高く、グローバルな投資家からの評価が反映されやすい銘柄です。 主な安定株主はNOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN(CASHPB) (常任代理人 野村證券)。
大株主には日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行といった大手信託銀行の信託口が上位を占め、機関投資家の関与が強い構成です。創業家や特定個人、光通信などの事業会社も名を連ねていますが、全体として安定した資本関係が維持されています。
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によると、ベンチャー投資とバイアウト投資を主軸に展開しており、投資先企業のIPO(新規株式公開)状況が業績に直結するリスクを内包しています。市場環境の変動が営業利益へ大きく影響を与えるビジネスモデルであるため、運用ファンドの状況が注視されています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が33.3%と高く、多様性を重視した経営体制を構築しています。監査体制として6,000万円の監査報酬を投じており、連結子会社12社を擁するグループ全体のガバナンスとリスク管理の徹底を図っています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 125億円 | — | — | 進行中 |
| FY2024 | - | — | 82億円 | 非開示 |
| FY2023 | - | — | -44億円 | 非開示 |
| FY2022 | - | — | 169億円 | 非開示 |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
ジャフコグループは現在、明確な中期経営計画を公表していません。同社のビジネスモデルは、投資先のIPOやM&Aといった外部環境に大きく依存するため、複数年にわたる定量的な業績目標の設定が困難なことが背景にあります。そのため、投資家は年度ごとの会社計画や四半期決算の進捗を注視する必要があります。FY2025計画は大幅な増益を見込んでいますが、業績予想の精度は市況次第で大きく変動するリスクを内包しています。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。ジャフコグループはFY2021からFY2025までの5年間、一貫してTOPIXを大幅に上回るTSRを達成しています。これは、株価自体のパフォーマンスに加え、DOE 6%と配当性向50%という積極的な株主還元策が大きく寄与していることを示唆しています。特に、市況に左右されやすい株価を高い配当が下支えする構造となっており、株主へのトータルリターンを重視する経営姿勢が評価できます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 238.6万円 | +138.6万円 | 138.6% |
| FY2022 | 210.1万円 | +110.1万円 | 110.1% |
| FY2023 | 228.0万円 | +128.0万円 | 128.0% |
| FY2024 | 234.0万円 | +134.0万円 | 134.0% |
| FY2025 | 263.8万円 | +163.8万円 | 163.8% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PERとPBRは業界平均並みで、バリュエーションに割高感はありません。一方で、信用買い残が売り残を大幅に上回る7.15倍となっており、将来の売り圧力への警戒が必要です。同社の高い株主還元策を反映し、配当利回りは3.78%と市場平均を上回る水準です。今後の決算では、投資先のIPO動向とそれに伴う業績の進捗が株価の鍵を握ります。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
手作りアートキャンディを展開するPAPABUBBLEをアカツキへ譲渡し、投資ポートフォリオの整理を進める。
第3四半期累計の経常利益が前年同期比50.4%減となり、投資環境の変化による減益が表面化した。
マクセルがジャフコ運用による新規ファンド「V8」への出資を決定し、先端技術領域への資金供給を強化。
最新ニュース
ジャフコ グループ まとめ
ひとめ診断
「『未来のGAFAM』を発掘・育成する、日本最大のベンチャー投資の黒子」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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