ジャフコ グループ8595
JAFCO Group Co.,Ltd.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが普段使っている便利なスマホアプリや話題のウェブサービス、その多くは「スタートアップ」と呼ばれる新しい会社から生まれています。ジャフコグループは、そうした『未来の当たり前』を作る可能性を秘めた会社に、まだ世の中に知られる前から資金や経営のノウハウを提供し、成長を後押しする会社です。普段何気なく目にするヒット商品の裏側で、ジャフコがその成長を支えているかもしれません。新しい技術やサービスが生まれる最前線で、未来の産業を育てる重要な役割を担っています。
国内ベンチャーキャピタル最大手のジャフコグループは、スタートアップへの投資と育成を通じて収益を上げています。業績は投資先のIPOや売却タイミングに左右され変動が大きいものの、2025期は売上高296.9億円(前期比21.5%増)、営業利益125.20億円(同53.2%増)と大幅な増収増益を見込んでいます。同社は株主還元に積極的で、DOE(株主資本配当率)6%と配当性向50%のいずれか高い方を採用する方針を掲げており、投資家からの注目も集めています。
会社概要
- 業種
- 証券・商品先物取引業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー24階
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 17.9% | 14.7% | - |
| 2022/03期 | 7.3% | 6.1% | - |
| 2023/03期 | 24.7% | 20.7% | - |
| 2024/03期 | 5.6% | 4.6% | 33.4% |
| 2025/03期 | 6.9% | 5.7% | 42.2% |
| 3Q FY2026/3 | 4.8%(累計) | 3.4%(累計) | 22.1% |
収益性は投資案件の成否に直結し、2023/03期にはマイナスとなった営業利益率が、直近の2025/03期には42.2%という極めて高い水準まで回復しました。ROE(自己資本利益率)は過去の好調期に比べ変動が大きいものの、投資先の成長を収益へと変換する効率的な運用が求められています。ベンチャー投資という性質上、短期的な数値以上に中長期的な投資価値の創出が収益性の指標となります。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 215億円 | — | 385億円 | 416.5円 | - |
| 2022/03期 | 277億円 | — | 151億円 | 192.5円 | +28.7% |
| 2023/03期 | 141億円 | — | 406億円 | 586.9円 | -49.2% |
| 2024/03期 | 244億円 | 81.8億円 | 74.9億円 | 137.6円 | +73.7% |
| 2025/03期 | 297億円 | 125億円 | 95.8億円 | 175.6円 | +21.4% |
当社の業績は、投資先企業の株式公開や売却益に左右されるベンチャーキャピタル特有の変動性を抱えています。2023/03期には営業損益が赤字へ転落したものの、2024/03期以降は投資活動の回復により売上高が約297億円、営業利益が約125億円まで改善しました。投資先IPOの状況や市況に応じ、安定的な収益確保に向けた事業ポートフォリオの最適化を図っています。 【3Q 2026/03期実績】売上177億円(前年同期比-)、営業利益39億円、純利益56億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
証券・商品先物取引業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によると、ベンチャー投資とバイアウト投資を主軸に展開しており、投資先企業のIPO(新規株式公開)状況が業績に直結するリスクを内包しています。市場環境の変動が営業利益へ大きく影響を与えるビジネスモデルであるため、運用ファンドの状況が注視されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 125億円 | — | — | 進行中 |
| 2024期 | - | — | 82億円 | 非開示 |
| 2023期 | - | — | -44億円 | 非開示 |
| 2022期 | - | — | 169億円 | 非開示 |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
ジャフコグループは現在、明確な中期経営計画を公表していません。同社のビジネスモデルは、投資先のIPOやM&Aといった外部環境に大きく依存するため、複数年にわたる定量的な業績目標の設定が困難なことが背景にあります。そのため、投資家は年度ごとの会社計画や四半期決算の進捗を注視する必要があります。2025期計画は大幅な増益を見込んでいますが、業績予想の精度は市況次第で大きく変動するリスクを内包しています。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
手作りアートキャンディを展開するPAPABUBBLEをアカツキへ譲渡し、投資ポートフォリオの整理を進める。
第3四半期累計の経常利益が前年同期比50.4%減となり、投資環境の変化による減益が表面化した。
マクセルがジャフコ運用による新規ファンド「V8」への出資を決定し、先端技術領域への資金供給を強化。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
当社は自己資本比率が80%を超える極めて高い財務健全性を維持しており、実質的な無借金経営に近い状態を継続しています。潤沢な自己資本を背景に、将来的な大型ファンドの組成や新規案件への迅速な投資が可能な体制です。BPS(1株あたり純資産)も安定しており、投資市場の荒波に耐えうる強固な財務基盤を有しているといえます。 【3Q 2026/03期】総資産1618億円、純資産1371億円、自己資本比率70.7%、有利子負債1.7億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 800万円 | 492億円 | 139億円 | 492億円 |
| 2022/03期 | 130億円 | 7.5億円 | 435億円 | 122億円 |
| 2023/03期 | 72.5億円 | 696億円 | 462億円 | 624億円 |
| 2024/03期 | 95.7億円 | 1.0億円 | 68.4億円 | 96.7億円 |
| 2025/03期 | 104億円 | 1.3億円 | 54.5億円 | 106億円 |
キャッシュフローの変動は、投資先への出資や回収というベンチャーキャピタル特有の活動サイクルに大きく起因しています。2023/03期には多額の投資回収によりフリー・キャッシュフローが約624億円のプラスを記録しましたが、投資実行時には営業キャッシュフローがマイナスとなる局面もあります。2025/03期には営業キャッシュフローが約104億円のプラスへと転じ、投資と回収のバランスが取れた健全な循環が見られます。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が33.3%と高く、多様性を重視した経営体制を構築しています。監査体制として6,000万円の監査報酬を投じており、連結子会社12社を擁するグループ全体のガバナンスとリスク管理の徹底を図っています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 1,266万円 | 163人 | - |
従業員平均年収は1,266万円と非常に高い水準にあり、高収益なベンチャーキャピタル事業の利益を従業員へ適切に還元していると言えます。業績連動型の報酬制度や専門性の高い人材への競争力ある処遇が、この水準を支えています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。ジャフコグループは2021期から2025期までの5年間、一貫してTOPIXを大幅に上回るTSRを達成しています。これは、株価自体のパフォーマンスに加え、DOE 6%と配当性向50%という積極的な株主還元策が大きく寄与していることを示唆しています。特に、市況に左右されやすい株価を高い配当が下支えする構造となっており、株主へのトータルリターンを重視する経営姿勢が評価できます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 100円 | 26.1% |
| 2017/03期 | 100円 | 40.1% |
| 2018/03期 | 107円 | 15.6% |
| 2019/03期 | 112円 | 34.1% |
| 2020/03期 | 118円 | 30.8% |
| 2021/03期 | 80.1円 | 11.0% |
| 2022/03期 | 51円 | 26.5% |
| 2023/03期 | 150円 | 25.6% |
| 2024/03期 | 69円 | 50.1% |
| 2025/03期 | 88円 | 50.1% |
株主優待制度は実施していません。
当社は株主還元において、DOE(株主資本配当率)6%と配当性向50%のいずれか大きい金額を採用する方針を掲げています。この方針は資本効率と業績連動を重視したもので、投資の成果を積極的に還元する姿勢を示しています。業績に応じて配当額が変動するリスクはありますが、長期的な資本蓄積に基づく安定的な利益還元を目指しています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 238.6万円 | 138.6万円 | 138.6% |
| 2022期 | 210.1万円 | 110.1万円 | 110.1% |
| 2023期 | 228.0万円 | 128.0万円 | 128.0% |
| 2024期 | 234.0万円 | 134.0万円 | 134.0% |
| 2025期 | 263.8万円 | 163.8万円 | 163.8% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PERとPBRは業界平均並みで、バリュエーションに割高感はありません。一方で、信用買い残が売り残を大幅に上回る7.15倍となっており、将来の売り圧力への警戒が必要です。同社の高い株主還元策を反映し、配当利回りは3.78%と市場平均を上回る水準です。今後の決算では、投資先のIPO動向とそれに伴う業績の進捗が株価の鍵を握ります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 117億円 | 0円 | 0.0% |
| 2022/03期 | 184億円 | 32.8億円 | 17.9% |
| 2023/03期 | -30.5億円 | 0円 | - |
| 2024/03期 | 88.2億円 | 13.3億円 | 15.1% |
| 2025/03期 | 132億円 | 36.3億円 | 27.5% |
法人税等の支払額は各期の税引前当期純利益の規模に連動して変動する構造です。利益が赤字となる年度には法人税等の発生が抑制されます。一方、黒字幅が拡大した年度には、実効税率が標準的な水準に近づく傾向があります。繰越欠損金の活用状況や投資益の構成により、実効税率は年度ごとに一定の振れ幅が生じます。
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「『未来のGAFAM』を発掘・育成する、日本最大のベンチャー投資の黒子」
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