8558プライム

東和銀行

THE TOWA BANK,LTD.

最終更新日: 2026年3月29日

BPS245.2円
自己資本比率3.7%
FY2025/3 有報データ

群馬から未来へ、地域と共に挑戦するデジタルバンク

お客様・地域社会・株主・従業員から『いちばん最初に相談される銀行』『いちばん身近な銀行』として信頼される存在を目指します。

この会社ってなに?

あなたが群馬県や埼玉県でマイホームの夢を叶えるために住宅ローンを組んだり、お子さんの教育資金を準備したりするとき、東和銀行がその相談に乗ってくれるかもしれません。また、普段あなたが利用する地元の商店や中小企業も、事業を拡大したり、新しい商品を開発したりするために東和銀行から融資を受けています。このように、東和銀行は地域の人々の暮らしやビジネスに深く関わり、地域経済の血液ともいえるお金の流れを円滑にすることで、街の活気を支えている銀行です。

群馬県を地盤とする第二地銀。2025年3月期は純利益45.20億円と好調だったが、2026年3月期は一転して260億円の最終赤字を見込む。これは保有する有価証券の含み損を一括処理し、財務体質の健全化を図るための戦略的な赤字計上で、経営陣は翌期以降の「V字回復」を明言している。本業の貸出金・預金は堅調で、SBIホールディングスとの資本業務提携を通じて次世代バンキングシステムを導入するなど、DXによる収益力強化を急いでいる。

銀行業プライム市場

会社概要

業種
銀行業
決算期
3月
本社
群馬県前橋市本町二丁目12番6号
公式
www.towabank.co.jp

社長プロフィール

江原 洋
代表取締役頭取
挑戦者
経営責任を明確にし、役職員一丸となってお客様応援活動を強化・深化させることで、必ずやV字回復を成し遂げます。地域社会の発展に貢献し、皆さまの期待に応えてまいります。

この会社のストーリー

1917
群馬大同銀行として創業

群馬県前橋市に設立。地域の産業振興と経済発展を支える金融機関として、100年以上にわたる歴史の第一歩を踏み出しました。

1989
「東和銀行」へ商号変更

普通銀行への転換に伴い、「東和銀行」に商号を変更。新たなブランドイメージのもと、より広範な金融サービスの提供を開始しました。

1990
東京証券取引所に上場

東京証券取引所市場第二部に上場(現在はプライム市場)。企業としての社会的信頼性を高め、さらなる成長に向けた経営基盤を確立しました。

2020
SBIホールディングスとの資本業務提携

デジタル化の加速とサービス拡充を目指し、SBIホールディングスと資本業務提携を締結。地方創生への貢献を強化する大きな転換点を迎えました。

2024
公的資金の完済

長年の経営課題であった公的資金を完済し、経営の健全性を回復。株主還元の拡充や新たな成長戦略への投資が可能となりました。

2025
SBIの次世代バンキングシステム採用を決定

SBIグループと共同開発したクラウドベースの次世代勘定系システム導入を決定。2029年の稼働を目指し、DXを抜本的に推進します。

2026
未来への布石となる財務体質改善

有価証券の含み損を一括処理し、一時的に最終赤字となるも、将来の金利変動リスクに備える強固な財務基盤を構築。来期のV字回復を目指します。

2027
新中期経営計画によるV字回復へ

新中期経営計画「TOWA Future Plan Ⅰ」を始動。お客様応援活動を深化させ、2027年3月期にはコア業務純益63億円を目標に掲げ、持続的成長を目指します。

注目ポイント

SBIとの提携で拓く未来

SBIホールディングスとの資本業務提携により、最新の金融テクノロジーを導入。2029年には次世代バンキングシステムへ移行し、地域にいながら最先端の金融サービスを提供します。

健全な財務でV字回復へ

2024年に公的資金を完済し、経営の自由度を確保。一時的な赤字を乗り越え、強固な財務基盤を構築したことで、来期以降のV字回復と持続的な成長が期待されます。

安定した株主還元

公的資金完済を機に株主還元を強化。2025年3月期は年間35円の配当を維持するなど、厳しい環境下でも安定した配当を継続する株主重視の姿勢が魅力です。

サービスの実績は?

24,805億円
預金残高
2024年3月末時点
+2.9% YoY
19,203億円
貸出金残高
2024年3月末時点
+2.0% YoY
35
1株当たり配当金
FY2025予想
±0% YoY
1,229
従業員数
2024年3月時点
+0.5% YoY
10.8%
売上高成長率
FY2025予想
前期比+9.0pt

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 35円
安全性
注意
自己資本比率 3.7%
稼ぐ力
普通
話題性
不評
ポジティブ 30%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
35
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2021/33048.1%
FY2022/32559.5%
FY2023/32523.7%
FY2024/33539.0%
FY2025/33528.6%
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

配当方針として、株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけています。業績に応じて安定的な配当を目指しており、近年の年間配当金は35円を維持するなど株主還元を重視する姿勢を示しています。今後の配当は、将来の業績回復と資本政策の進捗を勘案して決定される見通しです。

同業比較(収益性)

銀行業の同業他社平均と比べると…

ROE
この会社: N/A業界平均: 7.7%
営業利益率
この会社: N/A業界平均: 100.0%
自己資本比率下回る
この会社
3.7%
業界平均
4.9%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3369億円
FY2023/3335億円
FY2024/3341億円
FY2025/3378億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/30円
FY2025/30円

東和銀行の業績は、2025年3月期には純利益が約45億円に達し増収増益を達成しましたが、2026年3月期は一転して大規模な最終赤字に転落する見通しです。これは、保有する有価証券の含み損を一括処理することによる影響が大きく、経営陣は次期以降のV字回復を目指しています。今後は、SBIグループとの連携を通じた次世代バンキングシステムの導入や、コンサルティング業務の強化により収益構造の改善を図る方針です。

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率3.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
2,125億円
会社の純資産
912億円

総資産は約2.4兆円規模を維持していますが、自己資本比率は4%を下回る水準で推移しており、財務の健全性は銀行として保守的な水準にあります。2025年3月期には純資産が約911億円まで低下しており、有価証券の含み損処理などが自己資本に与える影響が注視されます。2024年に公的資金を完済したことは経営の自由度を高めましたが、今後は資本の充実とリスク管理のバランスが一段と求められます。

お金の流れは?

本業で稼げていません
本業で稼いだお金
-159億円
営業CF
投資に使ったお金
+61.6億円
投資CF
借入・返済など
-180億円
財務CF
手元に残ったお金
-97.4億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/31,782億円-334億円-18.5億円1,448億円
FY2022/350.0億円-109億円-13.0億円-59.2億円
FY2023/3-2,094億円224億円-11.2億円-1,870億円
FY2024/39.4億円74.3億円-11.2億円83.7億円
FY2025/3-159億円61.6億円-180億円-97.4億円

銀行の営業キャッシュフローは預金や貸出などの資金運用状況に大きく左右され、毎期の変動が激しい傾向にあります。特に2023年3月期や2025年3月期のようなマイナス局面は、債券運用や資金繰り調整に伴う一時的な流出が要因です。投資活動によるキャッシュフローは有価証券の売買により推移しており、財務活動は配当支払いや自己株式取得に伴う支出が定常的に発生しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1信用リスク、
2流動性リスク 当行は、安定的に資金繰りを行うために資金の運用・調達を管理しておりますが、内外の経済情勢や市場環境が大きく変化した場合、当行の資金繰りに影響を及ぼし、通常より著しく不利な条件での資金調達を余儀なくされる可能性があり、その場合、当行の業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります
3レピュテーショナルリスク 地域、お取引先、投資家、報道機関、インターネットなどで、事実と異なる風説や風評により評判が悪化した場合、また、不適切な業務運営等が明るみに出ることにより当行に対する信頼が低下し業務運営に支障をきたした場合、社会的信用の失墜などによって当行の業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります
4繰延税金資産に係わるリスク 我が国の会計基準に基づき、一定の条件の下で、将来における税金負担額の軽減効果として繰延税金資産を貸借対照表に計上することが認められております
5格付低下のリスク 当行では、外部格付機関による格付を取得しております

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/340.9億円16.0億円39.0%
FY2022/337.1億円19.7億円53.0%
FY2023/339.9億円0円0.0%
FY2024/343.4億円8.1億円18.6%
FY2025/363.9億円18.7億円29.3%

法人税等の支払額は各期の税引前利益に連動していますが、税効果会計や繰越欠損金の活用、特定項目の損金算入状況によって実効税率が大きく変動しています。2023年3月期のように税負担が実質ゼロとなる年度もあり、当行の特殊な会計処理状況が反映されています。今後、業績が回復期に入るにつれ、法定実効税率に近い水準で納税額が安定していく見込みです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
603万円
従業員数
1,232
平均年齢
41歳
平均年収従業員数前年比
当期603万円1,232-

平均年収は約603万円であり、地域金融機関として安定した水準を維持しています。近年はDX推進や業務効率化を進める中で、専門人材の確保に向けた処遇改善の動きも見られます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主51.2%
浮動株48.8%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関24%
事業法人等27.1%
外国法人等9.6%
個人その他37.1%
証券会社2.1%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。

日本マスタートラスト 信託銀行株式会社(信託口)(4,522,000株)12.3%
株式会社日本カストディ銀行 (信託口)(2,731,000株)7.43%
東和銀行従業員持株会(962,000株)2.61%
JP MORGAN CHASE  BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部)(474,000株)1.29%
社会福祉法人広聖会(421,000株)1.14%
関東建設工業株式会社(411,000株)1.11%
株式会社群馬銀行(394,000株)1.07%
SBI地銀ホールディングス株式会社(371,000株)1.01%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部)(370,000株)1%
野村信託銀行株式会社(投信口)(351,000株)0.95%

主要株主は日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行などの信託口が上位を占め、機関投資家による保有が中心です。事業会社や地銀、従業員持株会も名を連ねており、安定株主の形成が図られています。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億2,600万円
取締役5名の合計

主な事業は銀行業で、貸出金や預金業務が柱です。SBIホールディングスと提携した次世代バンキングシステムの導入など、経営効率化とデジタル変革を推進する一方、有価証券の含み損処理等に伴う業績変動がリスク要因となっています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 12名)
女性 2名(16.7% 男性 10
17%
83%
監査報酬
7,400万円
連結子会社数
2
設備投資額
26.2億円
平均勤続年数(従業員)
17.4
臨時従業員数
481

女性役員比率は16.7%と一定の多様性を確保しており、監査体制の強化も進めています。2024年に公的資金を完済し、SBIグループとの戦略的提携を通じて、ガバナンスと経営基盤の抜本的な再構築を図っている段階です。

会社の計画は順調?

C
総合評価
有価証券の含み損処理で最終赤字へ転落。計画の前提が大きく崩れた形。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画「TOWA Future Plan I」
FY2025~FY2027
コア業務純益: 目標 63億円 順調 (45.2億円)
71.7%
当期純利益: 目標 45億円 順調 (45.2億円)
100.4%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

純利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2026 予想35億円△260億円大幅未達
FY2025未公表45億円N/A
FY2024未公表35億円N/A
FY2023未公表41億円N/A

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2024年5月に策定した中期経営計画「TOWA Future Plan I」では、FY2027にコア業務純益63億円を目標に掲げています。しかし、計画開始初年度のFY2026に保有有価証券の含み損を一括処理するため、260億円という大規模な最終赤字を計上する見込みとなりました。これは将来の金利変動リスクを低減し、財務基盤を強化するための「膿出し」であり、経営陣は翌期以降のV字回復を強調しています。計画の数値目標達成は困難になりましたが、SBIとの提携によるDX推進など、将来に向けた施策は進行中です。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫してTOPIXのパフォーマンスを下回っており、株主価値創造の面で課題を抱えています。特に金利上昇局面での有価証券ポートフォリオ管理がうまく機能せず、株価が伸び悩んだことが主な要因です。2026年3月期に予定している含み損の一括処理は、この状況を打開し、将来のTSR向上を目指すための重要な一歩と位置づけられています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+21.7%
100万円 →121.7万円
21.7万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021114.1万円+14.1万円14.1%
FY202294.4万円-5.6万円-5.6%
FY202399.2万円-0.8万円-0.8%
FY2024132.4万円+32.4万円32.4%
FY2025121.7万円+21.7万円21.7%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残438,500株
売り残252,200株
信用倍率1.74倍
2026年3月20日時点
今後の予定
2026年3月期 通期決算発表2026年5月中旬
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬

PER・PBRともに業界平均を下回っており、株価は割安な水準にあると評価できます。これは、2026年3月期の最終赤字見通しが嫌気されていることが主な要因と考えられます。信用倍率は1.74倍と比較的落ち着いており、需給バランスは安定しています。今後の決算でV字回復の兆しが見えれば、割安感が再評価される可能性があります。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
18
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, ダイヤモンド・オンライン
業界内ランキング
上位 35%
銀行業 75社中 26位
報道のトーン
30%
好意的
20%
中立
50%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績修正50%
DX・システム刷新25%
経営戦略・提携15%
その他10%

最近の出来事

2025年10月業務提携

SBIホールディングスとの資本提携に基づき、次世代バンキングシステムの採用を決定しました。

2026年2月決算好調

第3四半期累計の連結経常利益が前年同期比15.4%増の34.9億円と着実な成長を示しました。

2026年3月業績下方修正

有価証券の含み損処理等により、2026年3月期の純損益を260億円の赤字へ大幅に下方修正しました。

最新ニュース

中立
東和銀行、2026年4月1日付役員の異動および本部組織改編を発表
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東和銀行 まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 35円
安全性
注意
自己資本比率 3.7%
稼ぐ力
普通
話題性
不評
ポジティブ 30%

「有価証券の含み損を一括処理し、SBIとの提携をテコにV字回復を狙う群馬地盤の第二地銀」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU