東洋証券8614
TOYO SECURITIES CO.,LTD.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが将来のために資産を増やしたいと考えたとき、東洋証券のような会社がパートナーになります。例えば、「成長が期待される中国の有名企業に投資してみたい」と思ったことはありませんか?東洋証券は、個人ではなかなか情報の得にくい中国株の取引に強みを持つ、この分野の草分け的な存在です。また、地元の支店で専門家と顔を合わせてじっくり相談しながら、株式や投資信託を選びたいというニーズにも応えています。普段何気なく見ている株価ニュースの裏側で、あなたの資産形成を対面でサポートしているのが東洋証券です。
広島・山口を地盤とする独立系証券会社。2023期に21.67億円の営業赤字を計上しましたが、市況回復を追い風に2024期は売上高120.2億円、営業利益11.53億円とV字回復を達成しました。続く2025期は純利益26.53億円を見込み、1株あたり50円という大幅な増配計画を発表、株主還元姿勢を鮮明にしています。近年はアクティビストからの提案や買収防衛策の導入など経営を巡る動きが活発化しており、中期経営計画で見直されたROE8%以上の目標達成に向けた変革の途上にあります。
会社概要
- 業種
- 証券・商品先物取引業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都中央区八丁堀4丁目7番1号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 2.4% | 1.1% | - |
| 2022/03期 | 2.3% | 1.0% | - |
| 2023/03期 | 8.1% | 4.0% | - |
| 2024/03期 | 3.5% | 1.8% | 9.6% |
| 2025/03期 | 7.6% | 3.5% | 6.1% |
| 3Q FY2026/3 | -(累計) | -(累計) | 18.6% |
収益性指標であるROE(自己資本利益率)は、2023/03期にマイナス圏まで落ち込みましたが、直近の2025/03期には8.8%まで大幅に改善しました。営業利益率も2023/03期のマイナス26.0%から反発し、直近では6.1%を確保しています。市場環境に左右されやすい構造ですが、中長期的なROE8%以上の目標達成に向けて収益体制の立て直しが進んでいます。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 120億円 | — | 9.4億円 | 11.9円 | - |
| 2022/03期 | 109億円 | — | 8.8億円 | 11.1円 | -9.2% |
| 2023/03期 | 83.4億円 | — | 29.6億円 | -37.2円 | -23.2% |
| 2024/03期 | 120億円 | 11.5億円 | 13.1億円 | 16.4円 | +44.1% |
| 2025/03期 | 113億円 | 6.9億円 | 26.5億円 | 34.5円 | -6.1% |
東洋証券の業績は、市場環境の影響を強く受けやすく、2023/03期には営業損益が約21.7億円の赤字となるなど厳しい局面もありました。しかし、翌2024/03期以降は市況の改善や対面サービスの強化が奏功し、2025/03期には純利益が約26.5億円まで急回復を見せています。証券市況の変動を背景に収益の振れ幅が大きいものの、足元では収益力強化による業績改善が進展しています。 【3Q 2026/03期実績】売上99億円(通期予想比100%)、営業利益18億円(同100%)、純利益0百万円(同0%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
証券・商品先物取引業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によると、同社は対面営業を軸とした証券・商品先物取引業を展開し、中国株取引に強みを持っています。主な事業リスクとして、株式市場の変動による手数料収益の減少や、金利変動、および規制環境の変化が挙げられ、これらが業績に直接的な影響を与える構造です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 113億円 | — | — | 進行中 |
| 2024期 | 非開示 | — | 120億円 | N/A |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 7億円 | — | — | 進行中 |
| 2024期 | 非開示 | — | 12億円 | N/A |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は2024年10月に第六次中期経営計画を見直し、最終年度の2028年3月期までにROE8%以上を新たな経営目標(KGI)として設定しました。具体的な売上高や利益目標は示されていませんが、配当性向60%以上という株主還元方針は明確に打ち出しており、2025期予想ではこれを大幅に上回る見込みです。過去の業績が市況に大きく左右される傾向があるため、今後は安定的にROE目標を達成できるかが焦点となります。
最新ニュース
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メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
トレードワークスと生成AIエージェントを活用した証券業務DXの実用化検討を開始。
第六次中期経営計画を改定し、ROE目標を8%以上に設定して資本効率向上を強調。
株主からの信任が十分でないとして、社長が株主総会当日に退任する異例の事態が発生。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
同社の財務健全性は、証券業特有の営業債権や預かり資産に依存しており、総資産規模は600億円から800億円の間で推移しています。自己資本比率は40%台前半から50%台を維持しており、安定した資本基盤を構築しています。ただし、資金調達による有利子負債は2025/03期時点で約259億円と増加傾向にあり、市場動向に応じた機動的な資金繰りが求められています。 【3Q 2026/03期】総資産760億円、純資産287億円、自己資本比率33.7%、有利子負債95億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 20.6億円 | 5.2億円 | 77.0億円 | 25.8億円 |
| 2022/03期 | 40.7億円 | 7,000万円 | 5.0億円 | 40.0億円 |
| 2023/03期 | 25.8億円 | 7,800万円 | 46.5億円 | 25.0億円 |
| 2024/03期 | 34.9億円 | 15.1億円 | 21.1億円 | 50.0億円 |
| 2025/03期 | 8.5億円 | 22.9億円 | 54.6億円 | 31.5億円 |
営業キャッシュフローは、証券会社の特性上、相場変動に伴う顧客預り金や回転売買の影響で年間数十億円規模の変動が見られます。2024/03期以降は営業活動によるキャッシュの流入が定着し、フリーキャッシュフローも黒字基調を回復しました。財務活動では借入金の返済や調達を柔軟に行い、健全な経営サイクルを維持しています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は10.0%であり、今後のダイバーシティ推進に向けた体制強化が課題です。監査体制については監査役会が設置されており、連結子会社1社を擁するシンプルな企業規模の中で、実効性の高いモニタリング体制の構築を継続しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 644万円 | 646人 | - |
従業員平均年収は644万円であり、証券業界特有の業績連動性が反映された水準にあります。証券業は景気や株価の影響を強く受けるため、給与水準も市況に合わせて変動しやすい傾向がありますが、同社の場合は安定的な対面営業基盤により、比較的安定した水準を維持しています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、2022期に一時TOPIXを下回りましたが、それ以外の年では一貫してTOPIXを上回るパフォーマンスを示しています。特に2023期以降はその差が拡大しており、2025期には自社TSRが442.4%とTOPIX(213.4%)をダブルスコア以上でアウトパフォームしました。これは、業績の急回復と、アクティビストの提案なども背景とした積極的な株主還元策が株価に強く反映された結果と考えられます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 13円 | 67.5% |
| 2017/03期 | 6円 | 75.0% |
| 2018/03期 | 10円 | 45.0% |
| 2019/03期 | 5円 | - |
| 2020/03期 | 2円 | - |
| 2021/03期 | 6円 | 50.4% |
| 2022/03期 | 6円 | 54.1% |
| 2023/03期 | 2円 | - |
| 2024/03期 | 10円 | 61.1% |
| 2025/03期 | 50円 | 145.1% |
株主優待制度は設けておりません。
同社は連結ベースで配当性向60%以上を目標に掲げ、株主への積極的な利益還元を図っています。2025/03期には業績連動を強めた結果、1株あたり50円の配当を実施し、高水準の利回りを実現しました。利益状況に応じた柔軟な配当政策を採用しており、今後の持続的な成長と株主還元の両立が期待されています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 151.5万円 | 51.5万円 | 51.5% |
| 2022期 | 122.7万円 | 22.7万円 | 22.7% |
| 2023期 | 250.0万円 | 150.0万円 | 150.0% |
| 2024期 | 312.8万円 | 212.8万円 | 212.8% |
| 2025期 | 442.4万円 | 342.4万円 | 342.4% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
2025期予想の1株50円配当に基づく配当利回りは6.54%と、業界平均を大幅に上回る高水準です。PER、PBRは業界平均より割高ですが、これは大幅な増益・増配期待を織り込んだ結果とみられます。信用倍率は3.4倍と買い残が多く、株価上昇への期待感が強い一方、将来の売り圧力となる可能性も注視が必要です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 11.3億円 | 1.9億円 | 17.1% |
| 2022/03期 | 5.8億円 | 0円 | 0.0% |
| 2023/03期 | -16.6億円 | 0円 | - |
| 2024/03期 | 14.4億円 | 1.3億円 | 9.2% |
| 2025/03期 | 10.4億円 | 0円 | 0.0% |
同社の法人税等は、利益の変動や過去の繰越欠損金の活用状況により、支払額がゼロとなる年度が多く見られます。赤字期には税負担が発生しない一方で、黒字期でも税引前利益に対して実効税率は低水準にとどまる傾向にあります。業績回復に伴う税務上の処理により、直近では実質的な納税額が抑えられています。
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「中国株のパイオニアが、物言う株主との対峙を経て高配当株へと変貌を遂げつつある老舗証券」
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