ジェイリース
J-LEASE CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月28日
暮らしとビジネスの『安心』を保証する、社会インフラ企業
私たちは、保証サービスを通じて、お客様の未来を切り拓くパートナーとなり、誰もが安心して挑戦できる社会を実現します。
この会社ってなに?
あなたがアパートやマンションを借りるとき、保証人が見つからなくて困った経験はありませんか?ジェイリースは、そんな時にあなたの「連帯保証人」になってくれる会社です。物件を借りる際に不動産会社から「保証会社の利用が必須です」と言われたら、その裏側でジェイリースのような会社が活躍しているかもしれません。彼らは家賃の支払いを保証することで、大家さんが安心して物件を貸し出せるようにし、私たちがスムーズに新しい生活を始められる手助けをしています。最近では、病院での医療費支払いの保証など、暮らしの様々な「もしも」を支えるサービスにも力を入れています。
ジェイリースはFY2025決算で売上高172.7億円(前期比30.6%増)、営業利益31.02億円(同19.0%増)と力強い成長を継続しています。主力の家賃債務保証事業が全国の拠点網を活かして安定的に収益を牽引。近年は医療費保証やDX関連サービスにも進出し、三菱地所との提携によるスマートホームサービス拡販など、保証事業で培った顧客基盤をテコにした多角化戦略で新たな収益源の構築を急いでいます。
会社概要
- 業種
- その他金融業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都新宿区西新宿6丁目22番1号 新宿スクエアタワー2階
- 公式
- www.j-lease.jp
社長プロフィール

私たちは創業以来「社会の公器として、公平・公正な事業活動を実践し、社会に貢献する」という経営理念のもと、賃料債務保証を中心に社会が抱える様々な課題解決に挑戦してまいりました。変化の激しい時代においても社会からの期待と信頼に応え、多様なニーズに対応した保証サービスを提供し続けることで、すべてのステークホルダーの皆様と共に持続的な成長を目指します。
この会社のストーリー
創業者の中野一巳氏が、地域社会の課題解決を目指し大分県でジェイリースを設立。賃貸住宅の家賃債務保証事業をスタートさせた。
創業から約12年で東証マザーズへの上場を果たす。公開価格3,100円に対し初値は4,170円と市場から高い期待を集めた。
新型コロナウイルスの影響で株価が一時196円まで下落するも、社会のセーフティネットとしての役割が再認識され、業績と共に株価も力強く回復。
市場再編に伴い、最上位市場であるプライム市場へ移行。日本を代表する企業の一つとして、さらなる成長と社会的責任を担うステージへ進んだ。
医療費保証や養育費保証など新たな保証領域へ進出。K-net社を買収するなど、M&Aも活用し事業ポートフォリオを積極的に拡大している。
優れた業績と成長性が国際的に評価され、昨年に続き「Forbes Asia's 200 Best Under A Billion」に選出される快挙を達成した。
三菱地所のスマートホームサービス「HOMETACT」の販売代理店契約を締結。保証事業で築いたネットワークを活かし、新たな事業領域へ挑戦する。
注目ポイント
主力の家賃債務保証事業はストック型の収益モデルで、安定した成長を継続。2026年3月期第3四半期決算では売上高が前年同期比28.9%増と好調を維持しています。
家賃保証に留まらず、医療費保証や養育費保証など、社会が抱える様々な課題を解決する新しい保証サービスを次々と展開。事業を通じて社会に貢献しています。
業績拡大に伴い、増配を積極的に実施。2024年3月期には4期連続となる増配を発表するなど、株主への利益還元に前向きな姿勢が魅力です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 2.5円 | 8.0% |
| FY2022/3 | 20円 | 26.5% |
| FY2023/3 | 30円 | 32.0% |
| FY2025/3 | 22.5円 | 38.4% |
| 権利確定月 | 3月 |
同社は成長への投資を優先しつつも、株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけ、配当性向30%を目標水準として安定配当を目指しています。業績の飛躍的な成長に合わせて1株当たり配当金も引き上げており、株主還元への意欲は高いです。今後も利益成長に応じた適時適切な還元が期待される方針です。
同業比較(収益性)
その他金融業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
ジェイリースは、賃貸住宅や事業物件を対象とした家賃債務保証事業を主軸に、高い売上成長を継続させています。FY2021/3からFY2025/3にかけて売上高は76億円から172億円超へと倍増しており、地方圏への積極的な出店と与信管理体制の強化が奏功しました。FY2026/3も引き続き、主力の保証関連事業が順調に推移し、増収増益を見込む強固な成長軌道を描いています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 45.8% | 6.8% | 12.4% |
| FY2022/3 | 56.5% | 15.2% | 21.5% |
| FY2023/3 | 48.2% | 17.1% | 22.5% |
| FY2024/3 | 38.7% | 15.4% | 19.7% |
| FY2025/3 | 35.3% | 13.4% | 18.0% |
同社は効率的な事業運営により高い営業利益率を維持しており、営業利益はFY2021/3の約9億円から直近では31億円規模まで拡大しました。ROEも高い水準で推移してきましたが、近年の株主資本の積み増しに伴い、適正な資本効率化が進行しています。効率的な債権管理AIの導入など、オペレーションの高度化が収益性向上に大きく寄与しています。
財務は安全?
財務基盤については、事業拡大に伴う資産規模の増大に合わせて自己資本を計画的に蓄積しており、強固な財務体質への改善が進んでいます。FY2024/3以降は成長投資のための有利子負債が増加傾向にありますが、純資産の成長がそれを上回るスピードで進んでおり、健全性は保たれています。今後は成長と財務健全性のバランスを維持しながら、さらなる市場シェアの拡大が期待されます。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 8.5億円 | -1.2億円 | -6.0億円 | 7.2億円 |
| FY2022/3 | 13.4億円 | -2.9億円 | -11.3億円 | 10.5億円 |
| FY2023/3 | 15.6億円 | -1.5億円 | -12.3億円 | 14.1億円 |
| FY2024/3 | 13.6億円 | -3.5億円 | -7.8億円 | 10.2億円 |
| FY2025/3 | 20.6億円 | -12.8億円 | 1.4億円 | 7.8億円 |
本業の稼ぐ力を示す営業キャッシュフローは、事業規模の拡大を背景に継続して20億円規模の黒字を確保しています。投資キャッシュフローについては、成長戦略の一環として企業買収(M&A)や設備投資を積極的に実施したことでマイナス幅が拡大しました。強固な営業CFを原資として、成長に向けた戦略的投資を継続的に実施する循環が確立されています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 9.1億円 | 3.6億円 | 39.4% |
| FY2022/3 | 19.5億円 | 6.1億円 | 31.1% |
| FY2023/3 | 24.6億円 | 8.0億円 | 32.4% |
| FY2024/3 | 26.1億円 | 8.2億円 | 31.5% |
| FY2025/3 | 31.0億円 | 10.1億円 | 32.5% |
各期の法人税等の負担額は、税引前利益の着実な増加に比例して拡大しており、公的責任を適切に果たしています。実効税率は概ね30%台前半で安定しており、大きな乖離は生じていません。利益成長に伴い、今後も安定的な納税を通じた社会貢献が継続される見通しです。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 561万円 | 508人 | - |
従業員の平均年収は561万円となっており、近年の業績拡大に伴い着実な向上傾向にあります。家賃債務保証という安定的なストック収益ビジネスを展開しているため、業界内でも標準的かつ競争力のある給与水準を維持できています。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はJLホールディングス。
筆頭株主であるJLホールディングス株式会社が23.7%の株式を保有しており、創業家による安定的な経営権の保持がうかがえます。加えて、信託銀行などの機関投資家が一定割合を保有していますが、市場の浮動株比率は限定的であり、支配株主の影響力が強い構成となっています。
会社の公式開示情報
役員報酬
主力の家賃債務保証事業が売上の大半を占め、新規保証料および更新保証料による安定した収益基盤が強みです。一方で、不動産市場の需給変動や審査リスクによる債権回収リスクが主要な事業リスクとして挙げられています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は7.0%であり、多様性の確保に向けた取り組みが継続されています。連結子会社4社を擁しつつ、監査等委員会設置会社として適切な監査体制とガバナンス機能の強化を推進し、上場企業としての透明性を高めています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 162億円 | — | 173億円 | +6.5% |
| FY2024 | 125億円 | — | 132億円 | +6.1% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 28億円 | — | 31億円 | +10.4% |
| FY2024 | 26億円 | — | 26億円 | +0.2% |
| FY2023 | 22億円 | — | 25億円 | +12.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
ジェイリースはFY2028年3月期を最終年度とする中期経営計画を推進中です。目標は売上高210億円、営業利益35億円と、FY2025実績に対してそれぞれ21.6%、12.8%の成長を目指す野心的な計画です。過去の業績予想を振り返ると、期初予想を上回って着地する傾向が強く、経営陣の計画達成能力は高いと評価できます。主力の家賃保証事業の安定成長に加え、M&Aや新規事業が計画達成の鍵を握ります。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
ジェイリースは、FY2021からFY2025までの5年間、TSR(株主総利回り)でTOPIXを一貫して大幅にアウトパフォームしています。FY2025には自社TSRが1344.6%に達し、同期間のTOPIX(213.4%)を圧倒しました。この背景には、安定した業績拡大に伴う株価上昇と、積極的な増配による株主還元強化の両輪があります。株価と配当の両面で株主価値を創出してきた実績は、経営効率の高さを明確に示しています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 354.5万円 | +254.5万円 | 254.5% |
| FY2022 | 765.2万円 | +665.2万円 | 665.2% |
| FY2023 | 964.8万円 | +864.8万円 | 864.8% |
| FY2024 | 1186.7万円 | +1086.7万円 | 1086.7% |
| FY2025 | 1344.6万円 | +1244.6万円 | 1244.6% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
同業他社比較では、PERは10.1倍と業界平均(約15倍)より割安な水準にあります。一方で、PBRは3.87倍と資本効率の高さが評価されています。信用倍率は5.51倍とやや高く、将来の売り圧力には注意が必要ですが、成長性を考慮すると株価には依然として上昇余地があると見られます。まずは次回の決算発表で、中期経営計画の進捗が順調であることを確認したいところです。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
三菱地所と連携し、スマートホームサービス「HOMETACT」の販売代理店契約を締結。
ジャパン少額短期保険株式会社との業務提携を発表し、保証関連事業のサービス拡充を図る。
4期連続の増配を発表し、年間配当額を80円へ引き上げる株主還元策を強化。
最新ニュース
ジェイリース まとめ
ひとめ診断
「『大家さんの不安』をビジネスに、全国展開とDXで成長を加速させる賃貸保証のガリバー」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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