トモニホールディングス8600
TOMONY Holdings,Inc.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが香川県や徳島県で生活しているなら、給与が振り込まれる銀行口座を開いたり、マイホームの夢を叶えるために住宅ローンを組んだりする時に「香川銀行」や「徳島大正銀行」の窓口でお世話になるかもしれません。実はこの2つの銀行を束ね、地域経済を支えているのがトモニホールディングスです。普段利用する地元の商店や中小企業も、事業を成長させるための資金をこの銀行グループから借りている可能性が高いでしょう。あなたの生活や地域の発展の裏側で、トモニホールディングスが金融の力でサポートしています。
香川銀行と徳島大正銀行を傘下に持つ地方銀行グループ。2025期予想では、売上高951.1億円、純利益158.32億円と増収増益を見込み、過去最高益を更新する勢いです。マイナス金利解除による利ザヤ改善期待を背景に、第5次経営計画では最終年度(2026期)に純利益175億円以上を目標に掲げています。株主還元にも積極的で、2025期は前期比5.5円増の16.5円配当を予定しており、投資家からの注目も高まっています。
会社概要
- 業種
- 銀行業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 香川県高松市亀井町7番地1
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 5.3% | 0.3% | - |
| 2025/03期 | 5.6% | 0.3% | - |
当社は効率的な経営資源の配分により、安定した利益水準を維持しています。特に強固な預金基盤を活かした貸出金運用の効率化が、持続的な純利益の源泉となっています。今後も金融DXの推進や、グループの連携強化を通じたコスト構造の最適化により、収益性の向上を目指す姿勢です。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 878億円 | — | 140億円 | 82.1円 | - |
| 2025/03期 | 951億円 | — | 158億円 | 82.3円 | +8.3% |
当社の業績は、傘下の徳島大正銀行と香川銀行の強固な地域基盤を背景に、経常収益が2021/03期の約707億円から2025/03期には約951億円へと順調に拡大を続けています。純利益も堅調に推移しており、2025/03期には約158億円を計上するなど、地域金融機関としての収益基盤の厚さを示しています。今後は中小企業や個人向けの貸出開拓を推進し、さらなる成長を目指す方針です。 【当第3四半期連結累計期間 (自 令和7年4月1日 至 令和7年12月31日)実績】売上775億円(前年同期比12.2%)、純利益117億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
銀行業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によると、徳島大正銀行と香川銀行を傘下に置く持株会社として、地域経済の動向がグループ全体の業績を左右する構造です。主な事業リスクとして、金利変動による収益性への影響や、人口減少による地域市場の縮小が挙げられており、それに対する金融サービスの多様化が急務となっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 951億円 | — | — | 修正なし |
| 2024期 | 820億円 | 870億円 | 878億円 | +7.1% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 158億円 | — | — | 修正なし |
| 2024期 | 135億円 | 140億円 | 140億円 | +3.8% |
| 2023期 | 115億円 | — | 142億円 | +23.2% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の「第5次経営計画」では、最終年度である2026年度(2026期)に純利益175億円以上を目標として掲げています。2025期の会社予想は158.32億円と、目標に対し進捗率90%を超えており、順調に進んでいると言えます。過去の業績予想は期初に保守的な数値を出し、期中に上方修正する傾向が見られるため、計画の前倒し達成も視野に入ります。株主還元として総還元性向50%程度を目指しており、今後の増配や自己株式取得にも期待がかかります。
最新ニュース
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メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2026年3月期の通期経常利益予想を上方修正し、最高益更新の期待が高まりました。
地方銀行として5年ぶりとなる公募増資を実施し、希薄化懸念により株価が急落する局面がありました。
第3四半期累計の経常利益が前年同期比10.0%減となる183億円で着地しました。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
総資産は拡大基調にあり、2025/03期時点で約5兆円規模に達しています。銀行業としての健全性を示す自己資本比率は約5.5%と安定した水準を維持しており、地域社会の経済活動を支える十分な財務体力を確保しています。預金残高や貸出金残高の伸びも順調であり、盤石な財務基盤の上に立っています。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 2,283億円 | 428億円 | 13.9億円 | 1,854億円 |
| 2022/03期 | 479億円 | 274億円 | 23.8億円 | 205億円 |
| 2023/03期 | 2,014億円 | 375億円 | 25.6億円 | 1,639億円 |
| 2024/03期 | 576億円 | 276億円 | 65.0億円 | 852億円 |
| 2025/03期 | 1,182億円 | 682億円 | 30.5億円 | 500億円 |
営業キャッシュフローは金融機関特有の預金増減や貸出動向に大きく影響を受け、期によって変動する構造にあります。投資CFにおいては、地域経済への融資活動や戦略的な投資が活発に行われていることを反映しています。安定したキャッシュフローの創出はグループの経営戦略の中核であり、財務基盤の健全性を維持しつつ成長投資を継続しています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は16.6%と上場企業平均水準を意識した登用が行われています。監査報酬は1億1,000万円を計上し、連結子会社10社を抱える持株会社としてグループ横断的なリスク管理体制を整備しており、規模に見合った透明性の高いガバナンスが構築されています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 924万円 | 2,183人 | - |
従業員の平均年収は924万円と地方銀行業界の中でも比較的高水準です。これは、グループが経営統合を通じて効率化を進めつつ、専門的な金融サービスを提供することで高い収益性を維持しようとする経営戦略が、従業員の待遇にも反映されているためと考えられます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。2021期から2025期までの5年間、トモニホールディングスのTSRは一貫して市場平均であるTOPIXを下回って(アンダーパフォームして)います。これは、金融緩和環境下で銀行株全般が低迷し、株価がPBR1倍を大きく下回る水準で推移していたことが主な要因です。しかし、近年の金融政策正常化への期待から株価は大きく上昇しており、今後はTOPIXを上回るパフォーマンスとなるかどうかが注目されます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 8円 | 15.1% |
| 2017/03期 | 8円 | 5.0% |
| 2018/03期 | 8円 | 11.7% |
| 2019/03期 | 8円 | 12.8% |
| 2020/03期 | 8円 | 15.8% |
| 2021/03期 | 8円 | 12.8% |
| 2022/03期 | 9円 | 11.0% |
| 2023/03期 | 10円 | 11.4% |
| 2024/03期 | 11円 | 13.4% |
| 2025/03期 | 16.5円 | 20.0% |
現在、株主優待制度は実施しておりません。
当社は、持続的な成長のための内部留保を確保しつつ、株主への還元を強化する方針を掲げています。近年の増配傾向に見られるように、安定かつ継続的な利益還元を重視しており、配当性向の引き上げにも積極的です。今後も資本効率を意識した経営のもと、魅力ある配当水準の維持を目指します。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 92.5万円 | 7.5万円 | -7.5% |
| 2022期 | 96.1万円 | 3.9万円 | -3.9% |
| 2023期 | 105.8万円 | 5.8万円 | 5.8% |
| 2024期 | 127.0万円 | 27.0万円 | 27.0% |
| 2025期 | 165.0万円 | 65.0万円 | 65.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PBR(株価純資産倍率)は0.58倍と、依然として解散価値である1倍を大きく下回っていますが、地方銀行の平均である約0.5倍は上回っています。これは東証が推進する「PBR1倍割れ改善」の動きの中で、同社への期待が相対的に高いことを示唆します。信用倍率は95倍と非常に高く、信用買い残が積み上がっているため、将来的な需給悪化には注意が必要です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 145億円 | 45.1億円 | 31.1% |
| 2022/03期 | 191億円 | 60.7億円 | 31.7% |
| 2023/03期 | 207億円 | 65.1億円 | 31.5% |
| 2024/03期 | 215億円 | 75.2億円 | 34.9% |
| 2025/03期 | 234億円 | 75.4億円 | 32.3% |
法人税等の支払額は、経常利益の増減に伴い概ね年間約45億円から75億円の範囲で推移しています。実効税率は法定税率に近い30%から35%程度で安定しており、適切な税務処理が行われています。納税を通じた地域社会への貢献は、企業グループとしての重要な責務の一つと捉えています。
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「香川・徳島の越境タッグ地銀、マイナス金利解除の追い風を受け、最高益更新と株主還元強化を狙う」
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