オリックス8591
ORIX CORPORATION
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたがレンタカーを借りたり、生命保険に加入したり、水族館を訪れたりする場面で、実はオリックスグループのサービスに触れているかもしれません。企業向けリースや不動産だけでなく、個人向けにも銀行・クレジット・カーシェアなど身近なサービスを幅広く展開しています。
オリックスは法人金融を祖業に、不動産、事業投資・コンセッション、環境エネルギー、保険、銀行・クレジット、輸送機器、海外金融・アセットマネジメントまで10セグメントの多角的ポートフォリオを構築する多角化金融大手です。2026/03期は営業収益3兆3,308億円(前期比+15.9%)、営業利益4,562億円(同+37.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益は4,473億円(同+27.2%)と過去最高益を達成。年間配当も156.10円へ大幅増配し、自己株式取得と合わせ株主還元を強化しています。2027/03期は純利益5,300億円(+18.5%)を目標に掲げ、事業ポートフォリオの入れ替えを通じた持続的な利益成長を目指します。
会社概要
- 業種
- その他金融業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 港区浜松町二丁目4番1号 世界貿易センタービル南館
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
金融・各種手数料、自動車や電子計測器・ICT機器のリース・レンタル。安定収益の祖業。
不動産開発・賃貸・管理、施設運営、不動産アセットマネジメント。
企業投資、空港等のコンセッション。持分法投資損益が利益を押し上げ。
国内外の再エネ・電力小売・省エネ・廃棄物処理など。売却益等で大幅増益。
生命保険。保険料収入・運用益の増加で38%増益。
銀行、消費性ローン。
航空機投資・管理、船舶関連投融資・管理・仲介。
米州の金融・投資・アセットマネジメント。減損等で減益。
グローバル株式・債券のアセットマネジメント。
アジア・豪州の金融・投資。
稼ぐ力はどのくらい?
2026/03期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2022/03期 | 10.0% | 2.2% | 12.0% |
| 2023/03期 | 8.5% | 1.9% | 12.6% |
| 2024/03期 | 9.2% | 2.1% | 12.8% |
| 2025/03期 | 8.8% | 2.1% | 11.5% |
| 2026/03期 | 10.4% | 2.5% | 13.7% |
ROEは2026/03期に10.4%へ上昇し、前中計で掲げたROE10%超を達成。営業利益率も13.7%と過去最高水準に改善しました。多角化金融としての景気耐性に加え、事業ポートフォリオの入れ替えと自己株式取得による資本効率改善が寄与。ROAは2%台前半で、レバレッジを活用する金融業として堅実な水準を維持しています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022/03期 | 2.5兆円 | 3,021億円 | 3,174億円 | 263.72円 | — |
| 2023/03期 | 2.7兆円 | 3,359億円 | 2,903億円 | 245.98円 | +6.2% |
| 2024/03期 | 2.8兆円 | 3,607億円 | 3,461億円 | 298.55円 | +5.7% |
| 2025/03期 | 2.9兆円 | 3,318億円 | 3,516億円 | 307.77円 | +2.1% |
| 2026/03期 | 3.3兆円 | 4,562億円 | 4,473億円 | 400.27円 | +15.9% |
オリックスは多角化金融大手として米国会計基準で開示しており、営業収益は2026/03期に3兆3,308億円(前期比+15.9%)へ拡大。営業利益も4,562億円(同+37.5%)と大きく伸び、親会社株主に帰属する当期純利益は4,473億円(同+27.2%)と過去最高益を更新しました。事業投資の売却益、環境エネルギーやアセットマネジメント、保険の伸長が全体を牽引。2027/03期は純利益5,300億円(+18.5%)を目標に掲げています(営業収益・営業利益は非開示のため0表記)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
その他金融業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 法人営業・メンテナンスリース | 4,878億円 | 1,007億円 | 20.7% |
| 不動産 | 5,309億円 | 785億円 | 14.8% |
| 事業投資・コンセッション | 4,420億円 | 1,256億円 | 28.4% |
| 環境エネルギー | 2,092億円 | 1,158億円 | 55.3% |
| 保険 | 6,430億円 | 1,029億円 | 16.0% |
| 銀行・クレジット | 764億円 | 272億円 | 35.6% |
| 輸送機器 | 1,300億円 | 666億円 | 51.2% |
| ORIX USA | 2,722億円 | 10億円 | 0.4% |
| ORIX Europe | 2,911億円 | 631億円 | 21.7% |
| アジア・豪州 | 2,434億円 | 512億円 | 21.1% |
オリックスは10セグメント超の多角的なポートフォリオを構築し、単一セグメントに依存しないリスク分散型のビジネスモデルが特徴です。不動産・事業投資の利益率が高く収益を牽引する一方、保険やリースが安定的な基盤を提供。金利・為替・不動産市況などのマクロリスクへのエクスポージャーが主要なリスク要因として開示されています。 セグメント収益・セグメント利益(当社株主に帰属する税引前当期純利益相当)は2026/03期決算短信の10セグメント開示に基づく(グループ計セグメント利益732,597百万円)。2026年4月1日よりセグメント区分を変更予定。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 3,300億円 | — | 3,461億円 | +4.9% |
| 2025/03期 | 3,900億円 | — | 3,516億円 | -9.8% |
| 2026/03期 | 3,900億円 | — | 4,473億円 | +14.7% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
前中計で掲げた当期純利益4,400億円は、2026/03期に純利益4,473億円を計上し達成。ROEも10.4%と目標11%に肉薄しました。事業ポートフォリオの入れ替えと自己株式取得による資本効率改善が奏功。2027/03期は純利益5,300億円を目標に、持続的な利益成長を目指しています。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2026/03期は4期連続の最高益を見込むと発表し、増配(156.10円)と機動的な自己株式取得を継続する方針を示しました。
米Hilco Tradingを買収し、米州アセットマネジメント事業を強化しました。
ガソリンスタンド領域の事業会社をTOBで子会社化し、事業ポートフォリオの拡充を進めました。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも2026/03期末時点
総資産は2026/03期に18.0兆円(前期比+7%)へ拡大し、リース・融資・投資の各事業が伸長。資金調達面では長短借入債務などの有利子負債が約6.5兆円に達しますが、これは金融事業の運転資金性格が強いものです。自己資本比率は約24.9%と銀行に比べ資本が厚く、A格相当の財務健全性を維持。BPSも着実に積み上がっています。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2022/03期 | 1.1兆円 | ▲8,088億円 | ▲3,066億円 | 2,945億円 |
| 2023/03期 | 9,131億円 | ▲1.1兆円 | 4,383億円 | ▲1,854億円 |
| 2024/03期 | 1.2兆円 | ▲1.4兆円 | ▲855億円 | ▲1,294億円 |
| 2025/03期 | 1.3兆円 | ▲1.3兆円 | 1,493億円 | ▲95.0億円 |
| 2026/03期 | 1.4兆円 | ▲1.1兆円 | ▲1,605億円 | 2,549億円 |
営業CFは毎期1兆円超を安定的に創出し、本業の収益力の高さを示します。投資CFは事業投資・リース投資により恒常的にマイナスですが、2026/03期は資産入替が進み投資CFが縮小、FCFは約2,549億円のプラスに転換しました。財務CFは増配・自己株式取得や有利子負債の調整により変動します。
この会社のガバナンスは?
取締役・執行役合計29名中、女性は3名で女性比率10.3%。監査報酬は約18億円と大企業グループに相応の規模で、グローバル事業に対応した堅固な監査体制を構築しています。臨時従業員は約19,000名を擁し、平均勤続年数16.2年と中長期でキャリアを築ける環境が整っています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 976万円 | 33,982人 | - |
平均年収は4年間で約91万円上昇し、2025/03期には976万円に到達。その他金融業界でもトップクラスの水準です。単体従業員約2,900名と少数精鋭体制で、グループ全体では約3.4万名を擁します。2025/03期は前年比+6.1%と大幅な昇給を実施し、人材への投資姿勢を鮮明にしています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
オリックスの5年TSR(株主総利回り)は273.1%と、TOPIXの213.4%を約60ポイント上回るアウトパフォーマンス。2024期にはTSR280.4%のピークを記録し、多角化による過去最高益の連続更新と配当・自社株買いへの還元方針の明確化が海外機関投資家からも高く評価された結果です。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2021/03期 | 78円 | 50.1% |
| 2022/03期 | 85.6円 | 33.0% |
| 2023/03期 | 85.6円 | 37.0% |
| 2024/03期 | 98.6円 | 33.0% |
| 2025/03期 | 120.01円 | 39.0% |
| 2026/03期 | 156.1円 | 39.0% |
| 2027/03期(予想) | 187.36円 | 39.0% |
2024年3月権利分をもって株主優待制度は廃止されました。現在は配当による直接還元へシフトしています。
2025/03期の120.01円から2026/03期は156.10円へ大幅増配し、2027/03期は187.36円を予想。配当方針は「配当性向39%もしくは下限額のいずれか高い方」を掲げ、加えて機動的な自己株式取得による還元も実施しています。株主優待は2024年3月権利分で廃止し、配当と自社株買いによる直接還元へ明確にシフト。過去最高益の更新とともに、株主還元水準も着実に切り上がっています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 149.6万円 | 49.6万円 | 49.6% |
| 2022期 | 200.8万円 | 100.8万円 | 100.8% |
| 2023期 | 186.5万円 | 86.5万円 | 86.5% |
| 2024期 | 280.4万円 | 180.4万円 | 180.4% |
| 2025期 | 273.1万円 | 173.1万円 | 173.1% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
時価総額約7兆円超を誇る国内有数の多角化金融大手で、その他金融業の中でもプレミアム評価を受けています。2026/03期は過去最高益を更新し、増配(156.10円)と機動的な自己株式取得による積極的な株主還元姿勢が中長期での株価下支え要因です。多角化による景気耐性の強さも評価ポイントです。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2022/03期 | 5,094億円 | 1,866億円 | 36.6% |
| 2023/03期 | 3,922億円 | 952億円 | 24.3% |
| 2024/03期 | 4,700億円 | 1,314億円 | 28.0% |
| 2025/03期 | 4,805億円 | 1,288億円 | 26.8% |
| 2026/03期 | 6,914億円 | 2,331億円 | 33.7% |
オリックスは国内外で多角的な事業を展開しており、各地域の税法に基づき法人税を納税しています。2026/03期の税引前当期純利益は6,914億円と過去最高水準で、法人所得税等は2,331億円・実効税率は約33.7%でした。米国会計基準のため税引前当期純利益から当期純利益(非支配持分含む)を控除して算出しており、連結ベースでグループ各社の所在地に応じた実効税率(直近5期で約24〜37%)が適用される構造です。税務コンプライアンスを重視した適正な税務報告を行っています。
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オリックス まとめ
リースを起点に多角化を極め、過去最高益を更新し続ける多角化金融大手
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