紀陽銀行
The Kiyo Bank,Ltd.
最終更新日: 2026年3月29日
和歌山の絶対的リーダー、大阪市場へ挑む地域金融の雄
地域の未来を創造する、最も信頼される金融パートナーとして、お客様のあらゆるニーズに応える先進的なサービスを提供し続けます。
この会社ってなに?
あなたが和歌山や大阪南部で暮らしているなら、給料の振込口座や住宅ローンで紀陽銀行のサービスを使っているかもしれません。街角でよく見かけるATMや店舗はもちろん、普段利用する地元のスーパーや商店も、紀陽銀行からの融資で事業を続けている可能性があります。同行は、私たちのお金を安全に預かるだけでなく、地域の会社が成長するためのお手伝いをしています。最近では、新しいビジネスを始める若者を応援するファンドを立ち上げるなど、地域経済の「縁の下の力持ち」として活動の幅を広げているのです。
和歌山県唯一の地方銀行として圧倒的な基盤を持つ。直近FY2025決算では、金利環境の改善を背景に売上高987.2億円(前期比16.4%増)、純利益176.18億円(同17.3%増)と大幅な増収増益を達成。株価もPBR1.11倍と市場の評価が高まる中、伝統的な銀行業務に加え、大阪市場での事業拡大やスタートアップ向けデットファンド設立など、非金利収益の強化による成長戦略を加速させている。
会社概要
- 業種
- 銀行業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 和歌山市本町1丁目35番地
- 公式
- www.kiyobank.co.jp
社長プロフィール

私たちは、地域社会の持続的な発展に貢献することを使命とし、デジタル技術の活用とお客様一人ひとりとの対話を重視しています。企業価値向上を目指し、株主の皆様のご期待に応えるべく、変革への挑戦を続けてまいります。
この会社のストーリー
和歌山県和歌山市に紀陽貯蓄銀行を設立。地域に根差した金融機関としての歴史が始まる。
和歌山県外で初となる大阪市への店舗展開を開始。関西圏での事業拡大の礎を築く。
和歌山銀行と合併し、和歌山県内での圧倒的な営業基盤を確立。県内唯一の地方銀行となる。
金融持株会社であった紀陽ホールディングスと合併し、より機動的な経営体制を構築する。
関西の地方銀行で初めて、基幹システムである勘定系システムをパブリッククラウドへ移行することを発表。DXを加速させる。
「紀陽スタートアップデットファンド」を設立し、和歌山・大阪のスタートアップ企業への投融資を強化。新たな産業創出を支援する。
「PBR1倍以上」と「ROE7%以上」の達成を目指す。顧客本位の業務運営と持続的な成長を通じて企業価値向上を図る。
注目ポイント
和歌山県唯一の地方銀行として、預金・貸出金ともに圧倒的なシェアを誇ります。地域経済に深く根差した揺るぎない事業基盤が強みです。
関西地銀でいち早く勘定系システムのクラウド化に着手するなど、デジタル変革に積極的です。これにより、新サービスの迅速な提供や異業種連携を加速させています。
「紀陽スタートアップデットファンド」を設立し、地域の新興企業を資金面で支援。地域経済の未来を担う新しいビジネスの成長を後押ししています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 35円 | 17.4% |
| FY2022/3 | 40円 | 17.4% |
| FY2023/3 | 40円 | 66.9% |
| FY2024/3 | 50円 | 21.8% |
| FY2025/3 | 110円 | 40.4% |
現在、株主優待制度は実施していません。
配当方針として、持続的な利益成長に応じた利益還元(増配)を重視する姿勢を明確にしています。過去数年間で1株あたりの配当金は着実に増加しており、配当性向も適切な水準で推移させています。今後も強固な収益基盤を背景に、安定的な配当維持と増配の両立を目指す方針です。
同業比較(収益性)
銀行業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
紀陽銀行の業績は、安定的な預貸金収益を基盤に、近年の金利上昇局面も追い風となり純利益が順調に伸長しています。2025年3月期には純利益が約176億円に達し、2026年3月期も約185億円への増益を見込むなど、堅調な推移を辿っています。大阪府への積極展開といった地域戦略が奏功し、持続的な収益拡大基盤を構築しています。
財務は安全?
財務健全性は、地銀として安定した自己資本比率(約4.0%)を維持しており、強固な預金基盤を背景とした適切なリスク管理を行っています。近年の負債の増加は、預金業務に伴う一時的な拡大や流動性管理の側面が強く、自己資本の蓄積も継続しています。地域経済のインフラとして盤石なバランスシートを保持しており、経営の安全性は極めて高いといえます。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 7,152億円 | -20.6億円 | -43.9億円 | 7,132億円 |
| FY2022/3 | 755億円 | 874億円 | -45.7億円 | 1,629億円 |
| FY2023/3 | -5,823億円 | 2,146億円 | -56.1億円 | -3,677億円 |
| FY2024/3 | 1,151億円 | -1,306億円 | -27.4億円 | -155億円 |
| FY2025/3 | -1,862億円 | 170億円 | -74.2億円 | -1,692億円 |
キャッシュフローの変動は、預金量の増減や債券投資などの銀行業務特有の資金運用に伴う一時的な動きが主因であり、企業の収益力そのものの悪化ではありません。営業キャッシュフローは預金者への払戻しや新規融資実行などにより大きく変動しますが、本業の貸出金残高は安定しており、経営基盤に影響はありません。財務キャッシュフローは、配当金の支払いや自己株式取得を通じた株主還元を安定的に実施しているため、マイナス水準を維持しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 204億円 | 68.2億円 | 33.4% |
| FY2022/3 | 243億円 | 88.2億円 | 36.3% |
| FY2023/3 | 50.7億円 | 11.5億円 | 22.6% |
| FY2024/3 | 201億円 | 51.2億円 | 25.4% |
| FY2025/3 | 233億円 | 56.9億円 | 24.4% |
法人税等の支払額は、税引前当期純利益の増減に概ね連動しており、適正な税務処理が行われています。実効税率が法定税率より低く見える年度については、繰延税金資産の取り崩しや調整項目による影響が考えられます。銀行業として、毎期継続して利益を計上することで安定した納税実績を残しています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 585万円 | 2,390人 | - |
平均年収は585万円であり、地方銀行の一般的な水準を維持しています。地域経済の担い手として、安定した雇用環境と堅実な給与体系を維持している点が特徴であり、近年の業績向上に伴う処遇改善が期待される水準です。
誰がこの会社の株を持ってる?
金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は紀陽フィナンシャルグループ従業員持株会。
大株主には日本マスタートラスト信託銀行をはじめとする信託口が上位を占めており、機関投資家による保有割合が非常に高い構成となっています。一方で、地元の従業員持株会も上位3位に名を連ねており、銀行としての地域密着型の経営体制が株主構成にも反映されています。
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によると、銀行業の本業である預金・貸出業務に加え、コンサルティングやデジタル戦略による収益多様化を推進しています。主な事業リスクとしては、国内の金利環境の変化や地域経済の停滞による貸倒れリスク、および勘定系システムのクラウド化に伴うオペレーショナルリスクが挙げられます。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が18.1%と一定の多様性を確保しており、監査等委員会設置会社として透明性の高いガバナンス体制を構築しています。連結子会社8社を擁するグループ全体でリスク管理とガバナンスを強化し、持続可能な成長を目指す経営基盤が整っています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 856億円 | — | 987億円 | +15.3% |
| FY2024 | 782億円 | — | 848億円 | +8.4% |
| FY2023 | 803億円 | — | 845億円 | +5.2% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 145億円 | — | 176億円 | +21.5% |
| FY2024 | 143億円 | — | 150億円 | +5.0% |
| FY2023 | 143億円 | — | 39億円 | -72.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の「第7次中期経営計画」では、最終年度(2027年3月期)の目標としてROE7%以上、PBR1倍以上を掲げています。PBRは既に1.11倍と目標を前倒しで達成しており、資本効率改善への取り組みが市場に評価されています。業績予想は保守的な傾向があり、FY2025決算では売上・利益ともに期初予想を15%以上上回る大幅な上振れ着地となりました。このポジティブサプライズが株価を押し上げる一因となっています。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当金を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。紀陽銀行のTSRはFY2021からFY2025まで5期連続でTOPIX(東証株価指数)のリターンを下回る「アンダーパフォーム」という結果でした。これは、過去の低金利環境下で銀行株全般が市場平均に対して伸び悩んでいたことが主な要因と考えられます。しかし、直近1年では金利環境の変化と業績改善を背景に株価が急騰しており、足元のリターンはTOPIXを上回る水準にあります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 106.0万円 | +6.0万円 | 6.0% |
| FY2022 | 91.0万円 | -9.0万円 | -9.0% |
| FY2023 | 100.2万円 | +0.2万円 | 0.2% |
| FY2024 | 126.4万円 | +26.4万円 | 26.4% |
| FY2025 | 161.5万円 | +61.5万円 | 61.5% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
特筆すべきは業界平均を大きく上回るPBRです。地銀の平均PBRが0.5倍台に留まる中、1.11倍という数値は資本効率改善への市場の強い期待を表しています。PERは業界平均並みですが、信用買い残が売り残を上回る5.15倍となっており、短期的な株価上昇を見込む投資家が多いことが示唆されます。今後の決算で市場の期待に応え続けられるかが焦点です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
紀陽スタートアップデットファンドを設立し、地域イノベーションの加速を後押し。
第7次中期経営計画における経営指標を見直し、よりROE向上を目指す体制を強化。
26年3月期上期連結経常利益が前年同期比40.7%増の146億円となり収益基盤の拡大を証明。
最新ニュース
紀陽銀行 まとめ
ひとめ診断
「和歌山のガリバー地銀が、金利復活の追い風を受けつつ大阪市場攻略とスタートアップ投資で次の一手を打つ」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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