東和銀行8558
THE TOWA BANK,LTD.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが群馬県や埼玉県でマイホームの夢を叶えるために住宅ローンを組んだり、お子さんの教育資金を準備したりするとき、東和銀行がその相談に乗ってくれるかもしれません。また、普段あなたが利用する地元の商店や中小企業も、事業を拡大したり、新しい商品を開発したりするために東和銀行から融資を受けています。このように、東和銀行は地域の人々の暮らしやビジネスに深く関わり、地域経済の血液ともいえるお金の流れを円滑にすることで、街の活気を支えている銀行です。
群馬県を地盤とする第二地銀。2025年3月期は純利益45.20億円と好調だったが、2026年3月期は一転して260億円の最終赤字を見込む。これは保有する有価証券の含み損を一括処理し、財務体質の健全化を図るための戦略的な赤字計上で、経営陣は翌期以降の「V字回復」を明言している。本業の貸出金・預金は堅調で、SBIホールディングスとの資本業務提携を通じて次世代バンキングシステムを導入するなど、DXによる収益力強化を急いでいる。
会社概要
- 業種
- 銀行業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 群馬県前橋市本町二丁目12番6号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
FY2025/3実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 3.0% | 0.1% | - |
| 2025/03期 | 4.3% | 0.2% | - |
| 3Q FY2026/3 | 3.0%(累計) | 0.1%(累計) | - |
当行の収益性は、貸出金利息などの資金利益が主軸となる銀行業特有の構造となっており、低金利環境下での収益確保が常に課題です。2025年3月期には純利益率の向上も見られましたが、有価証券関連損益の変動が最終利益を大きく左右する側面があります。今後はDXによる業務効率化やコンサル手数料の拡大を通じて、持続的な収益基盤の構築が重要となります。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 341億円 | — | 35.3億円 | 89.8円 | — |
| 2025/03期 | 378億円 | — | 45.2億円 | 122.4円 | +10.8% |
東和銀行の業績は、2025年3月期には純利益が約45億円に達し増収増益を達成しましたが、2026年3月期は一転して大規模な最終赤字に転落する見通しです。これは、保有する有価証券の含み損を一括処理することによる影響が大きく、経営陣は次期以降のV字回復を目指しています。今後は、SBIグループとの連携を通じた次世代バンキングシステムの導入や、コンサルティング業務の強化により収益構造の改善を図る方針です。 【3Q 2026/03期実績】売上313億円(前年同期比22.2%)、純利益35億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
銀行業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
主な事業は銀行業で、貸出金や預金業務が柱です。SBIホールディングスと提携した次世代バンキングシステムの導入など、経営効率化とデジタル変革を推進する一方、有価証券の含み損処理等に伴う業績変動がリスク要因となっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2026 予想(予想) | 35億円 | △260億円 | — | 大幅未達 |
| 2025期 | 未公表 | — | 45.2億円 | N/A |
| 2024期 | 未公表 | — | 35.3億円 | N/A |
| 2023期 | 未公表 | — | 40.9億円 | N/A |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2024年5月に策定した中期経営計画「TOWA Future Plan I」では、2027期にコア業務純益63億円を目標に掲げています。しかし、計画開始初年度の2026期に保有有価証券の含み損を一括処理するため、260億円という大規模な最終赤字を計上する見込みとなりました。これは将来の金利変動リスクを低減し、財務基盤を強化するための「膿出し」であり、経営陣は翌期以降のV字回復を強調しています。計画の数値目標達成は困難になりましたが、SBIとの提携によるDX推進など、将来に向けた施策は進行中です。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
SBIホールディングスとの資本提携に基づき、次世代バンキングシステムの採用を決定しました。
第3四半期累計の連結経常利益が前年同期比15.4%増の34.9億円と着実な成長を示しました。
有価証券の含み損処理等により、2026年3月期の純損益を260億円の赤字へ大幅に下方修正しました。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q FY2026/3末時点
総資産は約2.4兆円規模を維持していますが、自己資本比率は4%を下回る水準で推移しており、財務の健全性は銀行として保守的な水準にあります。2025年3月期には純資産が約911億円まで低下しており、有価証券の含み損処理などが自己資本に与える影響が注視されます。2024年に公的資金を完済したことは経営の自由度を高めましたが、今後は資本の充実とリスク管理のバランスが一段と求められます。 【3Q 2026/03期】総資産2.4兆円、純資産880億円、自己資本比率4.8%。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 1,782億円 | ▲334億円 | ▲18.5億円 | 1,448億円 |
| 2022/03期 | 50.0億円 | ▲109億円 | ▲13.0億円 | ▲59.2億円 |
| 2023/03期 | ▲2,094億円 | 224億円 | ▲11.2億円 | ▲1,870億円 |
| 2024/03期 | 9.4億円 | 74.3億円 | ▲11.2億円 | 83.7億円 |
| 2025/03期 | ▲159億円 | 61.6億円 | ▲180億円 | ▲97.4億円 |
銀行の営業キャッシュフローは預金や貸出などの資金運用状況に大きく左右され、毎期の変動が激しい傾向にあります。特に2023年3月期や2025年3月期のようなマイナス局面は、債券運用や資金繰り調整に伴う一時的な流出が要因です。投資活動によるキャッシュフローは有価証券の売買により推移しており、財務活動は配当支払いや自己株式取得に伴う支出が定常的に発生しています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は16.7%と一定の多様性を確保しており、監査体制の強化も進めています。2024年に公的資金を完済し、SBIグループとの戦略的提携を通じて、ガバナンスと経営基盤の抜本的な再構築を図っている段階です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 603万円 | 1,232人 | - |
平均年収は約603万円であり、地域金融機関として安定した水準を維持しています。近年はDX推進や業務効率化を進める中で、専門人材の確保に向けた処遇改善の動きも見られます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫してTOPIXのパフォーマンスを下回っており、株主価値創造の面で課題を抱えています。特に金利上昇局面での有価証券ポートフォリオ管理がうまく機能せず、株価が伸び悩んだことが主な要因です。2026年3月期に予定している含み損の一括処理は、この状況を打開し、将来のTSR向上を目指すための重要な一歩と位置づけられています。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 2円 | 9.6% |
| 2017/03期 | 3円 | 13.7% |
| 2019/03期 | 40円 | 32.1% |
| 2020/03期 | 40円 | 54.7% |
| 2021/03期 | 30円 | 48.1% |
| 2022/03期 | 25円 | 59.5% |
| 2023/03期 | 25円 | 23.7% |
| 2024/03期 | 35円 | 39.0% |
| 2025/03期 | 35円 | 28.6% |
現在、株主優待制度は実施していません。
配当方針として、株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけています。業績に応じて安定的な配当を目指しており、近年の年間配当金は35円を維持するなど株主還元を重視する姿勢を示しています。今後の配当は、将来の業績回復と資本政策の進捗を勘案して決定される見通しです。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 114.1万円 | 14.1万円 | 14.1% |
| 2022期 | 94.4万円 | ▲5.6万円 | -5.6% |
| 2023期 | 99.2万円 | ▲0.8万円 | -0.8% |
| 2024期 | 132.4万円 | 32.4万円 | 32.4% |
| 2025期 | 121.7万円 | 21.7万円 | 21.7% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER・PBRともに業界平均を下回っており、株価は割安な水準にあると評価できます。これは、2026年3月期の最終赤字見通しが嫌気されていることが主な要因と考えられます。信用倍率は1.74倍と比較的落ち着いており、需給バランスは安定しています。今後の決算でV字回復の兆しが見えれば、割安感が再評価される可能性があります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 40.9億円 | 16.0億円 | 39.0% |
| 2022/03期 | 37.1億円 | 19.7億円 | 53.0% |
| 2023/03期 | 39.9億円 | 0円 | 0.0% |
| 2024/03期 | 43.4億円 | 8.1億円 | 18.6% |
| 2025/03期 | 63.9億円 | 18.7億円 | 29.3% |
法人税等の支払額は各期の税引前利益に連動していますが、税効果会計や繰越欠損金の活用、特定項目の損金算入状況によって実効税率が大きく変動しています。2023年3月期のように税負担が実質ゼロとなる年度もあり、当行の特殊な会計処理状況が反映されています。今後、業績が回復期に入るにつれ、法定実効税率に近い水準で納税額が安定していく見込みです。
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東和銀行 まとめ
「有価証券の含み損を一括処理し、SBIとの提携をテコにV字回復を狙う群馬地盤の第二地銀」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。