西日本フィナンシャルホールディングス7189
Nishi-Nippon Financial Holdings,Inc.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが福岡や長崎で買い物をしたり、お給料を受け取ったりするとき、そのお金を預かっているのが西日本シティ銀行や長崎銀行かもしれません。マイホームの夢を住宅ローンで叶えたり、将来のためにNISAで資産運用を始めたりする際にも、彼らのサービスが役立っています。また、あなたが普段利用するお店や会社の多くも、事業資金の借入れや経営相談でこの銀行グループを頼りにしています。銀行という枠を超え、企業のIT化(DX)をサポートしたり、必要な機械をリースで提供したりと、地域経済を裏側から支える多様な顔を持っています。
九州を地盤とする大手地方銀行グループ。2025期の連結純利益は前期比31.4%増の309.82億円を見込むなど、本業の貸出金利息収入に加え、M&Aを通じたDX支援やリース事業など非銀行領域の収益拡大が寄与しています。中期経営計画「飛翔2026」ではROE8%以上を目標に掲げ、資本効率の改善と株主還元の強化を推進。金利上昇局面を追い風に、株価指標であるPBRは1倍回復が目前に迫っています。
会社概要
- 業種
- 銀行業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 福岡県福岡市博多区博多駅前3丁目1番1号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 4.2% | 0.2% | - |
| 2025/03期 | 5.4% | 0.2% | - |
| 3Q FY2026/3 | 6.3%(累計) | 0.2%(累計) | - |
当社は地域密着型の銀行経営を基盤とし、貸出金利息などのコア業務での収益性が安定的に推移しています。DX推進による営業効率の向上と、専門人材の育成を通じたソリューション営業の強化が、収益力の底上げに寄与しました。今後も地域経済の成長と共に、安定した高い収益性を維持していく方針です。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 1,856億円 | — | 236億円 | 167.1円 | - |
| 2025/03期 | 1,964億円 | — | 310億円 | 221.4円 | +5.8% |
当社の純利益は2021/03期の約181億円から2025/03期には約310億円へと大幅な成長を遂げており、堅調な業績推移を示しています。特に2023/03期以降は収益構造の改善が進み、金利環境の変化を追い風に利益水準を押し上げました。効率的な経営体制の構築により、直近のEPSも221.4円まで上昇し、株主価値の向上に貢献しています。 【3Q 2026/03期実績】売上1779億円(前年同期比23.5%)、純利益336億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
銀行業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
グループの主力である西日本シティ銀行を中心に、リースやシステム開発など多角的な金融サービスを提供しています。主なリスクとして経済環境の変化に伴う信用コストの増大や、DX推進に伴うシステム投資の不確実性が挙げられており、持続的な成長に向けた経営の舵取りが重要です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 285億円 | — | 310億円 | +8.7% |
| 2024期 | 220億円 | — | 236億円 | +7.2% |
| 2023期 | 245億円 | — | 261億円 | +6.4% |
| 2022期 | 230億円 | — | 242億円 | +5.4% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の中期経営計画「飛翔2026」では、最終年度(2026期)の連結純利益370億円、ROE8%以上を目標としています。2025期予想時点での純利益進捗率は83.7%と順調です。過去の業績予想は期初時点で保守的な傾向があり、結果的に超過達成を続けているため、目標達成への信頼感は高いと言えます。株主還元として総還元性向50%を掲げており、自社株買いと増配を着実に実行しています。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
傘下のシティアスコムがRenewerと生成AI活用支援での業務提携を発表。
中間決算にあわせ、株主還元方針に基づき配当予想の修正を実施。
支店システム刷新および顧客管理・営業支援システム導入に向けた投資を決定。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
総資産規模は2025/03期時点で約13兆5,824億円に達しており、地域金融機関として強固な経営基盤を構築しています。自己資本比率は4.0%台で推移し、適切なリスク管理と健全な財務体質の維持を両立させています。また、必要に応じて適切に有利子負債をコントロールすることで、将来的な成長投資に向けた財務的な柔軟性も確保しています。 【3Q 2026/03期】総資産13.5兆円、純資産6062億円、自己資本比率4.0%。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 2,431億円 | 2,044億円 | 160億円 | 387億円 |
| 2022/03期 | 1.2兆円 | 2,685億円 | 76.1億円 | 8,826億円 |
| 2023/03期 | 6,397億円 | 204億円 | 81.8億円 | 6,602億円 |
| 2024/03期 | 1,970億円 | 662億円 | 96.3億円 | 2,632億円 |
| 2025/03期 | 5,522億円 | 388億円 | 107億円 | 5,134億円 |
銀行業特有の預金・貸出金取引の影響を受け、営業キャッシュフローは年ごとに大きな変動を伴う傾向にあります。投資・財務活動によるキャッシュフローは安定的な範囲内に抑制されており、事業の本質的な資金繰りに大きな懸念はありません。一過性のキャッシュフロー変動にとらわれず、中長期的な収益拡大のための資源配分を行っています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は22.2%と上場企業平均を意識した登用が進んでおり、多様性の確保に努めています。監査等委員会設置会社として監査体制を強化し、8社の連結子会社を擁する規模感に応じたガバナンス体制を構築しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 1,063万円 | 4,184人 | - |
従業員平均年収は1,063万円と、地方銀行業界の中でも高い水準にあります。長年培われた地域金融機関としての堅実な収益基盤と、持株会社体制によるグループ全体での効率的な運営が、この手厚い処遇を支える背景にあると考えられます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。2024期以降、当社のTSRはTOPIXを大幅に上回る「アウトパフォーム」を記録しています。これは、金利正常化への期待感を背景とした銀行セクター全体の株価上昇に加え、当社の増配や自社株買いといった積極的な株主還元策が投資家に評価された結果と言えます。特に2025期はTSRが382%に達し、TOPIX(213.4%)を大きく引き離すなど、卓越したパフォーマンスを示しました。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2017/03期 | 17.5円 | 12.3% |
| 2018/03期 | 30円 | 21.8% |
| 2019/03期 | 30円 | 20.2% |
| 2020/03期 | 30円 | 22.5% |
| 2021/03期 | 30円 | 24.8% |
| 2022/03期 | 35円 | 21.3% |
| 2023/03期 | 55円 | 32.9% |
| 2025/03期 | 75円 | 33.9% |
株主優待制度は実施していません。
株主還元の基本方針として、適正な内部留保による財務体質の強化と、安定的な配当の実施を継続することを掲げています。業績の拡大に併せて配当額を着実に引き上げており、株主への利益還元姿勢を明確にしています。配当性向の目標を定めて経営の透明性を確保しつつ、長期的な視点での株主価値向上を目指します。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 89.0万円 | 11.0万円 | -11.0% |
| 2022期 | 81.9万円 | 18.1万円 | -18.1% |
| 2023期 | 101.9万円 | 1.9万円 | 1.9% |
| 2024期 | 224.6万円 | 124.6万円 | 124.6% |
| 2025期 | 382.0万円 | 282.0万円 | 282.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は73.71倍と高く、信用買い残が積み上がっている状態は、将来的な売り圧力への警戒が必要です。業界比較では、PER・PBRともに業界平均を上回っており、資本効率改善や成長性への期待が株価に織り込まれていることが示唆されます。時価総額も業界平均を大きく上回る、地方銀行のトップグループに位置しています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 268億円 | 86.8億円 | 32.4% |
| 2022/03期 | 379億円 | 136億円 | 36.0% |
| 2023/03期 | 337億円 | 74.3億円 | 22.1% |
| 2024/03期 | 356億円 | 120億円 | 33.8% |
| 2025/03期 | 455億円 | 146億円 | 32.0% |
法人税等の支払額は税引前利益の変動に連動し、概ね30%台前半の実効税率で推移しています。適正な納税を通じて地域社会のインフラ維持に貢献しつつ、連結納税制度等を活用した効率的な税務対応を継続しています。今後も業績拡大に伴い適切に納税を行うとともに、企業価値の向上を図る方針です。
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西日本フィナンシャルホールディングス まとめ
「九州経済の盟主が、DXと非銀行領域へのM&Aで再成長エンジンを点火している状態」
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