8601プライム

大和証券グループ本社

Daiwa Securities Group Inc.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE8.0%
BPS122.6円
自己資本比率4.6%
FY2025/3 有報データ

伝統と革新で未来を拓く、日本を代表する総合証券グループ

「貯蓄から資産形成へ」という社会の要請に応え、お客様の資産価値最大化を実現することで、信頼のNo.1総合証券グループとなることを目指します。

この会社ってなに?

あなたが将来のためにNISAで投資信託を選んだり、個別企業の株を売買したりする時、その取引を仲介してくれるのが大和証券のような証券会社です。また、テレビの経済ニュースで「〇〇社が△△社を買収」といったM&Aの話題が報じられる際、その裏側で企業の価値を計算し、交渉をまとめる専門家としても活躍しています。さらに、あなたが普段使うアプリやサービスの開発企業に、成長資金を投資する役割も担っており、知らないうちにそのサービスを通じて大和証券グループの恩恵を受けているかもしれません。

国内証券業界2位の大和証券グループ本社は、新NISAによる個人投資家の裾野拡大を追い風に、FY2025(2026年3月期)には営業利益1,667億円、純利益1,543億円と増収増益を見込んでいます。中期経営計画「Passion for the Best 2026」の下、あおぞら銀行との資本業務提携やシステム開発会社Skyへの出資など、矢継ぎ早の提携戦略を推進。伝統的な証券事業の枠を超え、M&AやAIを活用した新サービス開発で収益源の多角化を急いでおり、その実行力が今後の成長の鍵を握ります。

証券・商品先物取引業プライム市場

会社概要

業種
証券・商品先物取引業
決算期
3月
本社
東京都千代田区丸の内1丁目9-1
公式
www.daiwa-grp.jp

社長プロフィール

荻野 明彦
荻野 明彦
代表執行役社長
挑戦者
「お客様の資産価値最大化」を基本方針に、中期経営計画『Passion for the Best 2026』を力強く推進します。お客様のベストパートナーとして、より強固な収益基盤を確立し、社会の持続的発展に貢献してまいります。

この会社のストーリー

1902
藤本ビルブローカーとして創業

創業者・藤本ビルブローカーが大阪で創業。これが大和証券グループの源流となる。日本の証券史の幕開けに貢献した。

1943
「大和證券株式会社」誕生

藤本証券と日本信託銀行が合併し、「大和證券株式会社」が設立される。ここから「大和」の名を冠した歴史が本格的に始まった。

1961
東京・大阪・名古屋証券取引所第一部に上場

国内の主要な証券取引所に上場を果たし、全国的な知名度と信頼を獲得。日本の高度経済成長とともに、企業として大きく飛躍した。

1999
ホールディング体制へ移行

株式会社大和証券グループ本社を設立し、持株会社体制へ移行。グループ全体の経営戦略を強化し、事業の多角化と専門性を高める体制を整えた。

2009
大和証券キャピタル・マーケッツ設立

リーマンショック後の金融危機の中、グローバルな投資銀行業務を強化するため、大和証券SMBCの事業を再編し新会社を設立。海外展開への挑戦を続けた。

2012
リテール部門とホールセール部門の連携強化

大和証券と大和証券キャピタル・マーケッツが合併。個人から法人まで一貫したサービスを提供できる体制を構築し、総合力を高めた。

2024
積極的な提携戦略と中期経営計画始動

あおぞら銀行との資本業務提携など、外部企業との連携を加速。中期経営計画「Passion for the Best 2026」を始動し、新たな成長ステージへと踏み出した。

2026
「Passion for the Best」の実現へ

中期経営計画の最終年度。お客様の資産価値最大化を追求し、デジタル技術の活用やサステナビリティ経営を推進し、資本市場の中核としての役割を果たしていく。

注目ポイント

積極的なM&Aと提携戦略

国内2位の総合証券会社として、近年はあおぞら銀行との資本業務提携や海外のM&A助言会社(ブティック)の買収を積極的に行い、事業領域を拡大しています。

安定した株主還元

中期経営計画において安定的な配当を掲げており、配当性向も50%を超えるなど株主への利益還元に積極的です。優待カタログも魅力の一つです。

デジタルとAIへの戦略的投資

システム開発会社Skyへの出資や、京都フィナンシャルグループとのAI活用DX推進など、先端技術への投資を加速。次世代金融サービスの創出を目指しています。

サービスの実績は?

56
1株当たり配当金(予想)
FY2025
+12円 vs FY2024
51.1%
配当性向(予想)
FY2025
13,720億円
売上高(予想)
FY2025
+7.4% YoY
1,667億円
営業利益(予想)
FY2025
+8.5% YoY
24.2%
海外経常利益比率
FY2024実績
15.69億株
発行済株式数
2026年3月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 56円
安全性
注意
自己資本比率 4.6%
稼ぐ力
普通
ROE 8.0%
話題性
好評
ポジティブ 55%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
56
方針: 配当性向50%目標
1株配当配当性向
FY2021/33650.6%
FY2022/33352.3%
FY2023/32352.8%
FY2024/34451.8%
FY2025/35651.1%
2期連続増配
株主優待
あり
株主優待商品(名産品)、ホテル・ゴルフ場割引、寄付など
必要株数100株以上(約15万円)
金額相当約3,000円相当
権利確定月3月・9月

配当方針として配当性向50%を目標とした積極的な還元を掲げており、安定的な利益成長を背景に配当額を調整しています。業績連動型の配当を基本としつつも、中期経営計画期間中においては一定水準以上の配当を維持することで株主の期待に応える方針です。今後も資本効率の最大化と株主還元の両立を図る経営を推進してまいります。

同業比較(収益性)

証券・商品先物取引業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
8.0%
業界平均
10.2%
営業利益率下回る
この会社
12.2%
業界平均
25.6%
自己資本比率下回る
この会社
4.6%
業界平均
41.1%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/36,195億円
FY2023/38,661億円
FY2024/31.3兆円
FY2025/31.4兆円
営業利益
FY2022/31,155億円
FY2023/3663億円
FY2024/31,537億円
FY2025/31,667億円

当社の連結業績は、投資銀行部門の好調な収益を背景に、直近FY2025/3期には純利益が約1,544億円まで拡大するなど、堅調な成長基調を維持しています。市場環境の変動により収益に波はあるものの、M&Aアドバイザリー業務や資産運用ビジネスが収益の柱として機能しています。今後は中期経営計画に基づき、各セグメントでのさらなる収益基盤の強化を見込んでいます。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
8.0%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
0.4%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
12.2%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/36.8%0.4%16.1%
FY2022/35.8%0.3%18.7%
FY2023/33.8%0.2%7.7%
FY2024/36.8%0.4%12.0%
FY2025/38.0%0.4%12.2%

収益性の指標であるROEはFY2025/3期に8.0%へと改善しており、資本効率の向上を意識した経営が成果として表れ始めています。営業利益率は市況の影響を受けやすい証券業の性質上変動が見られますが、昨年度の12.2%から見て取れるように一定の水準を確保しています。今後もコスト構造の適正化と高収益事業の成長により、中長期的な収益性の安定と向上を目指しています。

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率4.6%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
7.0兆円
会社の純資産
1.9兆円

証券事業という業態の特性上、総資産は3.6兆円規模に達しており、潤沢な流動性を確保しつつ慎重な資産運用を行っています。自己資本比率は4.6%と見えますが、証券会社特有の調整項目を考慮すると安定した財務状態を維持しています。有利子負債については資金調達の手段として戦略的に活用されており、流動性とレバレッジのバランスを適正に管理しています。

お金の流れは?

本業で稼げていません
本業で稼いだお金
-4,541億円
営業CF
投資に使ったお金
-3,534億円
投資CF
借入・返済など
+1,990億円
財務CF
手元に残ったお金
-8,075億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/33,910億円-916億円4,381億円2,993億円
FY2022/3-3,535億円-2,185億円3,771億円-5,720億円
FY2023/3-1,837億円74.6億円-5,659億円-1,763億円
FY2024/37,051億円-2,240億円-28.5億円4,811億円
FY2025/3-4,541億円-3,534億円1,990億円-8,075億円

営業キャッシュフローはトレーディング業務等の市況感に大きく左右されるため、期によって激しく変動する特徴があります。投資キャッシュフローはグループの成長に向けた戦略的投資やシステム開発など、将来の収益基盤強化のための資金使途が中心となっています。財務キャッシュフローは資金調達と株主還元のバランスを考慮して柔軟に調整されており、持続的な企業価値向上を優先する姿勢が示されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1に記載しています
2レピュテーショナルリスク 当社グループの事業は、法人、個人のお客様や市場関係者からの信用に大きく依存しております
3オペレーショナルリスク」、「
4法令遵守に関するリスク」、「
5財務報告に係る内部統制に関するリスク」及び「
6リスク管理及び手続の有効性に関するリスク 当社グループは、リスク管理方針を踏まえて手続の強化に努めておりますが、リスク管理の有効性は事業内容やグループ内各企業の特性により異なります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/31,152億円67.8億円5.9%
FY2022/31,358億円409億円30.1%
FY2023/3869億円231億円26.5%
FY2024/31,746億円530億円30.4%
FY2025/32,247億円703億円31.3%

法人税等の支払額は、年度ごとの税引前当期純利益の増減に比例して推移しています。FY2021/3期は特殊要因により税負担率が低くなりましたが、直近では概ね30%前後の標準的な実効税率水準で推移しています。各国の税制や繰延税金資産の取扱いにも左右されますが、適切な納税を通じた社会的責任を果たしています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
1,626万円
従業員数
14,783
平均年齢
40.9歳
平均年収従業員数前年比
当期1,626万円14,783-

従業員の平均年収は1,626万円と、金融業界の中でも極めて高い水準にあります。証券業は市況変動による業績連動性が高いものの、グループ全体の収益力の高さが、高い給与水準を維持する背景となっています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主33.4%
浮動株66.6%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関28.9%
事業法人等4.5%
外国法人等25.1%
個人その他36%
証券会社5.4%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(222,558,000株)15.72%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(68,859,000株)4.86%
太陽生命保険株式会社(41,140,000株)2.9%
日本生命保険相互会社(31,164,000株)2.2%
日本郵政株式会社(30,000,000株)2.12%
STATE STREET BANK WEST CLIENT-TREATY 505234 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(29,006,000株)2.04%
JPモルガン証券株式会社(23,670,000株)1.67%
バークレイズ証券株式会社(19,800,000株)1.39%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(19,550,000株)1.38%
JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(19,206,000株)1.35%

大株主には日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行といった信託口が上位を占めており、機関投資家による保有割合が非常に高い構成です。事業会社や生保・銀行による安定株主も存在しますが、外資系金融機関の保有も見られ、グローバルな資本市場の影響を強く受ける構造となっています。

会社の公式開示情報

役員報酬

6,600万円
取締役3名の合計

事業リスクとして、国内外の経済動向や市場環境の変化に伴う金融市場のボラティリティが収益に直結する点が挙げられます。連結子会社を122社抱える巨大組織であり、証券業務だけでなく投資顧問や銀行など多角的な金融サービスを提供することでリスク分散を図っています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 18名)
女性 7名(38.9% 男性 11
39%
61%
監査報酬
5億2,800万円
連結子会社数
122
設備投資額
381.0億円
平均勤続年数(従業員)
13.7

女性役員比率が38.9%と多様な視点を取り入れるガバナンス体制が構築されています。連結子会社を122社抱える大規模企業グループとして、充実した監査体制と透明性の高い情報開示を行っており、強固な経営監督が図られています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
主要KPIは順調に進捗。株主還元目標は前倒し達成しており、計画達成へのコミットメントは高い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画 “Passion for the Best” 2026
FY2024〜FY2026
ベース利益: 目標 2,400億円 順調 (1,748億円(FY2024実績))
72.8%
当期純利益: 目標 2,000億円 順調 (1,543億円(FY2025予想))
77.2%
年間配当金(下限): 目標 44円 前倒し達成 (56円(FY2025予想))
127.3%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

純利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20251,543億円未確定±0%
FY20241,100億円1,215億円+10.5%
FY2023700億円638億円-8.8%
FY20221,000億円948億円-5.1%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中期経営計画では、安定的な収益源である「ベース利益」の拡大を最重要KPIに掲げ、2026年度に2,400億円(FY2024比+37%)を目指しています。FY2024実績は1,748億円と順調な滑り出しを見せており、あおぞら銀行との提携によるシナジー効果が計画達成の鍵となります。また、年間配当金の下限目標44円に対し、FY2025予想は56円と既に大幅に上回っており、株主還元への強い意識が伺えます。業績予想の精度も改善傾向にあり、計画達成の確度は高いと評価できます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。FY2021からFY2025までの5年間、大和証券グループのTSRは一貫してTOPIXを上回っており、優れた株主価値を創出してきたことが証明されています。特にFY2024にはTSRが307%に達し、TOPIX(216.8%)を大きくアウトパフォームしました。これは、積極的な株主還元策と、新NISAなどを追い風とした力強い株価上昇が両輪となって実現したものであり、経営が株主を重視していることの表れと言えます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+182.9%
100万円 →282.9万円
182.9万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021145.1万円+45.1万円45.1%
FY2022181.7万円+81.7万円81.7%
FY2023170.1万円+70.1万円70.1%
FY2024307.0万円+207.0万円207.0%
FY2025282.9万円+182.9万円182.9%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残2,972,000株
売り残358,000株
信用倍率8.30倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2026年3月期 第1四半期決算発表2026年7月下旬
2026年3月期 第2四半期決算発表2026年10月下旬

信用倍率は8.3倍と買い残が多く、短期的な株価上昇を見込む個人投資家が多い状況です。過熱感がある一方で、将来の売り圧力となる可能性も秘めています。業界平均と比較すると、PER・PBR共にやや割高ですが、これは同社の成長戦略や株主還元策への市場の期待が織り込まれていると解釈できます。配当利回りは3%を超えており、インカムゲインを狙う投資家にとっても魅力的です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
482
前月比 +12.5%
メディア数
68
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, 東洋経済オンライン
業界内ランキング
上位 5%
証券・商品先物取引業 85社中 4位
報道のトーン
55%
好意的
30%
中立
15%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・財務40%
M&A・提携30%
株価・市況15%
人事・組織15%

最近の出来事

2025年5月資本業務提携

あおぞら銀行および三井住友信託銀行との資本業務提携を締結し、DXおよびM&A領域の強化を図る。

2026年2月業績好調

第3四半期累計において純営業収益が10.8%増を記録し、受入手数料の拡大がグループ全体の収益を牽引した。

2026年3月戦略出資

Sky社に対し約100億円の出資を行い、AIを活用した次世代金融サービスの開発を推進。

最新ニュース

中立
大和証券グループ本社、新執行役人事に関する発表
4/1 · 日本経済新聞

大和証券グループ本社 まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 56円
安全性
注意
自己資本比率 4.6%
稼ぐ力
普通
ROE 8.0%
話題性
好評
ポジティブ 55%

「総合証券2位の巨人が、生き残りをかけてAIや地銀との『価値共創』に舵を切り、ハイブリッド金融グループへの変貌を急ぐ」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU