8377プライム

ほくほくフィナンシャルグループ

Hokuhoku Financial Group, Inc.

最終更新日: 2026年3月29日

BPS539円
自己資本比率4.0%
FY2025/3 有報データ

北陸と北海道の経済を支える、地域密着型の広域金融グループ

北陸・北海道地域で最も信頼され、選択される金融グループとなり、地域社会の持続的な発展をリードする存在になること。

この会社ってなに?

あなたが北海道や富山、石川、福井などを訪れたとき、「北陸銀行」や「北海道銀行」の看板を見かけたことはありませんか?ほくほくフィナンシャルグループは、これらの地域経済を支える銀行をまとめている会社です。普段の預金や振込、住宅ローンといったサービスはもちろん、最近では地域の会社の後継者探し(M&A)を手伝ったり、IT化を支援したりと、裏方として地域を元気にする活動も行っています。もし株主になれば、北海道や北陸地方の特産品が選べるカタログギフトが届くのも魅力の一つです。

北陸銀行と北海道銀行を傘下に持つ金融持株会社。金利環境の好転を主な追い風として、2025年3月期は純利益390.72億円(前期比70%増)と大幅な増益を見込んでいます。好調な業績を背景に「第6次中期経営計画」の目標を上方修正し、配当も増額するなど株主還元を強化。多くの地方銀行がPBR1倍割れに苦しむ中、同社は1.17倍と市場から一定の評価を得ており、今後の成長戦略に注目が集まります。

銀行業プライム市場

会社概要

業種
銀行業
決算期
3月
本社
富山県富山市堤町通り1丁目2番26号
公式
www.hokuhoku-fg.co.jp

社長プロフィール

庵 栄伸
庵 栄伸
代表取締役社長
堅実派
私たちは、プライムエリアである北陸と北海道の地域経済活性化を使命とし、お客さま一人ひとりの課題解決に真摯に向き合っています。変化する環境に対応し、持続的な成長を実現するため、地域社会との共存共栄を目指し、総合金融サービスを通じて豊かな未来を創造してまいります。

この会社のストーリー

2003
ほくほくフィナンシャルグループ設立

北陸銀行と北海道銀行が経営統合し、金融持株会社「ほくほくフィナンシャルグループ」を設立。富山県に本社を置き、広域金融グループとしての歩みを始める。

2004
システム共同化とグループ内連携の強化

勘定系システムを北陸銀行のシステムに統合し、経営の効率化を推進。グループシナジーの創出に向けた基盤を固める。

2017
「VCF財務経営力診断サービス」新機能追加

取引先の経営課題に対し、最適なソリューションを提案するサービスを強化。地域企業のコンサルティング機能の向上を図る。

2020
コロナ禍での地域経済支援

新型コロナウイルス感染症の影響を受けた地域経済や中小企業に対し、積極的な資金繰り支援や経営相談を実施。地域金融機関としての使命を果たす。

2021
株主優待制度を新設

500株以上保有の株主を対象に、北海道や北陸の特産品を選べるカタログギフトの優待制度を導入。株主への還元と地域産品のPRを両立する。

2023
サステナビリティ経営の本格化

SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)推進部を新設。GHG可視化サービスなどを通じ、取引先の脱炭素経営支援を本格的に開始する。

2026
中期経営計画目標の上方修正と増配

好調な業績を背景に、進行中の中期経営計画の利益目標を上方修正。株主還元の強化として増配も発表し、市場の期待を集める。

注目ポイント

堅調な業績と積極的な株主還元

中期経営計画の目標を上方修正するほど業績は好調です。それに伴い増配も発表しており、株主への利益還元に積極的な姿勢が魅力です。

魅力的な株主優待制度

500株以上の保有で、北海道や北陸地方の美味しい特産品が選べるカタログギフトがもらえます。投資をしながら、地域の魅力を味わえる人気の制度です。

地域創生への貢献と新たな挑戦

事業承継ファンドの設立やM&A支援など、地域が抱える課題解決に積極的に取り組んでいます。金融の力で地域経済の未来を切り拓く姿勢が推しポイントです。

サービスの実績は?

2,101.8億円
連結売上高
FY2025 会社予想
+10.6% YoY
390.72億円
連結純利益
FY2025 会社予想
+69.5% YoY
50
1株あたり配当金
FY2025 会社予想
+10円 YoY
18.7%
純利益率
FY2025 会社予想
+7.5pt YoY
5,000円相当
株主優待(500株以上)
地域特産品カタログ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 50円
安全性
注意
自己資本比率 4.0%
稼ぐ力
普通
話題性
好評
ポジティブ 75%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
50
方針: 連結配当性向30%を目標とした安定配当
1株配当配当性向
FY2021/33523.0%
FY2022/33523.7%
FY2023/33723.2%
FY2024/34022.6%
FY2025/35016.0%
3期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

配当方針として安定的な利益還元を重視しており、業績連動による増配を積極的に実施しています。近年は純利益の成長に合わせて配当額を順次引き上げており、株主還元への意識が強まっています。今後も健全な財務基盤を維持しながら、持続的な配当の増額を目指す方針です。

同業比較(収益性)

銀行業の同業他社平均と比べると…

ROE
この会社: N/A業界平均: 7.7%
営業利益率
この会社: N/A業界平均: 100.0%
自己資本比率下回る
この会社
4.0%
業界平均
4.9%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/31,778億円
FY2023/31,879億円
FY2024/31,901億円
FY2025/32,102億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/30円
FY2025/30円

ほくほくフィナンシャルグループの業績は、2025年3月期に純利益が約391億円へ大幅増益を達成し、強固な成長軌道を描いています。売上高に相当する経常収益も右肩上がりで推移しており、金利環境の変化を追い風に収益基盤が着実に拡大しています。持続的な業績向上を背景に、第6次中期経営計画の目標も引き上げられるなど、グループ全体の経営効率化が鮮明となっています。

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率4.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
6,587億円

財務健全性は銀行業特有の構造にありますが、自己資本比率は約4.0%前後で推移しており、自己資本の充実は安定的な経営基盤を維持しています。総資産は16兆円規模と巨大であり、預金等の潤沢な流動性を背景に貸出金を運用する銀行経営として適正なバランスを保っています。有利子負債については、預金が負債の大部分を占める銀行業の特性上、他業種のような借入金とは異なる性質の調達が中心です。

お金の流れは?

本業で稼げていません
本業で稼いだお金
-7,677億円
営業CF
投資に使ったお金
-5,737億円
投資CF
借入・返済など
-179億円
財務CF
手元に残ったお金
-1.3兆円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/32.6兆円-2,314億円-121億円2.4兆円
FY2022/34,624億円-827億円-145億円3,798億円
FY2023/3-1.5兆円3,677億円-110億円-1.1兆円
FY2024/3824億円1,314億円-151億円2,138億円
FY2025/3-7,677億円-5,737億円-179億円-1.3兆円

銀行業におけるキャッシュフローは、貸出金運用や有価証券の売買といった本業の資金移動が極めて大きく、一般企業の営業CFとは性質が大きく異なります。特に投資CFや営業CFの変動は、預金の動きや債券投資などの金融取引を反映しており、マイナス幅が拡大しても経営不振を示すわけではありません。むしろ、グループ全体で資金運用を最適化し、適切な流動性を確保する過程で生じる正常な資金循環と言えます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1市場リスク 当社グループは、デリバティブを含む様々な金融商品を取り扱う市場取引及び投資活動を行っており、ポートフォリオの適正化など、適切にリスク管理を行っていますが、金利、株価及び債券相場、為替等の変動により、保有する有価証券の価値が大幅に下落した場合には減損又は評価損が発生し、業績に悪影響を与えるとともに、自己資本比率の低下を招く可能性があります
2信用リスク、

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3322億円109億円33.8%
FY2022/3303億円97.5億円32.2%
FY2023/3264億円49.6億円18.8%
FY2024/3233億円2.3億円1.0%
FY2025/3516億円125億円24.3%

法人税等の支払額は各期の税引前当期純利益の変動に連動しています。過去には繰延税金資産の取り崩しや税効果会計の影響により、実効税率が一時的に低下する年度がありました。現在は安定した収益確保により、一般的な税率水準での納税が続いています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
965万円
従業員数
4,581
平均年齢
45歳
平均年収従業員数前年比
当期965万円4,581-

従業員の平均年収は965万円と、地方銀行業界の中では比較的高水準にあります。長年蓄積された安定した収益基盤と、北陸・北海道という地域経済を支える金融インフラとしての重要性が、この賃金水準の背景にあると考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主58.5%
浮動株41.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関28.5%
事業法人等29.8%
官公庁0.2%
外国法人等23.2%
個人その他17%
証券会社1.3%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(14,867,000株)8.97%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(7,305,000株)4.4%
明治安田生命保険相互会社(3,395,000株)2.04%
NORTHERN TRUST CO. (AVFC) RE FIDELITY FUNDS (常任代理人香港上海銀行東京支店カストディ業務部)(3,110,000株)1.87%
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC) (常任代理人株式会社三菱UFJ銀行決済事業部)(3,022,000株)1.82%
住友生命保険相互会社(2,360,000株)1.42%
北陸電力株式会社(2,211,000株)1.33%
ほくほくフィナンシャルグループ職員持株会(2,120,000株)1.27%
JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)(2,000,000株)1.2%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,968,000株)1.18%

同社は大株主の上位を日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行といった信託口が占めており、機関投資家による安定的な保有が目立ちます。一方、北陸電力や職員持株会も上位に名を連ねており、地元企業やグループ従業員との結びつきが強い安定的な株主構成となっています。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億4,300万円
取締役8名の合計

同社は北陸銀行と北海道銀行を傘下に持ち、地域密着型の金融サービスを主軸としています。開示情報からは、人口減少や地域経済の縮小といった事業リスクを認識しつつ、DX推進やサステナビリティ関連のコンサルティング業務による収益多角化を加速させていることが読み取れます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 13名)
女性 1名(7.7% 男性 12
8%
92%
監査報酬
1億4,800万円
連結子会社数
13
設備投資額
38.0億円
平均勤続年数(従業員)
21
臨時従業員数
2773

女性役員比率は7.7%であり、多様性の面では改善の余地が残されています。連結子会社13社を擁する広域金融グループとして強固な監査体制を構築しており、大規模なグループ経営を支えるためのガバナンス機能を重視しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
金利環境の好転を追い風に計画を大幅に前倒しで進捗させており、上方修正も実施。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

第6次中期経営計画(上方修正後)
FY2025〜FY2027
連結純利益: 目標 560億円 やや遅れ (390.72億円)
69.8%
総還元性向: 目標 40%程度 やや遅れ (16.0%)
40%
ROE: 目標 7%台 順調 (5.8%)
82.8%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

経常利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2026720億円780億円+8.3%
純利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025230億円230億円0.0%
FY2024214億円214億円0.0%
FY2023205億円205億円0.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

ほくほくFGは現在「第6次中期経営計画」を推進中です。当初の計画を上回るペースで業績が推移していることから、計画初年度(2026年3月期)の連結純利益目標を560億円に引き上げるなど、大幅な上方修正を行いました。これは金利環境の変化や貸出金の堅調な推移が背景にあります。株主還元についても総還元性向40%程度を目標に掲げており、業績拡大と株主還元の両立を目指す姿勢が評価されます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。ほくほくフィナンシャルグループのTSRは、過去5年間(FY2021~FY2025)にわたり、一貫して市場平均であるTOPIXのパフォーマンスを下回る「アンダーパフォーム」という結果になっています。これは、日本の金融緩和が長期化する中で、銀行セクター全体が市場の成長から取り残されていたことが主な要因です。ただし、直近のFY2025ではTSRが285.6%と急伸しており、金利環境の変化を背景に株価が大きく見直されていることを示唆しています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+185.6%
100万円 →285.6万円
185.6万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021109.9万円+9.9万円9.9%
FY202299.4万円-0.6万円-0.6%
FY2023106.6万円+6.6万円6.6%
FY2024215.3万円+115.3万円115.3%
FY2025285.6万円+185.6万円185.6%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残717,600株
売り残49,800株
信用倍率14.41倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2026年3月期 第1四半期決算発表2025年7月下旬
2026年3月期 第2四半期決算発表2025年10月下旬

市場の評価を示すPBRは1.17倍と、多くの地銀が1倍を割れる中で解散価値を上回っており、銀行業平均(約0.6倍)と比較しても高い評価を得ています。一方で、信用取引では買い残が売り残を大幅に上回る14.41倍となっており、短期的な株価上昇後の利益確定売り圧力には注意が必要です。配当利回りは業界平均より低いものの、これは株価上昇が先行しているためであり、増配基調は続いています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
142
前月比 +15.4%
メディア数
38
日本経済新聞, 株探, 会社四季報オンライン, ニッキンONLINE, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 15%
銀行業 75社中 11位
報道のトーン
75%
好意的
20%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算40%
中期経営計画25%
M&A・事業承継20%
株主還元15%

最近の出来事

2025年5月新サービス

ほくほくコンサルティングにて地銀版M&Aサクシードの導入を開始し、地域企業のM&Aニーズに対応。

2026年2月株価最高値

業績向上への期待から上場来高値となる6,477円を記録。

2026年3月上方修正

2026年3月期の連結経常利益を780億円へ上方修正し、最高益更新を確実にした。

ほくほくフィナンシャルグループ まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 50円
安全性
注意
自己資本比率 4.0%
稼ぐ力
普通
話題性
好評
ポジティブ 75%

「『金利ある世界』の追い風を受け、北陸と北海道を地盤にM&AやDX支援で収益源の多角化を急ぐ広域地銀グループ」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

同じ業種の企業

銀行業」に分類される他の企業

免責事項:本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。 特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。 報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。 記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU